【詳細】
オーブ軍が開発した量産型MS。機体名の「M1」はModel1の略称であり、量産型1号機を意味する。
モルゲンレーテ社が設計、開発したもので地球連合軍の初期GAT-Xシリーズ及び、オーブがかつて開発した俗に言う「プロトアストレイシリーズ(レッドフレーム、ブルーフレーム等)」の開発データが参考にされている。
その開発にはザフトの技術者も携わっていたと言い、大まかな姿はフレームが赤(オーブにおいて赤はナチュラル用の機体であることを意味する)であることも踏まえ、プロトアストレイのレッドフレームに似ている。
ブラックボックス化されていた
フェイズシフト装甲のシステムは解析できず搭載できなかったものの、高い強度と軽量性を両立した発泡金属を採用。
量産するためにオプション交換機能やセンサー機能をダウングレードしつつ、装備も基本的なものに限られるが機体構造の簡略化によってその信頼性や整備性は高く、発泡金属を採用したこともあって高い機動性を活かし敵の攻撃を回避するアストレイシリーズのコンセプトは継承されている。
しかし機体設計そのものは既に完成していたのだが、肝心の機体を動かすためのOSが完成せず、時期的にはヘリオポリス崩壊以後には完成していたとされるものの、そのOSはオーブ本国に立ち寄ったキラ・ヤマトの協力があって完成した。
それ以前には
MBF-P02 アストレイレッドフレームに搭載されていた試作型OSをイジっていたようでP02の運用データも踏まえて改良されていったものの、完成には程遠い状態だった。
キラの手が入ったOSはサーペントテールの叢雲劾らのテストを行いようやく完成したが、その際に八極拳と思われる格闘技のモーションを取っていたり、本編中でも謎のポーズを取るM1アストレイが映る等、ジャンク屋もといP02のパイロットであるロウ・ギュールの関わりは示唆されていた(サーペントテールのイライジャもロウの関与に感づいている)。
そうしたすったもんだありつつ、不具合の修正を終えた叢雲劾からもその完成度には太鼓判を押し、その上で実践経験の乏しいパイロット用戦闘マニュアルを作成し実戦に投入されることとなった。
最終更新:2024年09月06日 00:36