インベスゲーム

【名前】 インベスゲーム
【読み方】 いんべすげーむ
【登場作品】 仮面ライダー鎧武/ガイム

【詳細】

沢芽市に住む若者たちが結成したビートライダーズの間で流行するゲーム。

錠前ディーラーである謎の男性、シドから買ったロックシードを使って呼び出したインベスと呼ばれる怪物同士を戦わせるという内容。

呼び出されるインベスはロックシードのランクによって強さや大きさが上下し、よりランクの高いロックシードを手に入れたほうがゲームで優位に立てる。

ビートライダーズがインベスゲームを行うのは、ダンスを行うためのフリーパフォーマンスゾーンの使用権を競うためであり、ダンスで勝敗を決めるのではなく、より強力なロックシードを、より強いインベスを呼び出せるチームが有利となる。
そのためダンスそっちのけでインベスゲームに、ロックシード集めにハマるビートライダーズチームも多く、DJサガラによる放送の人気もあり、インベスゲームの勝敗がビートライダーズのランキングを左右するということも手伝ってインベスゲームは拡大化していった。







実はこのゲームが流行した裏にはユグドラシル・コーポレーションの思惑が絡んでおり、その目的はロックシードの流通と、それを扱う戦極ドライバーの運用データの収集にあった。

それによってインベスゲームによるインベスを使った代理戦争から、戦極ドライバーとロックシードを組み合わせて「変身」し自らが戦うアーマードライダーと呼ばれる戦士同士の争いへとシフトしていく。
ビートライダーズに配られた戦極ドライバーはイニシャライズ機能がある「初期型」であり、一度使った人間を識別して固定しそれ以外の者では変身出来なくなるようになっている。
これはドライバーの使用者を確定させることで、その使用者がドライバーをどう使いこなすかのデータを効率よくサンプルとするための処置であり、ドライバー所持者達は「モルモット」とユグドラシル側の関係者からは陰口を叩かれていた。

戦極ドライバーは後にイニシャライズ機能を廃してヘルヘイムの森の侵略から生き残るための生命維持装置となる量産型が開発されることになるが、
その量産型戦極ドライバーの開発や、新世代と呼ばれるライダーが使うより戦闘に特化したゲネシスドライバーの開発には、紘汰らが使っていた初期型の戦闘データが大いに役立った。

ビートライダーズがステージ使用権をめぐり行ってきたインベスゲームは、ロックシードを持つ者が怪物を呼び出すという認識を沢芽市の一般市民達に植え付ける結果となり、
そこからビートライダーズは怪物を使役するという悪評が根付くこととなった。

そのためクラックが自然発生し、インベス自体もロックシードが呼び出す以外にも自然発生したクラックを通って地球にやってくるという事実と、ビートライダーズが怪物騒ぎの元凶ではないという真実が市民に伝わった頃には、何もかもが遅すぎた

インベスゲーム自体はビートライダーズ同士の抗争終了宣言を持って終了した。
しかしその後もインベスが出現するたびにビートライダーズの仕業と思い込んだ市民たちからの風評被害に舞達は苦しめられることになり、
さらにチームレッドホットのようにインベスを使って悪事を働く者もいたせいで、市民の敵意はかなりの間消えることはなかった。

最終更新:2022年03月25日 01:43