悪魔(リバイスレガシー)

【名前】 悪魔(リバイスレガシー)
【読み方】 あくま(りばいすれがしー)
【登場作品】 リバイスレガシー 仮面ライダーベイル
【所属】 科学研究組織ノア
【分類】 悪魔
【特色/力】 不明
【モチーフ】 悪魔、人間、ゾンビ
【名前の由来】 不明

【詳細】

リバイスレガシー 仮面ライダーベイルに登場する悪魔
名称が不明でただ「悪魔」とだけ呼ばれているため、本ウィキでは作品名でページを差別化している(デザイン図でも「悪魔」表記)。

現代におけるデッドマンに相当する存在で、爬虫類タイプの悪魔が上半身に焼けた銅を被った人間のような上半身を持つ極めてグロテスクな姿をしている。
腸等の内蔵や鼻等のパーツがかき混ぜられたようなおぞましい見た目は正しく「悪魔」と呼ぶに相応しいが、この悪魔は科学研究組織ノアの実験によって生み出されたもので、ベイルドライバーに適合できなかった人間の成れの果てである。

これをノアは「失敗作」とみなし、唯一ベイルドライバーに適合し仮面ライダーベイルへと変身出来た白波純平に始末させていた。
彼の両親を殺害した「赤い悪魔」が現れるかもしれないという一縷の望みにかけていた純平だったが、来る日も来る日も同じ姿の悪魔を”処理”し続けたことで精神が壊れていき人間性が失われてしまう。

考えようによっては人間を悪魔化した兵器として扱うことも出来たと思われるが、ノアの目的、ひいては東山の目的は悪魔の軍事利用であり、死亡した人間が悪魔化したこの怪人はあくまで失敗作に過ぎず、完成品である仮面ライダーベイルのようなコントロール可能な軍事兵器としての利用を目論んでいたのだろう。
人間としての人格が消えてしまいコントロールできないこの怪人は軍事兵器としては扱えず、管理も難しいことから戦争などの戦力としては見ずに完成品のベイルドライバー、仮面ライダーベイルの戦闘データを取るための生贄としていたと思われる。
そもそもベイルドライバーはギフの遺伝子、細胞を有する者でないと適合できないため、それ以外の人間にベルトを使わせることで無尽蔵に作り出すことができる。

完成品たる仮面ライダーのデータを効率よく取るためにはこの上ない存在だったのだろう。
全く、どちらが本物の悪魔だと言うのか…

仮面ライダー図鑑にリバイスのデータが登録されるに伴い、この個体が「不完全な悪魔」という名前だったことが判明した。
デッドマンではなく、悪魔としてさえ不完全だったこの存在は文字通り怪物以外の何物でもない。

さらにリバイスレガシーにおいて市街で破壊活動していた個体は、研究施設から抜け出したものであったことも明らかになった。
つまりノアはこのような存在を作っておいて処理を純平に押し付け、逃さないため管理体制の見直し等全くしていなかったことになる。
上記の通り、各装備やライダーの戦闘データの収集にはうってつけだったことからそういった事情は黙認されていたのだろう。

【余談】

スーツは新規の上半身にフェーズ1の爬虫類タイプの下半身を組み合わせたもの。
カラーリングを統一する目的だろうか。

上半身はBirth of Chimeraに登場した悪魔に改造された。
外見が似通っている上、体の色が銅の錆、緑青に近く何らかの関係性が伺える。
背中には棘のようなものがくっついているが、仮面ライダーベイルがカブトムシをモチーフとし、この悪魔がそれに変身できず変貌してしまったことを考えるとカブトムシのサナギ、あるいは成虫への脱皮途中の段階を思わせる。
デザインとしては人間の体が崩れたゾンビのイメージとか。

劇中では単に「悪魔」と呼ばれているが、仮面ライダー図鑑においては「不完全な悪魔」として登録されている。

最終更新:2024年02月01日 02:40