タカラバコグルマー

【名前】 タカラバコグルマー
【読み方】 たからばこぐるまー
【声】 野島裕史
【登場作品】 爆上戦隊ブンブンジャー
【登場話】 バクアゲ43「豪快なハンドル」
【所属】 大宇宙侵略大走力団「ハシリヤン」
【分類】 苦魔獣
【点火された魂】 燃えるトレジャー魂
【エンジン】 宇宙の宝箱
【スピード】 お宝ロック最速
【カスタム】 撃滅のカリバー、不滅の宝盾(ほうたて)、箱入りガード
【ファーストラウンド】 コース/宇宙~市街地
【ファイナルラウンド】 コース/ビル街
【ナンバー】 2011
【モチーフ】 宝箱、ホタテ、ヒトデ等の海の生物、宝剣、王冠
【ナンバーの由来】 海賊戦隊ゴーカイジャーの放送年(2011年)

【詳細】

燃えるトレジャー魂を点火(イグニッション)して納車されたグランツ・リスク配下の苦魔獣

宝箱4つを十字に繋げそれぞれ頭、胴体、両肩を構成した姿を持ち、首には真珠のネックレス、頭には王冠をかぶった宝箱で出来たモンスターのようにも、無数の財宝で成り上がった成金がそれを奪わせないために自ら装着したようにも見える。あとどことなくシルエットがゴミバコグルマーに似ている…ゴミ箱、宝箱。何かしらのものを奪い取る能力も近い。
右手には「撃滅のカリバー」、左手には「不滅の宝盾」で武装し、宝盾から悪魔の光を放ち頭の宝箱で飲み込むことで奪い取ることができる。
この宝盾には上下にフジツボがついたホタテの貝殻がついている上、よく見ると前身の宝箱には内なり外なりヒトデやタコ等海の生物が張り付いていたり中身に紛れ込んだりしている。
どうやら海に沈んでいた財宝のようだ。

カリバーと盾によるシンプルながらバランスの取れた武装によってなかなかに強く、グランツ・リスクが送り出した苦魔獣ということもあってサンシーターも存在を知らないままに突如出現し、人々の大切にしている宝物を奪い取ってギャーソリンを発生させる任務のため独走した。

しまい込んだ宝物は吸い込んだ頭部の宝箱を解放することしか取り戻せない。
両眼を顕にしている時点で既に空いているのでは?というツッコミは置いておいて、タカラバコグルマーの口元にある鍵穴に種類問わず棒状のものを突き刺しこじ開けることで解放することが可能。

この手の物品強奪能力を持つ怪人としては珍しく、奪い取った物についての興味や執着は一切ない。
そのあたり開けるまでは外から決して中身がわからない宝箱という製造元に由来する性格なのかもしれない。えり好みしている場面のない。
総じて「誰かの宝物」を身勝手に収集しては溜め込む醜悪なコレクター怪人と言える。
なまじ性能の良い剣と盾を持っているためか?

【余談】

モチーフは宝箱。本文中でも記載したが、直前に登場したのがゴミバコグルマーだったあたり、公式側もモチーフの選定は意識している可能性がある。
財宝、宝箱モチーフの怪人は獣電戦隊キョウリュウジャーに登場したデーボ・ザイホーンデーボ・ザイホドローン以来。

声を担当した野島裕史氏は、今回客演したジョー・ギブケン/ゴーカイブルー役の山田裕貴氏がレギュラー出演した海賊戦隊ゴーカイジャーにて、ワルズ・ギル役で終盤差し掛かりまでレギュラー出演していた。

なおゴーカイジャーのクリーチャーデザインは海の生物がモチーフに含まれており、タカラバコグルマーにもホタテをはじめとした海の生物がデザインに混ぜ込まれている。
さらにゴーカイジャーは過去の世界にて海から出現したとある組織が送り出したホタテモチーフの怪人試作体と戦ったことがあり、盾にホタテが張り付いているのは恐らくそれが理由。

不滅の宝盾自体はアクマイザー3に登場した不滅の盾がモチーフと見られるが、ゲベルというアクマ族が大魔王ガルバーから与えられた盾であり、あらゆる攻撃を防いでアクマイザーを大苦戦させた代物。
撃滅のカリバーはモチーフこそ不明だが、名前自体は「鬼滅の刃」からキているのではないかとも言われている。

最終更新:2025年01月21日 20:50