【あらすじ】
1971年中南米。
古代遺跡から謎のスタンプが発掘されるが、それには人間の体内に眠る悪魔と「契約」する効果があった。
さらに棺に収められていた
ギフというミイラ化した
悪魔も発見される。
それから50年の月日が流れ、政府特務機関「FENIX」は、悪魔を人間から分離させるアイテム「
バイスタンプ」とそれを用いるライダーシステム「リバイスシステム」を開発する。
しかしギフのミイラを強奪し御神体として崇める悪魔崇拝組織
デッドマンズがフェニックスから大量の
プロトバイスタンプを強奪。
生贄を集め、ギフをこの世二復活させようと行動を開始した。
デッドマンズが生み出す悪魔獣、
デッドマンに対抗するためには、己に眠る悪魔を手なづけともに戦う仮面ライダーが必要。
その装着者に選ばれたのは…どこにでもいるような普通の青年、五十嵐一輝。
しあわせ湯という両親が経営する銭湯の跡継ぎであり、弟の大二がFENIXの隊員とはいえ本来デッドマンズとは何の関わりもない彼だったが、最近大きな悩みを抱えていた。
それは彼にのみ聞こえる声が在ること。
その声の主の姿までもが見えるようになってしまった一輝は、襲撃してきたデッドマンズに抗うためリバイスシステムを使い、仮面ライダーリバイへと変身。
そして一輝に宿る悪魔――――「バイス」もまた、仮面ライダーバイスとなってデッドマンズと戦うこととなる。
人間と悪魔。
バディとなった一輝とバイス。その身に宿る悪魔の破天荒ぶりに振り回される一輝の運命は…
キーアイテムは「スタンプ(はんこ)」。
小説家として活躍している木下半太氏がメインライターを努め、望月卓氏がチーフプロデューサーを担当する。
仮面ライダーシリーズ50周年記念作品ではあるが、これまでのいわゆるレジェンド要素は控えめとなり、各種アイテムや平成ライダーをこよなく愛する「ジョージ・狩崎」というキャラクターにそれが見られる程度。
彼の趣味でアイテムのデザインに見られる程度なので、
仮面ライダーW+鷲のイーグルバイスタンプをリバイが使っても彫り込まれたWのデザインや、変身後の外見に指摘が入ったりはしない。
作品を通したテーマとして「家族」があるが、主人公を含め五十嵐家はそれぞれが大なり小なり問題を抱えた者達であるため、和気あいあいと暮らしているように見えるが注目してみるとかなりギリギリの状態でまとまっている。
珍しくなった銭湯を経営する一家であるが、その常連たちも何やら不穏な点が見え隠れしており、物語が始まったばかりである点からそれらがどう転んでいくのかも見どころ。
また登場する
仮面ライダーも14話現在で4人おり、一輝の弟妹も仮面ライダーへと変身するという歴代初の試みが行われている。
ゼロワンから増え始めた変身ベルトやアイテムを一般発売せず、プレミアムバンダイのサイトを通した受注販売という手法もかなり速いペースで行われていっている。
最終更新:2023年12月27日 02:26