佐々木、にゃんにゃんする話が見たいらしいぞ。
「そんなことを言ってもね、キョン、僕は今にゃんにゃんしたばっかりじゃないか。
そんなにあれは何回もできる行為じゃない」
ふふ。そうだよな。にゃんにゃんしてるお前は、ありえないくらい可愛かった。
ちなみにビデオに撮ってあるからな。
「な、なんだって?ビデオ?そんなのいつ撮ったんだ、キョン」
「いや、あの花瓶の中に」
テクテク、ガジャーン、グシャ
「これで、廃棄済だ。こんなもの、残しておけるわけないだろう。恥ずかしくて死んでしまうよ」
俺の宝物が・・・・。これを家で何度も再生して楽しむ予定だったのに・・・・
「それよりも、キョン。そろそろ僕の体力も回復してきた。2回戦といこうか」
にゃんにゃん2回戦。やるしかないか。もう一度、あの至福の時を。
ジャン・ケン・ポン
ぐ、ぐあっ。負けた。
「次は君の番だ。キョン」
そうして・・・・・。
にゃ、にゃーん。
「ほら、そんなんじゃまだまだ猫になりきれてないよ。手も猫みたいにして。そうだ。寝転がって。腹をみせるように。
そうそう。キョン。いい感じだぞ。くっく。滑稽・・・・いや、失礼、可愛いぞ」
にゃ、にゃぁ。
10分間、猫になりきるという罰ゲーム。佐々木が考案したそれは、予想以上に、辛かった。
やれやれ。
「おい、キョン。モノローグも猫でやりたまえ」
にゃ、にゃ?
end
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最終更新:2009年10月21日 23:48