喪失花《ワスレバナ》(下)◆Yue55yrOlY
寸前で剣を避雷針とした事で、なんとか直撃こそ避けたものの、その余波だけでもガッツの全身を痺れさせるには充分であった。
ガニシュカ大帝との戦いの中でも何度か雷を浴びた事はあったが、到底慣れるものではない。
ガニシュカ大帝との戦いの中でも何度か雷を浴びた事はあったが、到底慣れるものではない。
大地に倒れ伏したガッツと少女の元に、重々しい足音が近づいて来る。
霞む視界の中でそれを睨み付けるガッツの前で、その姿は溶けるように人型へと変わっていく。
ガッツの体躯に倍する肉体が、凝縮するように溶け崩れて、一人の細身の少年の姿へと。
霞む視界の中でそれを睨み付けるガッツの前で、その姿は溶けるように人型へと変わっていく。
ガッツの体躯に倍する肉体が、凝縮するように溶け崩れて、一人の細身の少年の姿へと。
「テメェ、は……」
「うふん、御久し振りねぇん」
「……テメェ、は」
「……テメェ、は」
誰何の声を繰り返す。
違う。これは安藤潤也ではない。
この雰囲気と口調はむしろ、あの妲己と呼ばれていた女のものだ。
だがしかし、これは如何なることか。
確かに尋常ならざる雰囲気を持つ女ではあったが、これは本当にあの妲己なのだろうか。
しかも、あの女の名前だって、放送で呼ばれているのだ。
違う。これは安藤潤也ではない。
この雰囲気と口調はむしろ、あの妲己と呼ばれていた女のものだ。
だがしかし、これは如何なることか。
確かに尋常ならざる雰囲気を持つ女ではあったが、これは本当にあの妲己なのだろうか。
しかも、あの女の名前だって、放送で呼ばれているのだ。
震える膝に鞭を打ち、なんとか立ちあがったガッツがドラゴンころしに手を伸ばす。
しかし、その手が剣の柄にかかる寸前で、伸ばされた少年の右手がガッツの頭を鷲掴みにした。
凄まじい握力に、ガッツの頭蓋骨が軋み声をあげる。
そしてそのまま、片腕の力だけで自分より大きなガッツの身体を持ち上げていく。
しかし、その手が剣の柄にかかる寸前で、伸ばされた少年の右手がガッツの頭を鷲掴みにした。
凄まじい握力に、ガッツの頭蓋骨が軋み声をあげる。
そしてそのまま、片腕の力だけで自分より大きなガッツの身体を持ち上げていく。
絵面だけ見れば、それは異常な光景だ。
その細身の肉体の、どこにそのような膂力があると言うのか。
だが、別に不思議な話ではない。
どのようなからくりを経たのかは知らないが、今のこの少年は、まぎれもない化物なのだから。
その細身の肉体の、どこにそのような膂力があると言うのか。
だが、別に不思議な話ではない。
どのようなからくりを経たのかは知らないが、今のこの少年は、まぎれもない化物なのだから。
「ぐぅ……」
「確か貴方はあの時、喜媚の事を知ってたわよねぇん。
もしかして、喜媚を殺したのは貴方なのかしらん? でもでもおかしいわぁん。
貴方が喜媚の事を知ったのは午前よりも前の筈。
わらわたちと戦った後、喜媚の所に舞い戻って殺したのぉん?
それはちょっと効率が悪いわぁん。
これは一体どういう事なのかしらぁん」
「確か貴方はあの時、喜媚の事を知ってたわよねぇん。
もしかして、喜媚を殺したのは貴方なのかしらん? でもでもおかしいわぁん。
貴方が喜媚の事を知ったのは午前よりも前の筈。
わらわたちと戦った後、喜媚の所に舞い戻って殺したのぉん?
それはちょっと効率が悪いわぁん。
これは一体どういう事なのかしらぁん」
ぶつぶつと、一人で問答しているかのように呟く。
その瞳はガッツを映してはいない。
少年のなりで気味の悪い言葉遣いをしている事もあいまって、気でも触れてしまったかのような、危うい雰囲気。
その瞳はガッツを映してはいない。
少年のなりで気味の悪い言葉遣いをしている事もあいまって、気でも触れてしまったかのような、危うい雰囲気。
「……ぶっ殺してやりてェとは思ったがな。
生憎、仲間に止められちまって、あのチビジャリを殺る機会を逃しちまった。返す返すも残念でならねェぜ」
生憎、仲間に止められちまって、あのチビジャリを殺る機会を逃しちまった。返す返すも残念でならねェぜ」
にぃ、と笑って、挑発してみる。
頭部を掴まれている上に、身体は痺れて身動きが取れない。そんな状況で少年を怒らせるのは自殺行為だ。
しかし、今はこの少年の興味を惹き続けている事が肝心だと、ガッツは思った。
なぜなら、後ろではぺたんこ座りしたままの金髪の少女が、怯えたような声を漏らしながらガッツたちを見上げているからだ。
電撃は喰らっていないので、動けるはず。
とっとと逃げろと、ガッツは念を送る。
頭部を掴まれている上に、身体は痺れて身動きが取れない。そんな状況で少年を怒らせるのは自殺行為だ。
しかし、今はこの少年の興味を惹き続けている事が肝心だと、ガッツは思った。
なぜなら、後ろではぺたんこ座りしたままの金髪の少女が、怯えたような声を漏らしながらガッツたちを見上げているからだ。
電撃は喰らっていないので、動けるはず。
とっとと逃げろと、ガッツは念を送る。
「で、あんたの正体は、あの妲己って女でいいんだよな?」
「妲己? そう、わらわは妲己。 妲己妲己妲己そう、わらわは妲己」
「妲己? そう、わらわは妲己。 妲己妲己妲己そう、わらわは妲己」
自分の名を連呼する少年の目が、ぐりんと動いて初めてガッツの顔を見る。
そして、急に手首を返してガッツの頭を捻った。
鍛えこまれたガッツの首でなければ、頸椎が折れていたかもしれない。
そして、急に手首を返してガッツの頭を捻った。
鍛えこまれたガッツの首でなければ、頸椎が折れていたかもしれない。
「そう、わらわはこれに惹かれて、ここにやってきたのねぇん。
あの時から思ってたけど、とっても面白い印だわぁん。
まるでコレは自分の獲物だって、主張してるみたいじゃないん?
わらわ、そういうのって許せないと思うのぉん。
こぉんなに素敵な憎悪の持ち主なんですものぉん。みんなで美味しく頂くべきだと思わないん?
それに、もう持ち主もいないみたいだしぃん……。
そおだ、わらわが貴方に新しい印をあげるわぁん。
どう? 遠慮しなくてもいいのよぉん」
あの時から思ってたけど、とっても面白い印だわぁん。
まるでコレは自分の獲物だって、主張してるみたいじゃないん?
わらわ、そういうのって許せないと思うのぉん。
こぉんなに素敵な憎悪の持ち主なんですものぉん。みんなで美味しく頂くべきだと思わないん?
それに、もう持ち主もいないみたいだしぃん……。
そおだ、わらわが貴方に新しい印をあげるわぁん。
どう? 遠慮しなくてもいいのよぉん」
ガッツの首に在る烙印を熱心に見詰めながら、妲己だと名乗る少年は勝手な提案を行う。
そして了承も得ぬままに、腕を化物のそれに変質させると、ガッツの胸にずぶりと爪を埋め込んでいった。
そして了承も得ぬままに、腕を化物のそれに変質させると、ガッツの胸にずぶりと爪を埋め込んでいった。
「ぐっ! が……ぁ……」
そしてゆっくりと、ゆっくりとガッツの反応を見ながら、爪を動かしていく。
じっくりと痛みを引き出すのが愉しいのか、ぼとぼとと噴きこぼれた熱い血を浴びながら、とても嬉しそうに嗤っている。
じっくりと痛みを引き出すのが愉しいのか、ぼとぼとと噴きこぼれた熱い血を浴びながら、とても嬉しそうに嗤っている。
「ああん……なんて美味しい前菜なのぉん……。全部ここで食べちゃいたいくらいだわぁん!!」
顔の周りに付着した真っ赤な血を舐めまわすと、我慢の限界といったようにガッツの腹部にむしゃぶりつく。
そして胸から腹にかけて刻まれた、四本の爪跡を舌で執拗に舐めまわしてから、妲己はガッツを投げ捨てる。
血塗れとなった中性的な少年の顔立ちが、恍惚に歪む。
異形の両手で頭を抱えながら、妲己は細い腰をしならせて一際強くブルリと震えた。
そして胸から腹にかけて刻まれた、四本の爪跡を舌で執拗に舐めまわしてから、妲己はガッツを投げ捨てる。
血塗れとなった中性的な少年の顔立ちが、恍惚に歪む。
異形の両手で頭を抱えながら、妲己は細い腰をしならせて一際強くブルリと震えた。
「あはっ……ぁん……」
甘い吐息を漏らすと、酔いが回ったかのように蕩けた瞳が、地面に座り込んだままの金髪の少女の姿を捉えた。
身動き出来ないまま倒れているガッツの隻眼に、スローモーションのように妲己の動きが映り込む。
身動き出来ないまま倒れているガッツの隻眼に、スローモーションのように妲己の動きが映り込む。
「あぁん……こっちの子も……美味しそう……」
「や、め……ろォッ!!」
「アーーッ! アゥアーー!!」
「や、め……ろォッ!!」
「アーーッ! アゥアーー!!」
妲己が長い爪を振るうと、外套の留め金が全て弾き飛ばされ、少女の白磁の肌が露わになった。
ここに至って、ようやく後ずさりながら逃げようとした少女の肩を、少年が押し倒して地面に縫い付ける。
僅かな抵抗をいなしながら、少女のなだらかな腹部に凶悪な爪をあてがうと、張りのある瑞々しい肌がひきつるように捩れる。
そしてそこに一珠の赤い雫が浮かんだかと思うと、それは一気に柔肉の中に潜り込んでいく。
ここに至って、ようやく後ずさりながら逃げようとした少女の肩を、少年が押し倒して地面に縫い付ける。
僅かな抵抗をいなしながら、少女のなだらかな腹部に凶悪な爪をあてがうと、張りのある瑞々しい肌がひきつるように捩れる。
そしてそこに一珠の赤い雫が浮かんだかと思うと、それは一気に柔肉の中に潜り込んでいく。
「アギャアアアアァァッッッーーーーーーー!!」
白い皮膚が乱暴にめくれかえる。
桃色をした筋肉が引き裂かれる。
頭を振り乱し、涙を散らす。
爪が僅かに進む度に、少女の背中が痙攣して、喉の奥から血を吐くような苦汁の叫びが絞り出されていた。
桃色をした筋肉が引き裂かれる。
頭を振り乱し、涙を散らす。
爪が僅かに進む度に、少女の背中が痙攣して、喉の奥から血を吐くような苦汁の叫びが絞り出されていた。
何も出来ないまま、そんな光景を見ていたガッツが思い出してしまうのは、キャスカがグリフィスに凌辱されるのを、
ただ見ている事しか出来なかったあの時の事だ。
ただ見ている事しか出来なかったあの時の事だ。
「止めろ……」
地面の上に広がった金の髪が、赤いまだら模様に染め変わる。
泣き濡れた碧い瞳が、助けを求めるように見開かれていた。
ゆっくりと腹部を蹂躙した爪が、少女の右の乳房に差しかかる。
泣き濡れた碧い瞳が、助けを求めるように見開かれていた。
ゆっくりと腹部を蹂躙した爪が、少女の右の乳房に差しかかる。
「止めろ……っ!」
悲しげに啼く少女の声が、ガッツの鼓膜を打った。
少女の肉体に自らの印を刻みつける少年の姿を、ガッツは己が網膜に焼き付けた。
その姿があの時のグリフィスとダブリ、ガッツの意識が灼熱の怒りと憎しみに塗りつぶされていく。
少女の肉体に自らの印を刻みつける少年の姿を、ガッツは己が網膜に焼き付けた。
その姿があの時のグリフィスとダブリ、ガッツの意識が灼熱の怒りと憎しみに塗りつぶされていく。
こんな痛みと痺れで、寝ている場合じゃねぇ。
今、動かなきゃ、あの時と同じ思いを味わう事になるぞ。
また、全てを失いたいのか。
黒い獣が、ガッツに囁く。
――委ねよ。と。
今、動かなきゃ、あの時と同じ思いを味わう事になるぞ。
また、全てを失いたいのか。
黒い獣が、ガッツに囁く。
――委ねよ。と。
「ガッ、ガアアアアアアアアアッッッ!!」
咆哮一声。
猛り狂う戦士の魂が肉体のくびきを凌駕する時、そこにヒトの領域を外れる狂戦士が誕生する。
痺れも痛みも全てを忘れ、這いつくばった姿勢から、一気にクラウチングスタートへと移行。
爆発的な推力を得て、己が愛剣を地面から解き放ったガッツが、そのまま抜き打ちで少年の胴を薙ぎ払う。
猛り狂う戦士の魂が肉体のくびきを凌駕する時、そこにヒトの領域を外れる狂戦士が誕生する。
痺れも痛みも全てを忘れ、這いつくばった姿勢から、一気にクラウチングスタートへと移行。
爆発的な推力を得て、己が愛剣を地面から解き放ったガッツが、そのまま抜き打ちで少年の胴を薙ぎ払う。
しかし妲己はまるで後ろに目が付いているかのようにガッツの復活を察知すると、猿のような俊敏さで、
少女の上から飛び跳ねてそれをかわす。
更に大上段からの一刀、そして刃を返しての跳ね上げをも避けると、妲己は更に後方へと大きく逃れた。
少女の上から飛び跳ねてそれをかわす。
更に大上段からの一刀、そして刃を返しての跳ね上げをも避けると、妲己は更に後方へと大きく逃れた。
ガッツは、それを追撃しなかった。
なぜだと、問いかける声がする。
反撃の暇を与えるな。このまま押し切る事こそ、勝利への道だ。
あの化物を許しておくなと、ドロドロに煮えたぎったマグマのような感情が、ガッツの足を前に進ませようとする。
なぜだと、問いかける声がする。
反撃の暇を与えるな。このまま押し切る事こそ、勝利への道だ。
あの化物を許しておくなと、ドロドロに煮えたぎったマグマのような感情が、ガッツの足を前に進ませようとする。
だが、そうではない。
ガッツは己が戦う理由を、剣に問う。
戦うのか。守るのか。
今が正に分水嶺。
二者択一の、その答えは。
ガッツは己が戦う理由を、剣に問う。
戦うのか。守るのか。
今が正に分水嶺。
二者択一の、その答えは。
「守るって決めたんだ。一度決めた事は、やり通す。もう後悔はしたくねェ」
その為ならば狂気くらい、いくらでも飼い慣らしてみせる。
瞳に戻るのは、理性の光。
ガッツは跪くと、真紅に染まった少女の傷の様子を素早く診る。
むせ返る様な、二人分の血臭が漂う。
四本の爪跡が左わき腹から右乳房までを走っている。傷は幸い、内蔵までは達していない。
殺害が目的ではなく、いたぶる事を目的として付けられた傷だ。ガッツ自身の胸の傷と同じくして。
瞳に戻るのは、理性の光。
ガッツは跪くと、真紅に染まった少女の傷の様子を素早く診る。
むせ返る様な、二人分の血臭が漂う。
四本の爪跡が左わき腹から右乳房までを走っている。傷は幸い、内蔵までは達していない。
殺害が目的ではなく、いたぶる事を目的として付けられた傷だ。ガッツ自身の胸の傷と同じくして。
しかし痛みとショックのせいか、ばたつかせていた手足は力なく投げ出され、気道を通り抜ける荒い息だけが
少女の示す反応の全てとなっている。
時折調子外れの、あーという声が漏れる。
ガッツはポケットから妖精の燐粉を一つまみだけ取り出すと、傷の上に振りかけた。
今はとりあえず血止めだけだ。ゆっくりと治療している暇はない。
立ちあがって、剣を構える。
少女の示す反応の全てとなっている。
時折調子外れの、あーという声が漏れる。
ガッツはポケットから妖精の燐粉を一つまみだけ取り出すと、傷の上に振りかけた。
今はとりあえず血止めだけだ。ゆっくりと治療している暇はない。
立ちあがって、剣を構える。
「どうしたのぉん? もっとわらわに、その素敵な憎悪を頂戴ん?」
轟々と、吐き出す息すら熱風に変えて。
妲己は、再び字伏と呼ばれる化物の姿へと変化していた。
周囲を漂う輝く粒子が収束して、その鼻先に巨大な雷神の槍を顕現させている。
妲己は、再び字伏と呼ばれる化物の姿へと変化していた。
周囲を漂う輝く粒子が収束して、その鼻先に巨大な雷神の槍を顕現させている。
そんな二人が向き合う場面に。
「見つけた!! 死ねェ!!」
突如として現れた我妻由乃が、奇襲攻撃を仕掛けたのであった。
◇
無差別日記の導きによって(と、由乃は思っているが、実際には由乃が無意識の内に発見していたガッツの血痕や臭い、物音、
そして由乃独自の超絶的な勘によって、この場を発見したのである。)現れた由乃は、その場にいた三人を纏めて倒すべく、
所有する幾多の武装の中でも最大級の破壊力を持つ、パニッシャーのロケット弾を撃ち出した。
そして由乃独自の超絶的な勘によって、この場を発見したのである。)現れた由乃は、その場にいた三人を纏めて倒すべく、
所有する幾多の武装の中でも最大級の破壊力を持つ、パニッシャーのロケット弾を撃ち出した。
それはもちろん『無差別日記によって予知された』必勝を約束された攻撃である。
殲滅戦に向いたその『日記に書いてあった』武器のチョイスは決して悪いものではなかったが、しかしそれは、
音速を優に超える弾丸による射撃と比べれば、如何にも発射速度が遅かった。
少なくとも、その場にいた三者の内、ガッツと字伏にとっては。
殲滅戦に向いたその『日記に書いてあった』武器のチョイスは決して悪いものではなかったが、しかしそれは、
音速を優に超える弾丸による射撃と比べれば、如何にも発射速度が遅かった。
少なくとも、その場にいた三者の内、ガッツと字伏にとっては。
彼らはそれぞれその攻撃に反応を示し、まずはガッツが駆け出した。
自分たち目掛けて撃ち出されたロケット弾に対し、ガッツはその正面へと走り込む。
鉄靴でアスファルトを削って急制動をかけると、大剣の腹を使って全力でアッパースイング。
鈍い音が響いて凡フライのように打ち上がったロケット弾は、空中でドでかい火炎の球となった。
自分たち目掛けて撃ち出されたロケット弾に対し、ガッツはその正面へと走り込む。
鉄靴でアスファルトを削って急制動をかけると、大剣の腹を使って全力でアッパースイング。
鈍い音が響いて凡フライのように打ち上がったロケット弾は、空中でドでかい火炎の球となった。
そして、そのタイミングで今度は字伏が一直線上に並ぶガッツと由乃に対し、雷神の槍を射出したのであるが、
なんとこれは上空の炎の球へと、その進路を変えてしまった。
雷とは本来、電離した空気の通り道を進むもの。
ならば、一瞬にして数千度の熱を吐き出し、電荷した空気を生み出し続ける火球の元へと槍が引き寄せられるのは当然の理。
なんとこれは上空の炎の球へと、その進路を変えてしまった。
雷とは本来、電離した空気の通り道を進むもの。
ならば、一瞬にして数千度の熱を吐き出し、電荷した空気を生み出し続ける火球の元へと槍が引き寄せられるのは当然の理。
ここに三者がそれぞれ用意していた攻撃手段が破れ、一瞬の均衡状態が生まれる。
その均衡を破って攻撃を再開したのは、やはり最初に攻撃を仕掛けた我妻由乃だ。
積極果敢な彼女の辞書に、様子見などという文字はない。
その均衡を破って攻撃を再開したのは、やはり最初に攻撃を仕掛けた我妻由乃だ。
積極果敢な彼女の辞書に、様子見などという文字はない。
ただちに『先程の攻撃は、現在の状況を生みだす為の前振りだった』という脳内補正が行われ、
『無差別日記に書かれた通りに』次の攻撃プランを実行に移した。
『無差別日記に書かれた通りに』次の攻撃プランを実行に移した。
ロケット弾を撃ち終えたパニッシャーをその場に投げ出し、背中に吊るした飛刀を抜く。
その彼女が突撃する相手は、全力全霊を籠めたフルスイングの後で、隙だらけとなっているガッツである。
由乃が振りかぶった滑らかな鏡の如き刀身が、月の光を受けて淡く輝く。
それを迎撃せんとする姿勢を取るガッツであったが、その動きはどこかぎこちない。
その彼女が突撃する相手は、全力全霊を籠めたフルスイングの後で、隙だらけとなっているガッツである。
由乃が振りかぶった滑らかな鏡の如き刀身が、月の光を受けて淡く輝く。
それを迎撃せんとする姿勢を取るガッツであったが、その動きはどこかぎこちない。
この長刀が持つ不思議な力の事など由乃は何も知らなかったが、なにせ彼女は勘がいいし、観察力だって人並み異常だ。
(誤字にあらず)
それゆえ、あのレガートを倒した時の現象が、今再びガッツの身の上で再現されている事を少女は確信していた。
これこそ雪輝の無差別日記が示した、完全勝利への方程式。
雪輝への絶対の信頼を胸に、由乃は躊躇いなくガッツの頭部へと長刀を繰り出す。
(誤字にあらず)
それゆえ、あのレガートを倒した時の現象が、今再びガッツの身の上で再現されている事を少女は確信していた。
これこそ雪輝の無差別日記が示した、完全勝利への方程式。
雪輝への絶対の信頼を胸に、由乃は躊躇いなくガッツの頭部へと長刀を繰り出す。
「ちょろいっ」
そう、由乃の予感は間違えてはいない。
この時、ガッツの意識はあの日に舞い戻っていたのだ。
王都ウインダムを出て、鷹の団を抜けた、あの雪の日の朝に。
この時、ガッツの意識はあの日に舞い戻っていたのだ。
王都ウインダムを出て、鷹の団を抜けた、あの雪の日の朝に。
◇
――目の前に、グリフィスがいる。
不思議と、凪いだ心でガッツは目前の男を受け入れている。
なぜなら今はまだ、あの蝕が起こる一年前。
振り返れば毎日が祭りのようだった、あの黄金時代の最後の一日だ。
懐かしさに、胸が締めつけられる。
なぜなら今はまだ、あの蝕が起こる一年前。
振り返れば毎日が祭りのようだった、あの黄金時代の最後の一日だ。
懐かしさに、胸が締めつけられる。
辺りは一面の白の世界。
裸の木々が、まばらに立っている。
王都を一望出来る、小高い丘の上に彼らはいた。
裸の木々が、まばらに立っている。
王都を一望出来る、小高い丘の上に彼らはいた。
ジュドーがいた。コルカスがいた。ピピンがいた。リッケルトがいた。
そして、在りし日のキャスカが、そこにいた。
鷹の団の、気の置けない戦友たちが、みんな揃っていた。
彼らが見守る中、ガッツとグリフィスは、互いに譲れぬ物を賭けて向かい合っていた。
そして、在りし日のキャスカが、そこにいた。
鷹の団の、気の置けない戦友たちが、みんな揃っていた。
彼らが見守る中、ガッツとグリフィスは、互いに譲れぬ物を賭けて向かい合っていた。
――グリフィスが動く。
離れた間合いを一足で飛び越え、ガッツの間合いの中へと潜り込んで来る。
その狙いは明確だ。
ガッツの剣を撃ち落とし、その肩口に一撃を叩きこもうというのだ。
殺してでも止めてやるという、グリフィスの覚悟が籠った執念の一刀。
その狙いは明確だ。
ガッツの剣を撃ち落とし、その肩口に一撃を叩きこもうというのだ。
殺してでも止めてやるという、グリフィスの覚悟が籠った執念の一刀。
だが、そんなグリフィスの覚悟は、ガッツの剣によって断ち切られる。
それがこの決闘の、本来の結末。
グリフィスの夢の中に埋もれる事を拒否し、一人夢の中から出て行ったガッツが選択した未来。
それがこの決闘の、本来の結末。
グリフィスの夢の中に埋もれる事を拒否し、一人夢の中から出て行ったガッツが選択した未来。
……だが、もしこの時、この一撃を受け入れていたのなら。
あの時、鷹の団を出て行く事を思いとどまっていたのなら、こんな全てを失う結末を迎える事はなかったのかも知れない。
想像してみる。
部下としてグリフィスを支え、アイツに王位を掴み取らせ、自分は国の将軍様だ。
きらびやかな王宮に居並ぶのは、信頼出来る朋友たち。
全てが上手く行った世界で、グリフィスは自分に笑いかける。
もはや血反吐を吐いて転げ回らずとも生きていける、問答無用のハッピーエンド。
きらびやかな王宮に居並ぶのは、信頼出来る朋友たち。
全てが上手く行った世界で、グリフィスは自分に笑いかける。
もはや血反吐を吐いて転げ回らずとも生きていける、問答無用のハッピーエンド。
ああ、そんな未来もあったのかも知れない。
この一撃を、受け入れていたなら。
けどな。
それでも、オレは――。
◇
「ちょろいっ」
光る白刃が、ガッツの頭上に迫る。
その長い刀身を黙って受け入れるが如く、ガッツの肉体は彫像のように動かない。
しかし、その時。
その長い刀身を黙って受け入れるが如く、ガッツの肉体は彫像のように動かない。
しかし、その時。
「――けられねェ……」
「っ!?」
「っ!?」
ガッツの唇から、うわごとのような言葉が漏れた。
由乃にとっては気に留める必要もないはずの、死にゆく者の最後の言葉。
だが、その言葉を口に出したガッツの目に生気が戻っていくのを由乃は見た。
由乃にとっては気に留める必要もないはずの、死にゆく者の最後の言葉。
だが、その言葉を口に出したガッツの目に生気が戻っていくのを由乃は見た。
由乃の動きに、遅れる事コンマ一秒。
近接戦闘において致命的な遅れを取りながらも、ようやく動き出したガッツが、雪の積もった大地を力強く踏みしめる。
一歩前へと踏み込んだ身体は、それだけ由乃の刃へと――、死の一歩手前へと近付いていく。
近接戦闘において致命的な遅れを取りながらも、ようやく動き出したガッツが、雪の積もった大地を力強く踏みしめる。
一歩前へと踏み込んだ身体は、それだけ由乃の刃へと――、死の一歩手前へと近付いていく。
しかし、その踏み込みが齎すものは、それだけではない。
重々しい震脚は、鍛えこまれた上半身に力の流れを伝え、その力の流れは上腕二頭筋に蓄えられ、そこで圧縮された力は
手首を撓らせる爆発力となって、ガッツの持つ巨大な剣を極限まで加速させていく。
正面に立つ由乃には、相対していたガッツの肉体が、急激に膨張したようにも見えたはずだ。
重々しい震脚は、鍛えこまれた上半身に力の流れを伝え、その力の流れは上腕二頭筋に蓄えられ、そこで圧縮された力は
手首を撓らせる爆発力となって、ガッツの持つ巨大な剣を極限まで加速させていく。
正面に立つ由乃には、相対していたガッツの肉体が、急激に膨張したようにも見えたはずだ。
「それでも、負けられねェんだっ! テメェだけには!」
吼えるように、ガッツが叫ぶ。
あと僅かな所で男の頭蓋骨を叩き割っていたはずの飛刀がドラゴンころしに受け止められ、そしてそのまま押し負けていく。
圧倒的な膂力の差に初動の差は打ち破られ、ガッツの頭上にまで届いていた刃は叩き落とされ、逆に由乃の頭上に巨大な鉄塊が振り下ろされる。
あと僅かな所で男の頭蓋骨を叩き割っていたはずの飛刀がドラゴンころしに受け止められ、そしてそのまま押し負けていく。
圧倒的な膂力の差に初動の差は打ち破られ、ガッツの頭上にまで届いていた刃は叩き落とされ、逆に由乃の頭上に巨大な鉄塊が振り下ろされる。
「――――ッ!?」
しかし、その鉄塊は由乃の頭を爆ぜ割る一歩手前で止められた。
その爆風の如き剣風に、波打つように由乃の髪が煽られる。
その爆風の如き剣風に、波打つように由乃の髪が煽られる。
ガッツが由乃に、そのような手加減をする理由などない。
理由は単純。
彼は別に、飛刀が見せた幻を、幻だと見抜いたわけではなかった。
ただ記憶の中で、再びグリフィスとの決闘に勝利しただけだったのだ。
――その先にある、絶望的な未来を知りながらも。
理由は単純。
彼は別に、飛刀が見せた幻を、幻だと見抜いたわけではなかった。
ただ記憶の中で、再びグリフィスとの決闘に勝利しただけだったのだ。
――その先にある、絶望的な未来を知りながらも。
そして、そこに至ってようやくガッツの隻眼に目前の由乃の姿が映る。
刃が欠けた刀身は、幻を見せる能力が低下してしまっていた。
刃が欠けた刀身は、幻を見せる能力が低下してしまっていた。
『イッッッッッッテェーーーーー!!』
漏れ出た悲鳴が、刀の精のものだとは、誰が信じられようか。
幻を刀身に浮かべながらも、激痛に曲がりくねる飛刀。
その一方で由乃は、つきつけられた現実を受け止めきれずにいた。
喋る刀の事など、どうだっていい。
由乃が信じられないのは『日記に書かれていた未来』が、現実にならない事だ。
ノイズなど、聞こえなかったというのに。
幻を刀身に浮かべながらも、激痛に曲がりくねる飛刀。
その一方で由乃は、つきつけられた現実を受け止めきれずにいた。
喋る刀の事など、どうだっていい。
由乃が信じられないのは『日記に書かれていた未来』が、現実にならない事だ。
ノイズなど、聞こえなかったというのに。
「有り得ない……ッ、お前はここで死ねっ!」
痺れる右手で、それでも飛刀を振るった。
しかし、常の鋭さを失っている一撃は、ガッツの左の義手によって容易く受け止められる。
しかし、常の鋭さを失っている一撃は、ガッツの左の義手によって容易く受け止められる。
「テメェか……懐かしいモン、見せてくれやがったのは……。
こいつは礼だ……ぶち砕けろ――衝撃貝(インパクト・ダイヤル)ッ!!」
『や、やめてくれェー、旦那ァァァ!!』
「――――ユッ……」
こいつは礼だ……ぶち砕けろ――衝撃貝(インパクト・ダイヤル)ッ!!」
『や、やめてくれェー、旦那ァァァ!!』
「――――ユッ……」
底冷えする声で宣言すると、ガッツの義手に仕込まれた衝撃貝が解放される。
凄まじい量のエネルギーを溜め込んだ貝の解放は、ヒビが入っていた飛刀の刀身を粉々に砕き、更にはそれを持っていた
由乃の身体を、大砲の弾丸のように遥か彼方にまで吹き飛ばす。
凄まじい量のエネルギーを溜め込んだ貝の解放は、ヒビが入っていた飛刀の刀身を粉々に砕き、更にはそれを持っていた
由乃の身体を、大砲の弾丸のように遥か彼方にまで吹き飛ばす。
そんな威力のエネルギーを解放して、もちろんガッツとてただで済むはずがない。
衝撃貝を仕込んでいた鋼鉄製の義手はバラバラとなり、左肩は脱臼し、その肉体は反動で後方へと吹き飛ばされる。
そしてそこに待ち構えていたのは、宙に浮かぶ字伏が吐き出す炎の息だ。
衝撃貝を仕込んでいた鋼鉄製の義手はバラバラとなり、左肩は脱臼し、その肉体は反動で後方へと吹き飛ばされる。
そしてそこに待ち構えていたのは、宙に浮かぶ字伏が吐き出す炎の息だ。
人間の肉体など、骨まで溶かしてしまいそうな、その地獄の業火の中へと飛び込んでいくガッツの身体。
もはや、その勢いを止める術など、どこにもない。
しかしガッツが空中でその大剣を振るうと、その身体は勢いと遠心力によって縦に回転し始める。
もはや、その勢いを止める術など、どこにもない。
しかしガッツが空中でその大剣を振るうと、その身体は勢いと遠心力によって縦に回転し始める。
「オオオオオオオオ!!!」
剣風一閃。
切り裂かれていく。
魔性の炎が、鉄の塊によって。
それはただの鉄が為せる業ではない。
魔を斬り続けてきたが故に、その大剣には魔を斬り伏せる業が備わっていたのだ。
切り裂かれていく。
魔性の炎が、鉄の塊によって。
それはただの鉄が為せる業ではない。
魔を斬り続けてきたが故に、その大剣には魔を斬り伏せる業が備わっていたのだ。
「コノ……ニンゲン、がァ!!」
「オオッ!!」
「オオッ!!」
だから字伏には、その旋風のキャノンボールと化したガッツをどうする事も出来なかった。
頭を逸らして、首輪を守る。
本能が命じた命令を実行するだけで、精一杯だった。
肩口から又下までを、綺麗に両断されて。
宙に浮いていた字伏の肉体は、まっぷたつに切り分けられた勢いで旋回しながら大地に墜ちる。
頭を逸らして、首輪を守る。
本能が命じた命令を実行するだけで、精一杯だった。
肩口から又下までを、綺麗に両断されて。
宙に浮いていた字伏の肉体は、まっぷたつに切り分けられた勢いで旋回しながら大地に墜ちる。
そして両断された化物の向こう側から飛び出してきたガッツが、剣を振り下ろした姿勢のまま大地に着陸した。
胸の傷から、霧のように血が噴き出す。
二の腕から先を失った左肩が、ぶらぶらと揺れていた。
三半規管が無茶苦茶に揺さぶられて前後が分からず、しばらくは動く事すら出来そうにない。
勝利者とも思えないほどの、ボロボロの姿であった。
胸の傷から、霧のように血が噴き出す。
二の腕から先を失った左肩が、ぶらぶらと揺れていた。
三半規管が無茶苦茶に揺さぶられて前後が分からず、しばらくは動く事すら出来そうにない。
勝利者とも思えないほどの、ボロボロの姿であった。
「が……ぁ……」
しかし、それでもこの場において最後まで立っていたのはガッツだった。
リッケルトに貰った義手は壊れた。
パックが最後に遺した秘薬も、恐らくこれで使いきってしまうだろう。
これからも、きっと失い続けて、なにもかもをも失って絶望の中でのたうちまわって。
手に入らなかった何かに、どうしようもなく焦がれ続けて。
それでも立ちあがってしまうのが、ガッツという男。
そして、人間という生き物なのだろう。
リッケルトに貰った義手は壊れた。
パックが最後に遺した秘薬も、恐らくこれで使いきってしまうだろう。
これからも、きっと失い続けて、なにもかもをも失って絶望の中でのたうちまわって。
手に入らなかった何かに、どうしようもなく焦がれ続けて。
それでも立ちあがってしまうのが、ガッツという男。
そして、人間という生き物なのだろう。
「グ、リフィ、ス……」
その胸に去来するのは、先程の輝かしい夢の欠片。
アイツと剣を合わせた手応えが、未だ手の中に残っていた。
アイツと剣を合わせた手応えが、未だ手の中に残っていた。
再び取った選択に、後悔がないと言えば嘘になる。
生きている限り、ガッツはその選択を悔やみ続けるだろう。しかし――。
生きている限り、ガッツはその選択を悔やみ続けるだろう。しかし――。
「グリフィスッ!」
夜天に吼える。
いなくなってしまった男に、自らの答えを伝えるように。
例え百万回、同じ選択肢を選ばされたとしても、ガッツが欲しかったものは変わりはしない。
いなくなってしまった男に、自らの答えを伝えるように。
例え百万回、同じ選択肢を選ばされたとしても、ガッツが欲しかったものは変わりはしない。
「グリフィス――オレは、テメェの――…………」
虚空に轟いた咆哮(こえ)は、雪の中にかき消える。
降り積もる雪の中、ガッツは一人、いつまでも立ちつくしていた。
【D-02/市街地/夜中】
【ガッツ@ベルセルク】
[状態]:疲労(極大)胸から腹にかけて四本爪の傷跡、脇腹に貫通射創、左肩脱臼、左腕の義手喪失
[服装]:上半身裸
[装備]:ドラゴンころし@ベルセルク
[道具]:支給品一式、炸裂弾×1@ベルセルク、折れたキリバチ@ONE PIECE、
妖精の燐粉(残り22%)@ベルセルク、蝉のナイフ@魔王 JUVENILE REMIX
[思考]
基本:グリフィスと、“神”に鉄塊をぶち込む。
1:運命に反逆する。
2:女を守る。
3:グリフィスの部下の使徒どもも殺す。
4:なぜヤツが関わっている?
5:工場に向かうのはひとまず保留。
6:競技場方面に向かう?
7:ナイブズとその同行者に微かな羨望。
8:落下中に聞こえた声は一体――?
[備考]
※原作32巻、ゾッドと共にガニシュカを撃退した後からの参戦です。
※左手の義手に仕込まれた火砲と矢、身に着けていた狂戦士の甲冑は没収されています。
※紅煉を使徒ではないかと思っています。
※妙と、簡単な情報交換をしました。
※鈴子からロベルト関係以外の様々な情報を得ました。
[状態]:疲労(極大)胸から腹にかけて四本爪の傷跡、脇腹に貫通射創、左肩脱臼、左腕の義手喪失
[服装]:上半身裸
[装備]:ドラゴンころし@ベルセルク
[道具]:支給品一式、炸裂弾×1@ベルセルク、折れたキリバチ@ONE PIECE、
妖精の燐粉(残り22%)@ベルセルク、蝉のナイフ@魔王 JUVENILE REMIX
[思考]
基本:グリフィスと、“神”に鉄塊をぶち込む。
1:運命に反逆する。
2:女を守る。
3:グリフィスの部下の使徒どもも殺す。
4:なぜヤツが関わっている?
5:工場に向かうのはひとまず保留。
6:競技場方面に向かう?
7:ナイブズとその同行者に微かな羨望。
8:落下中に聞こえた声は一体――?
[備考]
※原作32巻、ゾッドと共にガニシュカを撃退した後からの参戦です。
※左手の義手に仕込まれた火砲と矢、身に着けていた狂戦士の甲冑は没収されています。
※紅煉を使徒ではないかと思っています。
※妙と、簡単な情報交換をしました。
※鈴子からロベルト関係以外の様々な情報を得ました。
※バラバラになった義手の残骸と、衝撃貝@ONE PIECE、パニッシャー(機関銃 100% ロケットランチャー 0/1)(外装剥離) @トライガン・マキシマム、砕けた飛刀の欠片がD-02の路上に転がっています。
【ウィンリィ・ロックベル@鋼の錬金術師】
[状態]:放心中 記憶退行 腹部から乳房にかけて四本爪の傷跡(とりあえずの血止めはしてある)
[服装]:黒のジャンパーコート
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考]
0:???
[備考]
※参戦時期は傷の男と合流後(18巻終了後)以降です。
※記憶を幼児まで後退させられています。
[状態]:放心中 記憶退行 腹部から乳房にかけて四本爪の傷跡(とりあえずの血止めはしてある)
[服装]:黒のジャンパーコート
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考]
0:???
[備考]
※参戦時期は傷の男と合流後(18巻終了後)以降です。
※記憶を幼児まで後退させられています。
◇
ガッツの放った衝撃貝の力によって吹き飛ばされた由乃は、まるで水面を跳ねる小石のように何度も大地に叩きつけられて、
いくつもの建物に弾かれて、最後に一本の電柱に叩きつけられると、そこでようやく止まった。
いくつもの建物に弾かれて、最後に一本の電柱に叩きつけられると、そこでようやく止まった。
即死しなかったのが奇跡とも思えるほどの、圧倒的な衝撃だった。
飛刀を握っていた右手など、インパクトの瞬間に骨が微塵になっていた。
飛刀を握っていた右手など、インパクトの瞬間に骨が微塵になっていた。
喉から込み上げてきたものを吐き出す。
天地も分からぬほどに意識が朦朧として、由乃は少し休みたかったのだが、周囲の状況がそれを許さなかった。
天地も分からぬほどに意識が朦朧として、由乃は少し休みたかったのだが、周囲の状況がそれを許さなかった。
『貴方は進入禁止エリアに入り込んでいるわ。
この警告が終了してから一分以内に当地区から退避しないと、首輪が爆発してしまう。
至急、退避してちょうだい』
この警告が終了してから一分以内に当地区から退避しないと、首輪が爆発してしまう。
至急、退避してちょうだい』
既に死んだはずの死者の声が、賢しげに生者に忠告するという滑稽な構図。
しかし、それを笑いもせずに由乃は立ちあがって逃げようとする。
死にたくはなかったから。
まだ、死ぬわけにはいかなかったから。
しかし、それを笑いもせずに由乃は立ちあがって逃げようとする。
死にたくはなかったから。
まだ、死ぬわけにはいかなかったから。
しかし、立ちあがろうとした由乃の身体が、クラゲのように崩れ落ちる。
痛む全身を叱咤して、再び立ちあがろうとしてもやはり駄目。
痛む全身を叱咤して、再び立ちあがろうとしてもやはり駄目。
「たふけて……ユッヒー……」
思わず呟いた声は、上手く発音出来なかった。
口の周りが麻酔を打ったように痺れていた。
口の周りが麻酔を打ったように痺れていた。
「うう……」
なんとか動く左腕で、デイパックの中を探る。
棒状の何かを探り当てると、それを杖にして由乃は進み始める。
棒状の何かを探り当てると、それを杖にして由乃は進み始める。
あと40秒。
逃げるべき方向が判らない。
起き上がった時、正面だった方向に向けて、由乃は無心で這いずって進む。
逃げるべき方向が判らない。
起き上がった時、正面だった方向に向けて、由乃は無心で這いずって進む。
あと30秒。
逃げるべき範囲が分からない。
どこまで行けば脱出出来るのか。
それすらわからないまま、由乃は這いずる。
逃げるべき範囲が分からない。
どこまで行けば脱出出来るのか。
それすらわからないまま、由乃は這いずる。
あと20秒。
本当にこっちでいいのか、不安になる。
意外と横道に逸れれば、警告は止まるのではないか。
遅々として足が進まない事に苛立ちを覚えながら、由乃は這いずる。
本当にこっちでいいのか、不安になる。
意外と横道に逸れれば、警告は止まるのではないか。
遅々として足が進まない事に苛立ちを覚えながら、由乃は這いずる。
あと10秒。
これでは本当に死んでしまう。
自分が死んでしまっては、■周■の世界もなにもあったものではない。
由乃は、自ら封じていた■の力を解放しようとして――
これでは本当に死んでしまう。
自分が死んでしまっては、■周■の世界もなにもあったものではない。
由乃は、自ら封じていた■の力を解放しようとして――
そこで首輪からの警告が止まっている事に気が付いた。
「――しゅー……しゅー……」
息をつく。
今のは危なかった。
未来日記の予知に従っていたというのに、なぜこのような事になってしまったのか。
由乃は制服のポケットに入れておいた無差別日記を取り出すと、それを開いた。
今のは危なかった。
未来日記の予知に従っていたというのに、なぜこのような事になってしまったのか。
由乃は制服のポケットに入れておいた無差別日記を取り出すと、それを開いた。
画面は、まっくろのままだった。
ヒンジが壊れてしまったらしく、手の中から下のパーツが滑り落ちる。
由乃は手の中に残ったひび割れた液晶を見て、
ヒンジが壊れてしまったらしく、手の中から下のパーツが滑り落ちる。
由乃は手の中に残ったひび割れた液晶を見て、
――なんだ、これ、ユッキーの無差別日記じゃなかったんだ。
と、思った。
未来日記によく似せたレプリカだったから負けたのだと。
狂った思考は、どこまでも自分に都合のいい妄想を捏造しようとして――。
未来日記によく似せたレプリカだったから負けたのだと。
狂った思考は、どこまでも自分に都合のいい妄想を捏造しようとして――。
そこで変えようもない、おぞましい事実を突きつけられてしまう。
自ら光を発しない液晶画面は、まるで鏡のようにそれを覗きこんだ人間の顔を映し出す。
由乃が覗きこんだ、そのまっくろの液晶画面に映り込んだ人物の顔には――。
由乃が覗きこんだ、そのまっくろの液晶画面に映り込んだ人物の顔には――。
唇がなかった。
おろし金ですりおろしたかのように、何度も雪輝とのキスをかわした可憐な唇が、きれいさっぱりなくなっていた。
血の滴るピンクの粘膜と、剥き出しになった白い骨と、何本も欠けて血に染まった歯。
それだけが、今の由乃の顔にある全てだった。
顎を伝って零れ落ちた血塗れの体液が、手元の液晶にぼたぼたと落ちる。
血の滴るピンクの粘膜と、剥き出しになった白い骨と、何本も欠けて血に染まった歯。
それだけが、今の由乃の顔にある全てだった。
顎を伝って零れ落ちた血塗れの体液が、手元の液晶にぼたぼたと落ちる。
「ウア――アアア、ア――ウアアアアアアアーーーーー!!!!」
人の声とも思えない絶叫が、夜空に響く。
これが人を蹴落としてまで幸せを求めた罰なのだろうか。
全ての元凶である少女の運命は、既に――。
これが人を蹴落としてまで幸せを求めた罰なのだろうか。
全ての元凶である少女の運命は、既に――。
【E-02エリアを出たどこか/市街地/夜中】
【我妻由乃@未来日記】
[状態]:右腕粉砕骨折、左大腿骨開放骨折、右足首剥離骨折、左足伸筋腱断裂、肋骨骨折、全身(特に顔面下部)に擦過傷(中)etc.
[服装]:やまぶき高校女子制服@ひだまりスケッチ ところどころ破れている
[装備]:妖刀「紅桜」@銀魂
[道具]:支給品一式×8、、
機関銃弾倉×1、壊れた無差別日記@未来日記、ダブルファング(残弾100%・100%、100%・100%)@トライガン・マキシマム
首輪に関するレポート、違法改造エアガン(残弾0発)@スパイラル~推理の絆~、ハリセン、
研究所のカードキー(研究棟)×2、鳴海歩のピアノ曲の楽譜@スパイラル~推理の絆~、
閃光弾×2・発煙弾×3・手榴弾×2@鋼の錬金術師、不明支給品×2(一つはグリード=リンが確認済み、一つは武器ではない)
[思考]
基本:天野雪輝を生き残らせる。
0:顔……が。
1:天野雪輝を守る。
2:天野雪輝を守るため敵対する鳴海歩の関係者を殺す。
現在認識している鳴海歩の関係者は、安藤、グリフィス、ヴァッシュ、秋瀬或、ガッツ、ウィンリィ、妲己
3:鳴海歩が現れたら殺す。雪輝日記は出来れば取り戻したいが、最悪、破壊されてもよい。
4:ユッキーの生存を最優先に考える。役に立たない人間と馴れ合うつもりはない。
5:邪魔な人間は機会を見て排除。『ユッキーを守れるのは自分だけ』という意識が根底にある。
6:『まだ』積極的に他人と殺し合うつもりはないが、当然殺人に抵抗はない。
[備考]
※原作6巻26話「増殖倶楽部」終了後より参戦。
※安藤(兄)と潤也との血縁関係を兄弟だとほぼ断定しました。
※秋瀬或と鳴海歩の繋がりに気付いています。
※病院の天野雪輝の死体を雪輝ではないと判断しました。
本物の天野雪輝が『どこか』にいると考えています。
[状態]:右腕粉砕骨折、左大腿骨開放骨折、右足首剥離骨折、左足伸筋腱断裂、肋骨骨折、全身(特に顔面下部)に擦過傷(中)etc.
[服装]:やまぶき高校女子制服@ひだまりスケッチ ところどころ破れている
[装備]:妖刀「紅桜」@銀魂
[道具]:支給品一式×8、、
機関銃弾倉×1、壊れた無差別日記@未来日記、ダブルファング(残弾100%・100%、100%・100%)@トライガン・マキシマム
首輪に関するレポート、違法改造エアガン(残弾0発)@スパイラル~推理の絆~、ハリセン、
研究所のカードキー(研究棟)×2、鳴海歩のピアノ曲の楽譜@スパイラル~推理の絆~、
閃光弾×2・発煙弾×3・手榴弾×2@鋼の錬金術師、不明支給品×2(一つはグリード=リンが確認済み、一つは武器ではない)
[思考]
基本:天野雪輝を生き残らせる。
0:顔……が。
1:天野雪輝を守る。
2:天野雪輝を守るため敵対する鳴海歩の関係者を殺す。
現在認識している鳴海歩の関係者は、安藤、グリフィス、ヴァッシュ、秋瀬或、ガッツ、ウィンリィ、妲己
3:鳴海歩が現れたら殺す。雪輝日記は出来れば取り戻したいが、最悪、破壊されてもよい。
4:ユッキーの生存を最優先に考える。役に立たない人間と馴れ合うつもりはない。
5:邪魔な人間は機会を見て排除。『ユッキーを守れるのは自分だけ』という意識が根底にある。
6:『まだ』積極的に他人と殺し合うつもりはないが、当然殺人に抵抗はない。
[備考]
※原作6巻26話「増殖倶楽部」終了後より参戦。
※安藤(兄)と潤也との血縁関係を兄弟だとほぼ断定しました。
※秋瀬或と鳴海歩の繋がりに気付いています。
※病院の天野雪輝の死体を雪輝ではないと判断しました。
本物の天野雪輝が『どこか』にいると考えています。
【妖刀「紅桜」@銀魂】
鍛冶屋、村田鉄矢が鍛え上げた刀と機械兵器を融合させた刀。
人工知能を持ち、使用者に寄生して戦闘データを蓄積し進化する悪魔の兵器。
鍛冶屋、村田鉄矢が鍛え上げた刀と機械兵器を融合させた刀。
人工知能を持ち、使用者に寄生して戦闘データを蓄積し進化する悪魔の兵器。
◇
字伏は生きていた。
体をまっぷたつにされて、それでもなお。
体をまっぷたつにされて、それでもなお。
いたい にくい こわい
いたい にくい こわい
いたい にくい こわい
字伏の再生力を持ってしても二つに分けられた肉体はどうやっても繋がらず、字伏の意識は苦痛と絶望にのたうち回る。
あまりにも斬られた所が痛いので、字伏は切断面を隠してしまえるように、二つにちょん斬られた体をドロドロに溶かした。
あまりにも斬られた所が痛いので、字伏は切断面を隠してしまえるように、二つにちょん斬られた体をドロドロに溶かした。
そうして明るい市街地から、より暗い所へと逃れるために、地の脈動に乗って移動した。
今、字伏がいるのは、夜の暗い森の中だ。
月の光すら恐れるように、字伏は闇の中に隠れ潜んでいる。
今、字伏がいるのは、夜の暗い森の中だ。
月の光すら恐れるように、字伏は闇の中に隠れ潜んでいる。
にくしや烙印の男
おそろしや鉄の剣
世界の卵はいまだ孵らない。
■までは、まだ時を待たねばならない。
だがこの闇の中でじっとその時を待っているだけで、果たして全てを滅ぼせるだけの存在に生まれ変われるのだろうか。
■までは、まだ時を待たねばならない。
だがこの闇の中でじっとその時を待っているだけで、果たして全てを滅ぼせるだけの存在に生まれ変われるのだろうか。
――たりない
捧げるものが、まったく足りない。
主菜はともかくとして、前菜もスープもデザートも何もかもが足りない。
このまま待っているだけでは、再び一つに戻る事すら覚束ない!!
準備が必要だった。
あの烙印の男のように、あの金髪の少女のように、魔に好まれそうな食材に印を刻みつけなければならない。
そのためには――。
あの烙印の男のように、あの金髪の少女のように、魔に好まれそうな食材に印を刻みつけなければならない。
そのためには――。
どろどろの肉の塊が、動きやすい形になろうと蠢きはじめる。
もう一仕事が出来るだけの、エネルギッシュな肉体を字伏は欲する。
分断された肉体では、歩くことさえ出来はしない。
もう一仕事が出来るだけの、エネルギッシュな肉体を字伏は欲する。
分断された肉体では、歩くことさえ出来はしない。
そうして、闇の中から生み出されたものは、一対の男女の姿を持っていた。
妲己と呼ばれていた美しい女性の姿と、安藤潤也と呼ばれていた少年の姿。
より上手く事が運ぶように、記憶の欠片を再構成して疑似的な自我を付与し、自律的な行動が取れるようにする。
もっともその行動原理は以前のものではなく、字伏の本能に過ぎないのだが。
妲己と呼ばれていた美しい女性の姿と、安藤潤也と呼ばれていた少年の姿。
より上手く事が運ぶように、記憶の欠片を再構成して疑似的な自我を付与し、自律的な行動が取れるようにする。
もっともその行動原理は以前のものではなく、字伏の本能に過ぎないのだが。
かつての姿こそが、もっとも狩りには効率的であろうと字伏は考えたのだ。
さぁ。餌となるべきニンゲンどもを狩りだそう。
憎悪と恐怖とを糧として、『神』をも超える存在に生まれ変わろう。
「いくわよぉん、『右』の」
「あいよ、『左』の」
「あいよ、『左』の」
約束の刻限は近い。
世界の歯車は加速してゆく――。
世界の歯車は加速してゆく――。
【字伏@封神演義&うしおととら&魔王 JUVENILE REMIX 分裂】
【E-03/森/夜中】
【字伏左半身(妲己)@封神演義&うしおととら&魔王 JUVENILE REMIX】
[状態]:字伏の肉体(白面化70%)
[服装]:ゴージャスな服装
[装備]:エンフィールドNO.2(1/6)@現実
[道具]:支給品一式×3(メモを一部消費、名簿+1)、趙公明の映像宝貝、大量の酒、工具類、真紅のベヘリット
[思考]
0:……大切な者を……
1:贄を見つけて印を付ける
2:ドラゴンころし、獣の槍に恐怖感。
[備考]
※妲己・潤也の自我の疑似的な自我が付与されました。
それぞれの記憶の切れ端から再構成されているので、生前の目的や恐怖・怨恨を多少引きずっています。
※潤也の能力が使用できるかどうかは不明です。
[状態]:字伏の肉体(白面化70%)
[服装]:ゴージャスな服装
[装備]:エンフィールドNO.2(1/6)@現実
[道具]:支給品一式×3(メモを一部消費、名簿+1)、趙公明の映像宝貝、大量の酒、工具類、真紅のベヘリット
[思考]
0:……大切な者を……
1:贄を見つけて印を付ける
2:ドラゴンころし、獣の槍に恐怖感。
[備考]
※妲己・潤也の自我の疑似的な自我が付与されました。
それぞれの記憶の切れ端から再構成されているので、生前の目的や恐怖・怨恨を多少引きずっています。
※潤也の能力が使用できるかどうかは不明です。
【字伏右半身(安藤潤也)@封神演義&うしおととら&魔王 JUVENILE REMIX】
[状態]:字伏の肉体(白面化70%)
[服装]:ボロボロの英字プリントTシャツ
[装備]:首輪@銀魂(鎖は途中で切れている)
[状態]:字伏の肉体(白面化70%)
[服装]:ボロボロの英字プリントTシャツ
[装備]:首輪@銀魂(鎖は途中で切れている)
※字伏右半身(安藤潤也)は九尾の尻尾のような化身であり、本体は首輪の嵌まった左半身のほうです。
※一体ずつの力は弱まっています。
※一体ずつの力は弱まっています。
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| 167:喪失花《ワスレバナ》 (上) | ウィンリィ・ロックベル | :[[]] |
| 167:喪失花《ワスレバナ》 (上) | 我妻由乃 | 169:Small Two of Pieces~JUNO~ |
| 167:喪失花《ワスレバナ》 (上) | ガッツ | :[[]] |
| 167:喪失花《ワスレバナ》 (上) | 妲己 | 172:己が選択に悩んだ軌条の上 |