携帯電話
佐々木 「今日も携帯電話をポッケに入れて歩くのだが、
いくら待っててもあの人からの連絡はない・・」
佐々木 「まるで、寂しさをポッケに入れた歩いてるみたいだ」
佐々木 「いっそのこと携帯なんて捨ててしまおうと思ったんだが電話帳に
君の名前が入っていて
まるで、君を携帯しながら生きている・・
そんな風に感じて今日もポッケに携帯を入れて歩いている
そんな 変な 僕です」
佐々木 「こんなものがなければ 今日も僕は一人だと 思い知らされることもなく 生きていけたんだろう」
佐々木 「だけどこれがあるから 今日も君のポッケの中に僕の居場所が あるんだろう」
携帯電話その2
佐々木 「ふいに携帯電話を見ていると あの約束も あのけんかも残っていて
まるで僕の歴史を携帯しながら生きている
そんな風に感じる 変な僕です」
佐々木 「さらに、電話帳をぼんやりとみているとどうにもこうにも思い出せない人がいて
まるで、僕よりも僕のこと分かっている そんな・・変な箱だ・・」
佐々木 「もう何も分かんなくなっちゃって 僕を僕のものにしたくなって 電源を切って僕に「おかえり」
佐々木 「こんなものがなければ今日も君がいないこと、思い知らされずに生きていたんだろう」
佐々木 「こんなものがあるから忘れてもいいようなことも
何一つ
失くせずに
いつまでもずっと残っている」
だけど だから 今日も
佐々木 「ポッケに入れて僕は歩いてく」
携帯電話その3
佐々木 「 見えもしない 聞こえもしない 君と繋がっている不思議 」
見えない糸が張りめぐった
佐々木 「その中で今日も僕はさがしてる」
佐々木 「こんなものがなければ 今日も君がいないこと 君と確かにいたこと すぐ隣にいたこと!!!」
佐々木 「そんなことのすべてを 僕と君のすべてを 失せそくせそうにもないこと 忘れられそうにも無いこと」
佐々木 「だけどこれがあるから こんなものがあるから」
佐々木 「今日も どこかにいる 君の ほんの少しだとしても・・」
佐々木 「その中のどっかに僕の居場所が・・・・」
「あるんだろう」
最終更新:2010年09月14日 00:42