アットウィキロゴ
ローゼンメイデン百合スレまとめ@ウィキ
掲示板 掲示板 ページ検索 ページ検索 メニュー メニュー

ローゼンメイデン百合スレまとめ@ウィキ

短編 薔薇水晶

最終更新:

rozen-yuri

- view
だれでも歓迎! 編集

 
 真新しい制服に身を包んだ少年少女達が、笑顔を振り撒きながら歩いていた。桜の花びらが、彼等を祝福しているように舞い踊る。

「(アリス学園……入学しちゃった…)」

 左目に眼帯をした少女が、目を輝かせながら見上げる先には、立派な校舎が建っていた。

「(……階段で助けてくれた人に、逢えるかな…?)」

 そっと目を閉じると、瞼の裏にはあの時の女性が写っていた。
 体験入学の時、階段から落ちてしまった時助けてくれた女性だ。その頃から、妙にその女性を意識していたのだ。

「(……逢って、もう一度お話がしたい。…お礼がしたい……)」
「…あらぁ?見ない顔ねぇ」
「!」

 突然声をかけられて、驚いて後ろを振り向いた。そこには長い銀髪を揺らし、真っ直ぐな紅い瞳をした女性が薔薇水晶を見つめていた。

「(……綺麗…)あ、あの……入学した…ばかりで…」
「ふぅん……新入生ねぇ。……名前は?」
「…ば…薔薇、水晶…」
「…そう、薔薇水晶…」

 自分で確かめるように名前を呟くと、長い指で薔薇水晶の顎をすくい、突然唇を奪った。

「…!?」
「ふふ、私は二年の水銀燈よぉ」

 それじゃあね、と呟くと桜の花びらに隠れて消えるように、何処かへ行ってしまった。

「………い、今のって………」
「き、君は……」

 聞き覚えのある声に思わず固まった。恐る恐る視線を向けると、階段の時の女性が顔を赤くして立っていた。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー