24-662「キョンの中学生活」

中学入ったとたんに塾に行かされた。やれやれ
――キョンの野郎、いつの間に佐々木さんをゲットしたんだ?くそー

嫌なことに、塾までは、自転車でもかなりかかる距離だ
――「君の後部座席は僕の専用だよ。ずっとね。くつくつ」

塾が終わると、夜も遅かった
――バス亭でいちゃつくな、バカップル

塾が無い休日は自宅で勉強だ
――「今日も上がらせてもらうよ。くつくつ」

学校の休み時間もずっと勉強だ
――キョン君と佐々木さんたら、あんなに密着して

雨の日も風の日も勉強づけだ
――「キョン、この傘で一緒に帰ろう」

体育祭は何故かやる気出す奴がいて、息抜きよりも、むしろキツかった
――「君との二人三脚で優勝するために、猛特訓するよ。くつくつ」

文化祭でも、何故か主役が回ってくるし
――「佐々木さんとキョン君でヒロインと主人公ね」―(あの演技のキスは、数にカウントされないよな?普通)

体育の時間は息抜きになったかな、うん
――「50メートルを先に泳いだ方が、喫茶店でお茶を奢るというのはどうかね?キョン。くつくつ」

息抜きと言うと、友人と映画くらいだった
――(ホラーが恐いなんて佐々木も女の子なんだな。思わず抱き付いてくる胸の膨らみも、かなり)

それだけやっても、さすがに私立の進学校には行けなかった
――「既定事項らしいので、ギリギリ合格の彼を不合格にして下さい。未来人に借りを作るために」

・・・・・・

「という、勉強づけの毎日のおかげで、俺は何とか高校進学できた」
「あんたの事を誤解していたわ。てっきり、佐々木さんとヤリまくる合間に勉強していた、と思っていたわ」
「お前の失礼な妄想はおいといて、俺は大学受験に備えるために、今から本格的に勉強しようと思うんだが、良いか?」
(これは、一緒に勉強をしよう、という誘いね)ドキドキ
「まあ、良いわよ」
「ありがとう、ハルヒ。恩に着るよ」
「それくらいは当然よ、団員の将来を考えるのも団長の役目だしね」

「あー、佐々木。ハルヒがOKしてくれた。今日から勉強みてくれ。よろしく頼む」
「ちょっと待てー」

(終わり)

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最終更新:2007年11月13日 21:41
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