二人の声重な…てるよな? ◆Nfn0xgOvQ2
月に照らされる草原を、闇に溶ける様に黒い衣装を着た男が、ブツブツと独り言を言いながら歩いている。
いや、それは本当に独り言だろうか?
独り言の内容を聞いていれば、その人物は明らかに誰かと会話している様子だ。
だがその男の周りには誰も居ない、もちろん携帯できる通信機の類を使用している訳でもない。
ならば一体どういう事か?
いや、それは本当に独り言だろうか?
独り言の内容を聞いていれば、その人物は明らかに誰かと会話している様子だ。
だがその男の周りには誰も居ない、もちろん携帯できる通信機の類を使用している訳でもない。
ならば一体どういう事か?
「ちっ、やっぱり首輪の周辺は炭素硬化できねぇか。それに硬化する速度が微妙に遅ぇ」
男の名はグリード。
『強欲』という意味を名に持ち、それを体現した性格の持ち主だ。
その彼の首輪の近くの皮膚が、何やら黒い膜の様な物で覆われている。
それは人造人間たる彼の異能。
人体の三分の一を占める構成物質である炭素。
その炭素の結合度を変化させ、表皮をダイヤモンド並に硬化させる「最強の盾」と呼ばれる能力である。
この能力で全身を覆えば、首輪の爆発にも耐える自信はあるが、ムルムルとて馬鹿では無い。
いかような仕掛けか、きっちりと首輪の周辺だけ炭素硬化出来ない様にされている。
『強欲』という意味を名に持ち、それを体現した性格の持ち主だ。
その彼の首輪の近くの皮膚が、何やら黒い膜の様な物で覆われている。
それは人造人間たる彼の異能。
人体の三分の一を占める構成物質である炭素。
その炭素の結合度を変化させ、表皮をダイヤモンド並に硬化させる「最強の盾」と呼ばれる能力である。
この能力で全身を覆えば、首輪の爆発にも耐える自信はあるが、ムルムルとて馬鹿では無い。
いかような仕掛けか、きっちりと首輪の周辺だけ炭素硬化出来ない様にされている。
『流石に連中もそこまで甘くないヨ。それで、まずはどこに向かウ?』
グリードに語りかける声。
その声はグリードの声と全く同じ、その上グリードにしか聞こえない。
だが、この声は幻聴の類では無い。
声の主はリン・ヤオ、グリードの体の『本来』の持ち主だ。
その声はグリードの声と全く同じ、その上グリードにしか聞こえない。
だが、この声は幻聴の類では無い。
声の主はリン・ヤオ、グリードの体の『本来』の持ち主だ。
人造人間は『父』と呼ばれる、人の形をした巨大な賢者の石により、体内で生成される方法と生身の人間に直接注入する方法がある。
グリードは後者である。
数多の人間の魂を原料とする賢者の石は、それ自体が高いエネルギーを有している。
そんな物を体内に注入されれば、大抵の者は賢者の石の力に耐えきれず、肉体が崩壊してしまうだろう。
稀に石の力に耐える事が出来たとしても、石に宿る魂達との肉体の争奪戦により、それが元の人物の人格だったのか、それとも石に宿る誰かの人格だったのかわからなくなってしまう。
その証拠に同じ様に造られた『憤怒・ラース』であるキング・ブラッドレイがそうだ。
グリードは後者である。
数多の人間の魂を原料とする賢者の石は、それ自体が高いエネルギーを有している。
そんな物を体内に注入されれば、大抵の者は賢者の石の力に耐えきれず、肉体が崩壊してしまうだろう。
稀に石の力に耐える事が出来たとしても、石に宿る魂達との肉体の争奪戦により、それが元の人物の人格だったのか、それとも石に宿る誰かの人格だったのかわからなくなってしまう。
その証拠に同じ様に造られた『憤怒・ラース』であるキング・ブラッドレイがそうだ。
だが、リンは石の力に耐えた、そして人格も残った。
それはリンが強靭な肉体と精神力を持っていたからか、それとも『強欲』と波長があったからかは分からない。
もっとも、『グリード』の人格に体の主導権を奪われてしまったが、リン自身は隙あらば主導権を奪い返す気満々である。
それはリンが強靭な肉体と精神力を持っていたからか、それとも『強欲』と波長があったからかは分からない。
もっとも、『グリード』の人格に体の主導権を奪われてしまったが、リン自身は隙あらば主導権を奪い返す気満々である。
結論から言えば、一つの肉体に二つの人格が宿っている。
そして二重人格と違い、互いに意識疎通ができると言う事だ。
そして二重人格と違い、互いに意識疎通ができると言う事だ。
▽
『二人』はこの殺し合い潰すべく、部下/仲間をさがすため市街地に向け北西にむかって歩みを進めていた。
『二人』はこの殺し合いに乗る事を良しとしなかった、何故か?
『二人』はこの殺し合いに乗る事を良しとしなかった、何故か?
リンは清の皇帝になる為に、現皇帝の求める不老不死の法・賢者の石、それを求め二人の臣下と共にアメストリアにやってきた。
そこで出会ったエドとアルフォンスに、賢者の石の手掛かりを感じ行動を共にする様になる。
その結果ある巨大な陰謀に巻き込まれる事になるのだが、その話は置いておこう。
その最中、リンと対峙したその国の指導者は言った、弱き者や傷ついた仲間等簡単に切って捨てる事が出来ると。
その言葉に対してリンは吼えた
「王は民の為に在る者 民無くして王は在りえなイ キング・ブラッドレイ! 貴方は真の王にはなれなイ!!」と。
仲間を魂の家族と称するリンが、今もどこかで危険さらされているかも仲間を見捨て、自分一人が生き残る道を選ぶだろうか。
この殺し合いに巻き込まれているかもしれない仲間を、その内の一人は片腕ぶった斬ってまで尽くしてくれた忠臣見捨てる事等あり得る筈がないのだ。
そこで出会ったエドとアルフォンスに、賢者の石の手掛かりを感じ行動を共にする様になる。
その結果ある巨大な陰謀に巻き込まれる事になるのだが、その話は置いておこう。
その最中、リンと対峙したその国の指導者は言った、弱き者や傷ついた仲間等簡単に切って捨てる事が出来ると。
その言葉に対してリンは吼えた
「王は民の為に在る者 民無くして王は在りえなイ キング・ブラッドレイ! 貴方は真の王にはなれなイ!!」と。
仲間を魂の家族と称するリンが、今もどこかで危険さらされているかも仲間を見捨て、自分一人が生き残る道を選ぶだろうか。
この殺し合いに巻き込まれているかもしれない仲間を、その内の一人は片腕ぶった斬ってまで尽くしてくれた忠臣見捨てる事等あり得る筈がないのだ。
一方グリードが殺し合いに乗らなかった理由は、リンと比べたら対象的だ。
『強欲』その名の示す通り、彼の欲は底が知れない。
金も欲しい
女も欲しい
地位も、名誉も、この世のすべてが欲しい!!
それがこの俺、強欲のグリード様だ。
金も女も部下もなにもかも俺の所有物、みんな俺の物!!
だから俺は俺の所有物を見捨てねぇ!!
なんせ欲が深いからなぁ!!
女も欲しい
地位も、名誉も、この世のすべてが欲しい!!
それがこの俺、強欲のグリード様だ。
金も女も部下もなにもかも俺の所有物、みんな俺の物!!
だから俺は俺の所有物を見捨てねぇ!!
なんせ欲が深いからなぁ!!
とまあ、彼に理由を聞けばこんな返事が返ってくるだろう。
彼はこの殺し合いに巻き込まれているかもしれない部下、否、所有物を守る為にこの殺し合いに反抗する。
彼はこの殺し合いに巻き込まれているかもしれない部下、否、所有物を守る為にこの殺し合いに反抗する。
そのグリードの部下になっているのは三人。
エド、ハインケル、ダリウス。
リンの家臣や仲間はランファン、フー、エド、アル、ロイ、ウィンリィ。
その中でこの殺し合いに巻き込まれたのは、エド、アル、ロイ、ウィンリィの四名。
彼らが『二人』が殺し合いに乗っていない理由。
エド、ハインケル、ダリウス。
リンの家臣や仲間はランファン、フー、エド、アル、ロイ、ウィンリィ。
その中でこの殺し合いに巻き込まれたのは、エド、アル、ロイ、ウィンリィの四名。
彼らが『二人』が殺し合いに乗っていない理由。
だが彼ら四人が皆死んでしまったら?
その時『二人』はどうするのか、それはわからない。
その時『二人』はどうするのか、それはわからない。
だが今は少なくとも殺し合いには乗ってはいない。
それだけは確かだ。
それだけは確かだ。
▽
グリードは辺りを見回す。
現在の位置はE-3の草原。
地図を見る限り、幾つか用途の分からない建物があるが、それを除外して人の集まりそうな場所を考えると……
現在の位置はE-3の草原。
地図を見る限り、幾つか用途の分からない建物があるが、それを除外して人の集まりそうな場所を考えると……
病院
この先全く戦闘に会わずに済むとは思えない。
人造人間の自分はまだ魂のストックがあるから、多少の怪我など直に治るが部下/仲間はそうもいかないだろう。
どの道薬や包帯は必要になるし、同じくそれらを求めて来た他の参加者と接触できる可能性もある。
もし誰も居なかったら、近くの施設を虱潰しに探そうか。
人造人間の自分はまだ魂のストックがあるから、多少の怪我など直に治るが部下/仲間はそうもいかないだろう。
どの道薬や包帯は必要になるし、同じくそれらを求めて来た他の参加者と接触できる可能性もある。
もし誰も居なかったら、近くの施設を虱潰しに探そうか。
「まずは人の集まりそうな病院に向かう」
『そうだナ……ここから近いしそれがいいカ』
「決まりだ……っつても、例え反対され様が俺が勝手に行くんだがな」
『おいおい俺の意見は無視カ?』
「言う事行かせたきゃ、体の主導権をとり返してみな」
『そうだナ……ここから近いしそれがいいカ』
「決まりだ……っつても、例え反対され様が俺が勝手に行くんだがな」
『おいおい俺の意見は無視カ?』
「言う事行かせたきゃ、体の主導権をとり返してみな」
そして『二人』は歩を進める。
▽
今は同じ目的に向かってともに歩を進める『二人』
だが違う信念のもとに生きる『二人』、されどその体は一つ。
そして共通の部下/仲間はエド一人。
さてこのまま新たな部下/仲間が増える事無くエドが死んだとしたなら、
だが違う信念のもとに生きる『二人』、されどその体は一つ。
そして共通の部下/仲間はエド一人。
さてこのまま新たな部下/仲間が増える事無くエドが死んだとしたなら、
二人は同じ道を歩くのだろうか。
行先は神のみぞ知る、別離の時はすぐに訪れるのか、それとも訪れないのか……
【E-4/森/一日目・深夜】
【グリード(リン・ヤオ)@鋼の錬金術師】
[状態]:健康 グリードの意識
[服装]:
[装備]:
[道具]:支給品一式 不明支給品2(確認済み)
[思考]
基本:自分の所有物を守る為、この殺し合いを潰す
1:病院に向かう
[備考]
※原作22巻以降からの参戦です
【グリード(リン・ヤオ)@鋼の錬金術師】
[状態]:健康 グリードの意識
[服装]:
[装備]:
[道具]:支給品一式 不明支給品2(確認済み)
[思考]
基本:自分の所有物を守る為、この殺し合いを潰す
1:病院に向かう
[備考]
※原作22巻以降からの参戦です
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