ある雪の晩、佐々木は、足を怪我した一匹のトリを救いました。
それから何日か過ぎたある日、佐々木の家にかわいらしい女の子が来ました。
娘の名は、橘といい雪道に迷ったということです。
佐々木は、可哀そうに思い、橘を冬が過ぎるまで家に置いてやることにしました。
橘は、気立てがよく、佐々木の身の回りの世話をよくしました。
佐々木もそんな橘をかわいらしい妹ができたように見守っていました。
やがて、有希も解け、ハルヒがさす季節がやってきましたが、橘は、佐々木の家を離れようとしませんでした。
そして、ある晩のこと、橘は言いました
「お嫁にもらってください」
「え?ええええええええええっーーーー!!!??」
佐々木は、驚きましたが、橘は、あっという間に佐々木に抱きつきました。
「佐々木さん。大好き!」
「ちょ、ちょっとまって。橘さん。僕は、女の子で・・・・!!」
「大丈夫。私も女の子です!」
「ぼ、ぼぼぼぼぼぼっ、僕は、その気がないんだよ!!」
「誰にでも欠点はあります」
「どっかできいたよ。そのセリフ!!」
「うふふふ。佐々木さーん」
「ま、まって。橘さん!!役を超えてるって。まって、落ち着いて!!演技だから、演技だから!!」
「や、やめて!!やっ!!ダメ、ダメダメダメ!!」
「ああー!!おかぁさ~ん!!!」
めでたしめでたし・・・・・・・
最終更新:2009年02月17日 12:28