てこいれぷりんせす! ◆JvezCBil8U
朝焼けももうじき終わり、立ち込める霧も霞んでゆく。
夜は明けた。
――周りには、誰一人とていない。
自分と彼の二人だけ。
ここには、自分たちだけしかいないのだ。
夜は明けた。
――周りには、誰一人とていない。
自分と彼の二人だけ。
ここには、自分たちだけしかいないのだ。
ふう……、と、一息つく。
背負ってきた愛しい愛しいひとをしずかにゆっくりとその場に下ろし、
眠れる王子を起こさぬよう慈しみをもって自分の膝の上に頭を落ち着かせる。
背負ってきた愛しい愛しいひとをしずかにゆっくりとその場に下ろし、
眠れる王子を起こさぬよう慈しみをもって自分の膝の上に頭を落ち着かせる。
「……ユッキーに膝枕してる。
ユッキーに膝枕っ♪ ユッキーに膝枕っ♪
えへへ……」
ユッキーに膝枕っ♪ ユッキーに膝枕っ♪
えへへ……」
口元から漏れる笑いを隠す事などなく、安心しきった彼の寝顔を見てニヤニヤする。
こんなに自分を頼りにしてくれて、本当にうれしい。
ぽう、と頬を染めて呟く。
こんなに自分を頼りにしてくれて、本当にうれしい。
ぽう、と頬を染めて呟く。
「ユッキー……、大好きだよ」
そして、ごめんね、といたずらっぽく呟く。
ほんとうはただ寝るなら保健室のベッドにでも寝かせてあげるべきなんだけど、
ちょっとだけ役得を楽しみたい。
それに、自分が近くにいた方が安全なんだからこのくらいいいよね、と自己弁護。
ほんとうはただ寝るなら保健室のベッドにでも寝かせてあげるべきなんだけど、
ちょっとだけ役得を楽しみたい。
それに、自分が近くにいた方が安全なんだからこのくらいいいよね、と自己弁護。
くんくんと鼻を利かせる。
大丈夫、誰も近づいてきていない。
もしかしたらさっきまでこの校舎にも人間がいた可能性はあるが、とりあえず今は誰もいないのは確かだ。
大丈夫、誰も近づいてきていない。
もしかしたらさっきまでこの校舎にも人間がいた可能性はあるが、とりあえず今は誰もいないのは確かだ。
……眠った雪輝を背中におんぶしながら歩いてみると、合流したすぐ近くに都合のいい建物が2つ。
中学校と高校、それぞれの校舎だ。
最初は他人の臭いを嗅ぎ分けたから、この学校に落ち着くのはやめようと思った。
特に高校校舎からはよく臭う。
それが残り香なのか現在進行形で誰かいるのかは分からなかったが、そんな所に入り込むのは御免だった。
だけど背中の“恋人”を休ませてあげたかったから、とりあえずは妥協。
それに、放送まであと十数分。
下手に動き回るよりは落ち着いて聞いておきたいところだ。
特に、あのミズシロとかいう胡散臭い人間がどこまで信頼に値するか、名簿を見て確認しておきたい。
なあに、いざという事があれば自分が排除すればいい。
中学校と高校、それぞれの校舎だ。
最初は他人の臭いを嗅ぎ分けたから、この学校に落ち着くのはやめようと思った。
特に高校校舎からはよく臭う。
それが残り香なのか現在進行形で誰かいるのかは分からなかったが、そんな所に入り込むのは御免だった。
だけど背中の“恋人”を休ませてあげたかったから、とりあえずは妥協。
それに、放送まであと十数分。
下手に動き回るよりは落ち着いて聞いておきたいところだ。
特に、あのミズシロとかいう胡散臭い人間がどこまで信頼に値するか、名簿を見て確認しておきたい。
なあに、いざという事があれば自分が排除すればいい。
――携帯電話を開く。
やはり、放送について特筆すべき未来は記されていない。
雪輝がぐっすり眠り込んでいるからだろう、ひたすらに雪輝の寝顔の観察日記と化している。
雪輝日記の特性上自分自身が厄介ごとに巻き込めれる可能性こそあれ、雪輝が自然な目覚めを得るまで眠り続けるのは確定事項だ。
今ここで雪輝を起こせば雪輝の放送に対する反応も分かるのだろうが、そんな酷いことはしない。
放送内容や名簿とかいう他人の生死に関わる情報なんかより、雪輝の一分一秒の惰眠の方がずっとずっと価値がある。
ううん、比べる事すらおこがましいというものだ。
やはり、放送について特筆すべき未来は記されていない。
雪輝がぐっすり眠り込んでいるからだろう、ひたすらに雪輝の寝顔の観察日記と化している。
雪輝日記の特性上自分自身が厄介ごとに巻き込めれる可能性こそあれ、雪輝が自然な目覚めを得るまで眠り続けるのは確定事項だ。
今ここで雪輝を起こせば雪輝の放送に対する反応も分かるのだろうが、そんな酷いことはしない。
放送内容や名簿とかいう他人の生死に関わる情報なんかより、雪輝の一分一秒の惰眠の方がずっとずっと価値がある。
ううん、比べる事すらおこがましいというものだ。
それに今ここにあるのは雪輝日記。
これが無差別日記なら誰が参加していて誰が死んでいるのか全部把握できるのだろうけど、自分の未来日記にはそんな機能はない。
……やはり、無差別日記を出来る限り早めに取り戻しておきたい。
これが無差別日記なら誰が参加していて誰が死んでいるのか全部把握できるのだろうけど、自分の未来日記にはそんな機能はない。
……やはり、無差別日記を出来る限り早めに取り戻しておきたい。
とはいえ、雪輝との合流時にミズシロたちの事を話したら、必ず自分に電話を代わって欲しいと言われてしまった。
だとするなら、選択肢は雪輝が起きたその後に連絡を入れる事しかない。
雪輝の意志を踏み躙る事なんて、考え付きもしない。
だって雪輝は自分の事を探し回って疲れたからこそ、これまでの経緯を話し合っている最中にうつらうつらとし始めてしまったのだから。
だとするなら、選択肢は雪輝が起きたその後に連絡を入れる事しかない。
雪輝の意志を踏み躙る事なんて、考え付きもしない。
だって雪輝は自分の事を探し回って疲れたからこそ、これまでの経緯を話し合っている最中にうつらうつらとし始めてしまったのだから。
とりあえず、雪輝日記の記述を見る限りはしばらくの雪輝の生存は保障されている。
ミズシロたちは少なくとも無差別日記を破壊するなんてヘマはやらかさないようだ。
ミズシロたちは少なくとも無差別日記を破壊するなんてヘマはやらかさないようだ。
放送後しばらくまでは、雪輝は眠っている。
今はただ、彼といるこの時を堪能しよう。
今はただ、彼といるこの時を堪能しよう。
「ん……、むっ、ちゅ、んん……。ふぁ、んちゅ、んぁ。
ユッキー、ゆっきぃ……」
ユッキー、ゆっきぃ……」
我妻由乃は僅かに体を折り曲げ、そうっと雪輝の唇に自分の唇を重ねるのだった――――。
【H-3/中・高等学校中学校舎1F教室/1日目/早朝(放送直前)】
【天野雪輝@未来日記】
[状態]:健康、睡眠中
[装備]:違法改造エアガン@スパイラル~推理の絆~、鉛弾19発、ハリセン
[道具]:支給品一式x2、不明支給品×2
[思考]
基本:ムルムルに事の真相を聞きだす。
0:ZZZ……。
1:由乃の制御。
2:拡声器を使った高町亮子が気になる。
3:咲夜の生死が気になる
4:由乃の代わりにミズシロ達に連絡を入れたい。
[備考]
※咲夜から彼女の人間関係について情報を得ました。
※グリードから彼の人間関係や、錬金術に関する情報を得ました。
※原作7巻32話「少年少女革命」で由乃の手を掴んだ直後、7thとの対決前より参戦。
※異世界の存在を認めました。
※未来日記の内容は行動によって変えることが可能です。
唯一絶対の未来を示すものではありません。
※雪輝日記によると、放送後もしばらくの間は眠り続けるようです。
[状態]:健康、睡眠中
[装備]:違法改造エアガン@スパイラル~推理の絆~、鉛弾19発、ハリセン
[道具]:支給品一式x2、不明支給品×2
[思考]
基本:ムルムルに事の真相を聞きだす。
0:ZZZ……。
1:由乃の制御。
2:拡声器を使った高町亮子が気になる。
3:咲夜の生死が気になる
4:由乃の代わりにミズシロ達に連絡を入れたい。
[備考]
※咲夜から彼女の人間関係について情報を得ました。
※グリードから彼の人間関係や、錬金術に関する情報を得ました。
※原作7巻32話「少年少女革命」で由乃の手を掴んだ直後、7thとの対決前より参戦。
※異世界の存在を認めました。
※未来日記の内容は行動によって変えることが可能です。
唯一絶対の未来を示すものではありません。
※雪輝日記によると、放送後もしばらくの間は眠り続けるようです。
【我妻由乃@未来日記】
[状態]:健康 疲労(中)
[服装]:やまぶき高校女子制服@ひだまりスケッチ
[装備]:ダブルファング(残弾75%・75%、100%・100%)@トライガン・マキシマム、雪輝日記@未来日記
[道具]:支給品一式×2、ダブルファングのマガジン×8(全て残弾100%)、不明支給品×1(グリードは確認済み)
[思考]
基本方針:天野雪輝をこの殺し合いの勝者にする。
0:ユッキーの寝顔を堪能しながら体力回復に努める。
1:ユッキーが起きたら無差別日記に連絡し、現在の持ち主と接触。なんとしても取り返す。
2:ユッキーの生存だけを考える。役に立たない人間と馴れ合うつもりはない。
3:邪魔な人間は機会を見て排除。『ユッキーを守れるのは自分だけ』という意識が根底にある。
4:『まだ』積極的に他人と殺し合うつもりはないが、当然殺人に抵抗はない。
5:ミズシロと安西の伝言相手に会ったら、状況によっては伝えてやってもよい。
6:ユッキーを寝かせてあげるため、邪魔者は即排除(雪輝の睡眠を相手の命より優先、逃げるなら追わない)
[備考]
※原作6巻26話「増殖倶楽部」終了後より参戦。
※電話の相手として鳴海歩の声を「ミズシロ・ヤイバ」、安藤兄の声を「安西」として認識しています。
[状態]:健康 疲労(中)
[服装]:やまぶき高校女子制服@ひだまりスケッチ
[装備]:ダブルファング(残弾75%・75%、100%・100%)@トライガン・マキシマム、雪輝日記@未来日記
[道具]:支給品一式×2、ダブルファングのマガジン×8(全て残弾100%)、不明支給品×1(グリードは確認済み)
[思考]
基本方針:天野雪輝をこの殺し合いの勝者にする。
0:ユッキーの寝顔を堪能しながら体力回復に努める。
1:ユッキーが起きたら無差別日記に連絡し、現在の持ち主と接触。なんとしても取り返す。
2:ユッキーの生存だけを考える。役に立たない人間と馴れ合うつもりはない。
3:邪魔な人間は機会を見て排除。『ユッキーを守れるのは自分だけ』という意識が根底にある。
4:『まだ』積極的に他人と殺し合うつもりはないが、当然殺人に抵抗はない。
5:ミズシロと安西の伝言相手に会ったら、状況によっては伝えてやってもよい。
6:ユッキーを寝かせてあげるため、邪魔者は即排除(雪輝の睡眠を相手の命より優先、逃げるなら追わない)
[備考]
※原作6巻26話「増殖倶楽部」終了後より参戦。
※電話の相手として鳴海歩の声を「ミズシロ・ヤイバ」、安藤兄の声を「安西」として認識しています。
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| 058:それは信頼か…それとも信用か… | 天野雪輝 | 095:浅月香介は二度死ぬ |
| 058:それは信頼か…それとも信用か… | 我妻由乃 | 095:浅月香介は二度死ぬ |