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うふふふふ

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うふふふふ ◆ZQLR7nMTKE



「ここは……どこ?」
 女――スズメバチが最初に発したのは至極当然の疑問だった。
 自分はついさっきまで優しい素敵なお兄様を甚振っていた筈。
 そして――そうだ。
 締め切った車内に追い詰めて、いよいよフィ二ッシュと言う所で急に意識が暗転した。
 そして気が付いたらわけのわからない少女に殺しあえと言われ、反論する間もなく今に至る。
 全く馬鹿げている。
 そんな事を考えながらもスズメバチは側に落ちていたデイバッグを確認し始める。
 全てを信じたわけではない。
 だが、首に巻かれた冷たいリングの感触がスズメバチに警戒を促していた。
 そうしてゴソゴソと漁る内にスズメバチの手に何か果実のようなものが触れる。
 迷う事無くそれを取り出してみると一枚の説明書と共に奇妙な形をした実が姿を現した。
「スベスベの実?」
 説明書に書いてあるのはとても信じがたいようなものだった。
 その説明書には三行。

 曰く、その名称はスベスベの実

 曰く、その実を食べた者は体とあらゆる物との間の摩擦抵抗が0になる。

 曰く、絶大な美容効果アリ。

「……馬鹿馬鹿しい」
 彼女がそう断言してしまうのも無理はないだろう。
 あまりにも荒唐無稽すぎる。
 現実にそんな実があるのなら今頃大パニックになっている筈だ。
 しかし、無視できないこともまた事実だった。
 現に今自分はわけのわからない力でここに連れてこられている。
 もしかしたら、自分の知らない何か……超能力や魔法などが存在するのかもしれない。
 そう考えればこの実を食べてみて損は無いだろう。
「どうしよう……」
 迷う。
 果たして、スズメバチの決断は如何に――

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

 五分後。

「うふふふふふふ。待っててね、お兄様」

 彼女の目の覚ました舞台――旅館内に何かが滑る音が聞こえる。
 音の正体はスズメバチ。
 結局スベスベの実を食べた彼女は、迷っている最中に聞こえた声を確認するために旅館内二階から一階へを滑り降りていた。
 目的は、殺し。
 彼女が選んだのは、このゲームから早く脱出し優しくて素敵なお兄様を殺し飛蝗どもを殺すことだった。
 その為にもっとも早い手段は皆殺し。
 故に彼女は滑る。
 短いスカートをギリギリのラインではためかせながら。
 探し人が、この場にいる事も知らずに。

【G-8/旅館/1日目 深夜】
【スズメバチ@】
[状態]:健康、実の力で美しくなっている。
[装備]:なし
[道具]:支給品一式
[思考・備考]
1:皆殺し。
2:声の主を殺害する。
※スカートはギリギリで見えません、履いてるか履いてないかは次の人にお任せします。

【スベスベの実@ONE PIECE】
体とあらゆる物との間の摩擦抵抗が0になる。
それにより物理攻撃が無効。
また、絶大な美容効果もある。


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