悪魔

【用語名】 悪魔
【読み方】 あくま
【登場作品】 仮面ライダーリバイス
【分類】 作中用語

【詳細】

仮面ライダーリバイスにおける「悪魔」。

人間の体内に眠る存在とされバイスタンプ、あるいはプロトバイスタンプを身体に押印することで悪魔を実体化させることが可能となるが、その際契約書が出現しそれを纏うように悪魔に装着されデッドマンが誕生する。

実体化させない限り悪魔に物理攻撃は効かず、悪魔側からも外部に対し物理的な接触は不可能。
そのため五十嵐一輝の体内にいるバイス/仮面ライダーバイスは自分の肉体を持つことを願っている。

デッドマンとして実体化した悪魔は自我が存在せず、プロトバイスタンプを介してある程度操ることは可能だが、フェーズが進んでも悪魔側の意識は表面化しない。
フェーズ2以降は契約者と一体化するものの、自我そのものは契約者のまま。

その本質は人間に生来宿る「悪性」を分離させたものであり、悪魔が死ぬと契約者が、契約者が死ぬと悪魔が死亡してしまうということがリバイスレガシーで明かされた。
デッドマンは「悪魔獣」であるためその限りでは無いのかこれまでも登場したデッドマンは全て撃破されているが、プラナリアやブラキオのように何度も再生産している個体もいる上、契約者の死亡者はほぼ居ない。
死亡した契約者もフェーズ2以上の悪魔と融合し、契約解除出来ずデッドマンごと死亡する形となったものがほとんど。

劇中で「悪魔」と呼ばれているのは以下の通り。

その正体、存在としての本質は「人間が生来持つ悪性エネルギー」。
バイスタンプはそれを人間の体から分離する機能を持ち、ギフは悪性エネルギーを主食とするため人間の数が多く食事に困らない地球を「楽園」と呼ぶほど好意的に見ている。
しかしながらギフテリアンを始めとした人間に害する生物を無尽蔵に生み出すギフは一般的な人間とは相容れず、「悪魔」と迫害された末休眠に入ることを決意し、自らと契約した古代の人間二人に人間社会の後末を見守らせる事となった。
ギフもまた「悪魔」と呼ばれていたが、それはギフスタンプの押印によって悪性を解放させ怪物化した宿主ごと捕食していたため。
ギフにとっては食事に過ぎなかったのだろうが、それを外から見た場合悪魔の所業にしか見えなかっただろう。

悪性エネルギーということから、人間の心のバランスを善悪で括った際に悪魔を失うことでそれが崩れてしまうことが示唆されている。
自らの心の悪、カゲロウ/仮面ライダーエビルと決別した五十嵐大二はギフに対する恐怖心と、悪意を失ったことで善に偏らざるを得なくなった結果暴走じみた行動を取ってしまうなど悪魔と人間の切っても切れない関係は今後とも続いていくことと思われる。

【余談】

仮面ライダー作品では基本的に敵となる怪人の種族はモチーフにされたものに何らかの用語を足してもじったものであることが多いが、リバイスにおいてはストレートに「悪魔」とされている。

東映特撮作品ではアクマイザー3及び超神ビビューンにてアクマ族が登場している。

最終更新:2024年02月25日 01:02