GAT-X252R ロートフォビドゥン

【型式番号】 GAT-X252R
【機体名】 ロートフォビドゥン
【読み方】 ろーとふぉびどぅん
【所属陣営】 アクタイオン・インダストリー社
【パイロット】 人工知能コンピュータ「80」
【分類】 X200系フレーム採用アクタイオン・プロジェクト量産機改修型特殊戦闘用MS
【動力】 バッテリー
【装備】 75mm対空自動バルカン砲塔システム イーゲルシュテルン
115mm機関砲 アルムフォイヤー
88mmレールガン エクツァーン
誘導プラズマ砲 フレスベルグ
重刎首鎌 ツインニーズヘグ
エネルギー偏向装甲 ゲシュマイディッヒ・パンツァー
拡散ビーム砲
【ベース機】 GAT-707E フォビドゥンヴォーテクス

【詳細】

アクタイオン・インダストリー社が計画した「アクタイオン・プロジェクト」の一環として開発されたGAT-X252 フォビドゥンの強化発展機。

アクタイオン・インダストリー社のヴァリレオ・ヴァレリ(通称ダブルブイ)がアクタイオン・プロジェクトを半ば私物化する形で製造機体であり、GAT-X131 カラミティGAT-X370 レイダーを含む後期GAT-Xシリーズをベースとして製造されている。

しかし1号機であるGAT-X131B ブラウカラミティはベース機を再製造し武装を2倍に盛った影響で総予算の半分近くを食い潰してしまい、残り2機を製造するにあたってのコスト削減のためGAT-X370G ゲルプレイダーとこのロートフォビドゥンはそれぞれ量産機を調達しそれを改造元としている。

調達した量産機をベース元に改造し直した上でさらなる改修を施すという形で誕生しており、ブラウカラミティの件も含め3機製造した総費用は予算の2倍以上にも及んだとか。

ロートとは赤色を意味するドイツ語。形式番号のRも「Rot」の頭文字だろう。

ブラウカラミティ、ゲルプレイダー同様、ジャンク屋連合の人工知能「8」が作った「80」という人工知能コンピュータが搭載されており、「トリオシステム」と呼ばれる「80」同士の連携によって戦術的連携を行うシステムを持つ。
そのため本来はパイロットを必要としない完全無人操縦が可能となるが、「80」の暴走を抑制するためにトリオシステムで稼働する機体のいずれかには生身のパイロットが搭乗しなければならない。

しかしただでさえ機体の遠隔操作を含めたコンピューター同士の連携は技術的に困難であり、暴走問題等もあることからトリオシステムはお蔵入りとなった。

武器は先行生産に倣ったものが搭載されており、当初のコンセプトとして「ベース機の能力を2倍に増強しつつ弱点もカバーする」というダブルブイの強化コンセプのもと前衛での防御戦闘を務めるための改修が施されている。
しかしその初期コンセプトではゲシュマイディッヒ・パンツァーを倍の数装備する想定であったが、4枚装備するとエネルギー消費量がとんでもなく跳ね上がり出力係数が破綻するという試算データが出た上に、極めて特殊な装備であったことから部材調達が困難だったことから大元のフォビドゥンと同じ2枚のままとなっている。

それを補うために肩部に宇宙艦艇等に用いられる対ビーム用特殊粒子を放出する噴射口を設置。
ゲシュマイディッヒ・パンツァーと特殊粒子の相乗効果によって対ビーム防御力が向上しコストダウンも図れたという思わぬ成果を上げることとなった。
なおダブルブイはそれを「当初からの想定通り」と主張していた模様。
この相乗効果はGFAS-X1 デストロイにも採用されている。

88mmレールガン エクツァーン115mm機関砲 アルムフォイヤー75mm対空自動バルカン砲塔システム イーゲルシュテルンは原型機と同様だが手持ち武器だったニーズヘグは刃や槍部分を倍加した重吻双首鎌 ツインニーズヘグとなり、誘導プラズマ砲 フレスベルグは装備そのものが大型化したことで大出力化を実現。
射程が伸びた上、ゲシュマイディッヒ・パンツァーと合わせることで全方位への発射が可能となった。



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最終更新:2025年03月08日 02:46