【詳細】
調達した量産機をベース元に改造し直した上でさらなる改修を施すという形で誕生しており、ブラウカラミティの件も含め3機製造した総費用は予算の2倍以上にも及んだとか。
ロートとは赤色を意味するドイツ語。形式番号のRも「Rot」の頭文字だろう。
ブラウカラミティ、ゲルプレイダー同様、ジャンク屋連合の人工知能「8」が作った「80」という人工知能コンピュータが搭載されており、「トリオシステム」と呼ばれる「80」同士の連携によって戦術的連携を行うシステムを持つ。
そのため本来はパイロットを必要としない完全無人操縦が可能となるが、「80」の暴走を抑制するためにトリオシステムで稼働する機体のいずれかには生身のパイロットが搭乗しなければならない。
しかしただでさえ機体の遠隔操作を含めたコンピューター同士の連携は技術的に困難であり、暴走問題等もあることからトリオシステムはお蔵入りとなった。
武器は先行生産に倣ったものが搭載されており、当初のコンセプトとして「ベース機の能力を2倍に増強しつつ弱点もカバーする」というダブルブイの強化コンセプのもと前衛での防御戦闘を務めるための改修が施されている。
しかしその初期コンセプトではゲシュマイディッヒ・パンツァーを倍の数装備する想定であったが、4枚装備するとエネルギー消費量がとんでもなく跳ね上がり出力係数が破綻するという試算データが出た上に、極めて特殊な装備であったことから部材調達が困難だったことから大元のフォビドゥンと同じ2枚のままとなっている。
それを補うために肩部に宇宙艦艇等に用いられる対ビーム用特殊粒子を放出する噴射口を設置。
ゲシュマイディッヒ・パンツァーと特殊粒子の相乗効果によって対ビーム防御力が向上しコストダウンも図れたという思わぬ成果を上げることとなった。
なおダブルブイはそれを「当初からの想定通り」と主張していた模様。
この相乗効果は
GFAS-X1 デストロイにも採用されている。
最終更新:2025年03月08日 02:46