――貴女と私は、よく似ている。
一般には似ているそれをツンデレと言うらしいけど、私たちはただ弱い自分を必死になって隠しているだけ。
私たちは、自分という存在を他の姉妹達という世界に刻んでいる。
私は罪によって、貴女はその優しい抱擁によって。
タイトル
「黒がかる翠の月明かり」
月明かりだけが射し込む教会で私は一人貴女を待つ。扉の開く音がした。見れば待ち焦がれたその姿。
銀「来ないのかと思ったわぁ。」
翠「あんな手紙をよこされて行かないようなヤツだとでも思ってたですか?」
銀「来ると確信してなきゃあんな手紙なんか渡さないわぁ。」
翠「・・どういう意味ですか?あの手紙。」
銀「その通りの意味よぉ。・・返してあげるわぁ、あの子の魂。」
翠「なぜですか?」
銀「嬉しくないのぉ?欲しいんでしょお?私の奪ったローザミスティカが。」
翠「オメェが素直に返してくれるはず無いですからね。」
銀「随分と私のこと信用してないのねぇ。まぁ、ただでは返さないのは当たりだけどぉ。」
翠「・・条件は?」
銀「フフッ、物分かりがいいわねぇ・・・条件はぁ、あるドールの所有権が欲しいのよぉ。」
翠「私に・・仲間を売れって言うですか!!」
銀「フッ、何で貴女に仲間を売るように頼むのよぉ。私だったら、本人に直接私のモノになれって言うわよぉ。」
翠「・・えっ!?じゃあ、まさか・・・。」
銀「翠星石、貴女が私のモノになりなさぁい。」
翠「な、なんで・・?」
銀「似たものを感じたから・・じゃあ理由にならないのぉ?」
翠「似たもの・・?」
銀「貴女なら、解るでしょお?」
翠「それだけですか?・・オメェにしちゃああいまいな理由ですぅ。」
銀「・・奪いたいの。貴女のすべてを・・・」
一般には似ているそれをツンデレと言うらしいけど、私たちはただ弱い自分を必死になって隠しているだけ。
私たちは、自分という存在を他の姉妹達という世界に刻んでいる。
私は罪によって、貴女はその優しい抱擁によって。
タイトル
「黒がかる翠の月明かり」
月明かりだけが射し込む教会で私は一人貴女を待つ。扉の開く音がした。見れば待ち焦がれたその姿。
銀「来ないのかと思ったわぁ。」
翠「あんな手紙をよこされて行かないようなヤツだとでも思ってたですか?」
銀「来ると確信してなきゃあんな手紙なんか渡さないわぁ。」
翠「・・どういう意味ですか?あの手紙。」
銀「その通りの意味よぉ。・・返してあげるわぁ、あの子の魂。」
翠「なぜですか?」
銀「嬉しくないのぉ?欲しいんでしょお?私の奪ったローザミスティカが。」
翠「オメェが素直に返してくれるはず無いですからね。」
銀「随分と私のこと信用してないのねぇ。まぁ、ただでは返さないのは当たりだけどぉ。」
翠「・・条件は?」
銀「フフッ、物分かりがいいわねぇ・・・条件はぁ、あるドールの所有権が欲しいのよぉ。」
翠「私に・・仲間を売れって言うですか!!」
銀「フッ、何で貴女に仲間を売るように頼むのよぉ。私だったら、本人に直接私のモノになれって言うわよぉ。」
翠「・・えっ!?じゃあ、まさか・・・。」
銀「翠星石、貴女が私のモノになりなさぁい。」
翠「な、なんで・・?」
銀「似たものを感じたから・・じゃあ理由にならないのぉ?」
翠「似たもの・・?」
銀「貴女なら、解るでしょお?」
翠「それだけですか?・・オメェにしちゃああいまいな理由ですぅ。」
銀「・・奪いたいの。貴女のすべてを・・・」
翠「えっ?なっ!?・・何言ってるです!?とうとう頭まで壊れちまったですか!!?」
突然水銀燈が翠星石の隣に飛んできて話し掛ける。
銀「そんなことより、いいのぉ?愛しい妹の魂が取り返せるまたとないチャンスをむざむざ逃してもぉ。」
翠星石の両肩に手をのせながら耳元でささやく。
銀「簡単なことよぉ。ただ貴女が私のモノになれば蒼星石のローザミスティカは返してあげる。たったそれだけのことを何で悩むのぉ?」
おもむろに肩にのせていた手を翠星石の服に忍ばせ胸を触る。急なことに驚いた翠星石は小さな悲鳴をあげる。
銀「・・それとも、貴女のちっぽけな自尊心のせいでせっかくのチャンスを棒に振る気ぃ?」
しばらくうつむいた後翠星石は口を開く。
翠「・・・わかったです。翠星石をどうにでもしていいです。だから・・
――だから蒼星石を返してって?どうして?
――本当に自分を犠牲にするの?拒まないの?
――見つけた。貴女と私の決定的な違い。似たもの同士は私の勘違い。
――貴女と私の違い。それは、護ろうとすること。大切なものを己が身をかけて必死に守り通そうとする、偽善。
――貴女から奪いたいものが、二つになった。
もう一つは、貴女の抱擁力。私にはとうてい真似できない。相手を暖かく包み込んで、その悩みなんか忘れさせてくれそうな、そんな力。そして、それが同時に貴女の存在を確立させている。
私も、自分の存在を誇示している。じゃないと、自分というあいまいな存在が消えてしまいそうで、怖いから。
でも、ちがう。私は他人を癒す程の優しさは無い。だから私は罪を被る。罪を重ねるごとに、皆の中に私という存在を刻み付ける。
卑怯な私にはそれ位でなければ自分を表せない。
突然水銀燈が翠星石の隣に飛んできて話し掛ける。
銀「そんなことより、いいのぉ?愛しい妹の魂が取り返せるまたとないチャンスをむざむざ逃してもぉ。」
翠星石の両肩に手をのせながら耳元でささやく。
銀「簡単なことよぉ。ただ貴女が私のモノになれば蒼星石のローザミスティカは返してあげる。たったそれだけのことを何で悩むのぉ?」
おもむろに肩にのせていた手を翠星石の服に忍ばせ胸を触る。急なことに驚いた翠星石は小さな悲鳴をあげる。
銀「・・それとも、貴女のちっぽけな自尊心のせいでせっかくのチャンスを棒に振る気ぃ?」
しばらくうつむいた後翠星石は口を開く。
翠「・・・わかったです。翠星石をどうにでもしていいです。だから・・
――だから蒼星石を返してって?どうして?
――本当に自分を犠牲にするの?拒まないの?
――見つけた。貴女と私の決定的な違い。似たもの同士は私の勘違い。
――貴女と私の違い。それは、護ろうとすること。大切なものを己が身をかけて必死に守り通そうとする、偽善。
――貴女から奪いたいものが、二つになった。
もう一つは、貴女の抱擁力。私にはとうてい真似できない。相手を暖かく包み込んで、その悩みなんか忘れさせてくれそうな、そんな力。そして、それが同時に貴女の存在を確立させている。
私も、自分の存在を誇示している。じゃないと、自分というあいまいな存在が消えてしまいそうで、怖いから。
でも、ちがう。私は他人を癒す程の優しさは無い。だから私は罪を被る。罪を重ねるごとに、皆の中に私という存在を刻み付ける。
卑怯な私にはそれ位でなければ自分を表せない。
だから初めて貴女を見たとき、無性にイラついた。
皆と一緒にいる自分と似た感覚がする貴女に、私は嫉妬していたのだ。私は悩んだ。そして、ある結論にたどり着く
――そうだ。奪ってしまえばいい。
翠星石の全てを奪えば、あの子はこちら側に堕ちる。そうすれば、もう一人で存在誇示に悩むことは無くなる。仲間がいればそれだけで自分という存在が確立する。
――だから私ははじめに翠星石が愛するものを奪った。そのときの貴女の絶望と悲しみに満ちた顔を見たとき、私は沸き上がる興奮を押さえきれなかった。
皆と一緒にいる自分と似た感覚がする貴女に、私は嫉妬していたのだ。私は悩んだ。そして、ある結論にたどり着く
――そうだ。奪ってしまえばいい。
翠星石の全てを奪えば、あの子はこちら側に堕ちる。そうすれば、もう一人で存在誇示に悩むことは無くなる。仲間がいればそれだけで自分という存在が確立する。
――だから私ははじめに翠星石が愛するものを奪った。そのときの貴女の絶望と悲しみに満ちた顔を見たとき、私は沸き上がる興奮を押さえきれなかった。
そして今度はその残りを奪ってしまおうというワケ。だしに使ってごめんなさいねぇ、蒼星石ぃ。――
そして水銀燈は話しはじめる。
銀「本当にいいのねぇ?言っておくけど、もう二度と元の生活は送れないわよぉ。それに、ローザミスティカを返しても蒼星石が戻るワケではないってこと、わかってるぅ?」
翠「そんなこと・・わかってるですぅ。全て覚悟のうえです。蒼星石が戻らなくても、そのローザミスティカは蒼星石自身なのですから。」
銀「あっそ。まぁ私には関係ない話だけどねぇ。」
翠「・・奪っておいてその態度ですか?」
――フフッ、段々私の色に染まってきたわねぇ。
後は・・・
銀「別にいいでしょお?それよりも、これから先のことを考えなさぁい。」
――そう、後は残りの全て・・身体を奪うだけ。
そう、奪ってしまえばいい
そして水銀燈は話しはじめる。
銀「本当にいいのねぇ?言っておくけど、もう二度と元の生活は送れないわよぉ。それに、ローザミスティカを返しても蒼星石が戻るワケではないってこと、わかってるぅ?」
翠「そんなこと・・わかってるですぅ。全て覚悟のうえです。蒼星石が戻らなくても、そのローザミスティカは蒼星石自身なのですから。」
銀「あっそ。まぁ私には関係ない話だけどねぇ。」
翠「・・奪っておいてその態度ですか?」
――フフッ、段々私の色に染まってきたわねぇ。
後は・・・
銀「別にいいでしょお?それよりも、これから先のことを考えなさぁい。」
――そう、後は残りの全て・・身体を奪うだけ。
そう、奪ってしまえばいい
奪ってしまえば楽になる
奪ってしまえば・・・
翠「これから先?どういう意味ですぅ?」
突然水銀燈が近づき、月明かりで照らされた二人の影が重なる。
翠星石は信じられないといった感じで左右異色の目を見開いた。なにせ二人の距離は0、互いの唇は重なり合っているのだから。
翠「これから先?どういう意味ですぅ?」
突然水銀燈が近づき、月明かりで照らされた二人の影が重なる。
翠星石は信じられないといった感じで左右異色の目を見開いた。なにせ二人の距離は0、互いの唇は重なり合っているのだから。
バッ
翠「な、なにを・・」
突然のことに慌てて翠星石は離れる。
銀「言ったでしょう?貴女の全てを奪いたいってぇ。それはつまり・・」
ススッ
翠「ひゃんっ!」
今度は服の上から胸に手を這わせながら水銀燈は話を続ける。
銀「貴女の身も心も私のモノにするってことぉ。だから・・・ちょうだぁい?後は貴女・・貴女自身が欲しいの。そうすれば――」
――そうすれば、仲間ができる。独りではなくなるのだ。――
胸を這わせている手に少しばかり力を入れて揉みはじめる。
翠「やッ、いやッ、、、」
銀「抵抗するのぉ?別にいいのよぉ?返さなくても・・」
翠「くっ、、しない、です。だから、だから・・」
銀「フフッ、いい子ねぇ。じゃあ今度はちゃんと私を受け入れなさぁい。」
翠「わ、わかった・・です。」
翠星石が目を瞑り、ゆっくりと水銀燈の唇を受け入れる。舌が入り込んできて口内を侵す。
歯列をなぞり、互いの舌を絡めあい、二人の唾液が混ざりあったものが口内に溢れ、翠星石はそれを飲み干す。水銀燈が求めることの全てを翠星石は受け入れる。
そろそろ息が苦しくなったのか、翠星石は軽い抵抗をする。水銀燈の唇が離れ、二人の間に透明とも銀色ともつかない橋が掛かる。月明かりに照らされ、その橋は淡く輝いている。
翠星石が呼吸を整える暇もなく、水銀燈が押し倒す。
翠「えっ・・?な、何をするです?」
銀「はぁ?今ので終わりだとでも思ったのぉ?まだまだ本番が残っているのにぃ。」
スカートのなかに手を侵入させながら水銀燈は話す。
翠「ひゃあっ!や、そんなとこ、だめぇ、です。」
銀「フフッ、下着のうえからでも濡れてるのが解るわぁ。感じてるのぉ?」
翠「そ、そんな・・ことっ、なっ・・」
銀「ふぅん。じゃあこれはどぉ?」
翠「な、なにを・・」
突然のことに慌てて翠星石は離れる。
銀「言ったでしょう?貴女の全てを奪いたいってぇ。それはつまり・・」
ススッ
翠「ひゃんっ!」
今度は服の上から胸に手を這わせながら水銀燈は話を続ける。
銀「貴女の身も心も私のモノにするってことぉ。だから・・・ちょうだぁい?後は貴女・・貴女自身が欲しいの。そうすれば――」
――そうすれば、仲間ができる。独りではなくなるのだ。――
胸を這わせている手に少しばかり力を入れて揉みはじめる。
翠「やッ、いやッ、、、」
銀「抵抗するのぉ?別にいいのよぉ?返さなくても・・」
翠「くっ、、しない、です。だから、だから・・」
銀「フフッ、いい子ねぇ。じゃあ今度はちゃんと私を受け入れなさぁい。」
翠「わ、わかった・・です。」
翠星石が目を瞑り、ゆっくりと水銀燈の唇を受け入れる。舌が入り込んできて口内を侵す。
歯列をなぞり、互いの舌を絡めあい、二人の唾液が混ざりあったものが口内に溢れ、翠星石はそれを飲み干す。水銀燈が求めることの全てを翠星石は受け入れる。
そろそろ息が苦しくなったのか、翠星石は軽い抵抗をする。水銀燈の唇が離れ、二人の間に透明とも銀色ともつかない橋が掛かる。月明かりに照らされ、その橋は淡く輝いている。
翠星石が呼吸を整える暇もなく、水銀燈が押し倒す。
翠「えっ・・?な、何をするです?」
銀「はぁ?今ので終わりだとでも思ったのぉ?まだまだ本番が残っているのにぃ。」
スカートのなかに手を侵入させながら水銀燈は話す。
翠「ひゃあっ!や、そんなとこ、だめぇ、です。」
銀「フフッ、下着のうえからでも濡れてるのが解るわぁ。感じてるのぉ?」
翠「そ、そんな・・ことっ、なっ・・」
銀「ふぅん。じゃあこれはどぉ?」
おもむろに水銀燈は翠星石のスカートを下着とともに剥ぎ取る。翠星石は驚き悲鳴を上げるが、次の瞬間には嬌声に変わる。
水銀燈は迷うことなく露になった秘部にしゃぶりつき、舌によって責め立てる。
時にはまわりをなぞり、時には陰核を押しつぶし、中に入る微妙なところで止めたりした。
身をくねらせる翠星石の腰の辺りに抱きつくようにして逃げられないようにする。
翠(なんで・・水銀燈にされるのは初めてなのに・・懐かしい感覚・・まさか)
銀「気付いたみたいねぇ。これは蒼星石のスキル。
ローザミスティカを奪ったときに手に入れた蒼星石のテクニックよぉ。」
翠「蒼・・星石、の・・んくっ、はあぁっ!」
銀「ちゅっ、フフッ、次はどこにするぅ?」
そう言いながら水銀燈は身体に舌を這わせ、上に向かって滑らせる。
珠のように白くなめらかな腹部を通り越し、自分のより少し小振りな胸を責め立て昂ぶってきたら離れ、鎖骨辺りや首筋に何度もキスを送り、時には甘噛みする。
何かをするたびにぴくぴく震える翠星石の反応を楽しみながら、最後の仕上げに入る。
水銀燈は翠星石を起こし、寝転がって胸上に膝立ちさせる。呆気にとられている翠星石の乳頭を爪で摘み、その痛みで我に返らせる。
翠「あっ・・」
銀「今度は指でもシてあげるわぁ」
翠「えっ、やめ、くああっ!!」
先の行為で濡れそぼったソコは水銀燈の指をやすやす受け入れる。淫らな水音を立て愛撫が繰り返される。
翠「や、あっ・・ですぅっ!すいぎ・・と・・あっ!」
銀「嫌ぁ・・?貴女に拒否権があるのぉ?約束したはずでしょぉ?貴女は私のモノになるってぇ。」
翠「あっ・・ごめん・・なさい・・です。」
銀「じゃあ、貴女が自分で動いてくれたら許してあげるぅ。」
水銀燈は迷うことなく露になった秘部にしゃぶりつき、舌によって責め立てる。
時にはまわりをなぞり、時には陰核を押しつぶし、中に入る微妙なところで止めたりした。
身をくねらせる翠星石の腰の辺りに抱きつくようにして逃げられないようにする。
翠(なんで・・水銀燈にされるのは初めてなのに・・懐かしい感覚・・まさか)
銀「気付いたみたいねぇ。これは蒼星石のスキル。
ローザミスティカを奪ったときに手に入れた蒼星石のテクニックよぉ。」
翠「蒼・・星石、の・・んくっ、はあぁっ!」
銀「ちゅっ、フフッ、次はどこにするぅ?」
そう言いながら水銀燈は身体に舌を這わせ、上に向かって滑らせる。
珠のように白くなめらかな腹部を通り越し、自分のより少し小振りな胸を責め立て昂ぶってきたら離れ、鎖骨辺りや首筋に何度もキスを送り、時には甘噛みする。
何かをするたびにぴくぴく震える翠星石の反応を楽しみながら、最後の仕上げに入る。
水銀燈は翠星石を起こし、寝転がって胸上に膝立ちさせる。呆気にとられている翠星石の乳頭を爪で摘み、その痛みで我に返らせる。
翠「あっ・・」
銀「今度は指でもシてあげるわぁ」
翠「えっ、やめ、くああっ!!」
先の行為で濡れそぼったソコは水銀燈の指をやすやす受け入れる。淫らな水音を立て愛撫が繰り返される。
翠「や、あっ・・ですぅっ!すいぎ・・と・・あっ!」
銀「嫌ぁ・・?貴女に拒否権があるのぉ?約束したはずでしょぉ?貴女は私のモノになるってぇ。」
翠「あっ・・ごめん・・なさい・・です。」
銀「じゃあ、貴女が自分で動いてくれたら許してあげるぅ。」
翠「わ、わかっです。わかったから、だから・・」
銀「フッ、いい子ねぇ。好きよぉ、貴女のそういうトコ。」
水銀燈は胸の上で指を二本立て、翠星石はゆっくりと腰を下ろす。指がズプズプと中へ侵入し、翠星石はその身を震わせ、その様子を水銀燈は恍惚として見つめる。
やがて第二間接辺りまで沈むとそれ以上は入らなくなった。確認のため翠星石が視線をあわせると、水銀燈はにやりと笑って頷く。
少しずつ翠星石は腰を上下させる。
月明かりが差し込む冷たい空間の中で、淫らな水音と喘ぎ声をあげ、火照った身体を震わせ、翠星石は昂ぶっていく。水銀燈はこの上なく歓喜に満ちていた。
翠星石がもうすぐ自分の物になる。そう思うだけで言い様の無い昂ぶりを覚えた。
――もうすぐ翠星石が手に入る。そうだ、やはり奪ってしまえばよかったんだ。
――奪ってしまえばもう私だけのモノ。私だけを見て、私だけを求めて、私だけを優しく抱き締めてくれる。私だけを・・・――
その時だった。ずっと堪えていたのか、翠星石の眼から一筋の涙が流れた。それは頬を伝わり、水銀燈の頬へと滴れる。
水銀燈はそのとき、なぜか無性にイラついた。普段は決して見せることの無い翠星石の泣き顔。それを見ていること自体がイライラするのだ。その時、水銀燈は自らの過ちに気付いた。
――本当は自分だけのモノにしたくなんかない。ただ普通に皆と同じように接してほしい。でも、それは自分のプライドが許さない。そんな葛藤の中、何が自分のしたいことなのか分からなくなっていた。
だから、一番楽なほうに逃げてしまっていた。奪うのは楽なこと。だが、それは独占・・歪んだ愛情表現でしか無いのに。
銀「フッ、いい子ねぇ。好きよぉ、貴女のそういうトコ。」
水銀燈は胸の上で指を二本立て、翠星石はゆっくりと腰を下ろす。指がズプズプと中へ侵入し、翠星石はその身を震わせ、その様子を水銀燈は恍惚として見つめる。
やがて第二間接辺りまで沈むとそれ以上は入らなくなった。確認のため翠星石が視線をあわせると、水銀燈はにやりと笑って頷く。
少しずつ翠星石は腰を上下させる。
月明かりが差し込む冷たい空間の中で、淫らな水音と喘ぎ声をあげ、火照った身体を震わせ、翠星石は昂ぶっていく。水銀燈はこの上なく歓喜に満ちていた。
翠星石がもうすぐ自分の物になる。そう思うだけで言い様の無い昂ぶりを覚えた。
――もうすぐ翠星石が手に入る。そうだ、やはり奪ってしまえばよかったんだ。
――奪ってしまえばもう私だけのモノ。私だけを見て、私だけを求めて、私だけを優しく抱き締めてくれる。私だけを・・・――
その時だった。ずっと堪えていたのか、翠星石の眼から一筋の涙が流れた。それは頬を伝わり、水銀燈の頬へと滴れる。
水銀燈はそのとき、なぜか無性にイラついた。普段は決して見せることの無い翠星石の泣き顔。それを見ていること自体がイライラするのだ。その時、水銀燈は自らの過ちに気付いた。
――本当は自分だけのモノにしたくなんかない。ただ普通に皆と同じように接してほしい。でも、それは自分のプライドが許さない。そんな葛藤の中、何が自分のしたいことなのか分からなくなっていた。
だから、一番楽なほうに逃げてしまっていた。奪うのは楽なこと。だが、それは独占・・歪んだ愛情表現でしか無いのに。
それがわかった時、自然とこみあげてくる何かが眼から涙となって頬を濡らした。
私は泣いた。大声で泣いた。すぐ近くには翠星石という一番今の私を見られたくない相手がいるというのに、私の涙は止まらなかった。
しばらく泣いていると、背中に回される両腕。身体ごしに伝わる相手の体温。それは私の求めた感触、翠星石の優しい抱擁だった。
私はその背中に腕を回し、翠星石を抱き締め泣いた。翠星石の腕のなかはとても優しくて、暖かくて、凍り付いていた私の心を溶かすようだった。涙混じりに私は話す。
銀「わ、私・・貴女が、す、好き・・だっ・・・た。」
翠星石は静かにそれを聞いてくれた。
翠「・・はい。」
銀「だ、だから・・・貴女と、一番絆が・・深かった蒼星、石が羨ましかった。だから・・奪っ、ちゃった。」
翠「そう・・だったですか。」
銀「でも、でも貴女・・は、蒼・・星石を愛して、いた。だから・・悲し、でた。」
翠「・・当たり前です。愛する人を亡くせば誰もが悲しいです。」
銀「私・・心・のどこかで、グスッ、後悔、してた。・・でも、言えなかっ・・た。」
翠「わかります。貴女のプライドが許さなかったんでしょう?――」
翠星石は水銀燈の顔を上げさせ、話を続けた。
「――ごめんなさいの一言が、どうしても言えなくて、後々後悔する。いざ謝ろうとしてもその性格からまた憎まれ口をたたいてしまって結局その繰り返し。でしょう?」
銀「どうして・・わかるの?」
翠「私も、貴女と同じだから。」
銀「・・・」
翠「やっぱり私たちは、似たもの同士ですぅ。」
涙で濡れた顔を微笑ませ、水銀燈は答える。
銀「フフッ、確かにそうかもねぇ。」
外からは日の光が差し込んでいる。いつのまにか朝になっていた。
銀(ごめんなさい・・そして、ありがとう。)
水銀燈は声には出さずに謝った。だがそれは、きっと翠星石に届いているだろう。
何故なら二人は、似たもの同士だから。
私は泣いた。大声で泣いた。すぐ近くには翠星石という一番今の私を見られたくない相手がいるというのに、私の涙は止まらなかった。
しばらく泣いていると、背中に回される両腕。身体ごしに伝わる相手の体温。それは私の求めた感触、翠星石の優しい抱擁だった。
私はその背中に腕を回し、翠星石を抱き締め泣いた。翠星石の腕のなかはとても優しくて、暖かくて、凍り付いていた私の心を溶かすようだった。涙混じりに私は話す。
銀「わ、私・・貴女が、す、好き・・だっ・・・た。」
翠星石は静かにそれを聞いてくれた。
翠「・・はい。」
銀「だ、だから・・・貴女と、一番絆が・・深かった蒼星、石が羨ましかった。だから・・奪っ、ちゃった。」
翠「そう・・だったですか。」
銀「でも、でも貴女・・は、蒼・・星石を愛して、いた。だから・・悲し、でた。」
翠「・・当たり前です。愛する人を亡くせば誰もが悲しいです。」
銀「私・・心・のどこかで、グスッ、後悔、してた。・・でも、言えなかっ・・た。」
翠「わかります。貴女のプライドが許さなかったんでしょう?――」
翠星石は水銀燈の顔を上げさせ、話を続けた。
「――ごめんなさいの一言が、どうしても言えなくて、後々後悔する。いざ謝ろうとしてもその性格からまた憎まれ口をたたいてしまって結局その繰り返し。でしょう?」
銀「どうして・・わかるの?」
翠「私も、貴女と同じだから。」
銀「・・・」
翠「やっぱり私たちは、似たもの同士ですぅ。」
涙で濡れた顔を微笑ませ、水銀燈は答える。
銀「フフッ、確かにそうかもねぇ。」
外からは日の光が差し込んでいる。いつのまにか朝になっていた。
銀(ごめんなさい・・そして、ありがとう。)
水銀燈は声には出さずに謝った。だがそれは、きっと翠星石に届いているだろう。
何故なら二人は、似たもの同士だから。
END