武装神姫SSまとめ@wiki内検索 / 「始まりの午前9時」で検索した結果
-
始まりの午前9時
...械 1:始まりの午前9時 暗い道をずっと歩いて今日も僕は彼女に会いに行く。やがて単調な道の先に光の玉が現れた。僕が触れるとそれは小さく震えて僕に声をかけてきた。 「おはようございます、マスター!今日も張り切っていきましょう」 周りの闇がぱんとはじけ、工場の中のような光景が目の前に広がっていく。 2020年後半から始まった急激なロボットの社会進出は2030年に開発された新型制御系によって一つの完成を見た。CSCと呼ばれる高密度集積回路を使用したロボットたちはMMS規格と呼ばれ社会のあらゆる場所に進出した。人と会話して判断を下せるほどにファジーな思考回路を実現し、作業専門の体を持ったMMSは様々な社会問題に直面しながらも世に認知され広まっていった。 「マスター、2時方向300先に反応確認。ジグザグに攻めてきてます」 僕の神姫”プルミエ”... -
物語の始まり
物語の始まり 朝の午前七時、とある神姫センターで四人のオーナーと七人の武装神姫が居た。 このオーナー達と武装神姫達はVIS社に招待されて来ていたのだ。 全国からの武装神姫のオーナー達からランダムで選び、選ばれたオーナーの数は四人、男性三人、女性一人。 名前を順々に発表 天薙 達悪 石川 和弘 島田 祐一 七瀬 春奈 以上、四名。 VIS社は主に武装神姫のメンテナンス、ネットワークシステム、セキュリティーなどなどを研究や生産している会社。 以外にもVIS社が調べた結果この四人の中ではそれなりの関係があるらしい判明したが、本人達まったく気づいていない。 天薙達悪の場合、VIS社でバイトしているので、本人意思関係なくこの企画に強制参加しなければならない事を除いては。 今回のこの企画は前回の企画、バーチャルバトルに酷似していて、その元データをベースにし改ざんや修正をした... -
浸食機械
連続神姫ラジオ 浸食機械 著:妖精配給公社 注意-お読みになる前に- ○本作には武装神姫の性能、ライドシステム、神姫世界の歴史等に独自解釈が加えられています。特にライドシステムはひどいと思われます。 ○原作のある神姫、マスターの性格に改変や独自解釈が加えられています。また、オリジナルキャラクター及び神姫が登場します。 ○OVA武装神姫発表前に構想を練ったものなのでそれ以後の小説、アニメ等の設定が十分に採用されていません。 ○通常の台詞は「」で、ライドオン中の人間の台詞は<>で表示しています。 ○弊社は勢いで突っ走っているのでウィキの管理等に不備が多々見られると思います、ご指摘ご指導いただければ幸いです。 ○もしこの世界観を使って何かしてみようという方がおられましたらどんどん使ってください。その際一言いただければ弊社は小躍りして喜びます。 ストーリー ... -
第壱話:始まり
第壱話 キーンコーンカーンコーン×2 国立学校法人・東都大学の構内に午前の講義が終わった事を知らせるチャイムがなる。 「はい、それじゃあ来月までにレポートの方を提出してください。テーマは「冊封体制と列強帝国主義の比較」です。これを出さなきゃ単位はあげません、よって進級できません」 中年の教授が課題を説明して文学部史学科東洋史専攻の午前の講義は終わった。 「さてと、今日の講義はもう無いし、これからどうしようか」 「いよぅ、同志よ。今はお暇かい?」 帰り支度をしながら考え事をしていた優一は声をかけられた。 今時風にまとめ上げた髪型に雑誌から丸々取ってきたようなファッション、顔つきはジャニーズ事務所に今からでもオーディションにでも行けそうな・・・、いわゆる「イケメン」である。しかし、その人物の本性を知っている優一からしてみればこれでやっとプラスマイナスがゼロになる。... -
第三話「始まりの終わり」>『始まりの終わり』
「もうっ!いつまで隠れてんのよ!」 アタシの対戦相手のハウリン、たしか凛っていったっけ?正直、あのコには同情する。起動直後でバトル?ありえない。アタシなら絶対イヤ。 そもそもこのバトルの原因の、アイツが絡んでたあの娘。そりゃあ、原因はあっちかもしれないけど、よそ見して歩いてたアイツも悪いんだし。向こうも謝ってるんだからそれでいいのに、なんでまたこんな面倒な事にするのかしら? いっつもそうなのよ、アイツは!態度ばっかりでかくてイヤになっちゃう。 ……いや、悪いトコばっかりってワケでもないのよ?たまにだけど優しいコトもあるし……あ、今は関係ないわよね。 とにかく、そんなワケであのコには同情してるワケ。でも、それはそれ。バトルになった以上は恨みっこなしという事で、さっさと勝たせてもらうつもりだったんだけど。 初心者ってワリにはなかなかやるのよね、あのコ。攻撃はもらっちゃうし、さっきの... -
終わりの始まり
終わりの始まり この話は初恋の後の話となります 「まったく…ムツキったら、時間になっても帰ってこないで…」 「あら新道さん。またお迎え?」 「そうみたいです、主任…すいません、ちょっといってきます…」 あれ以来、香田瀬健四郎に懐いてしまった我が神姫、ムツキ 仕事が暇な時に技術1課へと行くようになってしまった え?だったら許可しなければいいだろうって? あの子にお願いされれば無視出来ないってもんよ! でもヘンな事されてなければいいけど… 「こらー香田瀬健四郎ー!ムツキを返せー!ってあれ?」 技術1課に着きいつも通りにムツキを呼ぶ私。 しかしそこにはムツキも香田瀬のヤツも居なかった 「あれ…?」 「あ、皐月ちゃん」 「…貴方誰?」 「ヒドイなぁ…俺だよ、南山…」 「そんな事より、ムツキ知らない?まさか香田瀬のヤツが…」 「しくしく…まぁいいか。ムツ... -
それは始まり
凪さん家の弁慶ちゃん 第一話 それは始まり 「はっはぁ!どうしたどうした!逃げろ逃げろ!」 「…」 大地を蹴りつける鋼鉄の獣。名を弁慶と言う…その姿は非常にシンプルであり、両手にハンドガン「カロッテP12」背中にアーミーブレードを二本。ついでに左足にもう一本装備していた。それだけである。完全に近距離特化の構成。しかし対峙している敵は空にいた。 ハンドガンの弾丸は届かず、もちろん自身が跳んでも届かない。一方的に撃たれまくっていた。 「弁慶、大丈夫ですか?」 通信が入る。味方の「義経」だ。今回のバトルはタッグマッチ…相手は白き翼の天使型が二体。こちらは高機動型の悪魔型「義経」そして犬型の「弁慶」勝負は相手方が有利なまま進んでいく…。 「あたれあたれぇ!」 さっきからひっきりなしにありったけの砲弾の雨を降らす天使型。 「…なんだあいつ」 弁慶は思わず愚痴ってた。... -
裏の始まり
六話 『裏の始まり』 「ごめん、日曜日は用事があるの。だから神姫センターは三人で行ってきて、ね」 「ありゃ、そうなん」 なんてすっとぼけてみるも、心の中の私は小躍りしていた。 背比一人を誘う度胸が無いから昨日のバトルお誘いのメールを傘姫と貞方にも送ったわけであって、恋敵である傘姫が抜けてくれるのは大歓迎だった。同時に友達失格な竹櫛鉄子でもあった。 緩む顔を隠すため、鞄を覗き込んで中を無意味に漁ってごまかした。 講義はあと1分で始まる。微かにタバコの臭いを漂わせた貞方が私達の前に座った。背比はまだ来ない。 「お早う(挨拶;傘姫)」 「んぃー(挨拶;私)」 「おぅ(挨拶;貞方)。竹櫛さん、昨日のメールのことだけど」 「うん。なんとなくみんなでバトルせんかなって思ったんやけど、日曜日空いとる?」 「日曜は、ちょっと忙しいんだけど……いや、その」 忙しい... -
無頼9「神姫の日常 ~ジーナスレポート~」
どうも、猫型マオチャオのジーナスです。 今回はヒカル先輩の一日をボクの目を通して観ていこうと思います。 … 午前6時45分。 隊長は既に起きて、一階で朝食をとっている。 肝心の先輩はまだ寝ていた。 「ZZZZZ……」 「先輩、起きてください」 起こしにかかりますが…。 「むぅ…んん…」 「セイレーンがいびきをかかないでください。あと、猫のボクより起きるのが遅いって…」 …… 午前7時20分 「ヒカル、いい加減起きろ」 「ん…!」 隊長に呼ばれ、ようやく先輩は起き上がりました。 「おはよう、形人」 「『おはよう』じゃない。もうちょっと早く起きれないのか?」 「無理」 「おい…(汗)」 隊長はヒカルさんを気遣って言ってるのです。 先輩には、そこのところを早く理解してもらいたいものです。 ... -
幻の始まり
ただでさえ憂鬱な期末試験は、予想通り散々な結果で終わった。僕――星野慎一は、今すぐにでも抹殺したい成績表を持って、家路についていた。 いつからだろう、こんな風になったのは。 昔――といっても数年前だけど――は、決して勉強は苦手ではなかった。学校でも、それなりに友達付き合いがあって、楽しかった。 父が、罪を犯すまでは。 ほんの些細な行き違いから口論になって、相手は父を殴りつけてきた。危険を感じた父は、そこにあった大きな灰皿で、相手の頭を殴打して・・・・・・、殺してしまったらしい。 目撃者が居なかったのが、父にとっての不幸だった。正当防衛ということだったが、近辺では、あることないこと、大小さまざまな噂が飛び交った。・・・・・・その火の粉は、僕達家族にも及んだ。 逃げるように、住み慣れた地を後にした。僕は現在、祖父母の所で暮らしている。 なるべ... -
「はるか遠くの始まり」
第2幕「はるか遠くの始まり」 神姫には三つの心がある。そしてその心とは別に頭脳がある。心と頭脳を繋ぐのは、それらに情報を与える肉体である。 神姫にとってボディー、コアパーツ、そして三つのCSCは不可分であり、その三種のユニットが分断される事は機能停止を伴う。 そして一度停止に至った神姫は記憶、経験等が全てリセットされ、再びその個性を取り戻す事は無い。 たとえ全て同じパーツを使用したとしても。 ――心を司るCSC。 過去に記録を宿していながらも真っ白になったその心を、新たな肉体に埋め込まれた神姫は一体何を思うのだろうか。 結城セツナの新たな武装神姫、焔はそういう境遇にいる神姫である。 焔がセツナの元で目を覚ましてから約3週間が過ぎた。 例の事件の際にセツナを救ったとある少女からの連絡を受け、晴れてセツナは自由を再び満喫できるようになっていた... -
戦う神姫は好きですか 十話前半
前へ 先頭ページへ 朝。 朝が来た。 マスター風に言うならば清々しい朝。もしくは、爽やかな朝。 とにかく、私は内蔵された自動起動機能によって目を覚ました。 起きたからにはやる事がある。 ベッドであるクレイドルから上体を起こしての状況確認。 玄関―――朝刊が届いているのを確認、鍵もチェーンもかかったまま。異常無し 窓―――カーテンの隙間から天気を確認。予報通り快晴。鍵も閉まっている。異常無し。 ちゃぶ台―――マスターの財布を確認。休止前との異常は検出されず。異常無し。 ベッド―――マスターが眠っている、今のところ異常無し。 時刻―――現時刻、午前7時30分。講義開始が午前9時30分。マスターの行動予想。このまま起こさない場合の起床時間、9時。 行動、開始。 私はぴょいん、とクレイドルから飛び降りる。クレイドル... -
武装神姫と暮らす日常
『武装神姫と暮らす日常』 あらすじ 著:卯月 『武装神姫と暮らす日常』あらすじ 人物設定 【本編】 人物設定 鴻乃ゆかり&海棠卯月 雪ノ下組 大野家? その他 【本編】 第一章『始まりの日』 第二章『べるの登場!?』 第三章『ノエルVSクラリス』 第四章『種と稲』 ご感想、ご要望やリクエストなどは、こちらへ 名前 コメント ... -
第六話:新たな始まり
第六話 《そう、シュベールトがイナクトを・・・。最新鋭のモデルだからまだ正規軍しか持っていないと思ったけど、事は思っていた以上になりそうね》 翌日、優一は自宅で聡美とボイスチャットを繋げ、任務達成とシュベールトの出現を報告していた。 《それで?アカツキの具合はどうなの》 「現在エルゴにてオーバーホール中だよ。メンテ用のクレードルじゃ応急処置が限界だったからね」 《可哀想に、余程悔しかったみたいですね》 不意に聡美の神姫、セイレーン型のアインが割って入ってきた。 エウクランテタイプは本来は紫を素地にしたトリコロールだが、治安局に所属する彼女の素体はライトグレーに赤紫のアクセントを施した地味なカラーリングとなっている、武装の方も同様に。 《おかえり、アイン。作戦の方はどうだった?》 《全て予定通りに実行、テロを鎮圧しました》 《オッケー、それじゃあ報告書を書いたら休... -
PRINCESS BRAVE
『武装神姫~PRINCESS BRAVE~』 PSPでゲームが出ますね。なんとなくカスタムロボっぽい気がする。バトロンから何か引き継げたりは… しないんだろうな。 パジャマの胸に抱き締めた、お気に入りのぼろい絵本。 眠れない小さな『姫』は、今夜もその物語に思いをはせる。 それは遠くよその国の、遠く古い物語。 それは、真実の愛を探す旅に出た、小さな『姫』の物語。 天使のようにあどけなく、 剣士のように力強く、 瞳には燃えるような光を、胸には熱い勇気を秘めた、麗しき姫。 牙を鳴らし咆える竜の火も、百万の敵も恐れず、その揺るがぬ思いは絶望の魔女も討ち倒す。 彼女は、そんな『姫』に憧れていた。 彼女は、そんな『姫』になりたかった。 そして彼女は、今夜もそんな『姫』に思いをはせる。 そんな『姫』を夢に見る。 そして、『姫』は目覚... -
ねここの飼い方 ~ネメシスの憂鬱・ファイルⅤ~
「お……おはようございます」 「嗚呼…………ネメシスちゃん、おはよう」 この家の主人と起床の挨拶を交わす。1泊させてもらった礼もある事だし、それ自体はごく普通の事だが……非常に、気まずい。 そしておはようと言ったものの、既に外は完全に明るく、その時刻は朝と言うよりも既に昼に迫りつつある。一服盛られたまま、朝まで延々と夫婦の営みを見せ付けるだけ見せられ、そのまま3人とも気を失うようにして倒れ、気がつけば今の状況だ。お陰で私も彼も若干ゲッソリとしている。 「おはようございます。あら、お2人とも元気が無いようですね?」 そんな中、1人元気な人……人ではないが、ともかく1人。ニコニコと実に満足そうな表情を浮かべている。更に心なしか肌がツヤツヤと瑞々しく輝いているようにさえ見える。 「いえ……そんな事は。リンこそ昨日あれだけ……その、してたというのに、お元気ですね」 ... -
ナニカ@Ⅰプロローグ
人と神姫と混沌としたナニカ@Act.Ⅰ-0 からんころーん 「すいません、神姫って扱ってますか?」 「扱ってますよ。えーと…こちらです」 「あ、すいません…」 「……アーンヴァル…マオチャオ…エウクランテ……飛鳥…グラフィオス……ヴァローナ………ベイビー…ラズ…オー…ル…マジか…ついてない……」 「…失礼ですが、どの神姫をお買い求めでしたでしょうか?」 「え?…あー、――――――を、探してたんですけど…」 「それなら…少々お時間を頂いてよろしいでしょうか?」 「あ、はい………?」 「…お待たせ致しました。申し訳無いのですが、ただ今、在庫がございませんでした」 「あー…いえ、わざわざすみません」 「ですが………少々お値段が上がりますが、こちらはどうでしょうか?」 ... -
燐の20「ある日の午後に」
「武装神姫のリン」 第20話「ある日の午後に」 「…ひゃうん、マス…たぁ…気持ちいいですか?」 「…ああ、いいぞリン。」 「私、がんばります…ぁん」 「ココか?」 「そ、そうですぅ!!」 ふむ。何でいきなりこんなエロい状況かって? それは30分前にさかのぼることになる。 「あ~~終らん!! なんで休日なのにPCに向かってるんだ俺は!」 今日は休日だ。そのはずだったのに、昨日の仕事上がり直前に激務とも言える量で追加の仕事が入った。 あの強化パーツのクレーム等の処理だそうだ。 半分ぐらいは職業クレーマーのものだろうが、目を通すだけでなくソレに対応する回答案を月曜までに仕上げろだなんて… 売れ行きと引き換えに俺は時間を失ったらしい。 目を通していると「白、黒共に飛行可能時間がパッケージに載っている数値の半分しか出てない」とか、「黒の鎌か... -
狛犬はうりん劇場 趣味と知人と八咫烏
趣味と知人と八咫烏 穏やかな水曜日の午前、いかがお過ごしでしょうか?こんにちは結です。 今日は宮司さんご夫婦のご好意でお休みを頂いきました。 久々のお休みに有給休暇のご主人と共に秋葉原に来ております。向かうのはここにある神姫関連のお店です。 「おー、集まってるなぁ」 お店には数人のお客様と店員さん、でも今日は店舗の入り口に「準備中」の掛札が掛かっています。 ではこの方々は?とお思いでしょう。 皆さんはご主人と同じでオリジナルパーツの製作者なのです。そしてその方々が作ったサークル「万屋」の会合が行われているのです。月に何度かこのお店で開かれるその集まりで皆さん自作のパーツをお披露目し談笑するのですよ。 「おはよう。宗司さん」 私服の直子さんがお見えになりました。彼女もサークルのお一人で主にアクセサリーを制作されているのです。 「おはよう。今日は多いな」 「久々に皆さん集まった... -
第壱拾五話:嫉妬の炎は燃え上がる!?
再生され始めた映像は所謂ヒーローインタビューだろうか、そこら中からフラッシュが焚かれている。 背後の横断幕に書かれた日付から、メサイアが行方不明になる直前に撮影された者と判る。 《では、今大会の優勝神姫とそのオーナーにインタビューをしようと思います。優勝、おめでとうございます!》 《ありがとうございます!これも、オーナーの的確な指示と、皆さんの声援のおかげです》 イベントコンパニオンの衣装を着たインタビュアーが男の肩に乗った神姫から彼に話の矛先を変える。 《オーナーの方はどうお思いですか?》 《そうですね・・・、決勝の相手は重武装ながらかなりのスピードを出せていました。パーツ配置を適切に行ったからこそ、つかみ取れた優勝だと思います》 《ありがとうございました》 「アネゴ・・・・・、これは?」 映像が終わり、おずおずと口を開く優一。それを聞いた聡美は端的に事実を述べ... -
アルティVS葉月
武装神姫 鳳凰カップ 実況生中継! 「みなさん、こんにちわ。この番組の実況を務めさせて頂きます、アナウンサーの花菱 燕(ツバメ)です」 二日目の午前十時、俺は昨日まで予選会場だった場所に入れ替わるようにして設置された特設巨大スタジアムの放送席にいる 観客の最大収容人数は一万五千人、中継用のテレビカメラ30台…… もうアホだ、このグループ ゲンナリしつつもやはり解説者の仕事はやらざるをえず、ノアだけを連れて決勝トーナメント開会セレモ二ーのため勢揃いしている予選を勝ち抜いてきた16組を放送席から眺めていた 葉月のヤツ…滅茶苦茶緊張してるよ… 逆にアルティはドッシリ構えてやがる さすが元八相、大舞台には強いってか ミコとユーナはどこかって? 全国放送の番組だ、流石にミコとユーナを連れての大騒ぎはまずいだろうという事で二人は香憐ねぇに預... -
恋人達の午後
恋人達の午後 これを読む前に予選の裏で祭りめぐり(橘明人とかしまし神姫たちの日常日記)を読んでおくことをお薦めます また、当方の一五話の直前の話となっております 「そうそう…上手ですよ」 俺はヘンデルの試乗をしているツガルタイプに使い方を説明していた スペースの一角に設けられたリビングを、ヘンデルを使って片づけるというものだ 人の力には及ばないとはいえ、神姫を遙かに上回るパワーで散らかった部屋を整頓していくツガル 「…凄いです。私では到底出来ないテーブルの移動なんかも出来ちゃうんですね」 「慣れれば料理なんかも出来るようになりますよ」 向こうのキッチンスペースではユキがデモ運転で人間用の道具を使って料理をしている 「う~ん、いいなぁコレ…でも…」 ツガルのマスターが悩んでる。そうだよなぁ、やっぱ高すぎるよなぁ 「ヘンデルにはリースもありますよ。リース代と保... -
引きこもりと神姫:9-1
新たなる力を手にし 7月29日(金) 「練習相手、ですか?」 翌日の午後、私は柏木さんに一つの頼み事をしていた。 昨日の午後と今日の午前中に練習した薙刀と機関銃の成果を確認したかったのだ。 「そうですね、僕もたまにはライドしないと、体が鈍ってしまいますからね」 「そうですねぇ、店長は慢性的に運動不足ですし」 そう言ってエリーゼは腕を組んでいる。そんなエリーゼを思わずまじまじと見てしまう。 「…………」 「ん、どうしました?」 「最近驚かさないなと思って」 「ああ、店長と樹羽さんには効かないことはわかりましたから。無駄なことはしたくありません極力」 どうやらこれからは驚かさないようだ。内心では驚いていて最近それが表に出そうだと思っていたから、都合がいい。 と安心した所を驚かされるのが容易に想像できるから、あくまで気は... -
第四話:盗賊姫
第四話:盗賊姫 「よろしくお願いします。いい試合をしましょう!」 「始めます」 それぞれが口上を述べフィールドに登場する。どうにもそれが神姫の戦いでの挨拶代わりになるらしい。 速攻で始めるのもいいが、こういうのを聞くのもまた一興か。相手の神姫の性格も読み取れるしな。 あの天使……ルナはどうにも礼儀正しく、正々堂々を重きにおいている真面目な性格をしているらしい。マスターの方はというと随分と鋭い目をした顔をした女性だった。子は親に似るとは限らないもんなんだな。 まぁ、それはいいとしておこう。とりあえず俺は蒼貴との通信を確かめるために回線を開いてみる。 「蒼貴。聞こえるか?」 『はい。聞こえます』 「相手はかなり真面目な性格をしているぞ。策略を仕掛けるには丁度いい相手だ。俺との特訓の成果を発揮しろよ」 『了解しました』 短い通信を終えると上の... -
キズナのキセキ・エピローグ
キズナのキセキ ~ エピローグ ~ □ 俺は今日も、ティアを連れて、ゲームセンター「ノーザンクロス」に来ている。 四月を半ばを過ぎた土曜日の午前中。 チームメイトはまだ来ていない。 高校生のメンバーは午前授業の日だし、大城はランキングバトル目当てだから、昼過ぎにならないと来ない。 新年度が始まって間もない頃だ。常連客もまばらで、ゲーセンの中はいつになく平穏だった。 菜々子さんと桐島あおいがバトルした日から、二週間が経つ。 菜々子さんは、いまだに顔を見せていない。 体調が悪いわけではないようだ。彼女の様子は、頼子さんからのメールで知っている。新学期が始まり、忙しくしているのは間違いない。 しかし、以前は忙しくても無理矢理時間を作ってまで顔を見せた彼女だ。あの日以来、ゲームセンターに来ない彼女を心配して、八重樫さんたち高校生メ... -
第四話『神姫センター・謎の生命体出現!?』
ハウリングソウル * 第四話 『神姫センター・謎の生命体出現!?』 「・・・・・ふむ、今日も今日とて客は来ないな」 今日、朝に店を開いてから来た客は四対の神姫を連れた騒がしい男が一人だけだった。 それにしても彼、随分と大変そうだったな・・・・まぁ、大変でも上手くやっていけているようだから問題は無いのだろうが。 「暇だなぁ・・・・・いっそ店を終わりにしてゲーセンか神姫センターにでも行こうかな・・・・・ハウの調子も見ときたいし、ノワールのガトリングの弾もなぁ・・・・」 無表情のアッパーシューター・ノワール。 台所とかに出没する忌々しい黒い悪魔を見るとすぐに武装して追い掛け回すのだ。 追い掛け回すならまだいいのだがチーグルの両手にガトリング、ノワール自身は両腕でミニガンとか抱えているから恐ろしい。 ハウもハウでチーグルの背中に乗っ... -
真・凪さん家の十兵衛さん
凪さん家シリーズ あらすじ 「…十兵衛…うん、私は十兵衛」 「とりあえず…そうね…じゃあ”銃”兵衛で」 「十兵衛…では我は真・十兵衛としよう…」 ここでは千空チアキが書いて描いて作ったりした「真・凪さん家の十兵衛さん」を掲載しています。 著/千空チアキ <真・登場キャラ紹介> <舞台設定> OP「Faze to love」 ED「芽生えドライブ」 お話一覧 第一章 第零話 「それは」「常」 七月…すべての始まり 第一話 歓 合間(乾杯) それは八月…十兵衛の始まり 第二話 普? 第三話 興? 第四話 銃? 第五話 闇? 第六話 斬? 第七話 九? 第八話 義? 第九話 乱? 第十話 人? 第十一話 決? 第十二話 明? 第二章 第特別話 「それは盛大な」「祭」 鳳凰杯という祭、にぎやかに... -
燐の22 「喪失」
武装神姫のリン 燐の22「喪失」 「あ~かったるぃ!!!」 現在月曜日を通り越して火曜日の午前3時。 全く仕事が終わらずに会社に泊まり込みすることになったのだがいっこうに終わりが見えず、PCデスクに突っ伏してみるがそれで仕事が片付くはずもなく、視界の隅に見える書類の山で再び現実に引き戻される。 わかってますよ~前から貯まってた書類だってのはわかってるけど…こんなに貯めたか? どう考えても先週末に見たときの倍はあるぞ…なんかやっかいごとを回された感じがする。 ああ、わかってるよ!! 日曜日に休日出勤の要請があっても家族で出かけることにしてたから無視した罰だろう? それにしても増加量が半端がない… ふて寝しようかな… 「ピンポーン」 ??? こんな時間に誰だ?警備のおっさんか? にしても夜勤だって言ってあったはずだが… ... -
High School Of The Armed God Princess
High School Of The Armed God Princess この物語は武装神姫が高校生活を疑似体験する物語です。 コラボする作品 双子神姫 クラブハンド・フォートブラッグ 鋼の心 ~Eisen Herz~ 犬子さんの土下座ライフ。 著 主催:小山田喜久子 ミヤコンさん ALCさん 土下座さん 出演神姫 アンジェラス クリナーレ ルーナ パルカ シャドウ=アンジェラス サラ アイゼン 犬子 以上です。 それではお楽しみください。 更新状況。 物語の始まり 100% 登校:100%画像壱枚 出会い&登校2:100%画像七枚 学校:100%画像壱枚 授業:47%画像製作中(選択あり)<画像と選択は今度更新します> 下校:0%画像製作中 物語の終わり:0%... -
月は陰る
-BA(バトルアルテマニア)インフォメーション- 柴田 勝様、初戦勝利おめでとうございます。2戦目は三十分後の午前10時からを予定しております。まだお時間がありますのでよろしければ他のレギュレーションのバトル観戦などはいかがでしょうか。現在本会場では柴田様が参加された1VS1ライドオンバトルの他に3VS3のチームバトル、神姫とそれ以外のライド機体チームによるサバイサルバトルが開催されております。フリーバトル用として「塔」「湖」「森」のフィールドを参加者補充型で開放していますのでバトル自体をお楽しみになりたい場合はご活用ください。なお、フィールドは広大ですので配布した神姫ビーコンは必ず装着してください。万が一島内で行動不能になることがあってもビーコンを頼りに回収マシンが神姫を救出に向かいます。 また、本日12時より今注目の女性神姫マスターと題して、あのF1チャンプ竹姫葉月さんと、強豪女性... -
第二話 バトルロンドですわ
ステージは廃墟となった市街地、ゴーストタウン 試合形式はリアルバトル。時間は30分。勝利条件は相手を倒すそれだけ。 微笑を浮かべその時を待つエリアーデ、四本のサブアームに四枚の翼、獣のような大きな足、ストラーフの武装を多く使用している重武装ながら細く華奢なそれは悪魔と呼ぶにふさわしい姿だった。 腕を組み冷静に始まりの時を待つムルメルティア、鉄の塊のようなサブアームとレッグパーツは力強さを彷彿とさせる。 お互いの姿は見えない。 『この試合に勝ったら芽衣さんに付き纏うのをやめていただきますよ』 『お、お前こそ、ぼぼ僕の芽衣たんにちちち近づくんじゃないぞ!』 「楽しみだわ、どうやって倒して上げようかしら」 エリアーデが微笑を浮かべる 「この勝利をわがマスターに捧げます」 ムルメルティアが睨みつける 『Get lady Fight』 女性のような機... -
戦うことを忘れた武装神姫-26
戦うことを忘れた武装神姫 その26 ・・・その25の続き・・・ 再び、久遠のグラスの氷がカランと鳴った。 「・・・すまないね、『ゼリス』のことを答えるはずが僕の昔話で終わってしまったようだ・・・。」 「いえ・・・それで十分です。」 すっかり氷も解け、なかば水割りになろうとしているグラスを久遠はすっと飲み干した。 ヒトと対等に意思疎通ができる、ちっちゃいけれど頼もしい存在。 「死」すらも、恐れることなく正面から向きあえる程の強い存在。 ヒトに愛され、ヒトを愛することができる、優しく、温かな存在。 - ヒトは何故、「心」を持つこの「存在」を造り出したのか - うつむいたまま、ドツボにはまったかの如く黙り込んでしまった久遠。と、彼の目の前に新しいグラスが差し出された。 「・・・。」 はっとした久遠、見ればグラスを差し出... -
神姫ちゃんは何歳ですか?
神姫ちゃんは何歳ですか? これはある神姫とそのマスターとの愛と肉欲の日々を描いた物語である… でも最近、肉欲の日々は送ってないよね… 書いた人 優柔不断な人(仮) 神姫ちゃんは何歳ですか?本編 過去編 番外編 武装神姫飛鳥ちゃんエウクランて その他作品 騎士子シリーズ コラボ大歓迎 話を大幅に変えてしまうようなのでなければ大丈夫 チョイ役とかなら許可も要りません ドンドン出して出して ※鳳凰カップ等で神姫の父さんの橘明人とかしまし神姫たちの日常日記とリンクしております ※学園設定に於いてチアキ氏の凪さん家シリーズとリンクしております 登場人物&登場神姫 舞台解説・特殊設定 國崎技研商品カタログ 本編 第一話 学園天国 微エロ注意 香田瀬がユキに買ってきた物は… 第二話 NY決戦 ※エロ注意!1... -
あなたのかなでたい音色1
SHINKI/NEAR TO YOU Phase02-1 ouverture アナタノネイロヲ、キカセテ ♪♪♪ 六月といえば梅雨だ。ところであれだけ雨が降る月の呼び名が「水無月」というのはどういうことだろう? そんなことを思った有馬駿(アリマ シュン)がゼリスにふと尋ねてみると、彼女は手にした大判の書籍を抱えたまま返事を返してきた。 「旧暦では水無月は現在でいう7月に相当しますから、梅雨明けというところから『水の無くなる月』という呼称がつけられたそうですね。また、その由来から外れることとなった現在においては、降水によって天の水が無くなるという解釈が適用されると言われます」 すらすら答える彼女――背丈14cmほどの小さな自動人形(オート・マタ)の少女はシュンの武装神姫、ゼリスだ。 「けどさ、今年なんかはホントに水... -
せつなの武装神姫~Y.E.N.N~
Y.E.N.N 第1幕 「未熟な利己主義者」 第2幕 「はるか遠くの始まり」 第3幕 「同じ錯角が生じる位置」 第4幕 「視線を移した先」 第5幕 「心の指し示す場所」 第6幕 「思惟の共鳴現象」 第7幕 「意思の同調状態」 最終幕 「其の求める名は」 もどる -
第十話 女神の誕生
ここに1つの計画があった。その名を『Princess Weapon計画』 神姫を兵器として利用しようとする計画だ。 当時は極秘とされていたが失敗に終わった計画 どこからか流れた情報により少し神姫を齧った程度の人でも知る所となったが、一種の都市伝説の類として今や信じる者すらいない眉つばの話だ。 少しだけ時を戻そうクロエの因縁となった7年前へと ♦ 7年前、とある国の某所 「で、どこまで進んだの?クロエ」 計画の為に用意された研究室の一室、そこには白衣を纏ったクロエがパソコンの画面を睨んでいた。 「ん?あと少しなんだけど、やっぱり強度の問題がクリア出来ない。素材の見直しが必要かもな。メティスはどうなんだ?」 メティスと呼ばれた女性が微笑んだ。計画で神姫の人工知能等のプログラムを担当している。 「私?私はもう出来ているわよ。あとはあなたの素体待ちってとこ... -
あなたのかなでたい音色4
SHINKI/NEAR TO YOU Phase02-4 gavotte 「ヒューマノイド・インタフェイス?」 「そう。人によって呼び方は様々だが、ようは人体を模した駆動義体の総称さ」 現在の2030年代に入ってから、人は様々なロボットを実用化してきた。 武装神姫もそうしたロボット開発の中で創り出された、人のパートナーとしてのアンドロイドの一種だ。 武装神姫は日常生活におけるマスコットとしての要求から、その大きさは14から15センチとなった。その一方、医療における義肢・義体の研究、純粋労働力としての可能性の研究としてのロボット開発も行われていた。駆動義体とは、そうした目的で作られた人体、もしくはその部分的な要素を模した機器のことを指す。 「でも、等身大の駆動義体なんて存在するのかしら?」 ふたり仲良く首を傾げる伊吹に、神楽さんが... -
ウサギのナミダ・番外編 「少女と神姫と初恋と」その5
ウサギのナミダ・番外編 少女と神姫と初恋と その5 ◆ オルフェは、目の前にいる神姫たちの態度を奇妙だと思った。 彼女の一番の友人であるパティは、真面目な表情ながらもくつろいだ様子で、何事か話している。 話しかけられている黒いバニーガール型の神姫は、オルフェのデータベースにないタイプだ。おそらくオリジナルなのだろう。 彼女は、先ほどの遠野という人物の神姫だ。 しかし、マスターの態度とは正反対で、やたらと恐縮した様子で、ちらちらとこちらを見ている。 なのに、パティが下へも置かない態度なのも不可解だった。 もう一人はイーダ・タイプで、やたらとくつろいでいて態度も大きい。 ここはファミレスのテーブルの上。それぞれのマスターたちがテーブルを囲んでいる。 「作戦会議はマスターに任せて、神姫同士親睦を深めましょ」 ... -
弾丸神姫
それは、武装神姫バトルサービスが始まって間もないころの話。 バトルフィールドには、一種異様な光景が展開されていた。 天使型対悪魔型という、三通りしかない組み合わせのうちのひとつ。悪魔型は、サブアーム・ユニットを中心とするデフォルトの装備なのに対し、天使型は本体側にはバイザーと胸部アーマー、そして背中のウィングユニットとブースター、そして武装はハンドガンだけというかなりの軽装備だった。 そして、天使型はその軽さと推進力の高さを生かした一撃離脱戦法で戦い、悪魔型はあまりのスピードにすれ違う瞬間にしか攻撃できず、迂闊に動けないという、本来この構図ではありえないような戦闘が展開されている。 天使型・・・・・・リュミエは、何度かの交錯を経て、「この組み合わせ」での相性の悪さを感じていた。 というのも、リュミエのこの装備は、本来デフォルト装備の天使型に勝つ... -
神姫と暮らす日常 第一章
武装神姫…それはテクノロジーが生み出した全く新しいロボットである。 MMSと呼ばれる基本素体にCSCチップを搭載、さらに様々なパーツを使用することで無限の能力を引き出す事ができるのである。 武装神姫と暮らす日常 第一章『始まりの日』 「………重い」 両手に紙袋を持ちながら卯月は言う。 「がんばって~」 「がんばなのにゃ~」 その前を耿と邏貴を肩に乗せたゆかりが歩く。 「しっかし、姫さんが神姫に興味持つとはねぇ」 手に持っている紙袋の中身を見ながら言う。 中には悪魔型と天使型の武装神姫のパッケージとその他付属品やオプションパーツが入っていた。 「だって耿も邏貴もこんなに可愛いんだもん~」 言ってゆかりは肩に乗っていた邏貴を抱き締める。 「んぎゃ~…く、くるしいにゃ~…」 目をくるくると回しながら邏貴は言う。 「お~い…俺の神姫壊すなよ~…」 「... -
御影市、ひと夏の幻
2037年7月、それは、偶然に偶然が重なった出会い。 幻の始まり 幻・其の一 幻・其の二 幻・其の三 幻・其の四 幻を紡ぐ少年(デカ神姫、修理屋氏作)もあわせてお読みください。 幻・其の五 幻・其の六 幻・其の七(以下二話で三毛猫観察日記、修理屋氏作とリンクしています) 幻・其の八 幻・其の九(微エロです。十八禁ほどではありませんが、読まれる際は自己責任でお願いします) 幻・其の十 幻・其の十一 幻・其の十二 幻・其の十三 幻・其の十四 ~崩れた積み木~ 幻・其の十五 ~夜明け前の暗闇~ 幻・其の十六 ~在処~ 幻・其の十七 ~cogito ergo sum~ 幻・其の十八 ~鼓動、重ねて~ ... -
二日目 午前
平凡な人間が普通に生きていけば、他人の人生を直接終わらせる事はまず無い。 そんな平凡な人生でも何かの切っ掛けで道を踏み外す人間もいる。 理由はそうなってしまった人の数だけ在るだろう… でもこの子は目覚めた直後に、感情部分を戦闘に必要なデーターに埋め尽くされた。 そこにほんの僅かな心だけが幸か不幸か残った。 そして消えかけていた心が覚えていた…これまで自分が手に掛けた神姫達の顔を。 たとえ自分の意志では無くとも、確かに自分が手に掛けた記憶… 人の手によって生み出されていたとしても、この子達には心がある。 少なくとも俺はそう思っている。 この子の記憶は残酷なもので埋め尽くされている。 それ以外の思い出はない。 俺はこの子に何をしてあげられるのだろう 数ヶ月が経った良く晴れた日曜日。 眠りから目を覚ましたが、起き上がらず半覚醒状態の気... -
Knuckle princess
Knuckle princess 拳系お嬢様神姫の物語です 著 アオサビ Knuckle princess登場人物の紹介 第一話 納得いきませんわ! 第二話 バトルロンドですわ 第三話 不本意ですわ! 第四話 イベントですわ 第五話 闘技場ですわ 第六話 魔王城ですわ 第七話 反撃ですわ 第八話 イベント終了ですわ 第九話 過去からの使者ですわ 第十話 女神の誕生 第十一話 過去の呪縛 第十二話 闘いの時ですわ 第十三話 敗北の時 第十四話 戦慄の復活 ご意見ございましたら、こちらにお願いいたします。 テスト -- アオサビ (2009-09-04 18 52 42) 実は更新を楽しみにしてたりw ……駄... -
Gene11 テキ屋
よう、俺はマツケン。続いてないのに2話連続登場は俺が初だってよ。え?そんな事は聞いてない? まあともかく今日はヒマだから適当にぶらぶら散歩してるんだよ。ナニ?それこそ聞いてないって? 大体お前みたいなモブキャラいちいち覚えてない? 酷えよお前等!! ・・・あれ?何か聞こえる・・ 「角は一流デパートで下さい頂戴で頂きますと二千が三千、三千が四千、五千円はする代物だが今日はそれだけ下さいとは言わない!」 公園の方か、そのなんだかやけに軽快な声が俺の足をひっかける。当たりを探せば、ベンチの近くで妙な人だかりが俺を呼ぶ。何だあれは? 「並んだ数字がまず一つ。物の始まりが一ならば国の始まりが大和の国、島の始まりが淡路島、泥棒の始まりが石川の五右衛門なら、ぷりちーの始まりがこの神姫ちゃんっての」 四方の野次馬の数、五感を刺激するリズムに誘惑され、第六感が得体の知れない不... -
キズナのキセキ コメントログ
キズナのキセキ コメントログ コメントに書き込みを頂いた過去ログです。 長くなりましたので、こちらにまとめました。 私の二作目のトップページと予告編を公開させていただきました。 ……ごめんなさい、ごめんなさい! 予告編負けしそうですので、本編の方は温かく見守っていただければ幸いですm(_ _)m -- トミすけ (2010-08-15 00 14 58) 武士道がキーワード……?! ともかく、どんなものになるかとても楽しみにしています。 -- 第七スレの6 (2010-08-16 23 13 37) 始まりましたねぇ〜、腰を落ち着けて楽しみにさせてもらます -- ナナシ (2010-08-17 17 31 46) 期待してまってます -- シロねこ (2010-08-18 00 15 21) 新作始動、待ってました! 過去編ではなく因縁が再浮上... -
狛犬はうりん劇場 踊るお稲荷さん
踊るお稲荷さん 週末の秋葉原は人通りが多くその賑わいはお祭りのようです。お早う御座います、結です。 何だか最近お勤めを果たしていないなぁと思いつつも友人達の勇姿を観たいが為にここ神姫センターに赴いたしだいです。 が、ご主人の肩の上でため息を一つ。 「・・・」 「そんなに照れる事もあるまいに」 そうは言われても着慣れない格好だけでも気恥ずかしいというもの、それに「アレ」をやるのかと思う・・・うぅ・・・ 「まぁ、普段とキャラ違うからねぇ。格好と言い応援といい」 後ろから風魅さんのご登場です。彼女も既にチアリーダーでノリノリですよ。 「お早う御座います。格好はまだ何とか大丈夫なのですが、「アレ」がですねぇ・・・」 「あははっ!確かに流石にボクもあれはちょっと恥ずかしいよ。でも派手な応援もアリじゃない」 「応援するのは良いのですけどねぇ・・・」 ... -
「それは」「常」
凪さん家シリーズ 真・凪さん家の十兵衛さん 凪さん家の弁慶ちゃん 第零話「それは」「常」 「ぃさ~ん」 う、む…なんだこの甘酸っぱい感覚は…。 「にぃさ~ん!」 む、なんだこれはなんていうゲームだ。 「にぃさ~ん!起きてよぉ~!」 おいおい、最近のゲームでもこんな展開は見かけないぞ?王道か、王道という物か?しかしだなぁ、今はそれだけじゃ勝ち残れないぞ?最近は甘酸っぱ辛いのでないとだなぁ~。 「遅刻するよ~!」 仕方ない、ここはお決まりの台詞でも言っておこうか。 「うむ、あとゴフンッ!!」 言っておこう、まず始めに言っておこう。俺は確かに「後五分」と言うつもりだった。 そう、言うつもりだったんだ。だがなぁ、実際に出た単語は腹に衝撃をくらったせいで思わず出た「ゴフンッ!」というなんとも情けない単語だ。 ... -
凪さん家の弁慶ちゃん
凪さん家シリーズ 凪さん家の弁慶ちゃん 「決まった…!」 ここではチアキが書いて描いて作ったりした「凪さん家の弁慶ちゃん」を掲載しています。 著/チアキ <真・登場キャラ紹介> <舞台設定> OP 「路地裏の宇宙少年」 ED 「びいだま」 お話一覧 第零話 「それは」「常」 僕が神姫部に入って、十兵衛ちゃんが来る少し前の普通の朝。 第一話 それは始まり 合間 (義経) 弁慶の戦い方、義経の信頼 第二話 それは剣を持つ者 2-2 剣を持つ神姫と龍を操る神姫…この人達なんなんだろう? 第三話 それは龍を従えし者 変身するハウリン…対するハンゾーは? 第四話 それは海の向こうから来た者? え、海外から誰か来るんですか?どんな人が来るんだろう…。 第五話 それは神姫部の戦い? ついに揃った神姫部の面々。でも... -
偽りの装甲
与太話4 : 偽りの装甲 苛烈なる日々に生きる紳士諸君よ、おっぱいは好きか。 いや、確たる証拠が無くとも、諸君がおっぱい好きであることを俺は重々承知している。 愚問だった。 しかし、そこにあえて意味を見出そうとするならば、それは我々を紳士たらしめる宿命だからである。 何故男に生まれたその瞬間から我々の双眸はおっぱいのある方へ移ろってしまうのか。 発達した前頭葉を操る我々にとって、原始的意識など意味を成さないはずが、なぜ。 その答えは、実に分り易いものである。 我々紳士の眼球はおっぱいを探し、捉え、観察するためにあるのだ。 おっぱいを脳に焼き付けるためだけに、我々の眼球はあらゆる色と空間を識別するよう進化したといっても過言ではない。 では構造的に同様である淑女の眼球もそうなのか? そこは一紳士である俺に聞かれても困る。 諸君の側にいる神姫にでも聞いてみ... -
合間(弁慶の日課)
凪さん家の弁慶ちゃん 弁慶の日課 人間用の扉の端に作られた扉を開く。神姫用に作られたとはいえ、結構重い。 「ぐ、ふんっ」 途中まで開いた所でめんどくさくなったので足で思い切り蹴飛ばした。 「ふ、日和」 この時期にしては珍しくさんさんと降り注ぐ太陽。この屋上からの景色は最高だ。ここは私立黒葉学園。千空が通っているやたらでかい学校だ。神姫同伴が可能で、有志によって神姫用の設備も整っている。時代はあの時、第一話?から半年ほど経過、千空はもうすぐ二年だ。 そして自分はここでいつもの日課をやっている。 「お、またきやがったなーじゃ、頼むぜ~」 「ん?またお前」 目の前にはツガルタイプの神姫が寝転んでいる。三学期が始まってしばらくたったある日からいつもここで寝ている奴だ。 こいつの名前?知るかそんなもの。 あ?じゃあお前は誰だって?弁慶だ。弁慶。分かったか? 「気分... - @wiki全体から「始まりの午前9時」で調べる