~コスプレえっち~
「というわけで、私、真紅と翠星石がお送りするわ」
「何で私達が選ばれるですか」
「それはタイトルにあるように私達が受だからじゃないかしら」
「そもそも受とは何ですか」
「恋愛において女側にたつ人物の総称ってとこね」
「それじゃあ、人によって受と思われる人物が違うんじゃ?」
「そうね、ただ中の人が銀紅・蒼翠が好きだからね」
「そもそも銀紅とはどう読むですか?」
「中の人は『ぎんあか』と読んでるそうよ」
「いらない豆知識でしたー」
「さて、今回のお題はコスプレえっちというわけだけど」
「『今回』って言ってるあたり、シリーズ化しようとしてますね」
「翠星石は何かコスプレえっちの経験はあるの?」
「うぉっ……言わなきゃいけませんか?」
「まぁ、『本音』対談とあるしね」
「そうですね。まぁ、多少……」
「例えば?」
「ぅっ……えぇと、メイド・ナース・猫耳・ウサ耳・婦人警官、……あと」
「まぁ、メジャー所ね」
「そういう真紅はどうなんですかぁ?」
「私もあまり変わらないわ」
「そもそもどういう流れで着たですか?」
「お風呂上がったらパジャマがなくてメイドになっていたわ。何を言っているか分からないと思うけど……」
「強引ですね。水銀燈がやりそうなことです」
「そっちは?」
「土下座されるです」
「それはそれで何か、ね……」
「一回シカトしてみたら30分も土下座しっぱなしでした」
「それはもはや恐怖ね」
「最初にやったのは何ですか?」
「…………」
「真紅?」
「……言わなきゃダメ?」
「そんなに恥ずかしいですか」
「あぅ、……」
「まぁ、本音とありますし」
「…………ナ服」
「え?」
「チャイナ服よ!」
「あぁ!私もあるですよ……ミニでしたか?それともロング?」
「ロングよ。物凄く深いスリットの入ったね」
「翠星石はミニでした」
「ミニ……?」
「はい。ミニなのにスリット入れる意味がわからんです」
「水銀燈なら暴れ出すわよ」
「どういうことです?」
「水銀燈はかなりの脚フェチでね。ミニは邪道と言うのよ」
「何でです?ミニの方が脚がよく見えるじゃないですか」
「そうね。私もそう訊ねたわ。そしたらね、」
「はい」
「あのスリットからチラリと見える肌色がそそるんだと、小一時間……どころじゃなかったけど、力説されたわ」
「ほぉ……フェチの考えることは分からんですね」
「翠星石の初めては何だったの?」
「うぇっ、……言わなきゃ、」
「本音で、以下略よ」
「メイド服です」
「王道ね」
「メイド服は何種類か着ました」
「そんなに?」
「露出目的から、ロングスカートの本格派、メイド漫画のコスプレだったりもします」
「そこまではないわね。どうやって手に入れてるの?」
「…………」
「翠星石?」
「……笑わねぇですか?」
「えぇ」
「……蒼星石の手作りです」
「………………………………ぷっ」
「今笑ったです!」
「……笑ってないわ!」
「いーや、今小さく『ぷっ』って聞こえたです!」
「笑ってなどいないわ!」
「じゃああれは何の音ですか!」
「おならよ!」
「…………その方が恥ずかしいですよ真紅」
「まぁ、笑ったことは認めるわ」
「やっぱ笑ったんじゃないですか」
「蒼星石がメイド服を作ってたら高確率で皆笑うわよ」
「そういう水銀燈はどうなんですか?」
「買ってるみたいよ」
「それはハン○とかのちゃちぃコスプレですか?」
「いえ、オーダーメイド?というのかは分からないけど通販みたいよ」
「それはまた別の意味で本格的な」
「あれで水銀燈は金持ちのお嬢様だからね。有り余ってるんでしょうよ」
「お金と性欲を持て余してるわけですね?」
「誰が上手いことを言えと」
「コスプレと言えばなんですがね」
「何?」
「その時、お互いの呼び方はどうしてるですか?」
「どういうこと?」
「ほら、例えばメイド服を着てる時は相手を『ご主人様』もしくは『お嬢様』と呼ぶとか……」
「あぁ、あるわね。そっちは?」
「あるです」
「『お嬢様』?」
「いえ、『ご主人様』でした」
「変なこだわりね」
「同意です」
「他はなんかあったの?」
「そうですね、セーラー服なら『先生』、ナースのときは患者さんっぽく『蒼星石さん』とか……」
「ナースの時、私は『先生』だったわね。医師的な意味で」
「後は、別に……」
「セーラー服とか五パターンぐらいやったわ」
「パターン?」
「先輩に無理やりとか、万引きしてしまってとか、先生との禁断の恋とか……」
「待て待て待て待て待て待て、です」
「何?」
「何ですか、その安っぽいAVにありそうなちゃっちぃ設定は」
「え、……まさか、ないの?」
「…………………普通はないかと」
「…………顔がにやけてるわよ」
「………………………………ぷっ」
「笑わないで!」
「さっきのお返しですぅ」
「何よ、何が悪いって言うの!」
「まぁ、別にいいんじゃないですかぁ?」
「口が緩んでるわよ」
「それにしても真紅が、ですかぁ」
「くどいわよ」
「どんなのやったんですか?」
「言わないわよ?」
「本音、ですぅ」
「…………さっきみたいなことよ」
「他にはなんかないですか?」
「他に、って言っても、設定がある服とない服があるわよ」
「じゃあ、メイド服なら?」
「……失敗した私にお仕置き、とか……」
「ナースは?」
「水銀燈が医者で、医療ミスの口封じとか……」
「猫耳は?」
「イタズラした私にお仕置き……」
「どれもSMの匂いしかせんです」
「うるさい!」
「まぁ、SMの話はまた今度ということで」
「今度なんかあるのかしら?」
「じゃあちょっと話を変えるです」
「そうね」
「さっき『水銀燈が医者』って言ってましたが、水銀燈もコスプレするですか?」
「そうね。私が着る場合よりは少ないけれど」
「例えば?」
「医者なら白衣、私と同じセーラー服、メガネ……はコスプレじゃないかしら?」
「メガネですか?」
「そう。あの子、実は目が悪くて普段はコンタクトだけれど、お風呂上がりとかはメガネだから」
「そうだったんですか」
「えぇ。行為の前にだいたいいつも外すんだけど時々かけっぱなしね」
「へー。あぁ、でも蒼星石もメガネかけますよ」
「あら、そうなの?」
「えぇ。まぁ、水銀燈と違って伊達ですが、ファッションの延長で」
「見たことないわ」
「ここだけの話なんですがね」
「ん?」
「メガネ、グッと来ませんか?」
「はぁ?」
「いや、知的な感じがして良くないですか?メガネって」
「んー……、特に考えたことはないけど」
「ちょっと前に蒼星石のパンツスーツにメガネスタイルを見たのですが、」
「うん」
「物凄くそそられたのですよ」
「へぇ……」
「そそられたって言うか、襲われたいって言うか、犯されたいって言うか」
「蒼星石にそれを言ったの?」
「まさか!」
「何故?」
「そんなこと言ったら、嬉々として襲ってくるです」
「いいんじゃないの?」
「違うんですよ……こう、ね」
「コスプレから話が外れていくわね」
「軌道修正するですね」
「と言っても語り切った気がするわ」
「まぁ、いいんじゃないですか?初めてでしたし」
「そうね。感想を踏まえて次回から頑張りましょう」
「ですね」
「お疲れ様」
「お疲れ様です」
終わり