【詳細】
ギャングラーに所属する犯罪者の総称。
地球の存在ではない異次元人だが、その姿は地球に存在する生物に似て、身体の何処かに金庫が埋め込まれている。
その中に
ドグラニオ・ヤーブンから山分けされた
ルパンコレクションを保管し、その能力を用いて各地で悪事を働く。
化けの皮を被る事で人間になりすましているが、彼らの台詞によると「(従来の特撮怪人のような)『皆が共通して得ている人間態への変化能力』ではなく、どうやら必要に応じて身内で売買されている代物」らしく、その調達を行っているのが
ザミーゴ・デルマである。
第1話では各々が人間になりすまし、ルパンコレクションを悪用して、あちこちで犯罪行為を散発的に行っていただけだった。
しかし、ドグラニオの999歳の誕生パーティの際、「人間界を掌握した者に次のボスの座を譲る」と彼自身から宣言された事で次期ボスの座を狙い、それぞれ行動が活発化する。
ルパンコレクションは山分けの際、各人の能力を考慮したのか、それぞれ弱点をカバーする物だったり、得意とする犯罪を補助する物だったりするのが大半である。
しかし、コレクションがなくても「犯罪技」という特殊能力を持ち、この能力を駆使して戦闘を行う為、基礎戦闘力は当たり前だが、一般人を遥かに上回る。
彼らの金庫は3桁の暗証番号によって普通なら開けられないが、ルパンレンジャーのダイヤルファイターならば、問答無用で解錠が可能となる。
金庫にコレクションを保管する事で特殊能力を発動している為、そのコレクションを奪われてしまえば、それに由来する能力は使用できなくなってしまう。
但し、「ステイタス・ゴールド」と呼ばれる個体が持つ黄金の金庫は暗証番号が6桁の為、1つのダイヤルファイターでは簡単に開ける事ができない。
ルパンレンジャーは「怪人に接近し、ダイヤルファイターで金庫の解錠を行い、コレクションの奪取後に撃破する」というプロセスを踏まなければならない。
その一方でパトレンジャー(パトレンエックスを除く)の装備では金庫の解錠ができないが、ダイヤルファイターが金庫の解錠を行えるのに対し、#50でトリガーマシンは金庫の暗証番号を初期化して書き換えられる事が明らかとなった(暗証番号を初期化して書き換えられる事によってギャングラー怪人は自らの意思で金庫を開ける事ができなくなってしまう)。
コレクションの回収よりも一般人の驚異となるギャングラーの撃破に重点を置いている為、怪人ごと撃破されてはコレクションを回収できていないルパンレンジャーの妨害を受け、三つ巴になるシーンが多い。
同作で(スーパー戦隊シリーズにおける)「巨大化」は「巨大金庫」と呼ばれているが、金庫の方が本体なのか、金庫自体に生体データが登録されているのかは定かではない。
しかし、肉体に埋め込まれている事から金庫も怪人の身体の一部と見る事もできる。
上記のルパンレンジャーの戦闘プロセスから巨大化時はルパンコレクションの加護を失い、自身の犯罪技や戦闘力だけで戦闘を行うと思われる(あくまで巨大化する前にルパンコレクションを奪われた状態が前提)。
尤もゴーシュのルパンコレクションは使用対象の生死問わずに問題ないらしく、ルパンコレクションを金庫に格納したままで巨大化する場合もあるかもしれない(
アニダラ・マキシモフは再生巨大化してから別のコレクションを金庫に格納した)。
この金庫は完全に未知の物質で作られているらしく、外部からの破壊は極めて困難だが、内部からの衝撃には非常に脆い事が明かされた(つかさは「怪人が倒される時に木端微塵になるのは金庫の内側が爆発した」と推測している)。
更に金庫を元に身体が再生される事からジム・カーターは「金庫自体が怪人の核ではないか」と推測している(実際に#48でゴーシュが自分の金庫を捥ぎ取り、
実験体(黒)に移植した直後に爆散している)。
最終更新:2019年09月17日 22:49