18-401「男たちの挽歌」

ここは文芸部室…現在はSOS団室となっている。ここに男子が会話をしていた。キョン・古泉一樹・藤原三人である
女性陣はドアの前で聞き耳をたてている。ちなみに佐々木団(仮名)もハルヒに呼ばれてそこに居たのである。
実は女性達は自分が居ない時気になる男が普段どんな話をしているか興味があり盗み聞きを実行していた。
「なぁ古泉、ハルヒはBだよな?そして長門はAだと思うが…」
「そうですねえ…僕もそう思いますよ。そう言えば女性はそう言う事は結構気にするようですね」
「ふん、僕には興味無いね…」
一人…黄色のカチューシャを付けている女性が激怒していた。
「ちょっと何よ!あたしはBじゃないわよ!C以上はあるわよ!馬鹿にしてんのキョン!有希もそう思うでしょ!!」
「…………………………………………#」
有希と言われた女性は口には出さないが怒り狂っているようだった。
「まあまあ涼宮さん、ここは気を押さえてくれないかな?悪気があって言っている訳じゃないよ。どうか落ち着いてほしい」
キョンと言う男子を一生懸命フォローしている。だがここで事態が暗転する。
「佐々木はAなんだよ。俺あいつの検査結果見た事あるんだよ。多分周防や橘もAだと思うけどな」
「そうなんですか?いやはや貴方には脱帽ですね。まさか…あの二人のも分かるなんて、僕にはここまで知ることは絶対出来ないでしょうから…」
「僕は興味ないからな!まったく現地人は…そんな事知ったって意味が無い」
朝比奈みくる以外の女性はピナツボ火山が噴火する5秒前…部室外は恐ろしい事になっている。だが中に居る三人はまったく気が付いていない。
「あの~み…み皆さんお、落ち着いてくだしゃーい」
すでに焼き石に水…朝比奈みくるの言葉はまったく効かない。
「くっくっキョン君は言ってはいけない事を言ってしまった…」
「ひどいのです。いくら本当でも…『ギロリ』あっ、いえ何でも無いのです。とにかくどうしますか?」
「―――彼―――憎い―――消滅―――させる」
中の三人は相変わらずほのぼのトークをしていたのだ。
「でも朝比奈さんはOだよな!俺はそんな感じがするよ。どう思う藤原」
「だから僕は興味が無いと言っている!禁則だ」
「本当は、知りたいのでは?ふふふ、まあいいでしょう。そういう事にしておきますから」
「うるさい!禁則といったら禁則だ。」
「しかしハルヒ達遅いな…一体どうしたのやら、やれやれ」
初めて朝比奈みくるのこめかみに怒りマークが浮き上がる。
「ゆ、許せましぇーん!あたしは牛みたいに言われるのは我慢できましぇーん#」
勢い良く部室に入っていき三人を囲んでいた。
「おい、遅かったな。今は三人でな…『問答無用!死になさい!』は?一体何かあっ」
集団リンチ…ドコ、バコ、ドシーン、ボギ、バギ
部屋から打撃音や骨が折れる音等…男三人は、なす統べもなく粛正を受けていた。


その後一時間がたち部室には三人がズタボロに変わり果ていたボロ雑巾姿になっていた‥
「な…ん…で俺達…血液型の話をして…いた…だけなのに…」
「…これが…既定事項…だったのか…僕は何も言ってないのに…」
「………………………………マッガーレ」

終われ



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最終更新:2009年11月19日 06:50
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