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Handy Safe Pro
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Handy Safe Pro
1.概要
パスワードなどの個人情報管理ソフト
Windows Desktop用ソフトとセットになっており、簡単に同期が出来る(携帯電話からは出来ないが)。
カード型データベースになっており、各項目のラベルも自由に編集できる。
あくまで情報管理が目的のため、計算式などは使用できない。
旧バージョンにHandy Safeがあり、Windows Desktopのソフトで日本語が文字化けしていたが
Handy Safe Proになって解消された。
2.設定
2.1 初期起動
初期起動時はパスワードの登録要求画面になる。
パスワードの登録が終了すれば一覧画面が表示される。
2.2 設定画面
設定画面の項目は少ない。


Lock in background [Yes|No] : バックグランドにアプリを遷移させた際にロック状態にするかどうか
Autolock [Yes|No] : アイドル状態で自動ロックするかどうか
Timeout (mm:ss) [mm:ss] : 自動ロック有効の場合のタイムアウト時間
3.使用方法
3.1 起動画面
パスワード登録後はアプリ起動時にパスワード入力画面が表示される。
OptionからNew databaseが選択できるが、既に存在するデータベースは削除されるので注意。

3.2 一覧画面
パスワードを入力すると登録しているエントリの一覧画面に遷移する。
ツリー表示は出来ないが、フォルダは階層化出来る。



一覧画面からは以下の操作が可能だ。

3.2.1 Open
個別画面に遷移する。
3.2.2 New
新規でカードエントリ、テンプレート、フォルダを追加する。

3.2.3 Move to folder
エントリをフォルダに移動する。
3.2.4 Rename
エントリのCard nameやフォルダ名を変更する。
3.2.5 More
Editはカードの編集画面に遷移する。
Cut/Copyはカードやフォルダの切り取りやコピーが出来る。
Cut/Copy状態ならPasteで貼り付ける事が出来る。

3.2.6 Find
任意の文字列を含むカードを検索してくれる。


3.2.7 Send

3.2.8 Change password
一覧画面以外でも表示される。
パスワードの変更をする事が出来る。
3.3 個別画面
カードを選択すれば個別画面になる。文字が大きすぎるのが欠点だ。
個別画面ではOptionから以下の操作が出来る。


3.3.1 Edit・Delete
カードの編集、削除ができる。
3.3.2 Copy text
カードの選択中の文字列をクリップボードにコピーする。
パスワードをWebに入力する場合などに使用する。
3.3.3 Send
Via text messageとVia e-mailのみ対応している。
MMSは使えない。本来SMSはキャリアや国の垣根が無いのでMMSを使う意味が無いのだろう。
尚、どちらもCard name以外の内容が本文に貼り付けられる。

3.4 カードの新規作成/編集
カードの新規作成では、使用するテンプレートを選択する。
標準実装されているテンプレートか、自作のテンプレートの中から選択できる。

標準実装されているテンプレートは34種類と豊富だ。多すぎて探すのが面倒かも知れない。





3.4.1 カード作成/編集画面
テンプレートを選択するとカードの作成/編集画面に遷移する。


カードの作成画面で項目の追加、削除、名称変更、属性変更や項目の内容入力を行う。
項目の種類は4つだ。Number fieldにも数字以外が入力できるのは不具合なのか仕様なのかは不明。


各項目のラベルは全て変更出来る。Contactsと良く似ていて使いやすい。
項目の位置を変更する事も出来る。Contactsにも欲しい機能だ。

テンプレートとして保存すれば自作テンプレートとして使えるようになる。

3.5 テンプレートの新規作成/編集

テンプレート作成/編集画面では最初(でなくてもよいが)に名前を入力する。

次(でなくても良い)にChange iconでアイコンの変更を行う。




その後、必要な項目を追加していく。使用できる項目の種類はカード作成時と同じ。
ここでは各項目の種類が小さい字で表示される。大きい字はカードで項目名として表示される部分。


Save templateでテンプレートの出来あがりとなる。


3.6 Windows Desktop ソフト
携帯電話用と同様な操作が可能なWindowsソフトが付いている。
起動画面も似ている。
さすがに解像度が高いので表示レイアウトも携帯電話用よりも見易い。
なによりキーボードとマウスで操作できるので、大量に入力するような場合には助かる。
目玉はSyncだ。携帯電話のデータベースと同期してくれる。
携帯電話からの同期操作は出来ないが特に不便には感じない。
他にはパスワード属性の内容はアスタリスクで表示する機能もある。
バックアップ/リストアやインポート/エクスポートも出来る。
バックアップファイルは専用の形式で保存される。エクスポートはXML形式となる。

4.公式サイト
5.入手方法
公式サイトからトライアル版がダウンロードできる。
6.最新バージョン
2009.11.05時点
1.01.(19)
7.インストール情報
7.1 メインプログラム
Name : Handy Safe Pro
Supplier : Epocware
App size : 658KB
Name : Handy Safe Pro
Supplier : Epocware
App size : 658KB
7.2 個別ライブラリ
特になし
特になし
7.3 Supplier共通ライブラリ
Name : Handy Tools
Version : 1.00.(1)
Supplier : Epocware
App size :
Name : Handy Tools
Version : 1.00.(1)
Supplier : Epocware
App size :
7.4 S60共通ライブラリ
特になし
特になし
8.価格
$34.95
9.個人所見
旧バージョンから使っており、既に手放せないソフトとなっている。
仕事上でも数十個ものパスワードを保持するような状況で、システムによってパスワードのポリシーが違うため同じパスワードが使えなかったりして、ハッキリ言って覚えていられない。
またインターネットのサービスなどもIDとパスワードが必要な場合が殆どだ。
Webブラウザと連動してパスワードを選択入力出来るような仕組みがあると助かる。
Contactsの使用感に似ているので個人的には使いやすい。文字数が多くても複数行表示してくれる。
欲を言えば文字サイズの変更には対応して欲しい。値段が高い気もするが、今更気にしても仕方ない。