ガラット・ナーゴ

「わからんが、生き返ったぜ!」

【名前】 ガラット・ナーゴ
【読み方】 がらっと・なーご
【声/俳優】 高木渉/新岩正人
【登場作品】 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー
【登場話】 ♯1「世間を騒がす快盗さ」
♯2「国際警察、追跡せよ」
【所属】 異世界犯罪者集団ギャングラー
【分類】 ギャングラー怪人
【武装】 なし
【犯罪歴】 宝石強盗
【犯罪技】 ネコノオクノテ、ガラットミサイル
ルパンコレクション 「私に火をつけて~Allume-moi~」
【金庫/識別番号】 胸部/「215」
【化けの皮】 ガラの悪い大男
【人間界での犯罪内容】 宝石強盗&放火(得意の宝石強盗の後、ルパンコレクションの能力を悪用し、両手からの火炎放射でその宝石店を焼き払う)
【生物モチーフ】 ネコ
【その他のモチーフ】 魚の骨
【名(名前)の由来】 宝石の質量単位「カラット」
【姓(名字)の由来】 ネコの鳴き声「ニャーゴ」
【暗証番号の由来】 不明

【詳細】

宝石のようにカットされたような角ばったネコのような姿のギャングラー怪人。

素早い動きや鋭い爪を武器とし、腹部から生体ミサイルを発射する「ガラットミサイル」という犯罪技を用いる。
普段は2本腕のように見えるが、実は両肩にもう1対の腕である「ネコノオクノテ」を隠し持ち、不意打ちの他にも相手を抑え込む為に展開する。

ライター型のルパンコレクション「私に火をつけて~Allume-moi~」を所持し、それを胸部の金庫に格納して、両腕から強力な火炎放射を行う能力を得た。

高価な宝石を目当てに略奪を繰り返しており、ルパンコレクションの力で宝石を盗み終わった店に放火し焼失させるという破壊活動まで行い、
後述の展開で盗んだ宝石が無くなってしまうと町ごと奪おうとして暴れ始めるなど思考は短絡的な面がある。
だがネコノオクノテを効果的に用いる為に普段は2本腕のふりをしたり、僅かな物音から潜んだルパンレンジャーの居場所を察知するなど、ただの脳筋馬鹿とはいえない一面を持つ。

ドグラニオ・ヤーブンの誕生日パーティに参加し、そこでルレッタ・ゲロウが倒された事を一早く構成員に伝えていた。
ドグラニオが「後継者を選ぶ」と宣言し、その条件を提示した事から「自身もギャングラーのトップになれるチャンスが巡ってきた」と何処かの倉庫でポーダマンに伝える。

そこに侵入してきたルパンレンジャーを察知し、彼らと戦闘を行いカードを目眩ましにした彼らの策にハマった…と見せかけ、
ネコノオクノテを開放して透真と初美花を捕縛し逆に人質にしてしまう。

だが何があっても目的を遂げると約束を交わしていた3人は、天井を銃撃してガラットを生き埋めにしつつ、
二人は床を撃ち抜いてそこから離脱するという捨て身の作戦でこれを回避。
快投チェンジしたルパンレンジャーと戦うも、ルパンソードを駆使した攻撃に追い込まれてしまう。

だがそこに国際警察の面々がVSチェンジャーとトリガーマシンを携え参戦。
三つ巴の混戦となり、そのスキに逃走を図るもルパンレッドに尻を打たれた挙句パトレン1号に銃を突きつけられてしまう。

だがガラットごとルパンコレクションを破壊されかねないと判断したルパンレッドが1号を妨害。
そのスキを突いて逃走に成功する。

両戦隊から逃げおおせることには成功したものの、たらふく溜め込んでいた宝石は国際警察が持ち主に返してしまったため、ヤケを起こしたのか街中で暴れ始める。
通報を受けて国際警察が出撃するも、一歩早く現場に到着した快盗達はルパンレンジャーに快盗チェンジ。
コレクションの力とネコノオクノテを解放して攻撃するも既にその攻撃は見切られており、ルパンソードを使って抑え込まれ、ルパンレッドにコレクションを奪われてしまう。

その直後国際警察も合流し三つ巴の戦いとなるが、パトレン1号の熱意を受けたルパンレッドがコレクションを確実に持ち帰ることを優先し撤退を選択。
その場にパトレンジャーが残されるも、危険度の高いギャングラーを優先した彼らにポーダマンを殲滅させられ、自身もグッドストライカーの力で三位一体となったパトレンU号のイチゲキストライクに倒れる。

その様子を見ていたドグラニオはゴーシュに「若い野心にもう一度チャンスを」とコレクションの行使を指示し、それを受けた彼女の手で巨大復活する。
蘇ったことに驚くガラットだったが、巨大化させたダイヤルファイターで迫るルパンレンジャー達を小賢しいとしてガラットミサイルで迎撃。
その頃束縛を嫌ったグッドストライカーはパトレンジャー達の元から逃げ出し、「気分がいいから手伝ってやるよ」と3機のダイヤルファイター達と共に「快盗ガッタイム!」を発動。

完成したルパンカイザーの機動力はガラットミサイルでは捉えきれず全て撃墜され、ネコノオクノテを発動して接近してきたルパンカイザーを捉えようとするも失敗。
グッドストライカー倒れちまえショットで蜂の巣にされ爆散した。

【余談】

頭部は口を釣り上げたネコに見える他、膝にネコの頭部、更にネコの好物の魚の骨が腕に意匠として組み込まれている。
ギャングラーは地球上の生物とメインモチーフとして、体の何処かに骨の意匠が組み込まれるのが共通している。

スーツは後にライモン・ガオルファングに改造された。

ネコ科動物がモチーフだが、彼の所持するコレクションもライオンモチーフのアイテム(『侍戦隊シンケンジャー』の獅子折神)に由来し、改造後のライモンが所持するコレクション「医者医者~Docteur, docteur~」は『超獣戦隊ライブマン』のツインブレスがモチーフである(ライブマンにはイエローライオンがいる等、改造先でもネコ科要が引き継がれている)。

放送中に登場したギャングラーとしては初めて巨大化したガラットだが、驚くパトレンジャーを余所にルパンレンジャー達は即座にダイヤルファイターを巨大化させ対処しているあたり、
ルパンレンジャーたちは以前も巨大ギャングラーと対峙したことがあると思われる。

声を担当した高木渉氏は主にスーパー戦隊シリーズに出演回数の多い特撮界でも常連の人物。
多くのアドリブに定評のある高木氏だが、シリアス成分の多いルパパトではアドリブ多め(東映サイト参照)だったが、比較的ギャグキャラという印象は薄い怪人だった。

最終更新:2019年05月24日 22:23