バイスタンプ

【用語名】 バイスタンプ
【読み方】 ばいすたんぷ
【登場作品】 仮面ライダーリバイス
【分類】 作中アイテム/変身アイテム
【名前の由来】 不明

【詳細】

政府特務機関「フェニックス(FENIX)」が開発したはんこ型のアイテム。

人間の体の中に眠る悪魔を解放し実体化させる機能を持つが、この用途は公式サイトによれば「悪用」とされており本来想定されている機能では無い模様。

ティラノサウルスのような絶滅種から鷲のような原生種の遺伝子情報を格納している。
30年前ジョージ・狩崎の父によって開発され、その大本となったのは50年前に南米の遺跡で発見された謎のスタンプ「ギフスタンプ」であるという。

デッドマンズプロトバイスタンプと呼ばれるアイテムで悪魔をデッドマンとして実体化させているが、これは短編映画にてフェニックスから奪ったもの。
バイスタンプと機能上の差異は無いが、バイスタンプはゲノムレリーフと呼ばれるシンボルレリーフの後ろにレジェンドライダーの顔が彫り込まれているのに対し、プロトバイスタンプにはその意匠がない。

仮面ライダーリバイはこのバイスタンプに対応したリバイスドライバーを使うことで変身するが、もし体内に眠る悪魔を制御できない場合ドライバーにスタンプできず、逆にデッドマンとして悪魔を実体化させてしまう危険性がある。
実際に第1話にて門田ヒロミがレックスバイスタンプを使用したところ変身に失敗しレックス・デッドマンが誕生してしまった。
こういった危険性が最初から示されているのはかなり珍しい。
設定のみや言及にとどまるものなら見られるものの、仮面ライダー555ファイズギアなど「適合できない場合変身できない or 変身できても死ぬ」というくらいなので全体を通せば珍しい部類だろう。このデメリットを即死よりはマシと見るか、至近距離に命の危機が現れるのが致命的と見るか。

バイスタンプ、プロトバイスタンプは身体に押印することで悪魔をデッドマンとして実体化させるが、実体化させない限り体内に眠る悪魔は出てこれない模様。
しかし主人公である五十嵐一輝はバイスの声が聞こえているなど、他の悪魔とは一線を画するようだが…

実はその技術はギフスタンプを下敷きにしているものの、その機能は大本を大幅に上回り安全性という面では遥かに凌駕している。
宿主ごと悪意を怪物化してしまうギフスタンプと違い、プロトバイスタンプやバイスタンプは押印することで悪性エネルギーを宿主と強制分離する。
さらに契約で縛ることである程度制御を可能にしたデッドマンに出来る等、ギフスタンプとは違う形で人間の悪性エネルギーを利用できるようになっている。

【余談】

仮面ライダーの変身アイテムと敵を生み出すアイテムがほぼ同一というのはこれまでも描かれてきたことだが、明確に仮面ライダーへの変身アイテムから怪人を生み出す描写があるというのは珍しい。

こういった例は変身にたくさんのアイテムを使い出すようになってから見られるようになってきたが、
  • オルフェノクの因子を持つ存在なら誰でも変身出来るため、敵味方でベルトの争奪戦が繰り広げられる(555)
  • ドーパントと仮面ライダーはベルトの有無による違いしかない(W)。ただ敵幹部はガイアドライバーというライダー側のベルトの前進を使っているため、そうなると違いはほぼ無くなる。劇場版では世代が違うがライダーの使うメモリで変身したドーパントが登場。
  • コアメダルとセルメダルで出来るグリードと、コアメダルを使い変身するライダー(OOO/オーズ)
  • オリジナルから力を奪い取ることで本物のライドウォッチに変化するアナザーウォッチ(ジオウ)。アギト編ではアナザーアギトウォッチが変化したアギトライドウォッチを使い、津上翔一は力を取り戻した。後にソウゴらへ譲渡。
  • 記録内容が原生種絶滅種かで種類が変わるがを通せば「仮面ライダー」へと変身が可能(ゼロワン)

と抜き出していけばそれなりの数になる。
バイスタンプのように変身に失敗すれば敵怪人を生み出してしまうアイテムというのは、オーズのコアメダルやセルメダル、Wのガイアメモリが近い。
特にWのガイアメモリはベルト(フィルター)を通すか通さないかでドーパントと仮面ライダーの扱いが変わってくる。

アイテムとして判子が選ばれたのは悪魔との契約をキーワードとする作品故に、契約の証として古来から使われてきたためと思われる。
各部機能に「薬瓶」というワードが含まれるため、クリアパーツが使われる見た目は薬瓶をモチーフにしているものと思われる。
「ドーピング」を意識したものか。

最終更新:2024年02月25日 01:29