【詳細】
シュゴッダムの西に位置する国でゴッドハチが守護せし農業が発展した国。
他の五大国に対しての食料の供給を司る文字通りの「チキューの台所」。
広大な畑が国土の殆どを占める他大きな山も多く確認できる。
名前の通り和風の文化を持ち、ほぼほぼ江戸時代というか時代劇に登場する近代化されるまえの日本そのもの。
そのため王は「殿様」と呼ばれる。
現在の大殿はカグラギ・ディボウスキだが、彼は15年前(第2部では17年前)当時の王族から玉座を奪い取った謀反人。
15年前に起こった
神の怒りと呼ばれる大災害の中、当時のトウフの王族は自国の食料を独占してしまい、民衆の反乱が起きた結果新たなる王として君臨することになったという。
映画にてその当時の王族は「
イロキ」という女性だったことが判明している。
なおカグラギの妹であるスズメ・ディボウスキは現在、シュゴッダムへ人質という扱いで確保されており、その見返りとしてシュゴッダムが生産しているデミシュゴッドを優先的に卸すことを確約させた。
トウフの広大な農地を人民のみで管理するのは難しいため、デミシュゴッドを駆使したパワープレイは必須だろう。
また元々王族ではないカグラギが自国の民の信頼を勝ち得ている今でこそ安定しているように見えるものの、いつ前の王族のように反乱が起きるかわからないため、他国との関係を強めつつ、民だけに頼らない農業政策はカグラギとしても保険をかけているようなものなのかもしれない。
17年前の神の怒り事件、その当時トウフを治めていたイロキ。
彼女が食料独占に走った理由は、周知されているものとは事情が違った。
実はイロキは神の怒りが起きる直前に食料、特に米を自分のもとに集めていた。
それは自国の米に猛毒が混入していることを察知したためであり、ゴッドスコーピオンの毒であることからそんな毒米を食べてしまえば死んでしまう上に、それが他国に流通してしまえばチキューにおける食料庫の信用は地に落ちる。
そのため毒が混ぜられた米をイロキが回収した直後、神の怒りと呼ばれることになる大事件が勃発。
タイミングが悪く、米が集められた時期と大災害が起きた時期が重なってしまったことから、イロキが神の怒りが起きたあとトウフの食料を独占したように見えてしまった。
さらには米に毒を混入させたのと、神の怒りを引き起こしたのが同一人物であったことも判明。
犯人に関しては後々わかったことだが、当時イロキと親交を深めていたカグラギは彼女に直接問いただそうと城へ乗り込むも、既に毒米を食していた彼女との問答を経て「食料独占に走った女王を討ち取った男」となってしまい、なしくずしにトウフの新たな大殿の座を得ることになってしまった。
それが神の怒りが起きた際のトウフの大殿交代の事実である。
その真犯人、
グローディ・ロイコデイゥムは現在
ダグデド・ドゥジャルダンからトウフの統治を任されたため、再度食料を独占しつつ毒米を用意して17年前の再現をしようとしていたが、餓えつつも王様戦隊の面々に迎撃され、さらには蘇ったイロキと17年越しのやり取りを経て大殿としての覚悟を決め直したカグラギに敗れ撤退。
これにより
イシャバーナに引き続き、
宇蟲王の手から奪還できた国となった。
しかし集めた米を燃やしたことからカグラギの信頼も地に落ちてしまい、その後の統治はより困難になるであろう。
17年前のように米に毒が混ぜられていたと民に知られてしまえば、国としての信用も低下する。
それよりも自分自身の信用を下げてなお、王としての道をゆく。
それがイロキの真意を聞き、彼女の覚悟を受け継いだ今のトウフの大殿の決意であった。
【余談】
名前の由来はそのまま豆腐。
あるいは「東の府」。
他の国同様にCGで外観を描いているが、他にも日光江戸村での実写ロケが行われそれらが組み合わされている。
ゴッドハチが守護した国ということから、この国の出身者は蜂を由来とするネーミングで統一されている。
最終更新:2023年11月25日 14:51