【詳細】
アズラエル財団傘下の国防連合企業体が、初期GAT-Xシリーズのデータを基に開発した後期GAT-Xシリーズの1機。
GAT-X105 ストライクなどに採用されたX100番台の可変フレームを採用し開発された砲撃型MS。
フェイズシフト装甲を改良した
トランスフェイズ装甲の採用に伴い、余剰電力の大半を火器に回すことで圧倒的な砲撃能力を獲得。
視野の広い後方からの火力支援を得意とする特性から指揮官機としての側面も有している。
本機には単独飛行能力が備わっていないものの、各部のスラスターにより地表および水上をホバー走行することは可能。
また、重武装機でありながら実はレイダーやフォビドゥンの兄弟機の他2機よりも総重量は低く、
GAT-X103 バスターの方がスマートに見えるが実際は比較してみると本機の方が2.72トン軽い。
オルガはこの点を活かし、共闘するレイダーの背に乗ることで空中戦を強行していた。
また、汎用モデルのX100系フレーム系譜に属する本機は、「リビルド1416プログラム」と名付けられた兵装換装方式をベースに建造されている。
これは
GAT-X105 ストライクのストライカーパック・システムをより細分化させ、ベトロニクス(FCS、モビルスーツ・オペレーション・システムなど)、アーマー部位、携行・内蔵武装ら機体内外の全てを対象に「改変」させることで万能機の開発を目指した亜種と呼べるもの。
その実証機として
GAT-X133 ソードカラミティが作られたが、本機を起点としたバリエーションはこれのみで存続せず、フォビドゥン系・レイダー系とは異なり制式採用および量産化もなされなかった。
後に展開された外伝シリーズにて、リビルド1416プログラムによって開発された空戦(エール)タイプの
GAT-X130 エールカラミティが登場。
これによって砲撃(ランチャー)タイプの本機に加え、格闘(ソード)ポジションのソードカラミティとエールカラミティが揃ったことで、ストライク用に開発された初期型ストライカーパック3種類の属性を持ったカラミティが登場した。
また、ブラウカラミティはアクタイオン・プロジェクトによって開発された再建造機であり、カラミティという機体は地球連合軍においてもかなり大きなポジションであり相応の評価、期待があったのだろう。
最終更新:2024年10月18日 01:23