【名前】 |
葛葉紘汰 |
【読み方】 |
かずらばこうた |
【声/俳優】 |
佐野岳 |
【登場作品】 |
仮面ライダー鎧武 |
【初登場話】 |
第1話「変身!空からオレンジ!?」 |
【分類】 |
人間/アーマードライダー→オーバーロード |
【詳細】
ビートライダーズに属する
チーム鎧武の元メンバー。
年齢は20歳、
舞の幼馴染。
両親はすでに他界しているが、
姉の
葛葉晶と一緒に暮らしていて、家計を支えるためにチームを抜けてバイトをし、生活費を稼いでいた。
人間的な意味での「変身」に憧れ、立派な大人になる事を夢見ている。
性格は単純ながら、困っている人を見過ごせない心優しい青年。
ダンスをやっていた経験からか極めて運動神経がよく、初めて手にしたアイテムもすぐに使いこなすなど要領も良い。
生身でありながらアーマードライダーの攻撃を避けたり、インベス相手に格闘戦を挑むなど、その身体能力の高さは作中でも存分に披露されている(なお、作中のアクションシーンはほぼすべて紘汰役の佐野氏が行っている)
持ち前の明るさからチームの年下に慕われる兄貴的な一面も持ち、物語開始時点では光実に特に慕われており、彼にとって紘汰の生き様は励みになっていた。
チームを抜けたことから舞から突っけんどんな態度をとられており、自分の事をそっちのけで人のために行動した結果、貧乏くじを引く生き方を辟易されていたが、チーム復帰後に少しずつ心を開かれるようになり、最近では彼女とともにパフェを食べるなど、徐々にその関係性は改善されてきている。
理由もなく人が傷つく争いを否定しているため、当初はインベスゲームの危険性に疑問を感じていた。
上記の通り対人関係においてプラスに働く点も多く持っているが、その反面ではややそそっかしい面も見られ、周囲に怒られたり、呆れられる事も。
また単純な性格が災いし、すぐ人を信じ浮かれるが直後脚を掬われるなど対人運はあまり良いとはいえない。
自分がダメだと思ったことには反発し、それを押し通そうとするも、自分の意志を補強するための材料を持たないまま突き進んでしまうことも多く、
その真っ直ぐさは人を引きつけ影響を与える反面、危うさを抱えているため疎んでいる者もいる(27話では光実に「紘汰に関わると人はおかしくなる」とまで酷評されてしまう)。
なお、作中では良くバイト探しをしているがその成果は芳しくなく、ビートライダーズに所属しているという風評の悪さにより不採用にされる事も多い(ただし、クリスマスのバイトなど、働いている姿も何度か見られる)。
凰蓮の経営する「シャルモン」では本人が一流の店とは知らずに面接を受けようとした上に、相手からも相性が悪いと言う理由を突きつけられて、まともな面接を受けさせてもらう前に不採用になった。
現在ではドルーパーズの店員としてバイト先を見つけ働いている。
ドルーパーズではいつもツケで飲食をしていたらしく、23話にて初めて1000円札で会計をした際には坂東に驚かれていた(釣りはいらないといっておきながら、まだ1万2千のツケが残っている)。
第1話において舞と共にチーム鎧武のリーダーを務める
角居裕也に呼ばれ待ち合わせの場所に行った際に、偶然クラックを発見。
舞と共にクラックを通ってヘルヘイムの森に迷い込み、そこで戦極ドライバーとオレンジロックシードを手に入れる。
直後ビャッコインベスに襲われ、その最中仮面ライダー鎧武に変身し、
謎の少女のサポートもありつつ撃破する。
戦極ドライバーで鎧武に変身する能力を得て、勝利した直後は「変身できた」と浮かれて、自宅やバイト先でもところ構わず変身していたが、使い方がわかっていなかったため、他者に迷惑をかけ続け、大失敗。
やがてチーム鎧武と
チームバロンとの対決でインベスが暴走した出来事を切っ掛けに鎧武の力は自分のためではなく、人のために使うべきだと知る。
その後はチームに復帰し、アーマードライダーの圧倒的な戦力を持ってインベスゲームで連勝を決め、ビートライダーズのランキング争いでチームを上位にまで持ち上げた。
そして、賞金まで手にして舞い上がってしまうが、「働くとは多くの知らない誰かの役に立つ事、そうする事で手に入るものこそ価値がある」と姉に諭され、力の使い方に思い悩む。
第3話にてシドから戦極ドライバーを入手した
戒斗に勝負を挑まれ、バイクレースを展開した際に再びヘルヘイムの森に迷い込み、
一旦戒斗と別れ森中で裕也の探索を開始するも、偶然斬月(
貴虎)と遭遇し、一方的に攻撃された上その圧倒的な力に手も足も出ず打ち負かされた上見逃された。
その事により戦極ドライバーを手に入れた事の重さと、それに対する危機感が芽生え、一度はドライバーを手放すものの、
自分を追うようにアーマードライダーに変身し、自分の意志でひたむきに戦う
光実の姿に奮い立たされ、戦う決意をする。
その決意した以降はチームとして活動する傍らで、再びバイト探しを始めるようになった。
アーマードライダーとして戦う日々の中で、次第にインベスやロックシードの存在について疑問を抱くようになり、
光実と共にチームと協力してそれを探る内にユグドラシルの実態を知り、自分達が戦極ドライバーの実験体にされていた事実を知る。
さらにそのことを世間に公表しようとするが、ユグドラシルの幹部に兄を持つ光実はそれに危機感を抱き、それとなく公表を諦めさせ、ベルトを手放すことで戦いから身を引いてもらおうとするようになる。
しかし、
初瀬亮二がへキジャインベスとなりシグルドに殺害されたことでユグドラシルを完全に敵とみなし、一度は黒影トルーパー達に捉えられるも
DJサガラの助けにより戒斗らと脱出。
ビートライダーズ同士の争いが無くなったことを見届けた後、戒斗と手を組みユグドラシルへの潜入を試みる。
そこで斬月・真からヘルヘイムの森の真実を教えられ、その上21、22話にてシドや戦極陵馬からユグドラシルがすべてを隠蔽し、ヘルヘイムの森の侵略に備えたプロジェクト・アークの実施、さらにはいざとなれば沢芽市を焼き払うスカラー兵器を所有していることを知ると、そのことに激怒しユグドラシル本社ビルに殴りこみをかける。
怒りのエネルギーによりジンバーレモンアームズで斬月・真を押すほどの力を見せるも、犠牲を拒む紘汰のやり方を否定するため変身を解除した貴虎が、凌馬のデータファイルから第1話時点の映像を紘汰に見せ、そこで初めてかつて倒したビャッコインベスがヘルヘイムの森に迷い込み、果実を口にしたことで変貌した角居裕也本人であったことを知る。
友人を知らなかったとはいえ自分の手で殺害し、そのことで舞と自分自身の命を救っていたという事実に絶望するも、謎の少女との邂逅、後を追うように現れたサガラからヘルヘイムの侵略を止められるかもしれないオーバーロードインベスの存在を教えられ再起。
その際カチドキロックシードをサガラに与えられカチドキアームズへの変身能力を獲得。
ジンバーアームズ系を超越し、新世代ライダーにも匹敵、もしくはそれさえも超える戦闘力を発揮するようになった鎧武はユグドラシル内のアーマードライダーにも手に負えない存在になりつつあった。
だが、真実を知り突き進む紘汰をそれとなく戦いから遠ざけようとする光実にとって見れば、自分の意志に従わずそれに反発するような行動ばかり取る紘汰の言動は目の上のたんこぶで、ユグドラシルに所属し二重スパイの生活を続けるうちに次第に紘汰は光実のストレスの対象となっていった。
蓄積されつつあったストレスと紘汰に対する不満は紘汰がヘルヘイムの真実とかつてインベスに成り果てた裕也を殺害してしまったことを舞カミングアウトしたことでで爆発。
もはや紘汰は光実にとってかつての尊敬の対象ではなく、好意を寄せる舞を悲しませ、自分の意にそぐわない行動を取る邪魔者でしかなくなっていた。
聴力を強化するジンバーピーチアームズの力でオーバーロードを発見しコンタクトを取る中、戦極一派に取り入った光実により、アームズチェンジの隙を突かれ背後から不意打ちを食らい昏倒。
さらに追い打ちにより殺されそうになるも近くにいたバロンがそれを阻止し一命を取り留める。
その後意識を取り戻し森のなかの探索を再開し、森に迷い込んでいた凰蓮を仲間(?)に加えつつオーバーロードを探し歩くが、その最中バロンにて傷を負わされたことで激昂したデェムシュがユグドラシルのベースキャンプを襲っているところに遭遇。
即座に変身し斬月・真との戦いに割って入り息のあったコンビネーションを発揮する。
ロシュオに諌められたデェムシュが逃走し、それを斬月・真と共に追う最中、貴虎の名前と、森の侵略を止める方法を見つけてくれた礼を受け協力関係となる。
だが、貴虎にオーバーロードのことを知られ深く関わられると拙い戦極一派は貴虎を新世代ライダー3人による実力行使で排除。
さらにどのようにしてかは不明だが貴虎の名をユグドラシルの社員名簿から除外した上、貴虎が取り落としたゲネシスドライバーとメロンエナジーロックシードを使った光実が斬月・真に変身し攻撃を仕掛けてくる。
やっと仲間ができたことに希望を見出していた紘汰は罠を見破りつけてきていた戒斗がバロンに変身し斬月・真と戦う中カチドキアームズに変身し割って入る。
なお、光実の心の内には全く気づいておらず、彼に命を狙われているなど夢にも思っていない。先日の背後からの不意打ちは紘汰の中でどうなっているのかは描写が無いため不明。
現実世界に帰還した際には光実が無事であったことに安堵し、直前に戦ったマリカか、もしくはインベスの攻撃を受けたと思っているのかもしれない。
極ロックシードを入手してからは体に異変が生じているらしく、味覚などに違和感を感じている。
後に戦ったレデュエからも何らかの存在になりつつあることが描写される。40話にてオーバーロードと同等のものへと変化していることが明かされた。
その後も戦い続け、オーバーロードとなった駆紋戒斗との戦いに勝利し、禁断の果実を食すことで新世界を生み出す「始まりの男」となり、ヘルヘイムや「
謎の少女」と共に別の惑星に旅立った。
最終話ではコウガネを倒すために改心した光実と共に戦い、光実にエールを送った。
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最終更新:2023年05月27日 23:17