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一騎討ち - (2018/09/21 (金) 16:37:44) の編集履歴(バックアップ)


どこからともなく落下してきた崖にかかった橋の上で戦い、敗者は足場ごと転落するという男塾風味溢れる一騎討ち。
武力自慢の猛将たちの見せ場であり、上手く使いこなせば戦場の帰趨を一変させる事ができるが、
実は三國志7の一騎討ちでできる事は多くない。
ごく単純に殴り合い、ごく単純に武力が高い方が勝つ。武力が低い側が逆転したり、逃げ切る事はほとんど無いと言っていい。
そのため、武力が高い側が申し込んでも引き受けてもらえる事は少なく、
「武力が高い側が一騎討ちに持ち込んだ時点で勝ち」を織り込み済みでゲームが製作されていると考えて良い。

一騎討ちのルール

  • 5ターンに渡って、戦いが繰り広げられる。5ターン過ぎると引き分けになる。
  • 同一ターン中の行動順は固定されていない。お互いにあと一発でやられるという時は手に汗握る瞬間。
  • どれほど圧倒的に武力の差があろうと、絶対に戦死はしない。たとえ虎に負けても食い殺される事は無いのが安心である。
  • 一騎討ちからの逃走は不可能。
    そのため、シリーズ他作品にあった「名馬を持っているので逃げ切る」「逃げるところを追いつかれて背後からバッサリ」「逃げるところを弓矢で射落とされる」などの展開は無い。
  • 敗北すると敵に捕まる。名馬アイテムを持っていても捕まるため、名馬持ちの君主(曹操とか)を捕獲するのに有効。
  • 呂布と趙雲は特殊な補正がある。呂布補正のページを参照。
  • 特技「一騎」があると武力が20高い扱いになる。
  • 黄忠や夏侯淵など、弓が得意な武将でも、一騎討ち中に特殊な行動はしてくれない。
  • 流星鎚や飛刀などいかにも暗器っぽい武器を持っていても不意打ちで大ダメージなどは無い。

特技「一騎」

「一騎」の特技があると、一騎討ちの時に武力が20高く計算される。
しかし、後述する「必殺技による負傷」が発生する時、基準となる武力は特技を考慮せず、そのままの値を用いる。
つまり武力80の軍師の三段斬りで、武力70(+20)=実質武力90の武官が負傷するのである。
「一騎」は持っていないが武力が高い軍師は、ザコ武将を相手に戦うと有利なのだ。
徐庶などは狙ってもいいかもしれない。

意外かもしれないが、青釭の剣などの武器アイテムを持っても「一騎」の能力は追加されない。
アイテム登録で製作する武器に付けることはできるが、もともとゲームに登場している武器は変更できない。

武将たちの行動

武将たちは1ターンに4回行動する。
行動の内容はおおまかな指示しか出せず、武将たちはかなり勝手気ままに戦ってくれる。

突き 相手にダメージを与える
縦斬り 相手にダメージを与える
横斬り 相手にダメージを与える
気合 自分の攻撃力を高める
大喝 自分の攻撃速度を高める
集中 必殺技・連続技・反撃が出やすくなる
回避 攻撃せず、回避を試みる。上手く行くと相手の攻撃をかわしたり、反撃したりする

このうち、「相手にダメージを与える」以外の行動はほとんど役に立たない。
いかにも「戦いの序盤は自己強化系を使っておき、終盤に勝負をかける」という作戦が有効そうだが、実際は何も考えずに通常攻撃だけしてくれた方が良い。
特に、お互いあと一発で倒れると言う時に、せっかく相手より先に行動できたのに自己強化系が出てしまって、直後に相手の通常攻撃でやられた時のむなしさは筆舌に尽くしがたい。
小細工など一切無用、とにかく攻撃あるのみ。

必殺技

上記の行動のうち、たとえば「突き」が二回連続で出ると「二段突き」になり、少しダメージが高くなる。
「二段突き」「二段斬り」「十文字斬り」あたりは大きな違いは見られないが、
「三段突き」「三段斬り」が発生すると目に見えて効果が大きくなり、この時相手との武力差が10以上あれば怪我をさせることができる。
もともと武力10以上もリードしていたのに、さらに相手が弱くなるわけで、こうなればもう勝負は決まったも同然。

そして、(おそらく攻撃が4回重なったときに)超強力な必殺技が発動する。
必殺技は、ハンドブックによれば6種類存在する。
稲妻斬り、火炎斬り、真空突き、飛燕斬り、無双乱舞(呂布専用?)と、あと1種類あるはず。
自分でコマンド選択して意図的に出す事はできないし、どれが出ても勝ったも同然なので、性能の差は無いと言っていい。

必殺技は相手と武力の差が無くても怪我をさせることができる。
そして、相手が怪我をしたら武力に差ができるので、そこからは三段突きなどでも怪我が発生する。
完全に戦力の均衡が崩れてしまうので、「必殺技が出れば勝利確定」と言えるほどだ。

この必殺技がとても強力なので、いかにも「試合の序盤に集中を出して、後半で必殺技を狙う」という戦術を考えてしまいたくなるが、これが上手く行かない。
なぜなら、まず意図して集中を使わせる事ができないためにそもそも戦術自体が成立せず、
さらに複数回の通常攻撃を連続させねばならないと言うことは、集中を行うこと自体が必殺技発動の邪魔になるからである。
そんな事をしてる暇があるなら一発でも通常攻撃を増やして敵の体力を削った方がいい。

あと、最高の勝ちパターンは初手で三段攻撃が出て相手が怪我するという流れである。
こうなればもう一方的な戦いになってしまって、自己強化系などいらなくなる。

呂布と趙雲の二人は、必殺技が出る確率が高くなる。呂布補正のページを参照。

プレイヤーからの指示

以上のルールや傾向を踏まえて、プレイヤーが武将に出せる指示は5種類。
はっきり言って「強気に攻める」以外はいらないし、プレイヤー側は「強気に攻める以外を選択しない」という有利さがあると言っていいほど。

大技を狙う 必殺技を狙う。
出ればいいのだが、そう上手い具合には行かない。5ターン全部使っても全く出ない事も多く、はっきり言って当てにならない。
必殺技が出なかった場合は、おそらくランダム行動4回。
強気に攻める 通常攻撃3回+ランダム行動1回。
「真面目に戦う」と言い換えてもいい。
これまでの説明で「いらん事は考えないでいいからとにかく攻撃だけしてろ」という方針が最適だと言ってきたが、それがこの指示である。
これを指示できるために、武力が互角の勝負ならおおむねプレイヤー側が勝つと言ってもいい。
普通に打ち合う ランダム行動4回。
とても普通とは言い難い。
守勢に回る 回避2回+ランダム2回。
武力が低い側が時間切れ引き分けを狙うためにある作戦だが、そのまま叩き潰されることがほとんど。
とは言え、劣勢な側が強気に攻めたり大技を狙っても無駄。
はっきり言って、三國志7の一騎討ちは、弱い側はただやられるしか無いのだ。
護身に徹する 回避4回。
「守勢に回る」同様、無駄な抵抗である。
一応、反撃に成功すると相手が負傷する事があるので、それで武力差を逆転して攻勢に出る……と考えてしまうが、
実際にはそんな局面が訪れることはほとんど無いだろう。
だが、武力が低い側ができる事と言ったらこれぐらいしか無いので、一騎討ちが始まってしまったら仕方なく選ぶことになる。
相手との武力差が大きいほど反撃の威力が高まるので、万に一つの逆転勝ちもあるかもしれない。

実戦での活用方法

これまで説明してきたように、三國志7での一騎討ちとは単純に武力が高い方が勝つ。単純に攻撃を繰り出すのが一番いいと言う単純明快な内容である。
一騎討ち申し込みが通った時点で結果は見えているので、実戦では「どのようにして一騎討ちを始めるか」こそが最大の問題となる。

  • 「混乱」の計略や、突撃、毒罠などで混乱した部隊に一騎討ちを申し込むと、無理矢理一騎討ちに持ち込むことができる。
    最も多用される戦法。
    攻城戦では「総攻撃」「総門壊」に参加すると一騎討ちを申し込めなくなるので、個別行動で行おう。
    攻城戦の守備側が、「修復持ち武将=修復、知力が高い武将=混乱、武力が高い武将=混乱した敵に一騎討ち」で粘り続けるという戦術もあり。
    聖獣「大鵬」による強制混乱から一気に曹操を捕まえるという手も。
  • 勇猛が高く、冷静が低い武将は勝手に一騎討ちを引き受けてしまうことがある。
  • 一騎討ちを断ると士気が1低下する。たったの1ではあるが、何度も行っていると有効に働くこともある。
    攻め込まれた側が砦で粘っていて、相手に通常攻撃すらしたくない場合にコツコツ行うといい。
  • 部隊壊滅が近くなると、相手の方から一騎討ちを申し込んでくる事がある。負ける可能性も考慮に入れて、どうするか決めよう。
    勝てば確実に捕らえることができるし、功績も大きい。