学校へ行こう ◆8dU0BT3JbM
生い茂った暗い夜の森の中を一組の男女が歩く。
枯れ葉や枯れ枝を踏みしめる音が暗闇の中で意外なほど響いた。
しかし二人ともそれには気に掛けずに先に進む。
そして森の中で、男女の二人組が会話しながら歩いていた。
枯れ葉や枯れ枝を踏みしめる音が暗闇の中で意外なほど響いた。
しかし二人ともそれには気に掛けずに先に進む。
そして森の中で、男女の二人組が会話しながら歩いていた。
「そしたらヒロさんったら凄い剣幕で怒るんだよ。こっちから見たらちょっと大人げないと思うのよ」
「おい、さすがの俺もひとんちの体重計に細工とかどうかと思うぞ」
「でもヒロさんは気にしすぎなんだよ。ほら、女は少し太ってた方が抱き心地がいいって言うし」
「いや、そんなこと男の俺に言ってどうするんだよ……」
「おい、さすがの俺もひとんちの体重計に細工とかどうかと思うぞ」
「でもヒロさんは気にしすぎなんだよ。ほら、女は少し太ってた方が抱き心地がいいって言うし」
「いや、そんなこと男の俺に言ってどうするんだよ……」
適当に相槌を打ちつつ、浅月は内心、嘆いていた。
宮子を担ぎながら起こさないように歩く手間が省けたまではよかったがここまでお喋りだとは思わなかった。
念の為に彼女の知り合いが参加してる可能性もあったのでそれを聞こうと水を向けたまではよかったが
そこからマシンガンのように喋る喋る。
やまぶき高校の美術科に所属してること、ゆのっちと言う渾名のゆのという少女のこと、沙英やヒロという先輩のこと。
高校の担任の先生のこと、彼女らが住んでるアパートの大家さんのこと。
ただ容姿や性格など重要な点だけを言ってくれるならともかく普段の付き合いから些細なことまで延々と喋る喋る。
宮子を担ぎながら起こさないように歩く手間が省けたまではよかったがここまでお喋りだとは思わなかった。
念の為に彼女の知り合いが参加してる可能性もあったのでそれを聞こうと水を向けたまではよかったが
そこからマシンガンのように喋る喋る。
やまぶき高校の美術科に所属してること、ゆのっちと言う渾名のゆのという少女のこと、沙英やヒロという先輩のこと。
高校の担任の先生のこと、彼女らが住んでるアパートの大家さんのこと。
ただ容姿や性格など重要な点だけを言ってくれるならともかく普段の付き合いから些細なことまで延々と喋る喋る。
(あー何で俺、こんな時にここまで女のお喋りに付き合ってるんだ?)
さすがにこの広い森で他の参加者に、ばったり出会う可能性は低いだろうが0という訳ではない。
正直、怒鳴りつけてでも止めさそうかと何度も思わなくもなかった。
だが下手に刺激して怯えさせたり落ち込ませるのも得策ではない。
それに、何時また何かのはずみで恐怖で錯乱するかわからない。
この状況で一般人でしかない彼女がまたパニックになって暴れられたら厄介なことこの上ない。
それなら大声でなければ好きに喋らせてそちらに気を反らせてた方がまだマシだ。
正直、怒鳴りつけてでも止めさそうかと何度も思わなくもなかった。
だが下手に刺激して怯えさせたり落ち込ませるのも得策ではない。
それに、何時また何かのはずみで恐怖で錯乱するかわからない。
この状況で一般人でしかない彼女がまたパニックになって暴れられたら厄介なことこの上ない。
それなら大声でなければ好きに喋らせてそちらに気を反らせてた方がまだマシだ。
そう割り切ってはいた。いたのだが……。
ハタから見れば女の子と二人切りなこの環境も、宮子のマシンガントークに付き合わされる浅月とってはこの上なくキツイ。
(そりゃあ、亮子や理緒に何度も振り回されたけどよ、あいつらもここまで姦しくはなかったはずだ……多分)
――まったく、鳴海さんといいあなたといい、本当に女性の扱いが不慣れなんですねぇ。
(だからなんでお前が出てくるんだチクショウッ!)
脳内で思い浮かぶおさげの少女の茶化しに律儀に脳内で叫び返す。
どうして俺の周りには癖のある女ばっかり集まるんだ?
まあ、担いで歩くよりはだいぶマシだけどよ。
脳内で思い浮かぶおさげの少女の茶化しに律儀に脳内で叫び返す。
どうして俺の周りには癖のある女ばっかり集まるんだ?
まあ、担いで歩くよりはだいぶマシだけどよ。
「しかしお前、意外と体力あるな。こんな森の中じゃ男だって歩くのに一苦労するだろうによ」
「へへん、こんな風に夜の森の中を歩くのひっさびさ♪」
「久々?」
「ちっさい頃に夜の山で山菜取りとかよくしたからね♪」
「……なあ、それって泥棒って言わねえか?」
「へへん、こんな風に夜の森の中を歩くのひっさびさ♪」
「久々?」
「ちっさい頃に夜の山で山菜取りとかよくしたからね♪」
「……なあ、それって泥棒って言わねえか?」
こいつ、どんだけ野生児なんだよ?
それともこいつの田舎じゃ当たり前なのか?
まあ、おかげで遅れずに済みそうで助かるけどな。
この分なら、夜明け前には高校にたどり着けそうだ。
それともこいつの田舎じゃ当たり前なのか?
まあ、おかげで遅れずに済みそうで助かるけどな。
この分なら、夜明け前には高校にたどり着けそうだ。
だが高校にたどり着いたと言ってそこで亮子に会えるとは限らない。
あくまでもそこなら会える可能性が高いというだけ。
或いは他の参加者に出会うかもしれない。それが殺し合いを否定してるのか殺し合いに乗ってるのかはともかくとして。
自分一人なら素手でも戦える自信があるし銃器も手に入れた。これなら大抵の相手なら身を守る自信がある。
だが今は宮子という一般人を抱えてる。本来なら人が一人や二人死のうが何とも思わないが守ると約束した手前もある。
浅月にはそれを反故にして彼女を見捨てる選択肢もあるがそれをしたいとは思わなかった。
人を殺すのには躊躇は無かったが彼女を見捨てるのは彼の僅かばかりのプライドが許さなかった
あくまでもそこなら会える可能性が高いというだけ。
或いは他の参加者に出会うかもしれない。それが殺し合いを否定してるのか殺し合いに乗ってるのかはともかくとして。
自分一人なら素手でも戦える自信があるし銃器も手に入れた。これなら大抵の相手なら身を守る自信がある。
だが今は宮子という一般人を抱えてる。本来なら人が一人や二人死のうが何とも思わないが守ると約束した手前もある。
浅月にはそれを反故にして彼女を見捨てる選択肢もあるがそれをしたいとは思わなかった。
人を殺すのには躊躇は無かったが彼女を見捨てるのは彼の僅かばかりのプライドが許さなかった
(それに万が一、後で亮子や九兵衛にばれたら最悪だからな)
◆ ◆ ◆
「ところでさ、あさっちの言う知り合いって友達のこと?」
「はあ?あさっちって誰のことだよ?まさか俺のことじゃないだろうな?」
「あさっちはあさっちだよ。はい、今日から浅月くんはあさっちに決定!」
「……はぁ」
「はあ?あさっちって誰のことだよ?まさか俺のことじゃないだろうな?」
「あさっちはあさっちだよ。はい、今日から浅月くんはあさっちに決定!」
「……はぁ」
……マジで疲れる。
ぶっちゃけこんな風に女と喋るなんて俺のキャラじゃねえぞ。
それに人殺しの俺が一般人とお喋りなんてよ。
ぶっちゃけこんな風に女と喋るなんて俺のキャラじゃねえぞ。
それに人殺しの俺が一般人とお喋りなんてよ。
だけど。
いつの間にか浅月は胸の内が暖かくなっていたことに気づいた。
変なテンションでも、ぶっちゃけうざくても、相手がただの一般人でも何故か安心出来た。
いや、ただの一般人だからこそ安心出来たのかもしれない。足手まといになる可能性は今のところあるが
裏切られる可能性は低い。
いつの間にか浅月は胸の内が暖かくなっていたことに気づいた。
変なテンションでも、ぶっちゃけうざくても、相手がただの一般人でも何故か安心出来た。
いや、ただの一般人だからこそ安心出来たのかもしれない。足手まといになる可能性は今のところあるが
裏切られる可能性は低い。
(しかし普通、この状況で初対面の相手にここまで打ち解けられるか?まあ変に警戒されるよりマシだけどよ)
出会いは最悪でその後もごたごたしたが最初に出会ったのが宮子だったのは悪くなかったかもしれない。
これで亮子と鳴海歩、更に上手く物事が進んで理緒と合流して首輪を外す手掛かりが手に入ることが出来たのなら……
これで亮子と鳴海歩、更に上手く物事が進んで理緒と合流して首輪を外す手掛かりが手に入ることが出来たのなら……
「あさっち〜 お〜い 聞いてるのか〜?」
「あ? ああ、俺の知り合いか」
「あさっちの知り合いもここにいると思ってるの?」
「ああ、声しか確認出来なかったがよ、確かにあれは亮子だった。間違いねえ」
「ふうん、亮子さんって言うんだ。ねえ、あさっち……やっぱり心配だよね?」
「あ? ああ、俺の知り合いか」
「あさっちの知り合いもここにいると思ってるの?」
「ああ、声しか確認出来なかったがよ、確かにあれは亮子だった。間違いねえ」
「ふうん、亮子さんって言うんだ。ねえ、あさっち……やっぱり心配だよね?」
さっきのテンションと違って恐る恐ると尋ねてくる。
「大丈夫だって、あいつは殺したって死なねえよ。女のくせに気が強くてよ。学校じゃ熊殺しだのなんだの言われてるし」
「へえ、すごいんだね。ところで名前からして女性なんだけど恋人?」
「ぶっ! おま、何言いやがるんだよ! あんな凶暴な女、恋人の訳ない!」
「あは、あさっちって女の子より弱いんだ」
「な、俺だってオオアリクイと戦って倒したことがあるんだぞ!」
「え、オオアリクイと? すごいすごい! その話、詳しく聴かせて〜」
「へ? あ、ああ、別にかまわないけどな……」
(それにしても、この話に喰い付いてきたのはこいつが初めてじゃないのか?)
「へえ、すごいんだね。ところで名前からして女性なんだけど恋人?」
「ぶっ! おま、何言いやがるんだよ! あんな凶暴な女、恋人の訳ない!」
「あは、あさっちって女の子より弱いんだ」
「な、俺だってオオアリクイと戦って倒したことがあるんだぞ!」
「え、オオアリクイと? すごいすごい! その話、詳しく聴かせて〜」
「へ? あ、ああ、別にかまわないけどな……」
(それにしても、この話に喰い付いてきたのはこいつが初めてじゃないのか?)
口では心配してない風だが本当は亮子のことが心配で不安だった。
だがここで同行者へいたずらに不安を煽るようなことを言っても何の得もない。
今は早い段階で合流できると信じて足を速めるしかない。そう割り切るしかなかった。
だがここで同行者へいたずらに不安を煽るようなことを言っても何の得もない。
今は早い段階で合流できると信じて足を速めるしかない。そう割り切るしかなかった。
だから、とりあえず西を目指すことにした。
大きな道や海岸線などに突き当たりさえすれば、大体の場所は分かるだろう。
大きな道や海岸線などに突き当たりさえすれば、大体の場所は分かるだろう。
木立ちの合間を縫うように二人は歩いた。
未だ太陽の光射さぬ森の中、漫才のような会話をしつつも確実に西に向かっていた。
浅月は内心では殺戮者の襲撃を気にしていたが幸いなことにそれらと出会うことはなかった。
時々、短い休憩を挟みながら歩くこと数時間、ようやく二人は深い暗闇の森を抜けた。
やっと森を抜けることが出来たので二人ともほっと一息つくことが出来た。
さすがの浅月も長時間の歩きにうんざりしてたので顔を緩ませた。
だが宮子に油断するなと釘を刺すまでは忘れなかった。
見晴らしが良くなった分、危険人物に見つかる可能性が高くなるからだ。
宮子もそれが理解出来たのか口数を減らし周りに注意を向けつつ学校を目指す。
もっともそれでもライフルのようなもので狙撃されたらひとたまりも無いがそこまで気にしていたら何もできない。
だから浅月はその時はその時と割り切って危険を承知しつつも先を急いだ。
未だ太陽の光射さぬ森の中、漫才のような会話をしつつも確実に西に向かっていた。
浅月は内心では殺戮者の襲撃を気にしていたが幸いなことにそれらと出会うことはなかった。
時々、短い休憩を挟みながら歩くこと数時間、ようやく二人は深い暗闇の森を抜けた。
やっと森を抜けることが出来たので二人ともほっと一息つくことが出来た。
さすがの浅月も長時間の歩きにうんざりしてたので顔を緩ませた。
だが宮子に油断するなと釘を刺すまでは忘れなかった。
見晴らしが良くなった分、危険人物に見つかる可能性が高くなるからだ。
宮子もそれが理解出来たのか口数を減らし周りに注意を向けつつ学校を目指す。
もっともそれでもライフルのようなもので狙撃されたらひとたまりも無いがそこまで気にしていたら何もできない。
だから浅月はその時はその時と割り切って危険を承知しつつも先を急いだ。
やがて大きな道にぶつかった。
地図や遠くに映る市街地から照らし合わせて学校の北に出たのだと把握する。
そこから道にそって学校へと向かう。
そしてとうとう目標だった高校が見えてきた。
地図や遠くに映る市街地から照らし合わせて学校の北に出たのだと把握する。
そこから道にそって学校へと向かう。
そしてとうとう目標だった高校が見えてきた。
「やっとたどり着いたね。でも夜の学校って怖くない?幽霊とか出そうだし……」
「幽霊ねえ……」
「幽霊ねえ……」
(おいおい、この状況で幽霊とかなに呑気なこと言ってるんだよ?まあ、確かに不気味だけどな)
問題は幽霊よりもここにいるかもしれない参加者と遭遇すること。この殺し合いに否定的な人間ならそれでいいがもし
ゲームに乗ってたらやっかいなことこの上ない。こっちはただの女の子を抱えてる。この状況で戦闘に
雪崩れ込むのは避けたい。
ゲームに乗ってたらやっかいなことこの上ない。こっちはただの女の子を抱えてる。この状況で戦闘に
雪崩れ込むのは避けたい。
(こいつと一緒の方が信頼されやすいかもしれないが、ひとまずこいつをどこかに隠してから俺一人で
探索した方がいいかもな。さて、何処がいいか……)
(ここでぼおっと立ってるのも危険だよな。一度、校内に入ってから何処か隠れる場所を見つけるか)
探索した方がいいかもな。さて、何処がいいか……)
(ここでぼおっと立ってるのも危険だよな。一度、校内に入ってから何処か隠れる場所を見つけるか)
校内に入ってすぐの廊下の壁に学校の案内板があった。
各教室、職員室、校長室、音楽室、美術室、保管室、宿直室、体育館、工具室、プール、etc…
これで大体の場所はわかった。浅月はそれを頭に入れると……
各教室、職員室、校長室、音楽室、美術室、保管室、宿直室、体育館、工具室、プール、etc…
これで大体の場所はわかった。浅月はそれを頭に入れると……
「おお、美術室がある♪」
「お前なぁ、こんな時に何を、こら、一人で行くな」
「いやあ、つい体が勝手に動いちゃって」
「たく、勝手に……そうだな、美術室でもいいか。行くぞ」
「え、いいの?」
「ああ、俺はこれから一人で探索してくる。お前はそこで隠れてろ」
「え、でもあさっち一人だと危ないよ。もし殺し合いに乗った人に会ったらどうするの?」
「だから俺一人で行くのさ。こういうのは戦うにしても逃げるにしても俺一人の方が動きやすいし、
それに探し物があるからな」
「探し物って何なの?」
「まあ、ちょっとな。とにかく行くぞ」
「あ、ちょっと待ってよ!」
「お前なぁ、こんな時に何を、こら、一人で行くな」
「いやあ、つい体が勝手に動いちゃって」
「たく、勝手に……そうだな、美術室でもいいか。行くぞ」
「え、いいの?」
「ああ、俺はこれから一人で探索してくる。お前はそこで隠れてろ」
「え、でもあさっち一人だと危ないよ。もし殺し合いに乗った人に会ったらどうするの?」
「だから俺一人で行くのさ。こういうのは戦うにしても逃げるにしても俺一人の方が動きやすいし、
それに探し物があるからな」
「探し物って何なの?」
「まあ、ちょっとな。とにかく行くぞ」
「あ、ちょっと待ってよ!」
階段を上り薄暗い廊下を歩くこと少し。用心しつつ歩く浅月。
そしてその後ろを恐る恐るついていく宮子。
そしてその後ろを恐る恐るついていく宮子。
窓から差し込む月明と僅かな非常灯の明かりを頼りに美術室へ向かう。
そして目的の部屋に辿り着きドアに手を伸ばし力を込める。
カギはかかってなかった。ゆっくりとドアを開ける。
壁には有名な画家の肖像画や長細い鏡、絵のモデル用の石像やキャンバスの山、筆に絵の具にクレパス、デッサン用の鉛筆や木炭
缶スプレー塗料に彫刻刀や粘土など。特に学校の美術室に普通にあるのもばかりで不審な物はなかった。
宮子は興味深そうに室内を見渡す。浅月も見渡したがやはり変わった物とかは特になかった。
そして目的の部屋に辿り着きドアに手を伸ばし力を込める。
カギはかかってなかった。ゆっくりとドアを開ける。
壁には有名な画家の肖像画や長細い鏡、絵のモデル用の石像やキャンバスの山、筆に絵の具にクレパス、デッサン用の鉛筆や木炭
缶スプレー塗料に彫刻刀や粘土など。特に学校の美術室に普通にあるのもばかりで不審な物はなかった。
宮子は興味深そうに室内を見渡す。浅月も見渡したがやはり変わった物とかは特になかった。
「よし、それじゃあ、俺は学校内を調べてくるからお前はここに隠れてろよ」
「ねえ、あさっち、本当に一人で行くの?」
「ああ、その方が動きやすいからな。それとお前のデイパックと俺のデイパックを交換してくれ」
「え、何で交換するの?」
「俺のデイパックが支給品のせいで空きが少ないからな。必要になりそうな物も確保してくるから空きが
大きいそっちと変えてくれ」
「なるほど。じゃあ、いいよ」
「ねえ、あさっち、本当に一人で行くの?」
「ああ、その方が動きやすいからな。それとお前のデイパックと俺のデイパックを交換してくれ」
「え、何で交換するの?」
「俺のデイパックが支給品のせいで空きが少ないからな。必要になりそうな物も確保してくるから空きが
大きいそっちと変えてくれ」
「なるほど。じゃあ、いいよ」
実は空きにかかわらずデイパックより大きな物体を大量に収納することは可能だったが二人とも支給された品が
普通にデイパックに収納出来るサイズの物ばかりだったので二人はデイパックの異常性に気がつかなかった。
こうしてデイパックを交換する二人。無論、浅月のデイパックに入れた拳銃は宮子のデイパックに入れ直す。
それなら中の荷物を交換すればいいだけの話だがそれはしたくなかった。
普通にデイパックに収納出来るサイズの物ばかりだったので二人はデイパックの異常性に気がつかなかった。
こうしてデイパックを交換する二人。無論、浅月のデイパックに入れた拳銃は宮子のデイパックに入れ直す。
それなら中の荷物を交換すればいいだけの話だがそれはしたくなかった。
(こいつならこんなフィギュアやこんなひらひらな服を俺が持ってるのをからかうだろうからな)
「いいか、俺が帰って来るまでここで待ってるんだぞ。下手にうろついて逸れたりしたらシャレにならないしな」
「わかった。気をつけてね、あさっち」
「ああ、それじゃあ行ってくる」
「わかった。気をつけてね、あさっち」
「ああ、それじゃあ行ってくる」
美術室から出てドアを閉めて宮子の視界から外れるとデイパックから拳銃を取り出す。
さて、せっかく学校に来たんだ。他の参加者を探すだけでなく必要な物資を確保しておいた方がいいだろう。
まずは理科室
理緒なら理科室にある薬品で爆薬の一つや二つぐらい作れるだろう。
浅月本人は爆弾を作ったことは無いが理緒といた時に火薬作成にはどんな薬品が必要なのかある程度は知っている。
理緒と合流した時の為に確保しておいた方がいい。
無論そう上手く行くかどうかわからないが確保してて損はないだろう。
次に保健室
医療品を確保しておくのも得策だろう。
さて、せっかく学校に来たんだ。他の参加者を探すだけでなく必要な物資を確保しておいた方がいいだろう。
まずは理科室
理緒なら理科室にある薬品で爆薬の一つや二つぐらい作れるだろう。
浅月本人は爆弾を作ったことは無いが理緒といた時に火薬作成にはどんな薬品が必要なのかある程度は知っている。
理緒と合流した時の為に確保しておいた方がいい。
無論そう上手く行くかどうかわからないが確保してて損はないだろう。
次に保健室
医療品を確保しておくのも得策だろう。
(とりあえず必要な物を確保できるだけ確保しておいた方がいいな。何時必要になるかわからないし。
まず、ここから近い方から先に行くか)
まず、ここから近い方から先に行くか)
東の山の稜線から太陽が姿を現し始め、朝日の光が窓から射し始める。
ほんの少し、そちらに興味を向ける。
ほんの少し、そちらに興味を向ける。
(そういえばこんな風に朝日を見るなんて久しぶりだな)
しばし朝日を眺めいたがやがて浅月は目を閉じ、深呼吸する。
そして目を開くともう朝日には目を向けず目標の物資のある部屋を目指した。
生きて自分や亮子や他のみんなと共にこのゲームから脱出する為に。
しばし朝日を眺めいたがやがて浅月は目を閉じ、深呼吸する。
そして目を開くともう朝日には目を向けず目標の物資のある部屋を目指した。
生きて自分や亮子や他のみんなと共にこのゲームから脱出する為に。
◆ ◆ ◆
あさっちが行っちゃった…
やっぱり一緒に行った方がよかったかな?
でも足手まといになるのは嫌だし…
…あさっち、さっきはあんなこと言ってたけど亮子さんのことが心配なんだよね…
だって心配そうな顔してたし、それにやっぱりゆのっち達もここにいるのかなぁ…
…暗いことばっかり考えてちゃ駄目だ…
そうだ、ヒロさんと沙英さんとゆのっち、それにあさっちや亮子さんとも一緒に落書きすることを考えよう。
道具とかいっぱいあるし。
うん、少しぐらい貰ったっていいよね。
やっぱり一緒に行った方がよかったかな?
でも足手まといになるのは嫌だし…
…あさっち、さっきはあんなこと言ってたけど亮子さんのことが心配なんだよね…
だって心配そうな顔してたし、それにやっぱりゆのっち達もここにいるのかなぁ…
…暗いことばっかり考えてちゃ駄目だ…
そうだ、ヒロさんと沙英さんとゆのっち、それにあさっちや亮子さんとも一緒に落書きすることを考えよう。
道具とかいっぱいあるし。
うん、少しぐらい貰ったっていいよね。
よし、これだけあれば色々出来るな。
それにしてもこれってけっこう物が入るんだ。
あれ?何だろうこれ?
なにか布みたいな……うわ、なんだこの服は。
あはは、あさっちたらこんな服、持ってたんだ。
…どうしよう、この服かわいいな…
…着てみたいな…
それにしてもこれってけっこう物が入るんだ。
あれ?何だろうこれ?
なにか布みたいな……うわ、なんだこの服は。
あはは、あさっちたらこんな服、持ってたんだ。
…どうしよう、この服かわいいな…
…着てみたいな…
いいよね、着ちゃっても。
あさっちも居ないし着替えるなら今のうち……
あさっちも居ないし着替えるなら今のうち……
【G-2/中・高等学校、高校校舎廊下/1日目 早朝】
【浅月香介@スパイラル〜推理の絆〜】
【状態】健康、
【装備】 レガートの拳銃@トライガン・マキシマム
【所持品】支給品一式、不明支給品1(武器ではありません)
【思考】
基本:亮子を守る。歩と亮子以外に知り合いがいるなら合流したい。
1:必要な物資を確保しつつ他の参加者を探す
2:ひとまず殺し合いには乗らないが、殺人に容赦はない
3:亮子が死んだら―――
4:殺し合いには清隆が関与している……?
※参戦時期はカノン死亡後
※宮子から「ひだまりスケッチ」関係の情報を得ました。
参加者ではゆの、沙英、ヒロについて詳しく聞いています。
※中・高等学校、高校校舎の大体の見取り図を把握しました
【浅月香介@スパイラル〜推理の絆〜】
【状態】健康、
【装備】 レガートの拳銃@トライガン・マキシマム
【所持品】支給品一式、不明支給品1(武器ではありません)
【思考】
基本:亮子を守る。歩と亮子以外に知り合いがいるなら合流したい。
1:必要な物資を確保しつつ他の参加者を探す
2:ひとまず殺し合いには乗らないが、殺人に容赦はない
3:亮子が死んだら―――
4:殺し合いには清隆が関与している……?
※参戦時期はカノン死亡後
※宮子から「ひだまりスケッチ」関係の情報を得ました。
参加者ではゆの、沙英、ヒロについて詳しく聞いています。
※中・高等学校、高校校舎の大体の見取り図を把握しました
【G-2/中・高等学校、高校校舎美術室/1日目 早朝】
【宮子@ひだまりスケッチ】
【状態】健康、精神的疲労(小)
【装備】なし
【所持品】支給品一式、ハヤテの女装服@ハヤテのごとく!、メイドリーナのフィギュア@魔王
JUVENILE REMIX、 筆と絵の具一式多数、クレパス一式多数、スケッチブック多数
デッサン用の鉛筆や木炭多数、缶スプレー塗料数種類多数、彫刻刀一式多数、粘土多数
キャンバス多数
【思考】
基本: 殺し合いには乗らない
1:この服(ハヤテの女装服@ハヤテのごとく!)を着てみる
2:ゆのっち達いるかなぁ…
3:みんなで落書きしたいなぁ…
※殺し合いについて理解しました。
※浅月から亮子について詳しく聞いています。
鳴滝歩や他の知り合いまで知ってるかどうかは次の書き手に任せます。
※デイパックの性質に気づいたかどうかは次の書き手に任せます。
【宮子@ひだまりスケッチ】
【状態】健康、精神的疲労(小)
【装備】なし
【所持品】支給品一式、ハヤテの女装服@ハヤテのごとく!、メイドリーナのフィギュア@魔王
JUVENILE REMIX、 筆と絵の具一式多数、クレパス一式多数、スケッチブック多数
デッサン用の鉛筆や木炭多数、缶スプレー塗料数種類多数、彫刻刀一式多数、粘土多数
キャンバス多数
【思考】
基本: 殺し合いには乗らない
1:この服(ハヤテの女装服@ハヤテのごとく!)を着てみる
2:ゆのっち達いるかなぁ…
3:みんなで落書きしたいなぁ…
※殺し合いについて理解しました。
※浅月から亮子について詳しく聞いています。
鳴滝歩や他の知り合いまで知ってるかどうかは次の書き手に任せます。
※デイパックの性質に気づいたかどうかは次の書き手に任せます。
時系列順で読む
Back:てこいれぷりんせす! Next:銀の意志Ⅰ
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| 072:そして俺達にできること | 浅月香介 | 095:浅月香介は二度死ぬ |
| 072:そして俺達にできること | 宮子 | 095:浅月香介は二度死ぬ |