武装神姫SSまとめ@wiki内検索 / 「姫様大襲来」で検索した結果
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姫様大襲来
─1月某日。空港。 「本州も日中の気温はそう変わらないのね」 この時代にはやや場違いといった和服の少女が呟く。 空港を行きかう男達が、思わず振り向いた。 和服の違和感だけではない。その空間だけを別の物へ変えるような、独特の存在感。 その容貌も、声も。有り体に言えば彼女は…掛け値無しの美少女だった。 「でもさー、空気は超キタネーぜ。ここホントに人の住むトコかよ」 少女の、肩が揺れる。 すらりと伸びた少女の髪の内から、現れたのは少女と同じ、和服を着た神姫。 「オウカ、女の子が鼻を鳴らしたりする物では無いわ」 口元に扇子を当てて隠し、優雅に呟く少女。 「あーい。でもさー、お嬢にはやっぱ合わねーって」 憮然と返す神姫。 少女は、一つ笑って歩き出した。足音も立てぬ優雅な足運びで。 「私は意外と気に入ったわ…」 自動ドアを抜けて空港の外へ。冬の空気が彼女の頬を撫... -
HOBBY LIFE,HOBBY SHOP
...するモノ 第7話 姫様大襲来 第8話 赤い靴 前編 悪意の雷光 中編 戦場を赤く染めて ツガル戦術論 岡島士郎と愉快な神姫達からゲスト 後編 帝王と英雄と SUB STANCE 話数 タイトル 備考 その1 ある夜の出来事 ねここの飼い方外伝 ホビーショップ・エルゴの悪夢 岡島士郎と愉快な神姫達12話とリンク その2 彼と彼女の聖夜(18禁) (第5話番外) その3 神姫も寄らばかしましい (第6話番外) その4 そうだテストをしよう 戦うことを忘れた武装神姫番外編商品案内シリーズとリンク その5 彼女と彼女(18禁) ショップと言う舞台特性上、様々な方にお世話になっております。 Mighty Magic 武装神姫のリン 凪さん家シリーズ ねここの飼い方 岡島士郎と愉快な神姫達? 師匠と弟子 魔女っ子神姫☆ドキドキハウリン せつなの... -
スクラップのお姫様
今回の01の暴走の原因はCSCに登録されたアーンヴァルとしての意識と、01として我々がプログラムした意識が体の主導権を巡って衝突したことが原因として考えられます。カラーリングの変化は01の意識がボディを制御下に置いていく際に、表面に使われていた保護用のナノセルが変調をきたして起こるようです。簡単に言えばCSCの支配権を巡って二つの意識が戦った結果01がアーンヴァルを喰っていったわけです。 -某研究所での事故検証レポート 連続神姫ラジオ 浸食機械 19:スクラップのお姫様 レッドランプに照らし出されたそこは異様な空間だった。 「うう…ああ」「あうあう…」「いや…いやぁ」「もう…入ってきて欲しく…ないのです」 通風口を破って僕たちが降り立ったのは井戸の底のような場所だった。天井は吹き抜けになっており見上げた空にはいつの間にか美しく星がまたたいていた。しかし井戸の底は... -
猫、襲来
2ページ目『猫、襲来』 薄壁一枚の向こう側で、鉄子が弧域にマンツーマンで授業してもらっていることを思うと、さっきまでの逆ギレ(自分が悪いことは重々承知している)の勢いはみるみるうちに萎んでいった。 ゴワゴワした肌触りの枕に頭を預けて横を向くと、机の隅に置かれた武装神姫、悪魔型ストラーフが目に入った。お手製の学ランを着こなしスラリと立つその姿は普段なら見ていて飽きることはないが、今はそんな気分にはなれなかった。ストラーフの隣に並んだ大小様々色とりどりの教科書が、嫌でも目に入ってしまうからだ。 嫌なこと、理解できないことから目を背け続けても、姫乃を叱る者は誰もいない――いや、いなかったのはつい数分前までのことだった。 大多数の大学生が頭を悩ませることの一つ、就職活動。研究者になる、ニートになるなどの一部を除き、学生は学業の合間にその準備を進めなければならない。しかし姫... -
第十一話 「妹、襲来」
わ~た~し~に~か~え~り~な~さ~い~ き~お~く~を~た~ど~り~ぃ~♪ 昔やってたアニメの劇場版テーマが部屋に流れる。 「マスター!おでんわなのだ~!」 「おう、相手は…っと!?」 「?? どうしました、マスター?」 「何かヤな電話でもきたのか~?まさか…借金取りからとか?」 「いや…、 実 家 か ら だ 。」 俺は一瞬受話器を取るのをためらった。 それもそのはず、大概実家からの電話というのはロクな事がない。見合いの話だとか見合いの話だとか見合いの話だとか…。 俺はまだまだ独身生活を謳歌したいと思ってる。と言うか、神姫を5人も所有している現在、更にもう一人を 養うなど、どだい無理な話である。あ~あ、どっかに神姫に理解があって、さらに収入もある女性は居ないものか…。 などと思いつつ電話を取る。 「あ!士郎!何やってんのよ!あんまり遅いから... -
妄想神姫:新製品情報その一
■緊急リリース!“Rosa bianca”の御案内 平素はMMSショップ“ALChemist”をご利用頂きまして、皆様には心より 御礼を申し上げます。さて、当工房ではこの度春期の新作に続きまして 神姫の皆様に於ける“実用性”も重視した逸品を、ご用意致しました! 日頃のマスターに対するお手伝いから、バトルロンドに於ける戦術まで 幅広い局面にて神姫の皆様を、美しく可憐に引き立てる“無垢の衣”。 それがこの度紹介致します“Rosa bianca”(ローザ・ビアンカ)です。 “白き薔薇”を銘に頂く今回のコンセプトモデルは、店主・槇野晶曰く 『錬金術が産んだ白薔薇。美しく光り輝くも、冷たい銀の棘に御用心』 という言葉が示す通り、とても味わい深い仕上がりとなっております。 神姫の皆様がより『可憐に輝く』機会を、店員一同お待ちしています! ■“Rosa ... -
やべぇ!タイトルなんて考えてなかったよ!!
あらすじ ベテランマスター岡島士郎と彼の持つ神姫達が織りなす 笑いありハードバトルありな日常。 著 でこちゅー 登場人物 ストーリー一覧 第一話 「おっ昼~休~みはウッキウキショッピング♪」 第二話 「昼下がりの情事ヤマモト」 第三話 「ウサギって寂しいと死んじゃうんだよ!」 第四話 「だれも いないひ」 第五話 「悲しき戦士の咆吼」 第六話 「ジャロの身上相談所」 第七話 「美少女戦士、登場!?」 第八話 「知らなかった闇・本当の光」 第九話 「鶴畑の末姫、登場!」 第十話 「Paka-Paka RISING」 第十一話 「妹、襲来」 第十二話 「ジャロにマタタビ?」 第十三話 「三郎さん家のアネゴさん 勝手に外伝 ~冬だ!熱海だ!人魚姫... -
日記その三 〈前編) ジジイ襲来
「おぁ! こらミコ!! てめ、この!!」 「んにゃあ! あぁん!! ダメだって!ご主人様、そこが、弱いって、知ってる、くせにぃ!」 「バカタレめ!! 弱い所を責める、コレ基本!! そらそらそらぁ!!!」 「あぁ!! ダメ、やめて、いやぁ、あ、あ、あ、あぁ…だ…だめぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」 “ドッガアァァァァァァァン!!!!!!” 「……………何やってんの?アニキ達……」 「お疲れ様、なんでも昔なつかしの『ぷれすて2』らしいですよ?」 TV画面の1P側に出るのは俺の輝かしい勝利を示す『YOU WIN』の文字 コレで戦歴12勝11敗、何とか勝ち越した… けっこう落ちてねぇもんだな、俺の腕も 「む~、手加減してよご主人様! 私まだ初心者なのにぃ!!」 「いきなり必殺コンボかましてきて、なぁにが初心者だ!! 実力... -
ちっちゃい物研・商品案内-4
戦うことを忘れた武装神姫・番外編 ちっちゃい物研・商品案内-4 注)当然ですが、以下の内容はすべて当方の脳内生成物であり、 現実には存在しませんので。。。 <東杜田技研・新製品のご案内-4> 弊社の小型ロボット向け機器ブランド「HT-NEK」では、「武装神姫」 向けの一般型および簡易型のクレイドルの発売を予定しております。 このたび、武装神姫向けクレイドルの第4弾として、要望が多く寄せ られておりますデラックスタイプがラインナップに加わります。 〜武装神姫専用デラックスタイプクレイドル 「ふたごのおひめさま」の主な特徴〜 ■純正クレイドルを含め、従来のクレイドルは(通常では)1体のみ の対応でしたが、当製品では2体同時の充電のみならず、データの やりとりも2体同時に、しかも混信することなく行えます... -
岡島士郎と愉快な神姫達
あらすじ ベテランマスター岡島士郎と、彼の持つ神姫達が織りなす 笑いありHありハードバトルありな日常。 え?作品名ですか? うん、適切且つ妥当。 著 でこちゅー ◆CtUOuuxRW. 人物・神姫設定 <各種設定集~人物編~ > <各種設定集~神姫編~ > ストーリー一覧 第一話 「おっ昼~休~みはウッキウキショッピング♪」 第二話 「昼下がりの情事ヤマモト」 ※注)H要素あり 第三話 「ウサギって寂しいと死んじゃうんだよ!」 第四話 「だれも いないひ」 第五話 「悲しき戦士の咆吼」※注)神姫破壊描写あり 第六話 「ジャロの身上相談所」 第七話 「美少女戦士、登場!?」 第八話 「知らなかった闇・本当の光」※注神姫破壊描写あり) 第九話 「鶴畑の末姫、登... -
スロウ・ライフ プロローグ
貴女はまるで、童話の中の御姫様。 伏せられた瞳に動かない唇。 そんな貴女を見ながら、まだ起きない貴女を思い描く。 貴女は、花の様に笑い、風のように走るのかしら。 貴女は、月の様に佇み、影のように寄り添うのかしら。 貴女は、海の様に優しく、山のように大らかなのかしら。 貴女は、優しく微笑む天使かしら。 貴女は、意地悪く笑う悪魔かしら。 朝は私を起こしてくれるのかしら、それとも私が起こすのかしら。 ご飯を一緒に食べられるかしら、一緒に洗いものも出来るかしら。 私と一緒にお出かけ出来るかしら、一緒に買いも出来るかしら。 貴女は、こんな私を笑うかしら? まだ見ぬ貴女、まだ出会えぬ貴女。 そんな貴女を思い描く私を、笑うかしら。 馬鹿な主だと、愚かな主だと笑うかしら。 でも、良いわ。 貴女と笑って暮らせるのなら。 ... -
ネコのマスターの奮闘日記
ネコのマスターの奮闘日記 これはネコ神姫(+α)のマスターが日常60%、非日常40パーセントくらいの毎日を綴ったお話。 キャラクターなどのレンタル希望はご自由に(ある場合はコラボ等にてご一報下さい) 著者 ネコマスター 登場人物・登場神姫紹介 舞台設定 本編 プロローグ とりあえず自己紹介は基本だな 第一話 いきなりですが妹襲来です。 第二話 キルケの初バトル 前編 後編 第三話 礼奈は大変な事を親に言われました 第四話 いつからご飯・味噌汁・焼き魚が日本の朝食の代表になったんだろうか? 第五話 ネコのマスターのクリスマス・買い物編 第六話 ネコのマスターのクリスマス・プレゼント編 第七話 盗撮は犯罪です。 第八話 離婚してもしばらく経つとどうでもよくなるんだよね 第... -
ネコ日記:第一話
いきなりですが妹襲来です。 「なぁ、タマ」 「なに?ますたー、どうかしたの?」 「今日は礼奈が来る日だぞ」 「えっ、レナちゃんがくるの?」 「ほら、カレンダー見てみ」 「ほんとだ!きょうはげつまつだよ~!」 前回話した通り、和章の妹の礼奈は月1で山田家に来る。そして今日がその日なのだ。 「レナちゃんはっやくこないかな~♪」 タマは礼奈の事をレナちゃんと呼んでいる。こっちの方がかわいいらしい。 「さて、まずは片付けをしないとな」 今の和章の部屋は、いわゆるゴミ屋敷の一部屋だった。 (数分後) 「よし!これでいいだろ」 「ピッカピカだー!」 なんという事でしょう、あんなに汚かった和章の部屋が、まるで新居のようではありませんか。 「なんだこのナレーション」 気にしない気にしない。 とその時、玄関のチャイムが鳴る。 「兄さん、居るー?」 「来た来た」 和... -
討伐指令 ヤクト&メイベル編
討伐指令 ヤクト&メイベル編 「あ~あ、何でこんな事手伝わなきゃいけねえんだよ」 ここは和多家のガレージ。ここでは真鬼王「不動」の追加パーツの取り付けをしていた。ヤクトはそれの手伝いをしている…いや、されているのだった。 「めんどくせえなぁ、こんなことしなくても不動は十分強いと思うんだけどなあ」 しぶしぶ文句を言いながら、ヤクトはパーツを運んだ。 「これからは強敵が多くなるだろうから、今のうちにパワーアップしておかないと。それに、今までの不動ではパワー不足な点があるからな」 「かといって、今すぐにやらなくても…。もうちょっと心に準備ってもんが…」 不満げに作業を続けるヤクトは、近くでプログラムの作業をしているカウベルを見た。 「あいつ、よく文句言わずにやってるよな」 「お前とは違って、進んで手伝っているんだ。それにメイベルは不動に愛着を持っているからな」... -
もうやだこんなマスター
PROLOGUE 『 もうやだこんなマスター 』 西暦2036年。 第三次世界大戦もなく、宇宙人の襲来もなかった、 2006年現代からつながる当たり前の未来。 その世界ではロボットが日常的に存在し、 様々な場面で活躍していた。 「あの、マスター?」 「ん、どうしたトイレか。 そういうことはバトルの前に済ませておけと――」 「違います! 神姫はトイレなんて行きません! 相手の武装を見てください!」 「武装? ――ふむ、大剣を持っているな。 一応ハンドガンも用意はしているようだが、どう見ても近接格闘型だ。 エル、ここは距離を取っていけ」 「なるほど。 で? どうやって距離を取ればいいんですか?」 神姫、それは全長15cmの フィギュアロボである。 “心と感情” を持ち、 最も人々の近くにいる存在。 多様な道具・機構を換装し、 オーナーを補... -
プロローグ 侵略
「メインコンピュータルームに異常発生!」 真夜中、とある街の施設で事件が起きた。施設内に設置されているホストコンピュータに異常が生じたのだ。 「どうした、何かあったのか?!」 「外部から何者かがネットを通じてコンピュータルームに潜入、次々とプロテクトを突破して深層部に向かっています」 「何だと!」 外部からの進入―――それはここではあってはならない事件だった。おそらく強力なプログラムを送りこんでコンピュータを狂わせるつもりなのだろう。 「早く外部からのネットをシャットダウンしろ。最小限に食い止めるのだ」 しかしすでに遅かった。ウイルスは急激な速度で進行し、コンピュータを沈黙させてしまった。 「ホストコンピュータ、完全に沈黙しました」 「ウイルスはどうした?!」 「外部に逃げてしまったようです。跡形もなく」 ここまで素早いウイルスでは、もはや追跡... -
浸食機械
連続神姫ラジオ 浸食機械 著:妖精配給公社 注意-お読みになる前に- ○本作には武装神姫の性能、ライドシステム、神姫世界の歴史等に独自解釈が加えられています。特にライドシステムはひどいと思われます。 ○原作のある神姫、マスターの性格に改変や独自解釈が加えられています。また、オリジナルキャラクター及び神姫が登場します。 ○OVA武装神姫発表前に構想を練ったものなのでそれ以後の小説、アニメ等の設定が十分に採用されていません。 ○通常の台詞は「」で、ライドオン中の人間の台詞は<>で表示しています。 ○弊社は勢いで突っ走っているのでウィキの管理等に不備が多々見られると思います、ご指摘ご指導いただければ幸いです。 ○もしこの世界観を使って何かしてみようという方がおられましたらどんどん使ってください。その際一言いただければ弊社は小躍りして喜びます。 ストーリー ... -
クラブハンド・フォートブラッグ
クラブハンド・フォートブラッグ 作者:ミヤコン 砂漠ステージのみ最強の砲台型と、それに日々弄られる少女の物語り。 2/25 番外編を久しぶりに更新。 コラボ大歓迎です! ちなみにこっちでも神姫SSを公開してたりします。 クラブハンド本編ともリンクしてるんで、もしよかったら読んでやってくださいm(_ _)m CHF 登場人物紹介 CHF 武器紹介 * クラブハンド・フォートブラッグ本編 第一話『Desert scorpion』 第二話『八谷とマイ』 第三話『主の日常と姫君の退屈』 第四話『第23回・サラはどうして勝てないのか会議』 第五話『Desert eagle』 第六話『THE交通事故』 第七話『ダッシュ!ダッシュ!ダッシュ!』 ... -
届かぬ思い
ここにある分全部引き取りってことで成立だな。しかし何だ、最近の連中はなってないね。リセットもせずに神姫を捨てるなんてな。しかもご丁寧に自分のパーソナルデータだけはかき消して。おかげでここにいる奴らはマスターの顔も覚えてないくせに毎晩マスターマスターって泣きやがるんだぜ。そういうアプリも出回ってるし何ともやるせない世の中になったもんだ。ま、ペットと違って本当に生きてるわけじゃないし、あの事件以降売るにも色々面倒になったから持ってたくないって考える連中がいるのも分かるさ。そのおかげでこの仕事も成り立ってるんだしな。 -保護される野良神姫は2039年以降急増した。しかし現実にはその3倍以上の神姫が遺棄されていると考えられている 連続神姫ラジオ 浸食機械 17:届かぬ思い 「行くの?勝君、プルミエ」 清四郎が僕たちに声をかける。 <うん、僕の願いはみんなで無事に帰ることだ... -
絶望の先
神姫の願いを叶えるために強くあり続けようとした大地さん。 自分が壊してしまった神姫を守るために大人になろうとあがくグレーテルさん。 己の神姫を愛するが故に他の全てを踏みにじっても最高の神姫を作りたかった西園寺。 神姫という夢に背を向けて現実を突きつけてきた楓。 僕とプルミエは・・・ 連続神姫ラジオ 浸食機械 18:絶望の先 通気口の中に爆音が鳴り響く。コウガの元に潜入しようとして選んだ進入経路内で僕たちは彼女らの熱烈な歓迎を受けていた。多種多様なロボット、ゾイド、MS、さらにはイリーガル事件の際に見られたネイキッド素体達が次々と襲いかかってくる。 「全く、こんな所まで出張ってくるなんて、あきらめの悪い人ですね」 「自分が死ぬこととか考えてないんでしょうか?」 「もっと賢い選択をするべきですよ、あなたは人間なのですから」 「そもそも... -
「天使型チームにしよう」
「天使型チームにしよう」 「ありがとうございます、ご主人様!」 「流石、ダーリン」 俺は天使型チームを選んだ。 やっぱり違法改造武器経験者のアンジェラスがいるからバトルで楽が出来ると思うし、ルーナも前の闘いで楽々勝利してたから余裕があるだろう。 「えー!?アンジェラス達のチームじゃなくて、ボク達のチームを選んでよー!」 「お兄ちゃん、私頑張るから…私達のチームを」 悪魔型チームを選ばなかった事に抗議するクリナーレとパルカ。 気持ちが解らんなくもないが、これは俺が選んだ事だ。 文句は言わせない。 でもまぁ、ここは優し接しって説得するか。 「後で婪に頼んで、バトルをさせてやるから待ってろ」 「でも~」 「クリナーレは大人だろ。頭撫でてやるから大人しく待ってろ」 そう言いながら肩にいるクリナーレの頭を撫でてやると大人しくなった。 純情な... -
15cm程度の死闘
15cm程度の死闘 作;にゃー 与太話15で「15cm程度の死闘」本編・外伝を一区切りとしてみました。 最悪夢オチで……とも考えてましたが、それ以下になってしまいました。 勝手に始めたものであるにもかかわらず、ままならないものです。 ※注;一部の神姫に対して偏見が含まれています。言い訳はしません。ご勘弁願います。 ※注;コラボ大歓迎です。事前報告はノーサンキューです。 ※注;ご意見、ご感想をお寄せくださると嬉しいです。 よろしくお願いいたします。 < 第一部 戦乙女の憂鬱 > 『戦乙女の憂鬱』登場キャラ達 PROLOGUE 『もうやだこんなマスター』 1st RONDO 『どいつもこいつも神姫マスター』 2nd RONDO 『そうだ、神姫を買いに行こう ~1/4』 ... -
橘明人とかしまし神姫たちの日常日記
橘明人とかしまし神姫たちの日常日記 あらすじ ちょと腕利きな元ネット界のカリスマとちょと普通とは違う神姫たちのちょっとかしましい生活日記 明人「ちょっとじゃないだろ・・・」 著 神姫の父 めにゅう 設定資料 (日記その十六 現在) 《登場人物紹介》 《登場神姫紹介》 《特別設定》 《特殊武装》 《人型神姫インターフェイス》 《八相》 《百の質問回答ページ》 本編 日記その一 かしまし 日記その二 〈前編〉 先生はつらいよ 日記その二 〈後編〉 それぞれの恐怖 日記その三 〈前編〉 ジジイ襲来 日記その三 〈中編〉 エンドレスワルツを一緒に 日記その三 〈後編〉 明人VS葉月 日記その四 〈前編〉 『八相』 日記その四 〈後編〉 英雄の復活 日記その五 子の心、親知らず? 日記その六 デートと波乱は紙一重 日記その七 隠し味はコイゴコロ?... -
妄想神姫:外伝・その一
新製品レポート──あるいは惚気話 初戦も終わり、直後の祝勝会もささやかながら楽しく終了したその夜。 MMSショップ“ALChemist”に帰った私・槇野晶は、包みを開いていた。 “神姫”専用のデラックスタイプクレイドル「ふたごのおひめさま」。 これが、出てきた外箱に大きく書かれていた。東杜田技研の最新作だ。 「わぁぁ~……マイスター、これって、クレイドルなんですの?」 「有無。いくら飾っても純正クレイドルでは味気ないと思ってな」 「早く開けて、セットしてくださいの~!見てみたいですの~♪」 神姫・ロッテに急かされるままに、箱を開けてやる……お、重いッ!? 読めば“天然素材をふんだんに使用”とあるが、この木も石もそうか? 定位置にはどうにか置けそうだが、これは設置に一苦労するぞッ……。 「ふぅ、どっこらしょ……っと。よしっ、ちゃんと収まったか」 ... -
HLプロローグ
プロローグ 西暦2036年。 第三次世界大戦もなく、宇宙人の襲来もなかった。 20世紀末から、ほとんど、なんの変化もなく、ただムーアの法則を若干下回る程度に市販コンピューターの性能は上昇しつづけた。 そんな時代に新しい形のコンピューターガジェットが誕生する。 神姫、そう呼ばれたその新しいコンピューターガジェットは、身長15センチほどの少女の姿をした、フィギュアロボだった。 汎用性を兼ね備えたそのガジェット……神姫は玩具として発売されながら徐々にその認知度を上げていき、現在、1990年代における携帯電話なみには、普及し始めていた。 心なんて、信じない。 父さんと母さんが離婚したのは、僕が十歳の時だった。 原因は母さんの浮気。 勿論当時の僕には、そんなことは教えられなかった。 ただ父さんが口癖のように、「母さんは俺たちを裏切っんだ」と言... -
日記その十七 鳳条院の姫君
都会の中、しかしここの空気だけは朝の澄みきったそれをまた格別なものにする ここというのは私の御主人様、鳳条院 葉月様のご自宅である鳳条院本家 まぁ正確に言うと今現在の私、及び御主人様の現在地は鳳条院本家敷地内にある武道場の中なのだが…これがまた立派な道場だと私は思う 中学校や高等学校にあるそれとほとんど変わらないくらいのもので、普通の家には…と、ここは『普通』ではなかった なにせ兼房様のご趣味で建てられたのだけれどSPの訓練場にもなっている その別、私はここで香憐さんが稽古をしていたのを見たことがある ご主人様曰く、香憐さんはこのお屋敷の中でもトップクラスの使い手だとか 明人さんも本家にいるときはここで香憐さんから直々に鍛錬を積まれたのだと御主人様から聞いたことがある それはそうと、意外に思われるかもしれないが私の御主人様も合気道二段、剣道初段の腕前だそう... -
「姫君」
第13話 「姫君」 『……子供(じゃねぇか)(ですね)』 確かに芸能界ですら滅多に見られない程の美形だが……あの背丈はどう見たって小学生以上だとは思えない。 あれを形容するなら『美女』ではなく『美少女』だ。 仕方ないのですっかり興奮しきった様子の白黒ミリオタチンパンジーに問い質すことにする。 「……まさかとは思うが、アレがお前の言ってた『武装神姫の流れ星』か?」 「ン何をいっとるかキサマぁ! ああいう人物を称える格言があることを知らんのか!?」 「格言?」 「ふふん、知らずば言って聞かせよう……古人曰く! 『ぅゎ ょぅι゛ょ っょぃ』 とな!」 「要するにお前はアレか、わざわざそんなクソッタレな寝言を聞かせるために俺を引っ張り出したと。 そう言いたいのか?」 ……こんな茶番と分かっていれば、昨夜あんなに悩みはしなか... -
幻・其の十九 ~価値、そして代償~
「……どうして、ですか?」 「そうしないと、そもそもあなたは戻れないのよ。抽象的な話になるけど、ここは今、私とあなたが同時にいる事で、バランスがとれた状態になっちゃってる。どっちかが消えてバランスを崩さないと、どうにもできない」 「そんな……!」 「……気にすることなんかないわよ。初対面だし、私は一度死んでる。遠慮なく刺して頂戴」 確かに、生みの親ともいうべき存在ながら、イヴと私は今まで出会うことはなかった。でも、 「……そうしたら、あなたはどうなるんですか?」 「完全に消えるでしょうね。そもそもが、データの屑だし。文字通り跡形もなく、きれいさっぱり消えるはず」 「……」 「ああでも、運がよければ、あなたに私の記憶データが引き継がれるかもね。まあ、あなたは自分の物じゃない記憶に苦しむかもしれないけど」 いずれにせよ、本来生きているはずのイヴは、完全にいなくなってしまう... -
・第3話 「牙兎」
第1部 戦闘機型MMS「飛鳥」の航跡 第3話 「牙兎」 ワシ型がニヤニヤしながらエーベルの肩を叩く。 ワシ型「ヘイッ!!エーベル!こんな寒いのに寒中水泳か?うひひひ」 エーベル「うるせえよ!」 エーベルはずぶ濡れになってハンカチに包まっている。 斉藤「えーと、なんか私が席はずいている間にバトルしていたということかしら?」 斉藤は首をかしげる。 アオイ「そういうこと」 立花「すみませんね、なんか成り行きで・・・」 立花はぺこぺこ頭をさげる。 エーベル「ふん、少しはやるようだな」 アオイ「鼻水たらしていうセリフじゃねえな」 エーベルはよくみると鼻から雫が垂れていた。 エーベル「!?ぶッ、うるせえ!」 ちんとハンカチで鼻をかむとエーベルはいきり立った。 エーベル「俺を倒せたからっていい気に... -
7th
同日 20:30 アフガニスタン南部 パキスタン国境付近 ポイント216 “テキサス『特技兵』” 「モンタナちゃんが!?」 軍曹がモンタナちゃんにトラブルが起きたのを教えてくれたのは、銃声から数分後のことだった。 《通信が途絶えたが上空から確認できる限りIRビーコンは途絶えていないし、武装勢力の連中も気がついてない。恐らく何かの隙間に飛ばされたんだろう》 「だったら早く助けに!」 上空のシャドーは位置を教えてくれるだけで、相棒の状態はわからない。 《いや、モンタナの状況が把握できない以上『全損』の可能性も視野に入れる。 モンタナの任務を引き継げ。今ならまだ警戒が強化された様子もない》 「でも!」 《これ以上の議論の余地はない。 夜明けにパキスタンに逃げられたら手が出せなくなる。 急げ》 ボクは唇をぎゅっとかみ締めると次... -
妄想神姫:第五十章(後半)
そして姫を護る、神竜へ(後半) 暢気にじゃれ合う竜達を横目に、アルマ達三人の神姫は己の服に新たなる パーツを付け足していく。まずは“セイクレール”だ。大柄のケープに、 長手袋とブーツ。そして、四肢に嵌め込む“リング”で構成されている。 ケープの留め金には、“階級章”を用いたペンダントヘッドを流用する! これで“シルフィード”標準装備のロザリオを併用出来る、という訳だ。 「流石マイスターなんだよ、デザインも色味もボクらにぴったりだもん」 「“シルフィード”のデザインも殺さないですしね、良い感じですっ♪」 「後は、この盾を利き腕の逆に嵌めて武器を持って……出来ましたの~」 「よし!では早速、見せてやれ……私もそうだが、何より彼女らにな?」 『グオオオォォンッ♪』 待ちこがれたッ!という感じの“プルマージュ”達が一斉に飛びかかる! そう、彼女らは全機飛行... -
妄想神姫:第三十九章
星空に想うは、遙か遠けき人の影 夜。うだる様な陽炎も収まった……と思いきや、温暖化著しい東京では、 深夜になろうとも熱気は収まらぬ。冷房がなければとても寝ていられんが 私・槇野晶は何となく作業が終わっても眠る気になれなかった。そこで、 肩ひものない服を纏って、地上に赴く。胸元に、ロッテを入れてな……。 「どうしましたの、マイスター?“アルファル”完成して脱力ですの?」 「ん……それもあるのだが、ふいに思い出してな……“あの人”の事を」 「“歩さん”、ですの?そう言えばあの人が失われたのも、こんな……」 「夏の日だったと記憶している。地中海の沿岸だったからな、より暑い」 何を惚けている?そうか。以前“歩”について、私は語らなかったな。 私には姉が居てな、いや……居たんだ。その人こそ“槇野歩”だった。 技術者だった彼女の薫陶を、受けていないとは言えない。... -
夏扉5・「ある日」
「ある日」 この町に来てから三週間が過ぎた。 アタシがこの町に居られるのも、後一週間と少しだけ。 なのにすっかり当初の目的なんて頭の中から無くなり、アタシは今日も公園の木陰で彼等が来るのを待っている。 それにしても暑い。 木々の陰により和らいだ熱の下にありながらも、それでも暑いと感じるのだから日向に居る人たちにはさぞ暑いことだろう。 もう暑いじゃなくて、熱い。 温暖化も二十一世紀初頭に比べればその悪化具合もだいぶ緩やかになってはいるけど、それでもその傾向がマイナスに転じてはいない現在。亜熱帯と化した日本の夏はけっして住み良い環境ではない。 空気が流れた。 体にまとわり付いた汗が、その風に反応して体の熱をほんの少しだけ、奪い去る。 そしてその風と共に、待ち人がいつもの様に現れた。 「また、居たのか。案外お前も暇だねぇ?」 開口一番、憎まれ口を叩... -
妄想神姫:第二十章
働いた“妹”の、心意気に触れて “鬼の霍乱”という言葉の通り、誰しも意外な行動を見せる事がある。 私・槇野晶とて、それは例外ではない。まあ、その……なんだ、有無。 なんとも情けない事だが、数年ぶりに風邪を引いてしまったのである。 かといって、店を空けるわけにも行かない。これでも一応、客商売だ。 「こほ、こほっ……店はどうなっている、葵……っと、客が来たか」 「いらっしゃいませですの、中野さん♪今日はマイスターの代役で」 「お、アルバイトの……あ、あー。君ら名前が紛らわしいからなぁ」 時刻は既に夕方。こっそり寝床を抜け出して様子を見に来た所で、 丁度接客を始めたロッテのHVIF……葵の姿を見る事となった。 今日がロッテの“当番日”だったのは、病床の私にとって幸運だ。 たまに店番をロッテに頼むが、今日は葵に一日中頼む事が出来た。 一番私との付き合いが長... -
スロウ・ライフ 1話
トップへ 戻る 武装神姫。 人の持てる技術の粋を結集して作られた、機械仕掛けの御姫様。 そして、今私の目の前にいる小さな少女。 「主よ、一つ質問を許して貰えるか?」 セイレーン型武装神姫、エウクランテ。 「ええ、体重以外ならなんでも」 桃色の髪に赤い瞳を揺らす、小さな、とても小さな少女。 「感謝する。主はどういう目的で私を求めたのだ?」 まるで雛鳥のような純粋さを持つ少女。 「目的?」 まるで子供のような無垢な瞳を持つ少女。 「私は主の神姫だ。主の目的に沿った働きをするのが、私の役目なのだ」 まるで、ナイトのような忠義心を持つ少女。 私が貴女に求める事はただ一つ。 私が、貴女を必要とする理由はただ一つ。 「じゃあ、一つだけお願い出来る?」 「なんなりと、主」 「……私の家族になってくれる?」 貴女は笑った... -
•Night Games【1話】彼女たちの日常(1)
清潔だが、殺風景。そして無機質で暗い部屋の中、鈍い作動音が響く。 「(ヤメロ、貴様ラ……!)」 叫ぶのは、音の中心。煌々と無数のライトが照らす金属の手術台に寝かされた……機械人形。 「(我ヲ……!)」 だが、その叫びが空気を震わせることは、既に無い。 そんな悲鳴など最初から存在しないとするように、レーザーメスがナイフでチーズを切るように装甲を切り裂き、精密作業用のメカニカルアームが、その姿を刻一刻と変貌させていく。 「(イッソ殺セ!)」 其は心で叫ぶ。 そして叫びを感じ取ったかのように、手術台の傍らで微笑を湛えその光景を見ていた女が、ポツリと呟く。 「死よりも、辛い、生を、汝に」 直後、伝達系が焼き切れるかのような電圧が機械人形の全身を襲う。 いや、いっそ焼き切れてしまった方が幸福だったかもしれない。どれほどの苦痛を与えられようとも、狂う事も、死ぬ事も... -
第参幕 「神の星」
「ヒト」は根本的に、闘争能力を研鑽するのがスキな動物である 自らの肉体が猛獣たちに劣ると気付いた時には無骨な岩石でもってその差を縮めようとし、科学技術が未成熟な頃は、武術の腕を磨いて迄戦闘能力の底上げを図り 敵が居ない時には外国の政治に介入して迄敵を作り、相手より強い武力を欲する 俺の親達はそういう「研鑽」に一役買っている人々だ 俺はそれを始めて知った時、猛烈に家族を嫌悪し、誰かが流した血によって育てられた自分自身を嫌悪したりもした 今また、人間の模倣をする必要性の薄い人口の妖精達に迄武装を施し、「最初から完璧な戦闘能力」をインプットしておけば良いものを、わざわざ未成熟な状態で、個体間の性能のランダムな「ゆらぎ」まで設けて戦闘能力を研鑽させる そして俺も、華墨をそういう場に立たせるべく購入し、今現実にたたせている 親達と俺のやっている事に、実際の所どれ程の差があ... -
ネコデート(前編)
マヤアとデートする事になった。 ……何故? そんなん、僕の方が聞きたいよ。 鋼の心:番外編 ~Eisen Herz~ ネコデート(前編) 「と言う訳で、何故かデートする事になったんだが……」 そこまで言って、肩の上のマオチャオを横目で見る。 「……嫌だったら別に無理しなくてもいいんだよ? 適当に何処かで時間潰して誤魔化せば良いんだし……」 「んゆ? 嫌じゃねーよ。ネコ、祐一ゃんとの“で~と”めちゃ楽しみ!」 左肩の上で四つん這いになりながら破顔するネコ。……もとい、マヤア。 「……まぁ、マヤアがいいならいいんだけど……」 何を考えているのかは定かではないが、少なくとも主以外の人間と二人っきりで居るのは不快ではない様だ。 (アイゼンの場合、凄く嫌がるからなぁ……) 想像の中で拗ねる自分の神姫を思い出して苦笑い。 「……それじゃあ、マ... -
アタシも日記を書いてみよう
● 三毛猫観察日記 ● ◆ 第五話 「アタシも日記を書いてみよう」 ◆ ★9月9日(日) 明日から新学期が始まるってのに、今日もコタローは大学の工作室。アタシの為に例の 『ボディ』を作ってくれているんだけど、そのせいで全然遊んでくれない。つまんない。 「ただいまぁ~、ミア、やっと『ボディ』が完成したぞ!」 帰ってきたコタローが早速『ボディ』の説明をしてくれるけど、アタシは全然興味無い。 大体何よ、そのバカみたいに下品な性能は…ミアちゃん絶対使わないんだから! ★9月10日(月) 今日は神姫同好会が正式にサークルに昇格する日です。自治会から指定された空部室に みんな集まってます。 「とりあえず部長は俺、副部長は虎太郎、会計は小暮でいいかな?」 「そんな感じでいいと思うぞ」「了解です~」二人が答えました。 「あとサークルの名前だけど、各自明日までに案を... -
樫坂家->序幕・第1話
樫坂家の事情! 序幕~とある学生の夏休みにおける変化とその記録~ ?月??日 「マスター?おきてますー?………よし、寝てる」 「相変わらず死んだように寝てますわね、わたくし達のマスターは」 とある家のとある部屋。部屋の主はぐっすり寝ているがそれとは別に机の上で動く影がちらほら。 「マスターは一度寝たらてこでも起きないのです。筋金入りというものなのです」 「………いや、それは何か違…わないのか?」 それらの影は人にしては小さく、でも人型である訳で。 「で、マスターが寝てから集まるようにというのはどういうことなの?」 「それはー…………じゃーーーん!」 人々には武装神姫と呼ばれている15センチほどのフィギュアであり。 「………マスターの日記?」 「マスターの日記なのです」 「マスターの日記ですねこれ」 「間違いな... -
武装食堂 コメントログ
過去に頂いたコメントをまとめました。 沢山の応援本当にありがとうございます。 ―――― テストです。 -- ばるかん (2011-04-19 21 44 31) 食堂に神姫?アリデス! -- げしもちゃん (2011-04-20 07 43 21) おおっ、コメントが! げしもちゃん様ありがとうございますm(_ _)m 今後も頑張っていきます! -- ばるかん (2011-04-20 17 10 31) 食堂におやっさん・・・なんか、「ポレポレ」みたいだなぁ。今回は匙型のバトルだけだったけど、箸型はこの次でしょうかね? -- 通りすがりの武装神姫 (2011-04-21 14 06 59) >とおりすがりの武装神姫様 「ポレポレ」・・・クウガでしたよね。そういえば「食堂」で「おやっさん」・・・。 箸のバトルについてですが、第三話をアップしましたの... -
Gene26 当たり屋
*このお話を、 >>続編は、彼女らと敵対するゴレンジ屋と見た!(マテ なんて口走った土下座さんに捧ぐ!(笑) 地球は・・・狙われてる! なし崩し的にわたし達の商店街も狙われてる! だが・・・その危機に立ち上がる、小さな5つの影があった!! シナトラ「ヒメレッド! ティグリースでぇ!」 イカロス「ヒメブルー! エウクランテだー!」 キナ「ヒメイエロー? ヴァッフェバニー?」 シールド「ヒメグリーン。ハウリン。」 ブッケ「ヒメピンクー♪ ウィトウルースなーのだー♪」 その名も! 5人「めぞん戦隊 ヒメガミファーイブっ!!!!!」 【OPテーマ:たたかえ! ヒメガミファイブ!!】 キナ「・・・・て。そろそろツッコんでええかヒメガミちゃん?」 イエロー、ナレーションに話しかけてはいけません。 キナ「何やねん... -
第十話:海だ山だ温泉だ(前日)
鋼の心 ~Eisen Herz~ 第十話:海だ山だ温泉だ(前日) 「おきろー、祐一~っ!!」 「ぐはぁ!?」 安眠中の鳩尾に、いきなりエルボードロップをかまされ、島田祐一は悶絶した。 良い子のみんなは、眠っている人にエルボードロップなんかしちゃダメですよ? 「…ぐぉおぅ…」 「うわ、痛そ~」 「…な、何て事すんだよ、姉さん!!」 言って、手近にあった手を取り、ベットに引き込む勢いで引っ張る。 悪行を働き即、逃走する姉、島田雅を捕縛するには、これぐらいやらないとダメなのだ。 「………あ」 だが、相手が雅じゃなかった場合、冗談抜きでベッドに引っ張り込む事になる訳で………。 「………え? 美空?」 朝一番、ベッドの上で折り重なる少年少女。 互いの頬が赤いのは朝日のせいではないだろう。 二人の唇と唇の間には10cmも距離は無く、互いの鼓動は筒抜け... -
妄想神姫:第七十章
ただその翼は、姫を解き放つ為に(その一) ──思う所は有りました。今でも、無いなんて言ったら嘘です。それでも あの娘に笑顔を灯したい。哀しい呪いから、彼女を解き放ってあげたい。 そんな、あたしの“大切な人”の願い……叶えたいのが、あたしの──。 第一節:奇策 燃える様な太陽が、落ちました。冷たい夜に、あたし・アルマと“妹”の ロッテちゃんとクララちゃんは、戦闘態勢を整えます。マイスターの手を 気遣って、あたし達が自分で出来るチェックや調整は個人で行いました。 「足のモーターは大丈夫ですか、ファフナー?モリアンの駆動率は……」 『グルォッ!!』 『No problem(全身のチェックを完了しました)』 もちろんこんな夜分遅くに、マイスターやあたし達が神姫センターへと 出かける事はありません。ここはMMSショップ“ALChemist”……... -
第1話 ヴァイザード・リリィ
剣と剣がぶつかり合う音が、廃墟に響き渡る。 片刃の長剣、エアロヴァジュラでと長槍の破邪顕正をはじきあげ、HMT型イーダ・ストラダーレ――個体名ヒルデガルドは距離をとった。 対する侍型紅緒――個体名藤代は地面を蹴り、こちらに一気に距離を詰め、長槍を突き出してくる。体勢を立て直す暇を与えないつもりのようだ。 『エアロチャクラムで受け流せ』 「はいですわ!」 マスターからの指示を受け、ヒルデガルドは左側のエアロチャクラムを瞬時に操作する。 パンチを打つように突き出したエアロチャクラムの表面装甲を破邪顕正が薄く削りながら流れていった。 ――西暦2036年。 第三次世界大戦もなく、宇宙人の襲来もなかった、現在からつながる当たり前の未来。 その世界ではロボットが日常的に存在し、様々な場面で活躍していた。 「そこっ!」 藤代... -
燐の番外編1 「リンの某日の記録」
武装神姫のリン 番外編 「リンの某日の記録」 私の名前はリン。 武装神姫「TYPE DEVIL STRARF」です。 今日は休日でしたがマスターは臨時のお仕事で朝早くから出かけてしまいました。 しかもティアは定期点検(違法ドーピングの後遺症の検査で昨夜からセンターにいます) なので私は今日一人で過ごさなければなりません、しかも今日は公式大会の日でサーバーがメンテナンス(マスター曰く公式大会は有名ランカー目当てでユーザー以外の観客も含め、会場に人があつまるため、アクセス数が激減するらしくメンテナンスには絶好のタイミングだそうです)されるので訓練用のデータの配信が行われません。 現存のデータで訓練を行うことも出来ますが私はすでにPCに保存されている全てのパターンをコンプリートしてしまい、物足りないのです。 かと言って私一人ではゴーストのデータも接近戦に偏ってしまうため... -
すとれい・しーぷ008
すとれい・しーぷ008 武装神姫ユーザー御用達の週刊誌の片隅に載った記事。 『狂い羊復活!?』 桐皮町の小さなゲーセンにて狂い羊復活の噂有。詳細は不明だが、褐色の小さな神姫を連れ、華麗に敵を撃破!戦法は変わらず、接近戦&上空からの奇襲。以前ホームとしていたゲーセンに出没する可能性もあるので、要チェックだ。 丁寧に誰が撮ったともしれないピントのブレた写真までついている。 その記事を読んで怒りを露にした人物がいた。背の高い青年。 黒い服に身を包む姿はさしずめ悪魔か。 雑誌のページを引き破ると、怒りに任せぐしゃぐしゃに丸め床に叩きつけた。 「マスター、そんなに荒れると、お身体に障ります。どうか冷静に・・・」 しばらく様子を見ていた黒い神姫が控えめに声をかける。 男はニタリ、と唇を持ち上げた。 気持ちのいいくらい晴れ渡った空の下、また平和な一日... -
プリンセス・パニック
プリンセス・パニック 微エロ注意 お願い 作者は雛祭りなんてモノはサッパリ知りません 作中おかしな所があっても生暖かい目でみてやってください 会社の一室に集まる一同。なぜなら… 「あかりをつけましょぼんぼりに~」 今日は雛祭り。観奈ちゃんと神姫達が主役な日 「センパイ、私も忘れないでくださいよ~」 「…お前いくつだ?」 「ひ、ひどい…」 あ、落ち込んでる… 「…女性に…年齢を…聞くのは…タブー…」 「う…スマン新道」 部長に叱られてしまった 雛壇を見ると 「お兄ちゃん…コレ重い…」 雛人形のカッコをした神姫一同が くじ引きで役割を決め、ユキがお雛様になったのだが… 「三都衣め…マジで12枚構成で作る事はないだろ…」 白雪フレームじゃない他の誰かだったらオーバーヒート起こすところだぞ ちなみに、右大臣はマイちゃん、左大臣にはミチル、三... -
Night Games 序章
灼熱の太陽が、全てを焼き尽くす世界。 一点の濁りも無く蒼に染まった空。赤茶けた大地は干上がり、ただ砂埃だけが舞い上がる。 そんな地獄の中、生と死の狭間でのたうつ者たちがいた。 静寂の大地に、無限軌道の鼓動が響く。 「左上方、敵機!回避せよ!回避せよ!!」 声を荒げる、鉄(くろがね)の少女。それは生を求める者の悲痛な叫び。 砂漠に展開する少女達に、殺戮の閃光が降り注ぐ。 「熱源探知、対地ミサイルきます!」 「各機フレア散布、急いで!」 淡い金髪の少女の号令の元、一斉に発射される。 フレアは閃光と共に大空に鮮やかな軌跡を描き、熱と光によってミサイルの赤外線誘導装置を欺瞞。 それに目の眩んだミサイル……地獄のカラスどもが貪るように食らいつく。 「やった!」 迫りくる死を振り払った喜びに、少女たちが歓喜の声を上げる。 「回避行動続けて、また来る... -
ねここの飼い方・その絆 ~一章~
人影の消えた町並み。 街も空も冷たく重たい雰囲気を纏い、ザーザーと耳障りな雨音のみが空間を支配しているかのよう。 そんな中、傘もささず、雨に濡れるに任せたまま、ただただ悄然と力なく地面を見つめながら歩く1つの人影。 愛くるしい大きな瞳を持ち、まだあどけなさの残る、美少女といって差し支えないほどの整った顔立ちをしている。 だけどもソレは人と呼ぶにはあまりにも小さく、人の十分の一以下にしか見えないサイズ。 それはまるで人形のような、か細く小さな存在。しかし、人形ではない。彼女は1人で歩いている。 だが、その瞳に光は無く、足取りは機械的ですらあり、その印象は可憐な妖精ではなく……壊れかけたマリオネット。 やがて、人であれば問題が無いほどの、極僅かなアスファルトの隆起に足をとられ、そのまま力なく倒れこむ少女。 「……なさぃ…………ごめん…………」 光... - @wiki全体から「姫様大襲来」で調べる