【詳細】
その存在はワーム同様表向きには秘匿されているものの、警察よりも上の権限を有しワーム関係の事件やそれについての対処は一任されている。
トップは加賀美新の父である加賀美陸。
表向きは警視総監である加賀美陸が上下関係に関わっていそうであるが、定かではない。
組織としての理念は人間社会をワームから守るためであるが、その設立には
ネイティブというワームの別種族が関わっている。
一般的に知られている
ワームとは敵対しているネイティブは先んじて地球に潜入しており、加賀美陸と日下部総一(天道総司の実の父)が接触した結果彼ら含む一部の地球人たちによってZECTの前身となる秘密組織が結成され、
マスクドライダーシステムを開発するためのマスクドライダー計画が実行されていた。
その際に人体実験のような非人道的な行いにも手を染めるなど、手段を選ばずワームに対抗するための戦力を整えていった。
しかしネイティブたちは外敵であるワームはもちろん、人類もその侵略の対象として考えており、加賀美陸の上の存在としてネイティブで構成された「評議会」なる者達がZECTの舵取りをしている。
ネイティブを完全に信用していなかった加賀美陸と日下部総一は自身の息子たちを仮面ライダーカブト、仮面ライダーガタックの資格者に設定し、それらマスクドライダーシステムに「赤い靴」と呼ばれるワームだけではなくネイティブも無差別に攻撃対象とする暴走装置を組み込んでいたが、これらの目論見はネイティブにも看破されており、総一とその妻である日下部さとみは襲撃を受け命と落とし、ネイティブが擬態して成り代わっていた。
だが日下部夫妻が加賀美陸に対して何らかの害ある行動を取った描写はなく、擬態後さとみが妊娠していたこともあって日下部ひよりという娘を産み落としているが、ひよりが自分の出自に対して何の知識も無かったことから一般的な家庭として過ごしていた可能性が高い。
ほぼ孤立無援状態であった加賀美陸であったが、ネイティブの野望を砕く意思は決して衰えず、密かに
ホッパーゼクター等を用意しつつ密かに牙を研ぎ続けていた。
根岸らネイティブが台頭し始めると、
スコルピオワームの命を賭けた計画が実を結んだことで大きくワームの個体数が減り人類の勝利が確定したこともあってその存在は公とされるが、それと同時に人類をネイティブ化する計画が始動してしまう。
結果として天道総司と加賀美新が
グリラスワームとなった三島正人を撃破し、根岸をダークカブトが道連れにしたことでネイティブの野望は砕かれ決着がついた。
その後組織は解体されることとなり、所属者たちも本来の生活に戻ることとなった。
【劇場版仮面ライダーカブト GODSPEEDLOVE】
パラレルワールドである劇場版にも登場しているが、本編と異なり超巨大な隕石が迫る中人類をワームに置き換えるための計画を実行しているという、ネイティブが行っていたことをZECTそのものが行っている形になっている。
当然ながら許容できる人間ばかりではなく、一部の離反者たちが
ネオZECTというレジスタンス組織を結成している。
【仮面ライダーディケイド】
カブトの世界に登場。
原点同様ワームに対抗する組織であるが、秘密組織ではなく公然と活動している。
【余談】
名前の由来は不明。アルファベットなあたり何らかの英文の頭文字を取ったものである可能性が考えられる。
最終更新:2025年11月04日 15:38