アルターライドブック

【用語名】 アルターライドブック
【読み方】 あるたーらいどぶっく
【登場作品】 仮面ライダーセイバー
【分類】 作中用語
【名前の由来】 (部分的に)変える、変更する、改造する、作り変えるを意味するAlter
【一覧】 リンク先参照

【詳細】

黒い本棚が利用するワンダーライドブックの亜種。

ストリウスズオスレジエルら幹部が物語を書き込むことで様々なメギドの怪人を生み出す。

ワンダーライドブック同様ジャンルが3つ確認されており、ストリウスの「物語」、レジエルの「幻獣」、ズオスの「生物」とそれぞれ幹部が司るジャンルとして分別されている。
このジャンル分別は仮面ライダーの使うライドブックも同様だが、何故かアルターライドブックでは「幻獣」とされるジャンルは通常のワンダーライドブックでは「神獣」と微妙に異なる区別がされている。

表紙は収録されたメギドを強力に封印するジェイルバインディングと呼ばれる装丁が施され、
そのページを捲ると内部にはメギドの姿を描いたイラストと、謎の文字によって描かれたテキストオブアルターが収められている。
様々な伝承が文字情報として収められており、音声読み上げ装置「イマージスペル」の機能により、
書かれた情報は本を開いた者が理解することのできる言語で読み上げられる。

メギドの中核とも言える存在で、一度完成したアルターライドブックが失われない限り、メギドは何度でも蘇る。
また、本の最終章に至ることでそのメギドは覚醒するという公式サイトの紹介文があるが、恐らくアルターライドブックの文章を書ききることでアルターブックは完成し、使うことでメギドを生み出せるようになるという意味合いと思われる。

内部に封印されたメギドはジェイルバインディングを開くことで無数の本が積み重なるエフェクトと共に肉体が構成され出現する。
そしてブランク状態のアルターブックを開くことで現実世界そのものを異世界へと飛ばしてしまう。
これによって現実世界を侵食していくのがメギドの目的であり、大いなる本と呼ばれる過去世界中に散らばった存在の代わりを作り出そうとしているのだという。

ワンダーライドブックと同じ大きさだがページが擦り切れてぼろぼろになっており、禍々しい雰囲気を醸し出している。
ストリウスらが拠点としている洋館にある執筆機のようなもので自動で執筆が行われているようだが詳細は不明。
新たなアルターブックの執筆が行われていると思われる。

洋館には完成したと思われるアルターライドブックが大量に本棚に納められている。

第16章からはジャオウドラゴンワンダーライドブックと同形状のブランク状態のアルターライドブックを人間に埋め込むことで作り出す新種のメギドが登場。
宿主となった人間のパーソナリティを反映させて自動で編纂するタイプの新しいアルターライドブックであり、人間に埋め込まれた直後、宿主を取り込むようにメギドが誕生。
メギドは上記の通り宿主のパーソナリティを反映した形の能力、行動を取って体内のアルターライドブックを編纂し、完成すると共にジェイルバインディングが施された後体外に排出されるが、このタイプのアルターライドブックが完成するということは宿主となった人間の消滅を意味する。

この方法で誕生したメギドは、体内のアルターライドブックを破壊しない限り復活し、宿主と一体化しているためうかつな攻撃は宿主を傷つけてしまう危険性がある上、
ダメージを受けると一部のみ赤く染まったブックが排出されるが、それを再び埋め込まれるとメギドとして復活する。
編纂が完了した時点で他のメギドと同じように完成したアルターライドブックが失われない限り何度でも復活するようになり、人間と一体化することで自動で完成へと向かい、核を破壊しようにも通常の手段では不可能と、今までのメギドとは比べ物にならないほど対処が困難。

今まで登場したことのないタイプのアルターライドブック、そしてメギドであるためソードオブロゴスの常識に染まった倫太郎ら所属する剣士達は実際に目の辺りにするまでその存在を信じなかった。

そして、第21章では既に完成済みのアルターライドブックが大量に確保されていることが明らかになっており、その数だけ無辜の民が犠牲になったであろうことを表している。

第24章では大量のアルターライドブックを吸収することでレジエルがパワーアップしており、メギドの強化にも使えることが判明した。
仮面ライダーカリバーは複数のアルターブックを利用することで、飛羽真らが行った方法を再現しアヴァロンへの移動を可能にしていた。

【余談】

アルターライドブック、のアルターとは(部分的に)変える、変更する、改造する、作り変えるを意味する英単語に由来する。

世界を書き換える本、大いなる本復活のための存在ゆえのネーミングであろう。

幹部のアルターライドブック以外は、基本的に現実の小説などのタイトルをもじったものが用いられている。
これもまた実在タイトルを作り変え、改造したわけであるので、そういった意味も含まれているのだろう。

元ネタはおそらく古本。

最終更新:2021年07月11日 23:41