駅前で俺は久し振りに再会した親友佐々木とともに、近況報告でもとファミレスへと訪れた。
キョン「どうだ?この一年間元気でやっていたか?」
佐々木「そうでね、高校にはいってからというもの、なかなか忙しくて少しグロッキー気味だったんだが、君とあった瞬間にそんな疲れも吹き飛んだよ」
ぐ…グロッキー?意外だな、佐々木の口からそんな言葉が出るとは
佐々木「それでキョンはどうだったんだい?僕としては君が中学時代を顧みて、勉学に励んでいるとうれしいんだが」
キョン「残念だがそっちのほうは相変わらずだな。でもなかなか満足した高校生活は送っているつもりだぜ?」
佐々木「それは何よりだ。まぁ勉強なんて社会に出たら何の役にも立たないからね、重要なのは魂と志だよ」
み…見ない間にずいぶんと過激になったな…まぁいい、それで、この一年間なにか面白いことでもあったか?俺は数え切れないほどネタがあるぞ?
佐々木「そうだね、去年一年間はとても有意義に過ごしいていたよ」
ほう、たとえば?
佐々木「たとえば友人と一緒にイベントへ行ってみたりね。いろいろいったよ。FUJIROCKとかサマソニとか…」
今、なんだって?
佐々木「私の友人に橘さんという人がいてね、彼女はハードロックなんかが好みらしいけど、僕はどっちかといえばパンク系が好きなんだ」
佐々木?おーい
佐々木「今年のサマソニはメンツが良かった、一日中マウンテンステージに張り付いていたよ」
・・・。
佐々木「そういえば、九曜さんはメタル系が好きだったな。あ、九曜さんというのは僕の友人で―」
ダメだ、帰ってこない
佐々木「調子にのってCDをたくさん買ってしまってね、イベント代もばかにならないし、今年はアルバイトでもしてみようかと思っているんだ」
佐々木は何かが壊れてしまったようだ…
佐々木「そうだ、僕が買ったCDをいくつか貸してあげよう。大丈夫だよキョン、僕がお勧めを選んであげるから」
キョン「 」
・
・
・
佐々木「という感じでね、最近は新人もなかなかレベルが上がってきている感じなんだ…それで、キョン、相談があるんだ。もしよかったら今年は一緒にイベントを…」
「 」
佐々木「キョン?あれ…どこ行ったんだ?キョン!?奢りかい?今回は僕の奢りなのかい!?」
佐々木さんは趣味が変わってしまったようです
最終更新:2007年11月08日 11:32