神の怒り

【名前】 神の怒り
【読み方】 かみのいかり
【登場作品】 王様戦隊キングオージャー
【分類】 作中用語

【詳細】

王様戦隊キングオージャーで度々言及される事件。

作中の時間において15年前に発生したチキュー全土を襲った災害であり、セミ型のデミシュゴッドの暴走事件。
各国は大きな被害を受けており、

  • イシャバーナ
    国民の治療に関わっていた当時の国王夫妻が何者かに毒殺され、ヒメノ・ランがそれを目撃している。その後一人娘だった彼女が女王となる。
  • ゴッカン
    当時の最高裁判長をその夫が殺害したとして投獄。裁判長の側近だったリタ・カニスタが国王になる。
  • ンコソパ
    デミシュゴッドに襲われ大きな被害を受けるも、ヤンマ・ガストがシュゴッドの制御技術を確立し、持ち直すことが出来た。
  • トウフ
    デミシュゴッドの暴走によって食料危機に陥るも当時の王族が城に引きこもり食料を独占。これによって民の反乱を招き、王族ではなかったカグラギが玉座につく。

――――と、それぞれ屋台骨を揺るがすような影響を受けている。

ヒメノによればシュゴッダムはその軍事力がありながら何もしなかったという。
そのためシュゴッダムには目立った被害が無い…わけではなく、15年前ラクレスの弟が城から姿を消していた。
その弟の名前は「ギラ」。

ちなみにその当時ジェラミーは洞窟で睡眠中であり、「腐らない死体」として話に登る等怪談扱いされており、神の怒り事件に関しては全く知らなかった。

セミ型のデミシュゴッドが暴れたというが、ヒメノだけは両親を毒殺した男がそのデミシュゴッドに捕まって逃走する様子を見ており、その人物がシュゴッドを暴走させた「人災」であると指摘していた。
この件に関してゴッカンの先代裁判長は犯人を特定した上で裁判にかけたが、罪に問うことが出来ず国の中立性を守るため裁判長を辞した上で姿を隠し、その犯人を封印し続けていると語られている。

果たしてその犯人の目的とは?

なお、バグナラクが復活する以前の話であるため、そちらとは関係のない、もしくは復活を手引した可能性すらある第三勢力が仕掛けたことではないかと見る意見も多い。

――――この事件の真犯人はダグデド・ドゥジャルダンの配下、宇蟲五道化が一人「静謐」のグローディことグローディ・ロイコディウム
死者を蘇らせる彼の力で、地の底にある地帝国バグナラクが生きるために食らってきたシュゴッドの死骸を蘇らせ暴れさせたことで発生した。

動機は単純に「チキューで暮らす人々が忌々しいから」という、生者を嫌い死を好むグローディの趣向によるもの。

身勝手極まりない犯行であり、かつ不死身であることからあらゆる刑期が意味をなさずゴッカンの法律でも裁けないため、先代ゴッカン国王であるカーラス・デハーンは自分を犠牲にしその犯人を氷漬けにして封印するという形でしか対処できなかった。

15年もの間姿を見せなかったことからダグデドはグローディのことをすっかり忘れ去っていたものの、同じくチキューに潜伏していたカメジムは彼のことを探しており、ついに探し当てることに成功する。

【余談】

神の怒りとは聖書などにおいて「罪に対する罰を与える」等の意味合いで紹介されることがある。

人間は古くから自然に神を見出し、自然災害を神が荒ぶる様子に例えてきた。
豪雨や暴風、日照りなど。

すべてのクリーチャーを破壊する。それらは再生できない。


最終更新:2023年10月03日 17:44