19-806「 女達の妄想」

あの悪夢から一週間が過ぎた。勘違いからハルヒ達に受けた怪我も癒えた。
まったく、困ったかぎりだ。今だに誤解を解けずに地獄を味わっていた。
そして今日もまた、俺、古泉、藤原それと谷口。何故谷口が居るのかとというと
たまたま団活が終わった時にたまたま彼女等を見つけて、かなり気に入ったみたいで、
橘と佐々木を紹介しろと煩かったのでこの場にいる。これも既定事項なんだろうな。藤原も相変わらずムスっとしている。
「なあキョンよう、彼女達の中で一番でかいのは誰だよ?」
ピクッ部室の中に緊張が走る。俺達三人は顔を見合わせた。
「すまんが谷口、その手の話題は勘弁してくれないか?嫌な事が起きる感じがする。」
藤原も古泉も同じ事を思っているようだった。
「すみませんがやめませんか?その手の話題は危険な香がするので…」
「……ふん……また怪我するのは嫌だからな。」
ま、とうぜんだ。打撲や間接が外れていたりトラウマが…思わず震えてしまう。
「は?何でだよ!お前達勘違いしてねえか?…………だよ!」
その頃丁度ハルヒが部室に入ろうとしていた。
「また、変な会話しているわね…どうせまた、くだらない話でしょうね。」
するとまた部室から話し声聞こえた。もちろん部屋の四人は聞かれている事はまったく知らない。
「なーんだ!アッチの方の話かと思ったぜ。なんせお前からの話題だからな」
古泉も安心しながら会話に参加した。
「そうですよ。あなたは知りませんが、我々は死ぬ思いをしましたからね…」
そうだぞ谷口空気嫁と言いたくなったが今日は大丈夫なはずだ…何故なら
今日は、ハルヒは佐々木達を迎えに行っているから遅くなるからと
言っていたから安心していたからだ。早く帰ってきていることを知らずに…
「俺達の中で見ると古泉が一番でかいな。次は藤原かな?」
「そうだな。俺とキョンは同じくらいだろ?少し俺の方がでかいんじゃないか?」
嘘だろ?実は俺の方がでかいね、お前はどんな目をしている。お前、その年で老眼鏡が必要じゃないか?
「やれやれ、仕方がないな、証明してやるぜ。立ってみろよ谷口!おい古泉、藤原見ていてくれないか?どっちがでかいか勝負だ!」
「え?どっちがでかい?勃って見せる?まさか部室内で…キョンのアレ…」
この時、外にいるハルヒは何やら興奮しているようだった。
「どうかしました?中に入らないのですかあ?」
「涼宮さん、何かあったのかい?くっくっく、またキョン達が撲達の悪口を言っていたのかい?」
ハルヒは顔を真っ赤にして背後に居る友人達に会話の内容を言うのであった。
「ええと、やっぱり説明しなきゃ駄目?あの…その…キョン達は、ア…アレ…のでかさを(でか竿)…比べているみたいなのよ…///」
「………私と言う個体もアレには興味がある…知りたい。聞き耳をたてるべき…」
するとまだ現状を把握できていない橘が
「周防さん、アレって何ですか。分かります?」
「――――ち――ん――ち――ん…ポッ」
その場に居た全員が顔を真っ赤にしていた。
ドアに変なシルエットが見える。ハルヒ達が帰ってきたようだな、なぜすぐに入ってこなかった?
その後女性陣は落ち着きが無くあたふたしていた。俺達の話を聞いていたのかな?それなら顔が真っ赤にするわけ無いし、
ただ俺達身長を計っていたのにな。女と言う生き物まったく何を考えているのか。やれやれ


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最終更新:2007年09月29日 22:48
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