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短編 のり×真紅

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rozen-yuri

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「…時々思うわ。私のミーディアムがジュンじゃなくて貴方だったら…って…」
 のりに抱きしめられながら真紅はそんな事を漏らした。
 それを聞いたのりは少し残念そうな顔をして真紅に聞きかえす。
「…ジュン君の事嫌い? 何かあったの?」
「そういう訳じゃないわ。ジュンは大切なミーディアムよ。…ただ」
「ただ?」
「貴方がミーディアムだったら、もっとこう…堂々と愛し合えるかもしれないのにって…」
 のりの手を握り、身をもたれ掛けさせる。
「…ジュンがミーディアムである以上、私は彼の傍にいなければならない。…私はもっと貴方といたいのに…」
「真紅ちゃん…」
 悲しそうに目を閉じる真紅を、のりはそっと抱きしめた。
 その温かい感覚に真紅の胸のつっかえが少しずつ取れるような気がした。
「…私は、真紅ちゃんのことを愛してるわ。貴方も、私のこと愛してくれてるよね?」
「…当然じゃない」
「じゃあいいじゃない。愛し合ってるんだから、ジュン君がミーディアムでも」
「のり…」
「それとも、ミーディアムと恋人は同じ人でなければならないの?」
「そんな事無いわ」
「でしょう? ミーディアムはミーディアム。恋人は恋人、それで良いじゃない」
「…うん…」
「…まぁ、私はジュン君よりも真紅ちゃんを愛してるって自信はあるけどね」
「…ふふ、私も同じよ」
 そう言ってお互いに笑い合い、のりは真紅を抱き上げてキスをした。
「愛してるわ。私の大切なのり…」
「ええ…私も愛してるわ」

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