【名前】 |
フォトンブラッド |
【読み方】 |
ふぉとんぶらっど |
【登場作品】 |
仮面ライダー555等 |
【分類】 |
作中用語 |
【名前の由来】 |
光子の血 |
【詳細】
流体エネルギーの一種で、流動する際に強く発光するという性質を有し、出力に応じて発光した際の色が異なるのが特徴。
一番低出力で安全なのは
ファイズギアの「赤」で、次に
カイザギアの「黃」、そして
デルタギアの「白」(ファイズアクセルフォームの「銀」と同出力とされる)が最高出力とされる。
サイガギアの「青」、と
オーガギアの「金」は具体的な順番が不明だが、青は少なくともカイザの黃を超える出力状態かつファイズギアの2倍以上の
生成量(どの媒体でも出力とは書かれていない)、金はサイガギアのさらに2倍強の生産を行うとされている。
そう考えるとTV版に登場したデルタとアクセルフォームの白、銀が出力としては最高値であり、劇場版に登場する
帝王のベルトは出力ではなく生成量そのものを向上させ圧倒的な力を生み出しているのだろう。
アクセルフォームの示す銀は高出力だが時間制限が設定されていることから常に使い続けることが出来ない。ちなみによく考えるとクリムゾンスマッシュ等を発動した際のエフェクトは銀色ではなく通常時の赤である。むむ?
ファイズブラスターフォームもスーツそのものにフォトンブラッドを蓄積し、並の
オルフェノクは触れただけで灰化し消滅してしまうという。
こちらは質よりも量というべきか。
このフォトンブラッドだが、ファンの間では「有毒」でありこれを用いた
ライダーズギアは「
オルフェノク(ないし敵怪人)を猛毒のフォトンブラッドで毒殺している」という認識が根強い。
公式側でこうした性質、設定が使われたことはなく説明されたこともない。
多くの
仮面ライダーでも劇中で語られていないが、どのライダーにも共通で有する設定等は存在し555におけるフォトンブラッドもそうなのは間違いない。
こうした認識が広まる要因として考えられるのは「ファイズアクセルフォームの設定」と「ファイズブラスターフォームの設定」が混同されたことによるものではな無いかともされている。
ファイズアクセルフォームは出力最大値のフォトンブラッドを使用しているが、時間制限が存在し何もしなくても制限時間が来ると自動でシステムが終了する。
アクセルフォームの制限時間はファイズアクセルのスタータースイッチを押したアクセルモードで10秒、変身した状態であるアイドリングモードで35秒とされるが、その時間を超えてしまうと耐久限界を超えた
ファイズギアそのものが自爆し、装着者は大量のフォトンブラッドを浴びて即死。
さらに周囲3kmは劣化したフォトンブラッドに汚染されてしまうという設定がある。
もちろん劇中で制限時間を超えたことはなく、システムの強制終了がきちんと動作しているため問題はないのだが、
「フォトンブラッドは猛毒を持つ」というファンの間に広まった認識はこのアクセルフォームの自壊した際の設定と、
ブラスターフォームの「全身にフォトンブラッドを蓄積しているため、触れると並の
オルフェノクは即死する」という設定が混ざりあったのではとされている。
つまりフォトンブラッドは触れると有害なので(ランクの低い)
オルフェノクは即死する、その害を利用して
オルフェノクを倒す力にしているのが555におけるライダーシステムである…という混ざりあった認識が定着してしまった…というあたりだろうか?
最も劣化したフォトンブラッドがスーツの外に漏れ出ると環境を汚染するという設定はたしかなようなので、何らかの有害な面は持っているのだろう。
どのエネルギーにも負の面は存在するもので、架空のエネルギーではこういったマイナスの面が設定として使われる作品も珍しくない。
ファイズフォンのブラスターモード、ファイズエッジやカイザブレイガンのブレードなど、フォトンブラッドを利用した武器も
ライダーズギアには備わっているが、
それらはフォトンブラッドそのものを弾丸として発射したり、発する高熱で対象を焼き切るもの。
そのため剣状の武器は鈍器を思わせる円柱状のブレードとなっていて、切断できるようにはとても見えないのも555のライダー装備の特徴とも言える。
【余談】
名前の由来は不明だが、フォトンブラッドは直訳すれば「光子の血」。
全身を流動するという設定故に、血液のように流れる光子エネルギーということだろう。
人間の血が赤く見えるのは、血液中に含まれる赤血球の成分、ヘモグロビンが赤いため。
ヘモグロビンの代わりに銅を含むヘモシアニンを持つ生物の場合、青い血になる。
フォトンブラッドは猛毒説は本文中でも書いたが様々な設定が混ざり合っての誤認と思われるが、現在公式サイドが発表した最終的な設定が記される
仮面ライダー図鑑でもやはりエネルギーとしての説明のみで、毒性云々の説明は無い。
だが、アクセルフォームの説明にあるように直接浴びると装着者が絶命するので何らかの害はあるのだろう。
最も仮に電気エネルギーを使っていたとして、高出力で運用中スーツが壊れ直接電流を浴びればやはり人間は即死するだろう。
エネルギー、力は使い方次第、ということか。
最も、フォトンブラッドの毒性云々の話がファンの間で広まった間違った認識というのは、ソースのない独自研究が拡散してしまったという話で、そういった事情を踏まえたこのwikiのこの記事もまた、編集者の独自認識が多分に含まれる話であるのは注意していきたい。
最終更新:2024年09月12日 01:14