16期SDP国外体験学習

イタリアの政治、経済だよ☆

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
 ローマ帝国の崩壊以来1500年以上,イタリアの政治は混乱につぐ混乱でした。そして,今もその状況はあまり変わっていないようです。  とりあえず,議会制民主主義を置く共和国ですが,議会では小党が乱立するという状態がずっと続いています。そのため,政権は常に不安定で短命。これがイタリアの伝統となってしまったのか,汚職事件も後を絶たず,どこかの国の政治と似ていなくもありません。  対外的には,EUの中心メンバーとして,フランス,ドイツらとともに戦後歩んできたおかげで,比較的安定しているようです。一応,G7の一員でもありますが,G7ではきっと最低の水準の経済力を持つ国です。  現在,政治的に問題となっているのは,北と南の南北経済格差です。イタリアは南北に細長い国で,北と南ではまったく違う気候風土を持っています。特に,北部には肥沃で広大なパダノ・ベネタ平野があるのに比べ,南部は山がちで乾燥しているため,農業に関していえば北部の方が圧倒的に有利です。  これに加え,トリノ,ミラノ,ジェノバなどを中心とする工業地帯も控えている北部と,主立った工業都市を持たない南部では,当然ながら経済の格差がかなり生まれてきます。  この状態に不満を持つ南北それぞれの議員が,議会でぶつかり合うことも多く,これがいっそう政治の混迷を深めているのです。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
記事メニュー
ウィキ募集バナー