アットウィキロゴ
ローゼンメイデン百合スレまとめ@ウィキ
掲示板 掲示板 ページ検索 ページ検索 メニュー メニュー

ローゼンメイデン百合スレまとめ@ウィキ

翠×むっつりすけべ蒼~初めての百合編~

最終更新:

rozen-yuri

- view
だれでも歓迎! 編集

 
 
生まれてから―――正式には『造られてから』今まで、ずっと一緒にいた翠星石と蒼星石
他の姉妹達は皆どこか知らない地へ行ってしまった
ひょっとしたら深い眠りについているかもしれない
誰かに薇を巻いてもらわなければ、一生目覚めることはできない眠りに――――


そんな一心同体の双子に、最近変化が見られた
翠星石が眠りに着いたのを見計らうと、蒼星石はきまってミーディアムの家の屋根の上に上り、ぼんやりとするのである
今回のミーディアムの家は田舎で、空一面には美しく星が輝く
特に何をするでもなく、じっと星を見つめているのだ
いや、その瞳の焦点も合っていないように思えた









「はあ……」

今日も翠星石が寝たのを確認してから屋根に上る
翠星石と一緒にいるのが辛い
翠星石と一緒にいると苦しい
翠星石 翠星石 翠星石…

「やっぱりおかしいよ…」

頭の中を翠星石がぐるぐるぐるぐる
朝も昼も夜も 昨日も今日も明日も

この想いを伝えてしまえれば どれほど楽になるのかな
いや、逆に今より辛くなるかもしれない



怖い


なぜ姉にこんな想いを馳せなきゃいけないんだ
考えれば考えるほど ぐるぐる

闘いよりも大事だと言ってくれた
お父様よりも大切だと言ってくれた

嬉しかった
そして怖かった

ふざけている
あの声も、顔も、肌も
髪も指も瞳も唇も―――心も―――

『全て自分のものになればいい』だなんて

でも欲しい
自分と同じであるはずなのに、自分にはない『翠星石』だけの証が
つまりは翠星石が 翠星石の全てが



「翠星石………」

伝えられない想いは、ひとつの呟きと一粒の涙に代わった










最近蒼星石の様子がおかしい
私が寝た後、こっそりどこかへ行っている
しかもそれがばれていないと思っているらしい

「翠星石もなめられたもんですぅ…」

ずっと一緒にいた蒼星石のこと、わからないわけないでしょう
大方、マスターに言えないようなことでもしちゃったんでしょう
お姉さんがこっそり着いて行って、相談にのってあげましょう
そうしましょう そうしましょう





へえ、屋根の上… 星でも見ているんですかね
ぼんやりしては溜息 ぼんやりしては溜息
これは相当大変なことをしちゃったんですかね……ふふふ


「そうせ…」
「翠星石…」

!? ばれてた!?

「うぅ…翠星石…翠星石…」

違う… 泣いて、る…?


「翠星石…苦しいよ…こんなに、好きなのに…」

「………!!??」










翠星石のことを考えるほどに熱くなる身体
指が勝手に滑る ここが特に熱い
最低なことだ 相手は姉なのに


「翠星石…好きい…」

指を埋めればあっという間に身体の力が抜ける
くたりと体を倒す ひんやりとした屋根の素材が頬に当たる

「んっ…ごめん、ね…翠星石…ぐす…ごめ…ん……」

頭の中が真っ白になったその瞬間



「蒼星石…」
「!?」


あ…  さいあくだ





そこから
あんまりおぼえてないんだけど

なぜか翠星石は泣きながら
僕に何度もキスをしたんだ


「気付いてあげられなくて…ごめんなさい」


あんなに欲しかった唇が当たる
肌が触れる 指がからむ


「すい…せ…?」
「蒼星石…私も…大好きです…」
「あ…」



二人の涙が合わさった
温かい、翠星石の涙


「蒼星石…好きですよ…」
「うそ…」
「嘘じゃねぇですぅ…」
「だって僕…翠星石で…あんなことして……」
「…いいですよ、そんなこと」
「僕…最低じゃないか」
「違うです。翠星石はそんな蒼星石も好きなんですぅ」
「翠星石………」
「蒼星石…ずっと一緒に居て?一時も離れないで?………」




ああ 望んだ声が 肌が 髪が
翠星石がそこにある

それだけで生きていけるね
だから、もう一生離れないよ


ありがとう



END

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー