無題 Name としあき 11/02/20(日)01:20:13 No.6199493 del
■GrandGrimoire■
帝皇のⅢ「破戒心ゼーンムリア」
別名:敗北者の王、此方、天嶮、叛く者、地天彗星、地の棘、投擲者、放たれし礫、奈落
象徴:叛逆と従順、飛翔と墜落、死と生、創傷と治癒、戦と平穏
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帝皇のⅢ「破戒心ゼーンムリア」
別名:敗北者の王、此方、天嶮、叛く者、地天彗星、地の棘、投擲者、放たれし礫、奈落
象徴:叛逆と従順、飛翔と墜落、死と生、創傷と治癒、戦と平穏
ゼーンムリアは大地である。三帝皇の内最も逞しく勇猛であり、しかし同時に野蛮であった。
彼は赤く染まった天から魔界を見下ろす三つの月に腹を立てた。
三つの月は、唯一なる神が、奈落に落ちた悪魔を覗く窓であった。
彼は己の肋骨を抜き取って投げ、月の一つを貫いた。神は二晩の間盲となった。
三日目の朝、神は二つの月からゼーンムリアを睨み付けた。
強力と頑健で知られていたゼーンムリアの体は腐り落ち、大地となった。
彼は赤く染まった天から魔界を見下ろす三つの月に腹を立てた。
三つの月は、唯一なる神が、奈落に落ちた悪魔を覗く窓であった。
彼は己の肋骨を抜き取って投げ、月の一つを貫いた。神は二晩の間盲となった。
三日目の朝、神は二つの月からゼーンムリアを睨み付けた。
強力と頑健で知られていたゼーンムリアの体は腐り落ち、大地となった。
無題 Name としあき 11/02/20(日)01:28:59 No.6199625 del
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帝皇のⅢ-2「嘆きの大樹ゼーンムリア」
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帝皇のⅢ-2「嘆きの大樹ゼーンムリア」
山脈と化したゼーンムリアの体の頂上に、奇妙な大樹がある。
醜く捻じれた幹の表面は嘆き続ける顔である。
普段は葉をつけず聳えるだけの大樹に、刃の葉がついた時…
それは神への叛逆者が現れた合図である。
その時こそゼーンムリアの信奉者は刃の葉を手にとり、愚者と共に天を睨むだろう。
醜く捻じれた幹の表面は嘆き続ける顔である。
普段は葉をつけず聳えるだけの大樹に、刃の葉がついた時…
それは神への叛逆者が現れた合図である。
その時こそゼーンムリアの信奉者は刃の葉を手にとり、愚者と共に天を睨むだろう。