烈車鬼ング

【名前】 烈車鬼ング
【読み方】 れっしゃきんぐ
【声】 事業部
【登場作品】 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
【登場話】 ドン2話「おおもも、こもも」
【分類】 ヒトツ鬼ング
【憑依された人間】 磯野さなえ
【欲望】 もっと若く見られたい
【蟾ィ螟ァ蛹】 烈車鬼
【モデル】 巨大な烈車
【スキン】 蒸気機関車(9両編成)
【スキル】 脳人レイヤーを線路で走行する、特急運行のスキル
【ドロップ】 トッキュウジャーギア
【モチーフ】 列車、蒸気機関車、列車、レッドレッシャー?、クライナー
【名前の由来】 烈車、烈車戦隊トッキュウジャー+鬼+王(英:KING)

【詳細】

倒された烈車鬼のパワーが脳人レイヤーに積み重なって誕生した巨大な烈車モデルのヒトツ鬼ング

蒸気機関車(9両編成)のスキンを持ち、その先頭車両が怪物化している非人間型の超巨大な姿をしている。
先頭車両は牙を剥いたドラゴンのようでもあり、ライト部分が発光する1つ目となり、ステンドグラスの部分からレインボーの光を発射し攻撃を行う。
また鋭い爪を持つ両腕が先頭車両から伸び、線路外の障害物を指差し確認してはダークライナービームで破壊する。

脳人レイヤー内に線路を自在に作り出して縦横無尽に駆け回る特急運行のスキルを得意とする。
障害物はビームで破壊するが、他にもワームホールを作り出してそこをくぐり抜けることが可能。
このワームホールと線路の自動生成能力を駆使することで空中だろうが地中だろうがお構いなく走り続けることが出来る。

烈車鬼がドンモモタロウに破れた直後、暴走したパワーから誕生。
上空へ浮かび上がった脳人レイヤーが構成するバトルフィールド内を駆け回っていたが、巨大化したエンヤライドンで乗り込んできたドンモモタロウから逃れるためか、自分を包み込むトンネルのようなフィールドを作り出すも侵入されてしまい、移動しながらダークライナービームを連射して攻撃するも仕留められずジュランティラノとの合体、ドンゼンカイオーの成立を許してしまう。

ドン・レッグバスターを受け動きが鈍った隙に線路を切断され地面に落下。
両腕を駆使して急停車するも、そこめがけて放たれたドン・ゼンカイクラッシュに両断され爆散した。

【余談】

モチーフとなったのはトッキュウジャーに登場する「烈車」。ロボ形態に変形する前のビークルがモチーフなのはヒトツ鬼ングとしては珍しい。非人間型のヒトツ鬼ングも同様。

このヒトツ鬼ングは9両編成というが、超超トッキュウダイオーを構成する烈車がちょうど9両となる(トッキュウオーが5両、ディーゼルオーが3両、ビルドダイオーが1両と数える)。
ハイパーレッシャーやサポートレッシャーを含めればもっと数があるが、それらが合体したロボの名前は虹を冠するトッキュウレインボーである。
「レインボーの光」の部分はそれに由来するのだろう。

最も虹というのはザラムが「虹野明」と名乗っていたり、彼が感動し足抜けするきっかけになったり、最終話においてトッキュウ1号が乗り換え変身を繰り返し「虹のトッキュウ1号(トッキュウレインボーとも)」に至る等重要な要素に位置づけられている。

最も9両編成ではせいぜい超超トッキュウダイオーまでで、虹(トッキュウレインボー)までは至らない、というところか。
なお「ダークライナービーム」といった技名や怪物じみた蒸気機関車という姿から、シャドーラインクライナーも要素として含まれているようだ。
先頭車両に両腕があるのは、トッキュウジャーのトッキュウオーが合体時、車両を連結した状態で走行し武器を手に取る(立ち上がる前でも両腕となる部分が使える)ことを意識したものかもしれない。
なお走行中は回る車輪のように両手を動かしている。

ちなみに烈車鬼ングの全長は452.0mとあるが、ダイレンジャーに登場する大神龍の全長が500mであるためそれに匹敵する長さを持つことになる。
なお大神龍の体重は50万tだが、烈車鬼ングは18532tなので遠く及ばない。

CGモデルは救急鬼ングへ流用された。
こういったフルCG怪人の「改造」は珍しいが、ある意味前作に登場したニュークダイテストベースのダイワルドもフルCGでそこまで大きく外見が変わらない(テクスチャを張り替える程度)ので、その先駆けともいえる。
救急鬼ングはゴーライナーを基本としてビートルマーズなどの要素を足した巨大怪人であり、烈車鬼ングをベースとしているのは列車ビークル繋がりと思われる。

最終更新:2023年02月03日 11:29