「みゆき:つまり、佐々木さんの下の名前がもしキョン妹と同じだったら―」
実は佐々木の下の名前は、我が妹と同じだったんだ。このSSではそうなんだ
あんな珍しい名前の人間が妹の他にあったとは知らなかった。
後で調べたところ、妹を含めて世界に2人しかいないのが判った。
「君が僕に興味持ったのは、僕の下の名前が妹さんと同じだったからかな?」
「きっかけはそうだな」
「ちょっと残念だな。それともこの名前に感謝すべきか」
よくわからないぞ。佐々木
そして、佐々木が俺の家で食事した時のこと。当然のことながら、佐々木の下の名前の話になった。
「へー、佐々木ちゃんはあたしと同じ名前なんだー。あたし達姉妹だよねー」
「そうなったら良いわね」
それを聞いた妹は珍しく何か考え事をしているみたいだった。
「違うよー、佐々木ちゃんがお義姉ちゃんになること無いよー
キョンくんと佐々木ちゃんとあたしはー、漫画のみゆきみたいなんだよー」
何を興奮している。妹よ
「みゆき?何だそれ」
「昔の恋愛漫画でかなり有名なものだよ。男1人に女2人のね。
あの主人公より君の方がずっと良い男だと保証するけどね。くつくつ」
「なんだ、ありきたりの恋愛ものか」
きっと主人公の妹がやたらと存在感出す漫画なんだな、きっと。
「いや、かなり珍しい設定だと思うけどね」
「でも俺が主人公なら、メインじゃなくてサブとくっつきそうだよな、何となく」
マイシスターが何故かブーたれていて、何が面白いか佐々木が笑っていたのだけが記憶に残っている。
これが中学卒業で佐々木と別れる直前の話だ。
その後の話?結局俺は高校時代、どっかの漫画主人公も顔負けの活躍をした。
そして、あの日の自分の言葉どおり、サブヒロインと結婚した。
残念ながら、マイワイフを今でも下の名前では呼んでいない。妹と同じ名前なんて呼べるかよ。
最終更新:2008年01月19日 16:46