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ぼっこぼこにしてやろう だからちょっと覚悟しやがれ

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ぼっこぼこにしてやろう だからちょっと覚悟しやがれ ◆zTb8tEnpHg


まだ夜も明けぬ空。
静かに揺れる海岸の前に一人の男が佇んでいた。

彼の名は金剛晄。彼はずっと海の向こうを見つめていた。
平然としているようにも見えたが、彼の心の中はあの薄暗い中で起きた陰惨な光景に対し、
怒りの炎をふつふつと燃え上がらせていた。

「これも親父と兄貴の計画の一つなのか……?いや、それは考えにくい」

晄は多くの番長たちが東京都23区を統一するまで戦いあう、バトルロワイアル
『23区計画』にこのゲームを重ねようとしたが、すぐに否定する。

周りには23区計画に参加していそうな屈強な人影を幾人か見かけたものの、
明らかに戦いには向いていないかよわい女性や子供までもがあそこに連れてこられていたからだ。

「だが、これだけは分かる。このゲーム……スジが通ってねぇのは明らかだ」

晄はあの部屋の中で犠牲になった少女と少年を思い出す。
彼らは何の罪があって殺されたというのだろうか。ただ、彼らは殺し合いに反対しただけだ。
それに、彼らは戦う術を持たないただの一般人だ。彼らとは違う力を持つ自分たちはまだしも
彼らを巻き込み、あまつさえ知り合いの目の前で虫けらのように殺してしまうような行為を目の当たりにして
怒りを抑えることは晄には到底不可能なことだった。

晄は砂浜からむき出している大きな岩を見る。
彼はそれに近づくと大玉サイズくらいの岩を両手でつかみ、ゆっくりと持ち上げる。

「ムルムル、申公豹……貴様らの殺し合いなぞ……」



     「 知 っ た こ と か  ―――――――――――――  !  !  ! 」




晄は持ち上げた岩をそのまま海の方へ放り投げるかのように勢いよく投げる。
岩はまるで砲丸投げの鉄球のようにきれいな放物線を描き、飛んでいく。
そして、はるか向こうに着水し、大きな水柱が上がる。
それは彼なりの主催者達への宣戦布告だった。

だが、何故か晄の顔は釈然としなかった。
岩を投げたようと試みた時、自分の体に違和感を覚えたのだ。

「……いつもより力が入りにくくなっている。いつもならもっと遠くに飛んだはずだ」

晄は自分の首筋に巻かれている銀色に光る首輪をそっと触る。
あの少女の話によると、首輪に細工がしてあるらしい。

「全力が出せないのもこれが原因か……こいつもどこかではずす必要があるな」

晄が次に気にかけたのは仲間のことだった。
念仏番長や剛力番長のような仲間たちや、陽菜子や月美たちもここに巻き込まれているかもしれない。
もしも、彼らがこのゲームに巻き込まれているとしたら真っ先に合流する必要がある。と晄は考え、
彼はデイバッグから地図を取り出した。
今、自分がいる地点はH-2。海岸の砂浜のようだ。

「近くに学校があるな。誰かがあそこにいるのかもな……」

小学校と中・高等学校のどちらかに行くか。
ひとまず、晄は北の学校の方に向かうことに決めた。
陽菜子や他の番長がここにいるのなら、ここを目指すだろうと推測したのだ。

「待ってろ、ムルムル、申公豹。このスジの通らねぇゲームは俺がブッ潰す。」

静かな怒りの炎を灯しながら金剛番長、金剛晄は
新たな戦いへと挑む決意を固めた。

【H-2/海岸/深夜】
金剛晄(金剛番長)@金剛番長】
[状態]:健康
[服装]:学ラン
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、不明支給品1~2
[思考]
基本:殺し合い?知ったことか!!
 1:ゲームを潰す
 2:施設をまわり、情報を集める。
 3:このゲームの主催者たちにスジを通させる
 4:陽菜子や他の番長たちはいるのか……?
[備考]
※自分の力が制限されていることを知りました。


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GAME START 金剛晄(金剛番長) 062:腹黒い奴程 笑顔がキレイ

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