土下座そのいち - (2007/09/13 (木) 21:04:33) の編集履歴(バックアップ)
<p>ハウリンタイプ武装神姫である私が初起動し、自身のパラメータチェックをしながらブリスターパックから身を起こしつつ周囲を見回すと、</p>
<p>――目の前に、オーナーと思わしき人物が正座していました。</p>
<p>「はじめまして」<br>
「……?! こ、こちらこそはじめまして!」<br>
正座のまま深々と頭を下げるその姿に一瞬あっけにとられつつも、慌てて箱から外へでてる私。<br>
そして床――正確には卓袱台の上のようです――で、同じように正座……は武装神姫の関節構造上不可能なので、精一杯それに近い姿勢をとり(orzな姿勢です)、負けないくらいに深々と頭を下げます。<br>
<p>――目の前に、オーナーと思わしき人物が正座していました。</p>
<p>「はじめまして」<br>
「……?! こ、こちらこそはじめまして!」<br>
正座のまま深々と頭を下げるその姿に一瞬あっけにとられつつも、慌てて箱から外へでてる私。<br>
そして床――正確には卓袱台の上のようです――で、同じように正座……は武装神姫の関節構造上不可能なので、精一杯それに近い姿勢をとり(orzな姿勢です)、負けないくらいに深々と頭を下げます。<br>
たっぷり10秒数えて顔を上げると、同じく顔を上げたオーナー(仮)と目があいました。<br>
「あの、あなたが私のオーナーですか?」<br>
「はい、僕があなたのオーナーです。あなたは、僕の武装神姫ですか?」<br>
「はい、ただいまオーナー認証登録を完了しました。私はあなたの武装神姫です」<br>
オーナー(確)は一つ頷きました。<br>
「なんとか起動できたようで何よりです。調子はいかがですか?」<br>
「はい、起動時チェックはすでに済んでおります。各部異常なし、オールグリーンです」<br>
「それは重畳です。……なんだか、中学の英会話の教科書のような会話です」<br>
「申し訳ありません、ちょっとまだ経験不足で、適したコメントが見つかりません」<br>
「気にしないでください。ところで、軽く確認をしたいのですが」<br>
「はい、どうぞなんなりと」<br>
「武装神姫は、基本、生活の手助けをしてくれるものと聞き及んでおります」<br>
「はい、そのように設計されております」<br>
「では、アレの扱いなども、ご助言いただけるでしょうか?」<br>
オーナーの視線を送った先を、こちらも見てみる。<br>
そこにあったのは……</p>
<p>箱から出して、接続をしようと悪戦苦闘の挙句にさながらゴルディオスの結び目と化したと思わしき、武装神姫用のクレイドル及びPCとの接続キット。<br>
まずは周辺機器を準備しようとしてどうにもならず、その相談のためにやむなく先に、あらかじめ購入店で『あとは箱から出すだけ』のところまで初期セットアップを済ませてもらっていたた私の起動を行なった、とのこと。</p>
<p><br>
私は武装神姫、ハウリンタイプ。<br>
私のオーナーとなった方は、メッチャ機械オンチでした。</p>
<p> </p>
<p> </p>
<p><br>
</p>
<p><a href=
"http://www19.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1262.html"><目次></a></p>
「あの、あなたが私のオーナーですか?」<br>
「はい、僕があなたのオーナーです。あなたは、僕の武装神姫ですか?」<br>
「はい、ただいまオーナー認証登録を完了しました。私はあなたの武装神姫です」<br>
オーナー(確)は一つ頷きました。<br>
「なんとか起動できたようで何よりです。調子はいかがですか?」<br>
「はい、起動時チェックはすでに済んでおります。各部異常なし、オールグリーンです」<br>
「それは重畳です。……なんだか、中学の英会話の教科書のような会話です」<br>
「申し訳ありません、ちょっとまだ経験不足で、適したコメントが見つかりません」<br>
「気にしないでください。ところで、軽く確認をしたいのですが」<br>
「はい、どうぞなんなりと」<br>
「武装神姫は、基本、生活の手助けをしてくれるものと聞き及んでおります」<br>
「はい、そのように設計されております」<br>
「では、アレの扱いなども、ご助言いただけるでしょうか?」<br>
オーナーの視線を送った先を、こちらも見てみる。<br>
そこにあったのは……</p>
<p>箱から出して、接続をしようと悪戦苦闘の挙句にさながらゴルディオスの結び目と化したと思わしき、武装神姫用のクレイドル及びPCとの接続キット。<br>
まずは周辺機器を準備しようとしてどうにもならず、その相談のためにやむなく先に、あらかじめ購入店で『あとは箱から出すだけ』のところまで初期セットアップを済ませてもらっていたた私の起動を行なった、とのこと。</p>
<p><br>
私は武装神姫、ハウリンタイプ。<br>
私のオーナーとなった方は、メッチャ機械オンチでした。</p>
<p> </p>
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<p><a href=
"http://www19.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1262.html"><目次></a></p>