三国志3 戦争

■戦争

戦闘には武力・陸指(水指)・兵科・地形・訓練・士気などが影響する。
役職が将軍だと強くなる、と書かれているものがあるようだが、役職は攻撃力に全く関係ない。
軍師は出陣していると偽令・同士が使える。また、落とし穴を掘ったり察知できたりする(後述する)。
移動力は訓練によって上昇する。歩兵・弩兵は最大6。士気が100を超えるとさらに移動力が2上がる。
ただし、軍馬の移動力は常に8で訓練・士気によって変動しない。
軍馬は城壁を乗り越えることができない。
アイテムの爪黄飛電、的盧を所持している場合、移動力がさらに+1される。赤兎馬を所持していると+2される。これらのアイテムの効果は重複しない。

前作三国志2では戦争といえば武力が全てで、関羽あたりが城にこもると武力70程度が囲んでも落とすのは至難、逆に武力の低い武将が守る城などは関羽一人で落とせてしまう、というような武力至上主義の仕様だったが、今作では武力は一騎打ちと退却のしやすさぐらいにしか役に立たない。兵士戦では誤差である。
逆に知力の重要性は増した。前作では火計の成功率に影響がある程度で火計自体も微妙な威力と嫌がらせにしか役にたたなかった知力が、今作ではその他の計略の登場により日の目を見た。

偽令にかかると士気が5減少し、混乱状態になり身動きが取れなくなる。混乱状態では攻撃された時に兵士が減少しやすくなる。通常状態に比べると減少率は通常1に対して混乱1.7。後述するが、不利な突撃も混乱部隊相手であればおおよそ1:1になる。
混乱は知力が低い相手ほどかかりやすく、治りにくい。

同士にかかると、周囲の味方部隊を攻撃してしまう。兵士数によるが、ランダムでおおよそ2000程度の兵士が減少する。また、攻撃した部隊・された部隊の士気が5減少する。
知力が低いほどかかりやすい。

火計の成功率も知力に依存するが、何もない場所より相手部隊に直接かけようとすると確率が低くなる。
また、地形によっても成功率が変わる。森にはかけやすい。川や湿地、城壁などは燃えない。城はCOMは燃やしてくることがあるが、プレイヤーは燃やせない?
直接相手部隊への火計が成功すると、相手兵力が3~5%減少する。延焼で火にかかると1~3%減少する。
自ターンに火から逃れなかった場合、20%+100人減少する。
ターンごとに火は風向きによって延焼・鎮火する。
雨の日には火計は使えない。
火計は兵力の足りない防御側が苦し紛れに行うことが多いが、基本的に避ければそれまでであまり大きな効果は期待できない。
野戦で使えば稀にマップ全面を火の海と化し、夷陵の戦いの如く大軍を退却に追い込むことができるのだが、いかんせん風向き・天候次第で運次第といえる。勝てそうにないならやってみる価値はあるが。

防御側は、担当軍師が出陣していると、部隊配置後に落とし穴を掘ることができることがある。
掘れる落とし穴は軍師の知力に依存する。知力70以上で1、85以上で2、90以上で3、95以上で4、100以上で5、106以上で6つ。それ以上は増えない。
逆に攻撃側は、軍師を連れていけば、落とし穴がある時に警告してくれることがあるが、場所がわからないのであまり意味がない。
落とし穴に落ちると、士気が7減少し、兵士も減少する。
減少する兵士数は落ちた武将の知力に依存する。低いほど増える。
知力によっておおむね2~4割程度減少する。検証不足のため正確な数値は不明。
野戦ならば誘導すれば簡単に落とせる。攻城戦では門のあたりに配置すればひとつは確実に落とせる。うまくいけば敵大将を全ての落とし穴に落として、何もせずに退却させることもできる。
落とし穴は落とすと爽快だが、落とされると兵士の減少もさることながら精神的にダメージが大きい。へこむ。
危険を避けたいなら兵士数の少ない武将を一人連れていき、その武将が先行して本隊が後についていくという鉱山のカナリアの役割をしてもらえば良い。


と、知力が絡む要素はこれぐらいある。
特に偽令・同士が大変ウザく、呂布・顔良・文醜・張飛といった武力のみのバカ武将は攻め込んだはいいが偽令にかかり、何もできないまま戦いが終わっていた、なんてこともプレイしていると割と起きる。
偽令をうけると動けなくのもさることながら、兵士数の減少率が増えるのが大きい。計略に兵士数は関係ないので、知力の高い武将を出陣させて安全な位置から偽令で相手を混乱させられれば、戦闘が有利になる。
そういった理由から、一騎打ちを考えない白兵戦だけを考えるなら、知力の低い武力バカの武将よりも李厳・関平といった知力・武力ともにほどほどな武将の方が安定して役に立つ。敵方に軍師がいない(=策略が使えない)なら武力バカでも構わないが。

一騎打ちは戦争の花形であるし、勝てば武将を確実に捕縛できる上に兵士も得られる、戦局も一変するとメリットは非常に大きいのだが、武力10程度差だと負けることは結構あって確実性には乏しい。20程度の差があるとほとんど番狂わせはないのだが、そんなに離れていたらそもそも受けてもらえない。(兵士数に差があったり、敵方が兵力的に追い詰められていると受けてもらいやすくなるが)
例外は98以上あたりの武将で、呂布・関羽・張飛・趙雲といった武将が相手だと90程度の顔良・文醜などの相手に番狂わせはあまり起きない。もしかしたら何か補正があるのかもしれない。
申し込んだ武将の武力差が少ないか不利、体力がない、相手の兵士数が少ない、相手全体の兵士数が少ない、相手の大将の兵士数が少ない、相手の撤退国がないといった状況だと受けてもらいやすい。
また、武力の高い武将だと勝手に受けることも多い。プレイヤー・COM関わらず90程度になるとままあるので、武力差から勝てそうなら一騎打ちを挑んでみるメリットは大いにある。
また、一騎打ちを断られると初回のみ断った武将の体力と士気が下がる。申し込んだ武将の方が武力が低かった場合は兵士も減る。COMの大将は基本的には一騎打ちを受けてこないので、COMの大将が城以外にいる状態なら武力の低い武将で一騎打ちを挑むと良い。基本的には受けてこないが、絶対に受けてこないわけではない。30程度差があるとまれに受けてくることがあるので、あまりに武力差が開いているなら戦況次第ではやめた方がいい。

攻撃

武力・陸指による差が発生する。武力100・陸指100と武力100・陸指50、武力50・陸指100とで20回攻撃した所、
ともに1.18倍ほどの攻撃力の差が出た。武力73・陸指50とでは1.218倍となった。
調査不足のため相関関係が具体的にはわからないが、これだけではそこまで強烈な差が出ない。

地形

地形は攻撃力に大きく影響が出る要素である。
20回攻撃で調査した所、平地を1とした場合、攻撃力は以下の通りとなった。

地形 対平地の攻撃力
2.93
2.02
2.05
城壁 0.55
2.36
0.28
0.51

武力などよりよほど大きいので、良い地形を取ることはとても重要となる。


兵科

軍馬・弩・強弩を保有していると、その兵科で出陣が可能。
各1毎に100人、99人以下は切り捨てとなる。つまり軍馬が100あれば、10099人の部隊であれば出陣可能となる。
兵科による影響もとても大きい。歩兵を1とすると

兵科 対歩兵の攻撃力
騎兵 3.3
弩兵 1
強弩兵 1

地形効果は加算される。例えば騎兵が城に立てこもれば、歩兵との差は5.2倍ほどとなる。

弩の弓の攻撃力は、

 敵との距離
 自身の兵力
 相手の地形
 自分・相手の武力・陸指
 相手の兵力

が影響する。
相手の兵科は関係がない。騎馬相手でも同じである。
地形効果は相手の場所のみ影響する。自分の場所は関係ない。
火矢の攻撃力は弓矢の1.5倍。弓矢2回分を消費する。
相手の兵力が少なくなれば減りも少なくなる。
自分の兵力はそのまま攻撃力に転化する。兵力が二倍になれば攻撃力もほぼ二倍となる。
敵との距離は重要な要素となる。

彼我共に兵力10000、武力・陸指100で調査した所、一度の攻撃で以下の通りとなった。

兵科と距離 弓矢の攻撃力
弩1HEX 741
弩2HEX 541
強弩1HEX 1112
強弩2HEX 785
強弩3HEX 602

強弩の攻撃力は弩の1.5倍と思われる。

相手の兵力との関係は10000と20000を比較すると、1.6倍ほどの差があった。
詳しい関係は不明。


兵科の購入

軍馬、弩、強弩は商人からの購入で入手できる。
軍馬、弩の相場はおおむね30~50台だが、稀に25になることがある。歩兵ら比べて攻撃力が3.3倍の軍馬を25で入手できれば、兵士を徴兵するよりもお得になる(あくまで殴り合いのケースに限るが)。
また、幸運値(マスクデータ)次第で稀に商人からの購入時に商人がおまけをしてくれることがある。購入数の25%~50%もらうことができる。もらえる割合も幸運値に依存する。つまり、軍馬25の時であれば実質17~20程度で購入することができる。
強弩の最安値は60。強弩と弩の価格は最安値で2倍以上の差がある。攻撃力には2倍の差はないし、兵士数が攻撃力に直結することも考えると弩の方がコスパは良い。ただ使い勝手も考えると一概に強弩が割高とも言えない。お金に余裕があるならもちろん強弩が便利。


兵科まとめ

序盤、特に防衛戦では軍馬の強さが際立つ。軍馬で城に籠もれば単純計算で5倍の兵力でも撃退できる。(歩兵相手に通常攻撃をしあった場合に限るが)
中盤以降、敵と味方の兵力が大きくなってくると弩が圧倒的に強くなる。彼我の部隊兵士数1万を超えてくると弓矢を使えば全くのノーダメージで1000程度の兵士を減らせるのは圧倒的に強い。
弩には相手の地形効果が乗ることを利用すれば、相手を川におびき寄せて兵士18000程度同士で隣接した弩の火矢一発で7千人の兵士を倒すことも可能。
敵は兵力差があればこちらに向かってくることを利用すれば、城外の川近くに陣取って川を渡ってきた敵を射殺せば多少の戦力差は容易くひっくり返すことができるようになる。
なお、強弩と弩のどちらを揃えた方がいいかについては前項でも触れたが、よほどお金が余っていれば強弩を購入しても良いがそうでないなら弩を選んだ方が良いだろう。射程・攻撃力の違いはあれど、兵力が攻撃力に直結するので少量の強弩部隊よりも多量の弩部隊を用意した方が強い。

また、多少ずるい手ではあるが、最前線に少数の兵士と軍馬を置いた国を用意し、敵に攻めさせて隣国から援軍を出して敵を撃退する、といった手法を行うと簡単に敵を撃退できる上に捕まえれば武将も獲得できる。
敵は自国の兵士数に見合った兵士しか出してこないことが多いので、軍馬さえあれば援軍を待った上で簡単に撃退できる。
例えばシナリオ3劉備で22国宛に3000程度の兵士と軍馬を用意して、曹操に攻めさせて新野から援軍を出して撃退する、といった具合。


攻撃の種類


通常
敵との有利・不利は存在しない。

移動後攻撃
通常攻撃と変わらない

一斉
囲む人数によって攻撃力が変化する。

一斉攻撃人数 攻撃力
2人 1.92
3人 2.82
4人 3.46
5人 4.05
6人 4.52

武力・陸指がバラバラでの調査なので、誤差はあるかもしれない。

突撃
通常攻撃よりも大きく兵士数を減らせるしこちらも減る。突撃先のHEXが空いていれば、そちらに突き抜けることがある。武力差が大きいほど突き抜けやすい。
突撃は行う側が著しく不利となる。突撃を行う方の攻撃力は相手に対して0.6倍ほどになる。
また、地形効果も適用される。突撃される側は現在いる場所、する側は元いた場所の地形効果が適用される。
攻撃力としては通常・一斉攻撃より不利でも、日数調整、一斉突撃で相手を捕縛したい、相手が偽令で混乱中、地形条件が有利な場合など状況に応じては非常に使える。

海戦

あまり機会がない。海戦マップが非常に限られているので仕方がない。
対走舸との攻撃では以下の通りとなる。

兵科 機動力 対走舸の攻撃力
走舸 8 1
蒙衝 6 2
闘艦 4 6

偽令・同士・火計の消費仕様は陸戦と変わらない。海戦では火計は移動しても火から逃れることはできない。その代わりに消化のコマンドがある。また、船が隣接しているとターン後に延焼する可能性がある。
当然だが海戦では落とし穴を掘ることはできない。
また、兵科は軍馬でも歩兵と移動力・攻撃力は変わらない。
弩兵・強弩兵は海戦でも弓矢を使うことができる。


訓練・士気

訓練と士気は移動力と攻撃力に影響する。
また、訓練は歩兵・弩兵・強弩兵の移動力に影響し、弩兵・強弩兵の弓矢数に影響する。
士気は100を超えると歩兵・弩兵・強弩兵の機動力が2上がる。士気の最大は120で、準備では100までしか上がらないが一騎打ちで勝利したり、戦争に勝利すると100を超えてあげることができる。
士気は全員の士気がゼロになり、かつ兵糧がなくなると退却を余儀なくされる。退却する土地がない場合は敗北となり全員捕縛される。
一人でも士気がゼロでない場合、もしくは兵糧が残っている場合は、残って戦うことができる。
兵糧が切れると、士気は切れた翌ターンから1ターン毎にランダムで10~14減少する。

訓練・士気による攻撃力は以下の通りとなる。

武力・陸指100同士で、訓練・士気100と対戦。30回の平均で調査

訓練100・士気70 1.09
訓練99・士気51 1.34
訓練51・士気100 1.24
訓練51・士気48 1.75
訓練100・士気0 1.75

攻撃力にどのような数式があるのかは不明だが、このような結果となった。

士気が100を超えて移動力が8になると城壁の乗り越えが圧倒的にやりやすくなる。名馬アイテムも加えれば移動力は9~10となり、1ターンで乗り越えることも可能。戦争に勝利して士気100超の兵士ができたら作成できたらなるべく編成を上手く使って残すようにしたい。

兵糧攻めの裏技

適当な兵士数で攻め込んで逃げ回って退却、を一ヶ月のうちに何度も繰り返すことで兵糧がほどほどしかない国であれば兵糧攻めで倒すことができる。
難易度上級ではCOMは兵士が一ヶ月で数万増えるチートを度々行うのだが、チートで増えるのは兵士数だけで兵糧は増えないため、この裏技を使うことでいともたやすく敵国を陥落させることができる。
特に周囲に逃げ場のない国でこの戦術を行えば、無傷でその国の全武将と兵力を手に入れることができる。いささか反則すぎるのでおすすめしない。

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最終更新:2025年03月24日 10:36
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