ハルヒの世界改変により、俺のジョン・スミスは役立たずとなった。
正確には、使用は出来る。ただ。相手を一方的にしないといけないらしい。
つまりは、そういう事だ。まだ未だ来ぬのジョン・スミスだが……さすがに禁欲に彼は怒っていた。
お前ら野郎なら分かるよな?野郎なら出さないと落ち着かない事もある、と。
一ヶ月以上禁欲を強いられ、俺は朝比奈さんや長門を押し倒したわけだが……
『ふええ!レイプは禁則事項です!……あ、あの、だからコンドームを……。あ、服は脱ぎますから、ちょっと待っていてくださいね?
あの!初めてですから優しく……あれ?キョンくん?』
『強度の発情を確認。朝倉涼子なら自由に使って構わない。嫌なら私でも……』
『な、長門さん!ま、まぁ有機生命体の生殖活動に興味がないわけでないし、吝かでな……キョンくん?キョンく~ん?』
『んっふ……まさかあなたが……。幾ばくの驚愕はありますが、あなたが求めるならば僕がお相手……って、何故スルーしますか?!えらくマジですよ?』
と、まぁ……こんな感じだ。
ハルヒの馬鹿は何だ?俺に力づくで抱かれたいという事か?!晴れない思いのまま団活は終わった。
「……と、まぁ……相談する相手を間違えていないかい?キョン。」
「すまん……だが頼れる人間は、最早お前しか。」
全く面白愉快な。佐々木はそう言うと溜め息をついた。
「一応言っておくが、僕を抱こうとしても彼女らと同じ結果になるよ?キミからのone way trafficにはならない。」
「一方通行か。言い得て妙だな。」
欲望のアクセルレーションにはならんがな。
「まぁ、涼宮さんの考えの大体の予測はつくが。親友、僕を信用出来るかい?」
「無論だ。」
佐々木は、やや頬を染めると俺の手を引いて佐々木の自宅へ連れて行った。
「以降は禁則事項だ。見たいというなら、僕を盛大に褒めて讃えろ。そうする事により禁則は緩くなる。これは既定事項だ。」
結果のみ書く。俺は佐々木に攻められた。
佐々木の推論によれば『欲望の向かうベクトル』の違いのようだ。つまりは『好きに攻めたい』というなんともな理由だ。
「多分、自分の『されたい』という願望の投影をキミにしたんじゃないかい?事実、それの時はキミの……も、役に立ったわけだしね。」
「迷惑な。」
二重の意味でスッキリした。だか、何か色々大切なものを無くした気がする……。
後日、ハルヒに同様の目に遭わされ、佐々木の名前を呼んでしまい…ハルヒが色々とまずい事になったのは、また別の話だ。
END
最終更新:2013年07月01日 00:46