アリメギド

【名前】 アリメギド
【読み方】 ありめぎど
【声/俳優】 江越彬紀
【登場作品】 仮面ライダーセイバー
【登場話】 第2章「水の剣士、青いライオンとともに。」
【分類】 メギド
アルターライドブック アリかキリギリス
【ジャンル】 物語
【特色/力】 集団行動/毒(個体による)
【モチーフ】 アリ、アリの巣

【詳細】

ストリウスによって「物語」のジャンルに分類される「アリかキリギリスアルターライドブック」から生み出されたアリのメギド

ゴーレムメギド同様に虚ろな表情の素体怪人がアリを模した被り物をしているような姿をしている。
鎧となった上半身にはアリの腹部や、アリの巣を意匠化したものが組み込まれ、本の意匠が右胸に埋め込まれている。

このメギドの特徴は「女王アリ」とされる本体が兵隊アリとなる同じ姿のメギドを無尽蔵に生み出し続けること。つまり雌…?
同個体群による集団行動を得意としている。
個体によってはギ酸を飛ばしたり、モチーフとなったアリそのものが巨大化したようなものまで存在する。
アリかキリギリスという「物語」から生まれた影響でキリギリスメギドという怪人も一緒に誕生しており、キリギリスメギドはアリメギド、特に女王アリの個体を守るように動くのが特徴。

この増殖能力はストリウスが与えた「ジャッ君と土豆の木ワンダーライドブック」の力によるものらしく、同じアルターライドブックから生まれたキリギリスメギドは「ピーターファンタジスタワンダーライドブック」が与えられており、それによる空中飛行能力を得ている。
キリギリスメギドは口数が多いのに対し、アリメギドは一切喋らない。

既にストリウスの手で作られ現実世界の侵食を進めていたが、そこへやってきた仮面ライダーセイバーとブレイズ達に阻まれる。
兵隊アリメギドを倒されるとキリギリスメギドに護衛されつつ女王アリメギドはその場から逃走した。

その後も世界の侵食を続け末期と呼ばれるまでにしてしまうも、再度駆けつけたセイバーとブレイズの活躍によって作り出した兵隊アリは数を減らすことになり、女王アリの個体もブレイズのレオ・カスケードを受け爆散した。

その後キリギリスメギドもドラゴンジャッ君に変身したセイバーによって撃破され、残った僅かな兵隊アリもブレイズによって殲滅されたことで世界の書き換えは未然に防がれることになった。

【余談】

仮面ライダーセイバーにて初めて登場した「物語ジャンル」のメギド
「アリかキリギリスアルターライドブック」の元ネタはよく知られた「アリとキリギリス」から。

素体にアリの被せものをしたシンプルな怪人だが、「アリかキリギリス」という物語から生まれたメギドであり、キリギリスメギドとセットで誕生した模様。
同様にアリ、そしてキリギリスをモチーフとした怪人としては、アリ単体で仮面ライダーアギトアントロード フォルミカ・ペデス等を始めとするアントロード集団や、仮面ライダーカブトカンポノタスワーム オキュルスカンポノタスワーム マキシラ等が。
キリギリスはカブトに登場したレプトーフィスワームしかいない。

仮面ライダー電王では、「アリかキリギリス」の元ネタであるイソップ童話の「アリとキリギリス」をモチーフとしてアリとキリギリスが融合したアントホッパーイマジンが登場している。
アリの性格キリギリスの性格の個体が同時に出現しており、タッグ戦闘を得意とするなど特徴も近い。

このメギドは無数のアリを生み出して世界を侵食してきたが、「アリかキリギリス」のアルターライドブックには「とある孤高の虫が空に戯れ、群を成す虫は地を埋めつくす」という記述がある。
メギドは自身のアルターライドブックの記述を実行することで世界の改変を行う性質を持つが、この記述を考えるにアリメギドは個体群を増やしていくことこそが目的だったのかもしれない。
キリギリスメギドが空を飛ぶ能力をピーターファンタジスタワンダーライドブックを得て、攻撃は空中にいる状態に終止していたのも、それが理由と思われる。

最終更新:2021年09月14日 02:18