『記録:三頭政治の始まりについて』
新たな獲物を、苛立ちの矛先を、使える手駒を。
異なる思惑を抱きながら、同じ様に他の参加者を探していた彼らは、ほぼ同時にお互いの存在を感知した。
三者三様、初戦から思いがけない難敵を相手取った彼らは油断することなく、しかし当然のごとく自らの存在を誇示しつつ、互いに距離を詰めていく。
接触地点となったのは、エリアD-3の交差点。
そこに現れた三つの影は、互いへの値踏みの視線を隠すことなく、堂々とした振る舞いでもって顔を合わせた。
◆
十字路の中央には、黒髪の若者が泰然と佇んでいた。
呪いの王、両面宿儺である。
路地の暗がりからは、蛇の如き相貌が闇を纏って顔を出した。
闇の帝王、ヴォルデモートである。
ビルの屋上では、童子の紫電の眼光が地上を睥睨していた。
白き雷帝、ゼオン・ベルである。
膠着にも似たジリジリと焼けつくような緊迫感の中。
口火を切ったのは、他二名とはやや異なる目論見を持つゼオンだった。
「お前ら、オレの手下になれ」
ビルの屋上から青白い稲妻が放たれ、天へと上った。
地上に立つ二人の肌まで震わせ、交差点は一時、昼間のような眩い光に照らされる。
「お互い、一目見ただけである程度の強さは推し量れるだろう。
ただの人間とは言わないが、それでも人の域に留まるお前らはオレに勝てん」
そもそもの話である。
魔物と人間。
術の有無を抜きにしても、生物としての身体能力から差がついているのだ。
無論、この殺し合いに巻き込まれた参加者たちが特異な力を持っていることは理解している。
しかし、東方仗助、円堂守との戦闘においても、多少の想定外はあれど基本的にゼオンが圧倒していた。
最後に思わぬ抵抗を受け、一人取り逃がしはしたものの、彼我の戦闘力に関する評価に変わりはない。
人間相手に後れを取ることは無い。
それがゼオンの認識だった。
「殺し合いは二日間。あまり悠長にしていてはゴミ掃除が終わらない。
雑魚の掃除は使える手駒と手分けしようと思ってな。
オレの指示に従い、オレのために働くうちは始末を後回しに――――」
「玉犬」
ゼオンの言葉が終わらぬうちに、宿儺は式神を呼び出した。
完全に形を定めないことで効果範囲を拡張した影がビルを這い上がる。
押し寄せる獣の影を前に、ゼオンは落ち着いた様子で掌を足元へ向けた。
「ラージア・ザケル」
掌から電撃が迸り、放射状に放たれた。
稲妻に触れた影たちは力なく崩れ、影へ沈んでいく。
運よく直撃を避け肉薄した一体も、ゼオンの振るう拳の一発で頭を吹き飛ばされ、あっけなく消えていった。
「対話も出来んとは予想外だ。随分なご挨拶だな、影使い」
「お互い様だな、童(わっぱ)。高い所から随分な物言いじゃないか」
ゼオンの言葉に対する返答は、獣たちが沈んでいった影の中から聞こえてきた。
その不自然な暗がりの中から浮かび上がってきた宿儺は、不遜な笑みでゼオンを見下ろす。
「その目は気に食わんぞ」
宿儺の視界が、白い布で覆われた。
ゼオンの纏う魔法のマントが展開して目くらましとなり、その隙にゼオンは宿儺の側面へと回り込む。
その動きは宿儺も察知しているが、マント越しに気配を完璧に消しているゼオンの正確な位置を把握することは出来ず、体勢は万全ではない。
「延命の道を捨てた愚か者が。身の程を思い知れ!
ソルド・ザケルガ!!」
ゼオンの叫びに呼応し、その手に雷の大剣が現れた。
宿儺に覆いかぶさる魔法のマントごと両断しようと、その腕が振るわれる。
「捌」「貫牛」
「なにッ……!?」
しかし、マントは大剣が触れるよりも早く切断され、切れ目の内側から牛の式神が飛び出してきた。
柔軟にして強靭な魔法の布を容易く切り裂かれたゼオンの顔に驚きが浮かぶ。
おまけに向かってくる巨体の体当たり攻撃に対し、剣を振り上げたゼオンは迎撃、防御の姿勢が取れない。
やむなく宿儺を覆っていたマントを引き上げ、自身の回りに展開。
直後、貫牛の突進がマントの繭に命中し、白い布の塊は中の主ごと屋上からはじき出され、交差点へと落ちてゆく。
(チッ……、存外に手こずらせおって)
自由落下を全身に感じつつ、ゼオンは苛立ちを露わにする。
着地の衝撃も意に介さず、マントのガードを解くゼオン。
視界が開かれたその目の前に、大口を開けた無数の蛇が待ち構えていた。
「うおおおお!?」
「オパグノ<襲え>」
蛇出現呪文によって呼び出されていた蛇たちが一斉に襲い掛かる。
ゼオンは展開したマントでそれらを打ち払い、殴りつけ、そして蛇の群れの向こうにいる下手人に咆えた。
「おのれ、施しを蹴るだけでなく間隙を狙うとは!
ガンレイズ・―――!!」
標的を見定め、的確な呪文を使用する。
ガンレイズ・ザケルガは雷神の太鼓のように連結した八つの砲身を出現させ、連続で雷撃弾を発射する術。
次々に襲い来る蛇ごと、杖を構える不気味な男を撃ちぬこうとするゼオンの行動は実に的確だった。
問題は、挑んだ相手が悪かったこと。
「オスコーシ<口消えよ>」
「ザケ―――むぐっ!?」
ヴォルデモートの呪文により、ゼオンの口は閉ざされ呪文の発声を阻害される。
それだけではとどまらず、ゼオンの唇は皮膚に覆われ、完全に塞がってしまった。
敵の呪文を妨げる術は沈黙呪文や、舌を口蓋に張り付けたり、"もつれ"させる呪文などある中で、明確に闇の魔術に指定されているのはこの魔法のみである。
そしてその効果は、ゼオンたち魔物に対する特効となる。
なおも群がってくる蛇たちを蹴散らしながら、塞がれた口をかきむしるゼオン。
皮膚が破れ肉が裂けても、その奥にある穴が見えてくる様子はない。
ヴォルデモートはその様を見て一つ、大きな息を吐いた。
留飲が下がったとでも言わんばかりの、しかしまだまだ怒りは収まっていないと言わんばかりの、そんな大仰な仕草であった。
「口を開くな、無言呪文も扱えん下等な魔法生物風情が。
上であの影使いに身の程知らずと吠えていたようだが、身の程を知るのは貴様の方だ」
表面上は余裕に満ちた笑みを浮かべながら、しかしその青白い顔面には過剰な力が込められている。
抑えきれない怒りで頬を震わせるヴォルデモートを、ビルの屋上から降りてきた宿儺が本当に余裕そうな態度で窘めた。
「まあ待て、そう急ぐものでもないぞ蛇よ」
闇の帝王に対する気安い態度を彼の配下が目撃すれば、次に放たれる緑の閃光の流れ弾を受けないよう身構えるだろう。
だが、ヴォルデモートは杖を降ろしたまま、いつまで経っても呪いを放つ様子はなかった。
そんな闇の魔法使いの横を悠々と通り過ぎた宿儺は、ゼオンの目の前に立ち、前かがみになる。
子供と視線を合わせるような姿勢に、嗜虐心に歪んだ表情を浮かべて、宿儺は語りかける。
「まあ、なんだ、童の言うことにも一理ある。
確かに二日で会場を一掃するというのは骨が折れる。
見たところ貴様の力量も、別段見下げたものではない」
ニヤニヤと見下す宿儺にゼオンは拳を振るった。
小柄な体躯が宿儺の上半身へと真っ直ぐ飛びあがり、その顔面へ右のストレートが伸びる。
これを宿儺は片手でいなすが、ゼオンはいなされた勢いを活かして空中で身をよじり、回転蹴りへとつなげる。
驚異的な身体能力だが、惜しむらくは圧倒的にリーチが足りないこと。
宿儺が上体だけを後ろへ逸らすだけで簡単に避けられてしまう。
しかし、ゼオンの動きは止まらない。
避けられた回転蹴りの姿勢からでも難なく着地を成功させ、重心が後ろへ偏った宿儺の足元へ下段蹴りを繰り出す。
回避できる姿勢ではない宿儺は腰を落として重心を下げ、受けに回る。
ゼオンの蹴りが命中し、バチンッと乾いた音が響いた。
会心の当たりではあったが、宿儺の余裕を崩すには至らない。
とはいえ受けに回った重心の低さは、そのまま運足の鈍さへ繋がる。
その間を活かすべく、ゼオンは髪を数本引き抜き、宿儺へと投げやった。
それらは使い魔となって主の敵を包囲するが、宿儺が人差し指を振るっただけであっさり切り裂かれ、元の毛髪へと戻っていく。
消えていく使い魔が完全に消え去るその直前、使い魔の影に隠れて接近していたゼオンの右拳が、再び宿儺の顔面を狙う。
宿儺は左の掌を掲げ、確と受け止めた。
「術が詠唱頼りとはいただけないが、近接戦への抵抗の無さは良い。
雷以外の小細工、道具の扱いにも応用が効いている」
まさに子ども扱いだった。
出来の良い格下を褒めるような物言いに、ゼオンの頭へ血が上っていく。
受け止められた拳は万力のような力で掴まれ、締め上げられていくが、それを意に介さず拳を更に押し込もうとする。
「ほら、頑張れ頑張れ。あっちの蛇は知らんが、俺を負かせば下についてやるぞ」
怒りに視界は狭まり、口を塞がれ呼吸にも支障が出始めている。
宿儺の挑発も、もはやゼオンの耳に届いていない。
それでも尚、拳の力を緩めないゼオン。
それでも尚、余裕の表情を崩さない宿儺。
そこに、成り行きを静観していたヴォルデモートが口を挟んだ。
「――――そうだな。お前の言う通りだ、影使い」
平静を装いつつも隠しきれないほど怒りに震えていたヴォルデモートの突然の方針転換に、力比べをしているゼオンと宿儺も虚を突かれた。
先ほどまでゼオンを襲っていた蛇の群れは、いつの間にかヴォルデモートの後ろに控えている。
グロテスクに蠢く蛇の塊を背に、ゆっくりと二人の元へ近づくヴォルデモート。
「強者で連帯し、弱者を掃討する。覇を競い合うのはそのあとでも遅くは無い。
俺様が他人の下につくなど言語道断ではあるが、小僧の献策は確かに合理的であろうな」
ヴォルデモートはゼオンの背後に回り、その肩に両手を乗せた。
塞がった口の奥で歯ぎしりする音が聞こえるが、闇の帝王は気にも留めず、まるで親しい者に接するような態度だった。
異様なヴォルデモートの変わり身に、対面する宿儺が眉を顰める。
「急に聞く耳を持つとはな。なにがオマエの琴線に触れた?」
「なに、俺様も考えてみたのよ。片付けるべき愚か者の優先順位と言うものをな」
「テオザケル!!」
ヴォルデモートが杖を振るう。
ゼオンの口が解放される。
その口から呪文が発せられ、巨大な雷撃が宿儺を襲う。
これらはほぼ同時に起こった出来事だった。
優位を確信している者への不意の一撃。
実に呪術師好みのタイミングであり、本来万全の宿儺には通用しないはずの攻撃である。
しかしゼオンとの力比べに興じ、その拳を強く掴んでいたことが災いした。
近間からの雷をもろに受け、たまらず宿儺の姿勢が崩れる。
逃しはしないと、ゼオンは押し込んでいた拳を開き、こちらからも宿儺の手を掴む。
ゼオンの右手と、宿儺の左手がガッチリと組み合う。
片手四つの姿勢となった今、互いに距離の取り合いは制限されることとなるが、ゼオンは意にも介さない。
「好き勝手言ってくれたな、ゴミが!!」
背後からヴォルデモートの高らかな快笑の声が聞こえてくるが、そちらへの殺意は一旦しまい込む。
まずは目の前の不届き者だ。
現状、掌から雷撃を放つゼオンにとっては、確実に攻撃を当てられる体勢。
ゼロ距離から雷撃を絶え間なく浴びせることが出来る。
今度はこちらが攻め、虐げ、嬲ってくれよう。
そうして今度は、ゼオンが勝利を確信する番となった。
――――――――ピッ
それは、強く張った布に裂け目が走ったような小さな音だった。
音はゼオンの右手首から。
何が起こったかわからず、ゼオンは自分の腕を見やる。
そこには、関節部分をぐるりと囲む赤い線が見えた。
バツン
ゼオンの手首が、断ち切られた。
「ぐおおおオオオアアアア!!!!?」
混乱。
激痛。
恐怖。
憤怒。
絶望。
後悔。
ゼオンの胸に様々な感情が湧き上がってくる。
しかしそれでも、雷帝は前に出た。
無事な左手を前にかざし、術を放つ。
放とうとして、自分の口が再び塞がっていることに気が付いた時には、宿儺の蹴りが腹部へと突き刺さっていた。
力づくで骨と臓物をシェイクされる衝撃を味わう中、ゼオンの小さな左手がもがくように宿儺へと伸ばされ、バックパックの肩紐を掴む。
両面宿儺による蹴りの威力、その負荷が肩紐へとかかり、当然のように引き千切れた。
宿儺のバックパックを掴んだままゼオンの身体が後方へと吹き飛んでゆく。
その先にいたヴォルデモートが、まるで羽虫を払うかのように杖を振るうと、真っ直ぐに飛んでいたゼオンの軌道が捻じれ、交差点に面したビルの窓ガラスへと突っ込んだ。
「やってくれたな」
ビルに突っ込んだゼオンには目もくれず、宿儺の視線はすでにヴォルデモートへと向けられていた。
先ほどまでの余裕からくる微笑ではなく、殺意の混じる獰猛な笑み。
それに対するヴォルデモートは、横槍に悪びれる様子もなく、ただ毅然と胸を張り両手を広げてみせる。
背後に控える蛇たちが散開し、宿儺の周囲を取り囲む。
「貴様があの小僧を品定めするのは勝手だが、では貴様の品評は誰がする? この場には俺様しかいないとなれば、致し方あるまい」
「まったく、童の味見が済まない内から手を出されてはかなわんな」
蛇の群れとヴォルデモートがジリジリと迫りくる中、切り落としたゼオンの右手を弄びながら、宿儺は―――、
「だがまぁ、今はこれで良しとするか」
その手にかじりついた。
突然の凶行に流石の闇の帝王も目を剥いた。
ゼオンの小さな手はあっという間に食らい尽くされる。
あとには骨も残らない。
「ふむ……、妙な味だ。見た通りの幼い肉で臭みはないが、確かに人間とはどこか違うな」
ガリガリと骨を咀嚼しながら、その味について言及する宿儺。
その様に面食らいながらも、ヴォルデモートは一つの得心に至る。
「貴様……、そうか。タダの影使いではないと思っていたが、人食いを犯していたか……ッ!」
「なんだ。見るのは初めてか? 心配せずとも蛇よ、見るからに食いでのなさそうなオマエを取って食いはせんぞ」
「抜かせ!」
宿儺の挑発に、ヴォルデモートが動いた。
無造作に振るわれた杖から、緑の閃光が奔る。
無言呪文によって放たれた死の呪いは、しかし同じく呪詞の詠唱を省略した不可視の斬撃に阻まれる。
光線自体を切断するのではなく、その通り道である大気を両断し、軌道を変える。
単純な「斬撃」という技でもって、死をもたらす光を防いで見せたのだ。
その凄まじい精度は、闇の帝王に少なくない衝撃をもたらした。
しかしそれが手を緩める理由にはなりえない。
ヴォルデモートが杖を連続で振るい、死の呪いを連続で打ち放った。
対する宿儺も、その光の禍々しさから効力の程についてあたりをつけている。
(継ぎ接ぎ呪霊の領域に似た気配……、魂へ干渉する効果か。対象に概念が絡んでいるな。
あの蛇の自信と確信から推し量るに当たれば即死か、少なくとも即詰みと見るべきか)
なんにせよ、当たらなければ意味はない。
「脱兎」
ポポポポッ、と宿儺の影から無数の白い兎が湧き出てくる。
死の呪いは肉の壁に阻まれ数体を絶命に至らしめるが、本体が無事である限りこの群体が消えることはない。
当たれば即死の恐ろしい技も、身代わりを用意することで確実な対処が可能。
ただしそれは、技が単発であることが前提となる。
「小賢しい。それで死の呪いを攻略したつもりか」
ヴォルデモートは杖を振るうのをやめ、前方へ掲げたまま死の呪いを放つ。
ただし今回は緑の光は途切れることなく、光線は絶えず兎の壁を照射し続けた。
ぼとぼとと肉の壁が剥がれ落ちていく中、宿儺を包囲していた蛇たちも兎の群れへと飛び掛かり、その首元へ食らいついていく。
兎たちも個々で抵抗はするが、蛇の筋力と毒牙の前には時間稼ぎにもならない。
兎の壁は見る見る間に薄くなってゆき、内側にいる宿儺の姿が垣間見えてくる。
「その必要はない」
その言葉は兎の壁の向こうからではなく、ヴォルデモートの頭上から届いた。
見上げた先には、車両用信号機の上から見下ろす宿儺の姿。
兎の壁もろとも宿儺の姿が影と消えるとともに、頭上へ杖を振り上げるヴォルデモート。
しかし杖の先から緑の閃光は放たれず、代わりに透明なヴェールが引き延ばされるように現れた。
直後、ヴェールの表面に衝撃と火花が弾け、ヴォルデモートが振るった杖の先にいた蛇がなますに切り刻まれる。
宿儺から放たれた不可視の斬撃を盾の呪文で弾いたのだ。
「ケヒッ、ククククッ」
間髪入れず、宿儺は斬撃を飛ばす。
ヴォルデモートには、斬撃は見えていない。
蛇の持つ鋭敏な感覚器官によって大気を裂いて迫りくる気配を感じ、また宿儺の視線や挙動から次の一手を予測する。
魔法使いの決闘において優れた技巧を見せる闇の帝王の戦術眼をもって攻撃を受け流す。
とはいえ、付け焼刃の対応。
何より大前提である攻撃が不可視である以上、ヴォルデモートの受け身は極めて効率が悪い。
どうしても杖での防御魔術が間に合わない場面が出てくる。
宿儺の周囲を取り囲んでいた蛇たちを動員して周囲を覆い、宿儺と同じように肉の壁を設けるが、それも焼け石に水でしかない。
正面からの斬撃を盾の魔術で防ぎ、死角を守る蛇たちがざくざくと切り刻まれていく中、ヴォルデモートは冷静に状況を俯瞰し、戦術を巡らせる。
(なるほど、撃たせなければどうということはない、か。
術ではなく術者を対応困難な状況に追い込み死の呪いを撃つ隙を与えないとはな)
斬撃の切れ味は嫌と言うほど目の当たりにしている。
奇しくも相手の術はこちらと同様に一撃必殺級の威力を持っている。
条件は等しく、置かれた状況もほぼ同じ。
ならば、壁で状況を膠着化させ視界の外に逃れるという宿儺の動きは、ヴォルデモートにとっても有効な動きとなる。
蛇の壁がひと際大きく切り裂かれた。
その隙間から更なる斬撃が襲い来るであろうことは予測するまでもない。
しかし、移動術勝負は魔術師に軍配が上がる。
宿儺の追撃よりも早く、ヴォルデモートの姿が黒煙となって霧消する。
死の飛翔(vol de mort)の名に相応しき、箒を用いない飛行術。
宿儺もその速度、軌道を見極め斬撃を当てようとするが、かの幻獣セストラルにも比肩する速度で、車両用信号機の上に立つ宿儺の周囲を飛び回るヴォルデモートには当たらない。
飛び回る黒煙は不規則な軌道を描き、宿儺からの斬撃を躱しつつ、今度はこちらからも緑の閃光を放つ。
斬撃をぶつけ、時に身を引いて光線を躱す宿儺。
自在に飛び回り、盾で斬撃を防ぐヴォルデモート。
史上最強の呪術師。
史上最悪の魔術師。
両者、一歩も譲らず。
そこに割って入るのは―――、
◆
(なんという無様だ。このオレが、ベルの生まれともあろう者が、"手心"を加えられていたとは……ッ!!)
口を塞がれ、右手を喰われ、内臓をつぶされ。
それでもゼオンは立ち上がり、吹き飛ばされたビルの窓から屈辱に震えながら、交差点での戦いを見下ろしていた。
ゼオンとの戦闘では、蛇も人食いも術の名を口にしていた。
しかし今、両者ともほぼ無言で術を行使している。
戦闘中の発声は運動時の呼吸を妨げ、迂闊に行えば舌や唾液で気管を塞ぐ恐れもある。
やらずに済むならばそれに越したことはない。
逆に言えば、ゼオンとの戦闘はあの二人にとって全くの片手間であったのだろう。
それに対し、こちらは魔物の術の原理上、発声は不可欠。
奴らの術がこちらの術よりも完成されているなどとは微塵も思わないが、それでも見下される理由にはなるだろう。
これらの事実が、幼き雷帝の気位を激しく傷つけた。
(……認めるしかない。認めよう。
オレは今、人間に後れを取っているのだと)
しかし、現状はありのままに受け入れなければならない。
あの二人に打ち勝ち、この殺し合いを勝ち抜き、魔物の王に相応しいのはこのゼオン・ベルであると証明するために。
そのためには、"人間を越えたものにならなければ"。
◆
「……うん?」
宿儺が「解」の連撃を停めた。
ヴォルデモートも高速飛行を中断し、空中で制止する。
二人の視線の先には、ビルの割れた窓ガラスから顔を見せるゼオン・ベルの姿があった。
右腕からは血が流れ続け、内臓が潰されたことで急激な貧血に襲われているはずである。
事実顔面蒼白なゼオンだが、その視線からは緩むことのない殺意が、変わらず二人を見下ろしている。
「起きたか童。すまんが後にしてくれるか」
宿儺の軽口に返答はなかった。
唇は未だにヴォルデモートの呪いによって塞がったままだが、それを踏まえても、ゼオンは宿儺に一切の反応を示さなかった。
ただ静かに、ゼオンは無事だった左腕を掲げてみせた。
―――――その手には、石でできた仮面が握られていた。
装着し、血の噴き出る右腕で仮面を撫でた。
血液が石仮面へと浸透し、隠されていた機能が動き出す。
石仮面が起動し、裏面の穴から伸びた骨針がゼオンの頭部を覆い、深々と突き刺さった。
「……さて、どうなる」
宿儺のつぶやきの意味を、ヴォルデモートは知る由もない。
両者の視線の先で、ゼオンが"叫んだ"。
「ZIGAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!」
呪文によって塞がれていたはずの唇が引き裂け、中の口蓋が露わになる。
その声量、響き、込められた殺意と獣の如き獰猛性に、宿儺とヴォルデモートの警戒心が一段引き上げられる。
やがて叫び声がやみ項垂れたゼオンの顔から、石仮面がカランと落下した。
しばしの膠着状態。三者間の緊張感が強まる。
三人全員が、ゼオンの肉体、その目に見えぬ腹の内側に起こった変化を読み取ろうと、極限までに集中力を高めていた。
全員が棒立ちとなったその隙を、ゼオンが突いた。
「バルギルド・ザケルガ!!!!」
絶好の機会にゼオンが選んだ術は、相手の意識を保ちつつ肉体や精神にダメージを与える雷撃。
この雷を受けた者はゼオンの雷を目にするだけで苦痛を再体験するようになる。
格の違いを思い知らせ、手綱を引くには最も都合の良い術といえる。
巨大な雷撃が上空から降り注ぎ、周囲に粉塵を巻き上げる。
視界が遮られるが、ゼオンは構わず術を出し続けた。
「おおおおおオオオオオオ!!!!」
加減することなく、しかし殺意を込めるわけでもなく。
ゼオンの胸中にあるのはたった一つの思い。
―――思い知れ。
力の差を思い知れ。
己の無力を思い知れ。
オレの強さを思い知れ。
万感の指向性を持ちながら一色で統一された念、自尊心を満たすための制裁欲。
無限に沸き立つかに思えたその思いも、形として発するだけの"心の力"には限りがある。
やがて雷に勢いがなくなり、肩で息をするゼオンの腕が下ろされた。
ざまを見よと、敵の無様な姿を、あるいはその亡骸を見つけようと粉塵に目を凝らし、その目が見開いた。
薄れゆく粉塵の向こうに影が二つ。
一つは空中で六角形の障壁に包まれたヴォルデモート。
もう一つは宿儺―――の立っていたはずの場所に佇む異形の巨人。
「鵺」「渾」
――――嵌合獣 顎吐
三つの式神の術式を継承した鵺は、自身の呪力特性上、電撃に耐性がある。
それでも魔界で雷帝の異名をとるゼオンの雷を完全には無効化できずその肉体は多少焼かれていたが、「円鹿」由来の反転術式でカバーできる範囲。
しかし、そんなことを知らないゼオンは宿儺を守った式神のタフネスに慄いていた。
相手の心を折るため、最大呪文を選ばず威力を抑えた術を使用した判断ミスを悔やみ、
そして、背後から迫る宿儺へと向かい合った。
「気付いたか」
宿儺は顎吐を盾に雷撃を凌ぎ、攻撃が終わった隙をついてビルを駆け上がりゼオンの背後をとろうとしていた。
動きを読まれた宿儺は素直に立ち止まるが、その代わりに―――、
「解」
ゼオンの全身を斬撃が襲った。
ザクザクと全身を切り刻まれ、おびただしい血液が噴出し、流れる。
耳が落ち、鼻が削げ、目が潰れる。
マントでの防御も、雷の迎撃も間に合わない。
それでもゼオンは前に出た。
(これは―――、)
宿儺の思考は途切れた。
呪いの王の頭の回転よりも、ゼオンが左拳を横面に叩き込む方が早かった。
頭蓋と左拳、双方の骨が砕け、肉を裂き皮を突き破り、そしてさらに互いの肉を抉る。
それだけの衝撃が宿儺を襲い、ビルの柱を薙ぎ倒し、壁を突き抜け、交差点中央へと強かに叩きつけられた。
ヴォルデモートの爆笑が、夜の交差点に響き渡る。
一方、未だビルの中に留まっているゼオンは、自身の肉体へ起こった変化について理解を深めつつあった。
石仮面。
その効果は使用した人間を吸血鬼へと進化させるというもの。
支給品としての概略は添付されていたメモで把握しているが、実際の程はどうなのか。
まず、確かに膂力の強化が感じられる。
しかしゼオンは元々魔物であり、人間を越えた運動能力を持っている。
強くはなっているが、特筆すべきほどのパワーアップには感じられなかった。
注目すべきは、回復力と身体操作能力であろう。
全身への斬撃を受ける衝撃の中、正確に宿儺の顔面へ拳を命中させたことが、なによりの証左だった。
加えて、宿儺からの「解」をほぼ無防備なまま受けたにも拘らず、すでにその大半が治癒しつつある。
切断された右腕を再生するまではいかなかったが、たった今粉々に砕けた左手は時間を置けば元に戻ることが、感覚として理解できた。
確かな強化を実感しつつも、ゼオンの表情に緩みはない。
先の攻撃では、この期に及んで力を出し渋る愚策を晒した。
結果的に一矢報いる形となったが、これでは"お互い"満足は出来るはずもない。
ゼオンは宿儺が突き破った壁の穴から身を躍らせ、隣のビルの屋上へと飛び上がった。
交差点中央は、墜落時に出来たクレーターから宿儺が悠然とした歩みで出てくるところだった。
空中で静止したままのヴォルデモートは、その両者と等しく距離を取れる位置に陣取っていた。
味見、品評の時間は終わった。
もはや小細工など無しに、己の全力でもって障害を取り除かなくてはならない。
三者の認識が一致する。
この場にいる全員が動き出す、その刹那。
ヴォルデモートが杖を振るい、三度ゼオンの口を塞いだ。
術発動時、発声が不可欠となる魔物の戦闘において、この呪文は最悪の猛威を振るうことになる。
それに対し、ゼオンは―――、
◆
"これ"は、ゼオンにとって初の試みだった。
成功するかはわからないが、出来なければ従来のやり方を続けるだけのこと。
しかし自身の肉体へ起こった変化を把握する中、ゼオンには目論見が成功する確信があった。
音もなく、それらは現れた。
両面宿儺の背後から現れた、人食いの大社。
領域展開、伏魔御廚子。
ヴォルデモート卿の背後に渦巻く、邪炎の大蛇。
闇の魔術、悪霊の火。
そして、ゼオン・ベルの背後に浮かび上がる、雷の天使。
現時点における彼の最高・最強の術。
ジガディラス・ウル・ザケルガ。
ゼオンの口は、開かれている。
吸血鬼の回復力に任せた力づくの解放であるが、その口は術の発動に際して発声を行わなかった。
詠唱の省略、無言での術行使。
これまでゼオンが行わなかったそれを目の当たりにした二人の王が、ここに来て初めてその口を緩やかに歪ませる。
もっとも、それは微笑などと呼ぶにはあまりにおぞましく、邪悪な形をとっていたが。
そしてここに、エリアD-3の交差点に、三人の王が放つ最大規模の術が顕現する。
その余波は周囲にある全ての窓ガラスを砕き、溶かし、蒸発させていく。
アスファルトが歪み、ひび割れ、至る所のマンホールからは配水が噴出する。
電信柱やガードレールなどはすでに根元からひしゃげて倒れる。
ビルの壁面に掲げられた電子看板の固定が外れ、彼方へと吹き飛んでいった。
周囲に破壊を、破滅を振りまきながら、ゆっくりと三者は接近してゆく。
熱が、衝撃が、そして、眩い光が、夜の街を――――、
◆
「良い意趣返しだな、小僧」
ヴォルデモート卿の言葉に、ゼオンは鼻を鳴らした。
視線の先では、未だ炎熱に燻るアスファルトに腰を下ろした宿儺が、肘のあたりで炭化し断たれた右腕の具合を確かめていた。
落とされた宿儺の右手は今、ゼオンが持っている。
焼野原となった交差点。
正面から衝突した三人の王は、その全員が命を落とすことなく生き延びていた。
三者による同時攻撃。
しかしその実、宿儺が発動した領域展開は自動で無差別な攻撃を行う。
ゼオンは持ち前のマントと吸血鬼の再生力を頼りに耐える姿勢を貫いた。
ではヴォルデモートはというと、こちらは相応の努力と工夫を強いられていた。
宿儺の斬撃は多方面から襲い来る。
そのため、通常の防御魔法や盾の呪文では耐え切れないと踏んだヴォルデモートは、この交差点にやってくる前に出会った、紫の髪の魔術師を参考にしていた。
彼女が用いた六角形の障壁は、その構造上、全方位を守ることに適している。
実際、ゼオンの広範囲攻撃「バルギルド・ザケルガ」を防ぐ際に試験的に運用していた。
加えて、ヴォルデモートは知る由もないことではあるが、周囲を覆い外界を遮断するこの技は呪術において確かな意味を持つ技術と化していた。
簡易領域や彌虚葛籠(いやこつづら)ほどの精度は無くとも、領域の必中効果を阻害するだけの精度を発揮していたのである。
その上で、ヴォルデモートは宿儺の斬撃を防げている状況が偶然の産物であると理解していた。
故に、ジガディラスが放つ高濃度の雷撃砲に合わせ、悪霊の火の狙いをやや宿儺側へ傾けていた。
ゼオンが放つ雷撃とヴォルデモートが操る業火に対し、宿儺の斬撃は敵の攻撃と真っ向から撃ちあえる性質ではない。
結果として、三者の中で宿儺のみが手傷を負うこととなったのである。
裏を返せば、ヴォルデモートの助けによってゼオンは宿儺に一矢報いたとも言える。
それを理解していないゼオンではなかったし、宿儺とヴォルデモートもまた把握している事実ではある。
それでもヴォルデモートがそれを口にしない以上、この場においてはゼオンによる戦果として扱われることになる。
「奪われたなら奪い返す、それだけだ」
それはバオウのことを言っているのか、ゼオン自身にしかわからないことだろう。
ゼオンはおもむろに宿儺の右手を、己の右腕にあてがった。
しばらくそうした後、添えていた左手を離せば、切断された右腕に宿儺から奪った右手がくっついていた。
「フム、ちと太さが合わんが、しばらくすれば馴染んでくるだろう」
「面妖な……、まあいい。では一時の同盟者として貴様を認め、今後の話をするとしようか」
それでいいな、人食い。
ヴォルデモートが嘲りの視線でそちらを見れば、宿儺は苦笑しながら無事である左手を振って見せた。
恭順とはいかないが、それでもゼオンの意思を鑑みようという二人の姿勢に、ここに来て初めてゼオンの胸中に熱がこもる。
誇らしさ、達成感ともいえるそれに、しかしゼオンは蓋をした。
まだ何も成し遂げてはいない。
これは始まりでしかないのだから。
「協力と言っても、最初に言った通りオレが望むのは殺し合いのスムーズな進行だ。
会場を東、中央、西に分け、それぞれが分担し弱者を間引く。
エリア数が三で割り切れないこともあるが、戦闘中の移動も考慮して具体的な区域分けはしない」
「強者はどうする。まだ俺たちのような跳ね返りがいるかもしれんぞ」
軽口を叩く宿儺。
ゼオンはヴォルデモートに視線を送り、宿儺を指さした。
意図を読み取った闇の魔法使いは、杖を振るう。
「口閉じよ<オスコーシ>」
「―――……ケヒッ、オレは当然の疑問を述べたまでだが?」
宿儺の口蓋が皮膚で覆われるが、その頬に新たな口が現れ、宿儺の発言を阻害するに至らなかった。
ゼオンはため息をつき、疑問に答える。
「強者との戦闘は避けろ。程度次第だが、実力の程が測れた時点で再戦を約束するか、強制的に離脱だ」
「おびき寄せ、我々三人で叩くか?」
「それが確実だろう」
今度はヴォルデモートが鼻を鳴らした。
利用するのはいいが、協力するのは気位に触れるのか。
しかしそれも実際に戦闘が始まれば、その場の戦術次第でどうとでもなる。
まあよかろうと、闇の帝王は引き下がった。
「では、合流地点はここD-3。
時間は、次の日没とするか」
(コイツ、やはり"ワザと"か……ッ)
宿儺の頬が発した提案に、ゼオンのこめかみに血管が浮かび上がった。
ゼオンの言う"ワザと"とは、石仮面のことだった。
この支給品は元々宿儺に与えられたものであり、戦闘中に彼のバックパックを奪ったことでゼオンの手に渡っていた。
そのバックパックであるが、石仮面以外の物品が入っていなかった。
それも当然のこと、支給品やスマホなどは宿儺が自身の影の中へ格納している。
宿儺からすれば石仮面は、使うつもりのないゴミでしかなかった。
機会があれば他者を使って実験の一つでもするか、最悪奪われてもいいものとして扱っていたのである。
人間を超越した生物となったゼオンは、これを本心から有用な品物であると認識している。
多種多様な魔物の中にあっては、多少の異形は障害にも差別にも繋がりはしない。
しかし、肉体を不可逆的に変容させることを躊躇わなかったと言えばウソになる。
日の出を合流のタイミングとすれば、そのあとのゼオンの行動が制限される。
日没はゼオンにとって限りなく良いタイミングであることは間違いない。
それを提案してきた宿儺への感謝など、欠片たりとも湧くはずもないが。
「……いいだろう。オレは西へ行く」
「俺様は中央だ」
「なら、俺は東だな」
会話も最小限に、三者は各々の持ち場へと歩き始める。
互いが見えなくなるその前に、ゼオンは振り返った。
「オレの名はゼオン・ベルだ!」
「……両面宿儺と呼ばれている」
「俺様は、ヴォルデモート卿だ」
一時の協調。
油断のならない連帯。
しかしここに、殺し合いの激流を加速させる確かな動きが始動する。
三つの影が夜の闇へと溶けていく。
焼け爛れた交差点には、まだ燻る硝煙と、砕けたビルの残骸だけが残された。
遠く、殺し合いの気配を察知したのだろうか、どこかで新たな悲鳴が上がる。
それは三頭政治の始まりであり、同時に――この殺し合いという名の狂宴が、更なる深みへと沈んでいく合図でもあった。
夜はまだ長い。
【両面宿儺@呪術廻戦】
[状態]:呪力消費(中)、術式への制限(自覚済み)、頬骨骨折、右肘から先を焼失(反転術式で回復中)
[装備]:なし
[道具]:スマホ、ランダム支給品×0~2(影に格納済み)
[思考・状況]基本方針:塵殺。
1:ヴォルデモート、ゼオンと連帯し、会場の東で弱者を狩る
2:術式への制限について情報を集める。
3:最後に女の後ろにいそうな主催と闘るのも悪くない。
4:マハトは殺す。
5:次の日没時にD-3へ向かう。
※参戦時期は25巻。人外魔境新宿決戦開始直前で、所謂"伏黒宿儺"です。
※魔虚羅は一戦闘後自動的に顕現解除されるよう制限されています。
※一度顕現させると次の顕現まで六時間必要となります。
※「大蛇」「虎葬」「円鹿」が「鵺」へ継承され、「嵌合獣 顎吐」に変化しています。
【ヴォルデモート卿@ハリー・ポッターシリーズ(映画版)】
[状態]:魔力出力への違和感(自覚済み)、疲労(中)
[装備]:ニワトコの杖、ナギニ@ハリー・ポッターシリーズ
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×0~1
[思考・状況]基本方針:優勝する。
1:宿儺、ゼオンと連帯し、会場の中央で弱者を狩る。
2:ツンツン頭(上条)は必ず殺す。
3:次の日没時にD-3へ向かう。
※参戦時期は死の秘宝part2、ハリー戦(最終)の途中からです。
※ナギニの『分霊箱』としての耐性はある程度制限されています。
※『アバダ・ケダブラ』の物理的貫通力がほぼ無効化されています。
【ゼオン・ベル@金色のガッシュ!!】
[状態]:全身にダメージ(大、回復中)、右手首切断(回復中)、吸血鬼化
[装備]:石仮面
[道具]:基本支給品、ランダム支給品(東方仗助)×1~2、ランダム支給品×1~3
[思考・状況] 基本方針:優勝する。
1:ヴォルデモート、宿儺と連帯し、会場の西で弱者を狩る。
2:次の日没時にD-3へ向かう。
※ファウードを乗っ取った直後からの参戦です。
※瞬間移動能力に制限が掛かっています。具体的にどのような制限かは後の書き手さんにお任せします。
【支給品解説】
石仮面@ジョジョの奇妙な冒険
両面宿儺に支給。
血液に反応して装着者の脳に骨針を突き刺し、人間を超越した存在「吸血鬼」へと変化させる。
使用者がスタンド使いの場合、その能力すらも強化することがあるが、そのほかの異能においては……?
最終更新:2026年08月24日 20:37