【詳細】
劇場版ゴーストに登場する男性。
かつて病死したとされる
アラン/仮面ライダーネクロムの兄であり、
アドニスの子供達の中では長兄となる。つまり
アデルや
アリア達の兄でもある。
仙人こと
イーディスから15の
眼魂を集めるように指示された、いわば天空寺タケルの前任者。
彼に与えられたゴーストドライバーは出力強化装置が組み込まれ使用者の力量に応じた強化をもたらす初期型であり、負担も大きいがその戦闘力は基礎スペックの段階でゴーストやスペクターを凌駕し、経験の違いからか弟であるアランの変身するネクロムをも凌駕する。
ナポレオンや一休、ピタゴラスといった英雄の眼魂を所持し、それらを使うことでフォームチェンジも可能。
15の眼魂を集めること自体は「崇高な使命」であると考えていたが、
深海大悟(ゴーダイ)/仮面ライダーゼロスペクターから眼魂を集めることで「力の根源」こと
グレートアイが出現し、あらゆる願いを叶えてくれること、そして自分に使命を課した仙人がその
グレートアイによって眼魔世界が行う人間界の侵攻を止めようとしていることを聞かされたため、
仙人の目的を
「自分を利用してグレートアイと接触し願いを叶えてもらうこと」であると邪推してしまい、彼を裏切ることとなった。
肉体のないゴーストであるため、人間や眼魔別け隔てなく全ての存在を実体のないゴーストへと変えてしまおうと考え、
そのためには例え肉親である弟に対しても情け容赦なく、深海大悟も必殺技で葬ってしまう等冷徹に計画を進めていく。
「食事も睡眠も不要。永遠を生きる完璧な存在」とゴーストを定義しており、世界中の人間をゴーストに変えてしまおうとしているのも、肉体の縛りから魂を解き放てば永遠に生を謳歌出来ると考えているため。
なお彼の死因は「病死」とされていたが、小説版にて
ダントンが差し向けた暗殺者によって負傷しその後病死したことが判明している。
既に妻を亡くしていた
アドニスが眼魔世界を「完璧な世界」へと変える決意をしたのは、多くの同胞に加え彼や妻といった身内が次々に死んでいったことがきっかけとされている。
ただアルゴスの魂は死の直前
イーディスによって眼魂に移し替えられており、真の意味で病死したわけではない。
魂を移し替えられたことで病で弱っていた肉体にとどめを刺したであろう可能性を考えるとある意味で正しいが。
タケルが変身するゴーストムゲン魂との激突の果て、自分自身(の肉体)との決別を決意するタケルの放つゴッドオメガドライブ ムゲンを受け爆散した。
【余談】
名前の由来はギリシア神話に登場する100の目を持つ巨人と思われる。人間の姿やダークゴーストのデザインに反映されていないが、
仮面ライダーエクストリーマーのモチーフの一つに組み込まれている模様。
演じる木村了氏は本作品が特撮初参加。
3DSソフトとして発売されたオール仮面ライダー ライダーレボリューションでは声優として参加しダークゴーストの声を担当している。
最終更新:2022年11月18日 03:31