「The Armed Princess-武装神姫-」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
The Armed Princess-武装神姫- - (2008/12/10 (水) 19:39:36) の1つ前との変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
西暦2036年、第三次世界大戦も起きず、ノストラダムスの大予言も大ハズレしたため、
人類は平和を謳歌していた。
そんな中、携帯電話やパソコンに並ぶ「一人一つは必ず持っておきたいもの」と言うことで
大流行しているものがある。
「武装神姫」と呼ばれる身長150ミリの意志を持ったフィギュアである。
名前からしてお気付きだろうか、このフィギュアはいわゆる美少女モノである。
その容姿や性格は千差万別である。
人々は彼女たちを戦い、競わせたり、話し相手にしたり・・・、
他にも色々あるが放送禁止用語も含まれるのでここでは省略させていただく。
前置きが無駄に長くなったが、この物語はどこにでも居そうだけど特殊なスキルを持った主人公と
その神姫達が織り成すコメディ(?)の序章である。
[[第零章>http://www19.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2002.html]]
第壱話
~2036年・4月15日午前10時30分~
ピリリリリリリリ
半ば巣と化した寝床の枕元に置いた目覚まし時計がけたたましく電子音を鳴らすが、この部屋の主であり、この物語の主人公である黒崎 優一は空手チョップでアラームを切った。
「マスター、起きてください!お休みだからってゴロゴロしていたら体に毒ですよ!」
彼の武装神姫・アーンヴァルタイプのアカツキが起こしに来た。
彼女の髪はアーンヴァル特有の金髪ではなく、どちらかというとアッシュブロンドに近い感じがする。
彼女が来たと言うことは朝寝坊予防の第二防衛ライン発動、と言った所だろう。
「うーんアカツキ、11時になったら起こしてくれ。見逃してくれたら昼飯はソース焼きそばにしてやる」
そう言うと優一はごろんと寝返りを打ってアカツキに背を向けてしまった。
「了解です。ってそうじゃなくて!!こうなったら最後の手段です!」
一瞬ながら喜んだアカツキの右手にはスタンガンが握られている。
それを優一のうなじに押しつけるとスイッチを押した。
神姫サイズのため、出力は高くてもせいぜい3ボルトぐらいだが、人一人をたたき起こすには十分すぎる出力だ。
端子部から青白い火花が迸る。たまらなくなって悲鳴を上げながら優一は飛び起きた。
「ギヤァァァァァァァァァ!!アカツキ!ものには限度ってモノがあるって起動したその日に教えただろ!!」
「だってジェニーさんが『スタンガンは最高の目覚ましです』って言ってましたよ!」
「それはあの店長の例だろ!真に受けるな!!」
頬をふくらまして反論するアカツキ。しかし、優一が言ったことが正論だったので言い返せないでいる。
「ったく、せっかく気持ちよく寝ていたのに。しゃあない、ステーションに行くぞ。今日は丸一日だ」
そう言うと優一はいきなり寝間着のスウェットを脱ぎ始めたのでアカツキは慌ててその場を後にした。
[[リンク名>URL]]
表示オプション
横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: